自転車大好き!
エンゾ早川氏への手紙
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hibikibicycle
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2006.6
エンゾ兄に於かれましては先刻ご承知のことかもしれませんが、私なりの発見がありましたので、不躾ながらご報告致します。題して、
「胸を張って」生きない、「肩を落として」生きる。
私にとっての「背中のコブ」
兄貴推奨の「背中のコブ」をつくろうとすると私の場合どうなるか?
一生懸命背骨を曲げようとします。腹筋は重責に応えるべく力を漲らせ、確かに骨盤は立ち、身体は前方へ曲がります。しかし肺が圧迫されて苦しくなり、とてもじゃないけどプロがよく言う「リラックスが大事だよ」なんて及びもつかない状態だし、見た感じも「コブ」というよりは「猫背」です。背中を曲げるというよりは、腕で突っ張ってると言った方がいい。うーん困った。
肩甲骨は動く
そんなある日、現在大売り出し中の「究極の身体」という本を読んで、肩甲骨と肋骨は独立しているということを知りました。胴体はひと固まりではなかったのです。それどころか、背骨同士もお互いに独立しているというではないですか。そこで思うところあって研究し、現在得ている知見が以下であります。
背骨は曲がっている
背骨は「背中の骨」と書きますが、本来、魚のように身体の真ん中の骨であります。しかしながら脊椎動物が四足歩行して以来、脊椎は背中側に張り出し、ちょうど肋骨と対になって卵型の胴体を形作っています。人間の胸部も当然そのようになっております。以下の図をご参照下さい(人のサイトですが)。
全体図
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
背骨図
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/osteologia05.html
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/
背骨図
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/osteologia/osteologia05.html
さて、この背骨図における背骨のカーブ、上述の本で同様の図を見たとき私は驚きました。背骨は真っ直ぐじゃなくて、初めから曲がっているではないか、そこに内蔵がぶら下がっていたのか。あたりまえだけど意識してなかったぞ。しかもこの曲線は、エンゾ早川という人がいつも大事だと言っている「背中のコブ」に近いではないか。
ではなぜ私の「コブ」状の曲線は見えないのか。
誤った「いい姿勢」
それは肩甲骨が背中にあって、平らに覆っているからでした。
これは私見でありますが、上記全体図のように「背中のコブ」あたりの曲線が見えない骨格配置は誤った「正しい身体」のイメージに基づく図でありまして、彼は「きちんと胸を張って、顎を引いて」立っているのであります。これは一種の「気をつけ」であります。でも彼は気をつけしているつもりはありません。普通に「いい姿勢」をとっているだけです。
彼の背中はたぶん堅くて、肩こりも少しあるかもしれません。あるいは二の腕や指先が冷えがちだったり、「いくらトレーニングしても大胸筋がつかないんだよね、特に胸の真ん中の辺りが」なんて言ってるかもしれません。
何故かというと、この姿勢をとるためには、肩甲骨を常時、首から引っ張っておかないといけないからであり(でないと落ちる)、また胸を張るためにも、後背筋など後ろ側の筋肉は縮まったままカチンコチンになって血流を圧迫し、大胸筋は引き伸されて出番を失っています。
ほんの数週間前までの私がこれでした。カチンコチンの背中を一生懸命「曲げ」ていたのです。
肩甲骨を前へ
ゾンビのコブ
そんなに脱力しようったって、どうしたらいいんだろう。大丈夫です。皆さんがよく知ってる人たちで、まったく力まない人たちがいます。ゾンビさん達です。ね、できるでしょ。マイケルジャクソンの「スリラー」。ってもう古いか。
ジムのインストラクターさん達が前に立つと、肘の内側が身体側を向いていて、手の甲をこちらに向けている人が多いと思います。気をつけはしていません。でも猫背じゃない。肩だけなんです。違うのは。
もっと曲がるんじゃないのか
曲げるのではなくズラすのであれば、肺は圧迫されない。イメージとしてはアコーディオンのように曲げるのではなくて、ダルマ落しをずらしていって倒れる寸前に腕で支える、と。
結局
サドルに座り、背中を曲げるのではなく、背骨を下から順番に一個ずつ、真っ直ぐ前にずらして行って、腕は垂らしたまま弧を描いてハンドルに添える。これでゾンビのコブは完成です。最終的にはシンプルな方法になりました。
シュアーなハンドリング、頭も安定、横隔膜も喜ぶ
副作用:汗、汗、汗。
デスクワークでも午前中に500ml一本飲んじゃいます。痩せるかも。
主な参考図書
- 究極の身体
- 古武術 for SPORTS
他にもお伝えしたいことがあるのですが、長くなりましたので、ご興味あれば次回にということに致します。今回は仮に表題だけ示します。
- シャケの滝登り
- オシッコを搾り出せ
- マタを抜いて上げよう、さよなら四頭筋(の充実感)
- シェーっとターン
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