3-A

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&nicovideo(sm15867763)
作詞：[[裏花火]]（物語原案：[[kiichi]]）
作曲：[[なぎみそ]]
編曲：[[なぎみそ]]
唄：鏡音レン

**曲紹介
>&b(){レンはこの世界において招かれざる住人だった。&br()人と人との空虚な空間。統治という名の掌握。&br()彼は独りぼっちだった。あるいは、みんなが独りぼっちだった。}
-絵師として有名な なぎみそ氏初のボカロオリジナル曲。
-ダークヒーローものを狙いました。（作者コメ転載）
-イラスト・動画を なぎみそ氏、背景を マクー氏が手掛ける。

**歌詞
（[[ブログ>>http://nagimiso.blog.shinobi.jp/Entry/397]]より転載）

&italic(){悪しき子供達　招かれざる住人}
&italic(){“仲間”と名乗る連中は支配者たちの正体を耳打ちする}
&italic(){統治という名の掌握　暴虐は人々の魂を食らい続ける}
&italic(){善良だった人々の心は虫けらのように死んでいき}
&italic(){悪意の球根は根を張り巡らせ　巨大な木陰が世界を呪う}

&italic(){次々と笑顔を失っていくクラスメイト}
&italic(){深く、漠然とした、途方も無い孤独}
&italic(){人と人との空虚な空間は言葉は届かず、思いも伝わらない}

&italic(){彼は独りぼっちで、みんなが独りぼっちだった}

「もう終わりだ」とこの首筋撫でる声　道化じみた虚言癖
見知らぬ支配の繰り返しが永久に続いてく
薄青のリノリウム　侵食されてく環に届かぬ指を伸ばし空を掴む

空気淀みすべてが濁って僕の視界はゼロに染まってく
白く深層を縛る連鎖　それは存在のケクレのまやかし

ああ 追いかけてくる構造螺旋からつかまれ潰されて配列繰り返す
異変見つめる目を不変が見つめた　さあ降り注げよ　砕けろ粉々に

「もう諦めるの」その震える細い肩　揺らぐ髪　赤い傷
逆巻き　吐き出せ　溢れ出して
はるか崩れてく架け橋　ウロボロス　払拭されゆく刃に
焼かれる喉が叫び肺が咽ぶ

空気透けてすべてが光って僕の視界はゼロに変わってく
逸る心臓を貫く音　それは法則のグレシャム逆流

&italic(){巨大な大木が大事な人の心を陰らせる}
&italic(){深く傷つき、孤独の淵に追いやっている}
&italic(){「焼き払ってしまおう」}
&italic(){悪しき子供たちの誰かがそう思い　同じく、彼らの誰しもがそう思った}

焦燥　群像　葛藤　本能　疾走　闘争　抗争　心臓
埋葬　空想　紛争　肖像　裂傷　結晶　瞑想　衝動

ああ　待ち受けている淀んだ破線から　誘い揺らめいて配列とめどなく
さあ　切り裂いてやる　壊れた架線から閃き崩れ去れ
鮮血鮮やかな不変見つめる目を可変が見つめた
さあ降り注げよ　砕けろ粉々に

&italic(){――レンは考える。}
&italic(){焼け焦げた大木をぼんやりと眺め、あの子とどんな会話をしようかと。}

**コメント
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