止水の湖

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止水の湖」を以下のとおり復元します。
#right(){&furigana(しすいのみずうみ)&furigana()【登録タグ:&tags()】}
|&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/sm3857939)|&nicovideo(http://www.nicovideo.jp/watch/sm5892602)|
作詞:[[waraP]]
作曲:[[waraP]]
編曲:[[waraP]]
唄:初音ミク

**曲紹介
-歌詞にいろいろ詰め込むと長くなっていかんのでバックストーリーとの二元進行にしてみました。(作者コメントより)

**歌詞
[[(超拡張版)>止水の湖#long]]
[[(0)>止水の湖#0]][[(1)>止水の湖#1]][[(2)>止水の湖#2]][[(3)>止水の湖#3]][[(4)>止水の湖#4]][[(5)>止水の湖#5]][[(6)>止水の湖#6]]

(&italic(){斜字体}で書いた部分は動画に表示されるバックストーリーであり、音声はない)

#openclose(show=[単体版歌詞を開く],border:0,padding:0,margin:0){
古(いにしえ)の伝承(つたえ)
奇跡の水は許さるは心の同じ者だけ

&italic(){むかし むかし ある村の外れに}
&italic(){一人の魔法使いが 住んでいました}
&italic(){魔法使いは 魔法で動く人形を使って}
&italic(){村の人たちの仕事を 手助けして暮らしていました}

&italic(){魔法使いは 長い年月をかけて 一つの魔法を作りました}
&italic(){それは人形に心を宿す 魔法の石でした}
&italic(){魔法使いは 石を一体の人形に宿しました}
&italic(){そして人形と魔法使いの交流がはじまりました}

&italic(){しかし翌年 魔法使いは悪い病に侵されてしまいました}
&italic(){病は魔法使いを 日に日に死へと追いやっていきました}

&italic(){苦しむ主を助けるため}
&italic(){人形は 村に伝わる軌跡の水を求めて}
&italic(){旅に出ました}

&italic(){万病に効くといわれる奇跡の水}
&italic(){旅の末 辿り着いたのは}
&italic(){波ひとつたたない 鏡のような湖でした}

止水の上に片足のせて 沈まぬは心のざわめきを知る
こぼれる涙は波もたてずに 止められた水面に溶けて消え去る

&italic(){主を助けたいと願う人形}
&italic(){でもその感情を水は拒みます}
&italic(){願いを叶える水は}
&italic(){願いを持つ者が手に入れることはできなかったのです}

&italic(){そして}
&italic(){人形は}
&italic(){ひとつの}
&italic(){選択を}
&italic(){した}

よみがえる思い出は 優しい日々の記憶
あなたを救うためならもう怖くはない
私に心くれた優しい魔法使い
私が消えてもどうか泣かないでください

&italic(){そして人形は}
&italic(){魔法の石を}
&italic(){コ ワ シ タ}

心をなくした人形は歩く 奇跡の水抱えて主(あるじ)のもとへ

&italic(){魔法使いは目を覚ましました}
&italic(){しかし目の前の人形に いつもの笑顔はなく}
&italic(){ただただガラスの目が 魔法使いを見つめるばかりでした}

&italic(){そして魔法使いは・・・}
}


#aname(long)
#aname(0)
***0. prologue

&italic(){伝えたのは誰か}
&italic(){奇跡を起こすと伝えられる水}
&italic(){欲する心は水面を閉ざし}
&italic(){人には決して手にできず}
&italic(){止水の心を持つものだけが}
&italic(){その水の奇跡を知る}

鏡映したる奇跡 水面 心に揺れずに
彼の水をその手にするは止水の心を持つもの



#aname(1)
&italic(){むかし むかし あるところに }
&italic(){魔法使いがいました }

***1. 昔々話
むかしむかしのはなし 湖を護る魔法使い
人形を操り 街を栄えさせた
山の上に暮らす独りぼっちの魔法使い
百年を費やし ある魔法を創った

人形に心与えたるは赤い魔法の石
小さな人形に石(意思)握らせ 私が生まれた
むかしむかしのはなし 湖を護る魔法使い
心持つ人形と仲良く暮らしてた

#aname(2)
***2. 魔女の呪い
&italic(){「お前が魔法使い殺しの魔女か」}

&italic(){「いかにも、覇王さま」}

&italic(){「早速だが…」}

&italic(){「始末したい魔法使いがいる…と」}
&italic(){「ああ、忌々しい人形使いだ…}
&italic(){あの街が欲しくてな}
&italic(){だがやつのせいで私の兵は町に}
&italic(){入る事もできん」}
世を統べる黄金の王 欲するは不死の体
求めるは奇跡の水 人形使いが護る街


&italic(){「ほう、さぞ魅力的な場所のようですね」}
&italic(){「私は世界のすべてを手に入れたいのだよ」}
&italic(){「それで私にどんなメリットが?」}

&italic(){「あの山の上には奇跡を起こす湖が}
&italic(){あるという伝説がある}
&italic(){欲しくないか?」}

&italic(){「なるほどそちらが本命ですか…}
&italic(){ですがそんなものはいりません」}

&italic(){「では何が欲しいと?」}

&italic(){「何もいりませんよ}
&italic(){これは趣味ですからね」}

付き添うは異国の魔女 操るは異界の唄
すり抜ける街の護り 人形使いを滅ぼす呪い


&italic(){「ははっ、恐ろしいやつよ」}
&italic(){「まあ見ていて下さい}
&italic(){所詮は人形使いの結界}
&italic(){私にとっては無いに等しい」}



#aname(3)
***3. 日々
朝焼けの空 雲  水面に移して
見下ろす町並みは静かに目覚める

&italic(){人形に心が生まれてから}
&italic(){長い月日が経ちました}

胸の石輝き 今日も目を覚ます}
心の在処確かめ 一日が始まる}

&italic(){魔法使いは街を護り}
&italic(){人形は主を助ける}

&italic(){そんな日々が長い間}
&italic(){続いてきました}

いつも通りの朝 変わらない日々が
幸せなこと
いつも隣にあなたがいるから

&italic(){しかし}
&italic(){その日の朝は}
&italic(){いつもと違っていました}

服を整え ご飯を用意する
隣の扉開け 主におはよう…

&italic(){魔法使いは人形の}
&italic(){呼びかけに答えませんでした}

&italic(){魔女の呪いは体を蝕み}
&italic(){魔法使いを死へと追いやります}

&italic(){初めて見る魔法使いの姿を前に}
&italic(){人形はなす術もなく}
&italic(){立ち尽くしてしまいました}



&italic(){そして人形は湖へ向かった}

古の伝 奇跡の水は許さるは心の同じ者だけ
#aname(4)
***4. 止水の湖

止水の上に片足のせて 沈まぬは心のざわめきを知る 

&italic(){主を助けたいと願う人形 }
&italic(){願う心を水は拒み}
&italic(){ただ水面に立ち尽くす}

こぼれる涙は波もたてずに 止められた水面に溶けて消え去る 

&italic(){願えば叶わず}
&italic(){願わねば叶わず}

&italic(){「ソレデモ私ハ叶エタイ」}


よみがえる思い出は 優しい日々の記憶 
あなたを救うためならもう怖くはない 
私に心くれた優しい魔法使い 
私が消えてもどうか泣かないでください 

&italic(){そして人形は石を }
&italic(){コ ワ シ タ}

心をなくした人形は歩く
奇跡の水抱えて主のもとへ 

&italic(){目を覚ました魔法使い}
&italic(){しかし目の前の人形に}
&italic(){いつもの笑顔はなく }
&italic(){ただガラスの目が}
&italic(){魔法使いを見つめるばかりでした }

&italic(){そして魔法使いは・・・ }



#aname(5)
&italic(){燃え盛る町並}
&italic(){迫り来る軍勢}
&italic(){失った人形}

&italic(){魔法使いの狂気が}
&italic(){世界を襲った}
***5. 狂気
聳え立つ赤黒き巨大な人型
憎しみを象った破壊の人形

&italic(){魔法使いは考えた}
&italic(){人の心を組み上げるために}
&italic(){百年の時を費やした}

&italic(){だが人を使えば}

&italic(){材料が人の心であれば}

&italic(){無数の心を集め纏めれば}
&italic(){心という法則を創りだせるはず}

その腕に浮き上がるは鈍く光る魔法
薙ぎ払い目指したるは黄金の覇王
腕に触れたもの 魔法に心喰われて
戦場の跡には 虚空見る者だけ
過去の日々に囚われた人形使い
巨人を駆り心を奪い続ける
百年の魔法はもう戻らない
狂気の先行き着く悲しき最後へ

&italic(){大丈夫}

&italic(){きっと時間はかからない}



&italic(){そして月日は流れた}



&italic(){険しい山道を進む影がひとつ}

&italic(){異国の風体をした}
&italic(){彼女の歩みに力はなく}

&italic(){今にも崩れ落ちそうな体で}
&italic(){必死に何かを目指していた}

&italic(){やがて山頂にたどり着いた}
&italic(){彼女が見たものは}

&italic(){波ひとつ立たない湖と}
&italic(){水面に立つ小さな人形の姿だった}


&italic(){アラ、オ客サンね}
&italic(){何年ぶりカシラ}

&italic(){アナタも水が目当テ?}

&italic(){デモ残念}
&italic(){アナタには無理そうダワ}

&italic(){ソレヨリモ}
&italic(){私ノ話ヲ聞イテ行カナイ?}

&italic(){チョット昔ノお話}



#aname(6)
&italic(){むかしあるところに }
&italic(){魔法使いと人形がいました }
***6. 昔話
むかしむかしのはなし 呪いに倒れた魔法使い 
人形は救った 心と引き換えに
魔法の怒り 国を滅ぼし心を集め
かつての魔法を作り出そうとした
人形に心与えたるは黒い魔法の石
小さな人形に石(遺志)握らせ 私が生まれた

デモ私はカツテの人形と
一緒デはアリマセンデシタ。

力も使い果たし 悲しみに暮れる魔法使い
水は波も立てず 彼は沈んでいった


&italic(){必死に水面を叩く女}
&italic(){やがて力尽きた彼女は}
&italic(){波も立てずに湖に沈んでいった}


&italic(){「ダカラ無理ダッテ言ッタデショ?」}

&italic(){ココの水はネ}

&italic(){奇跡ハ起コシテモ}

&italic(){願イは叶ワナイのヨ}


**コメント
- 歌詞とバックストーリー、両方あってのこの曲だと思うので、こういう書き方にしました。読みづらかったらごめんなさい。  -- ページ作成者  (2009-03-03 23:24:05)
- 読みづらいなんてとんでもない!! これがBESTだと思います! ホントに感謝です  -- 名無しさん  (2009-03-22 22:41:12)
- (超拡張版)もつくってください!^^  -- 名無しさん  (2009-04-03 10:03:35)
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