18号のBlue-Gene

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18号のBlue-Gene - (2014/04/01 (火) 22:22:31) の編集履歴(バックアップ)



作詞:5
作曲:MOSAIC.TUNE
唄:鏡音レン

曲紹介

泡沫なる歌。

歌詞

「倫理だなんてくだらない」科学者(カレ)は考えた
「好奇心だけを殖(フ)やして、己(ジブン)で充たすのさ」
それが唯一無二の理由。
18号は目覚めた 永(ナガ)い休止モード(ネムリ)から
「実験を始めよう、成功を祈って」
擬似声帯を灼(ヤ)かれた寡黙な機械(ロボット)
〈不明な現在地。ココはドコ?〉
「僕の理想郷(ユートピア)を築く為」

やがて プラグで繋ぎ 継がれていく彼女(ヒト)の魂
偶像(イドラ)、業(カルマ)、概念(イデア)
刹那(セツナ) 遙か彼方の記憶
浮かんでは消えていく 幾千もの光と影が
イツか、ダレか、ドコか
「懐かしさ」に似ていたんだ

偽りの心を運んで流れ込む 電子の遺伝子(ブルージーン)を
虚像(ウソ)だって祓(ハラ)いたいのに 深く深く沁みる
止めどなく溢れ出す声を 聴きたくない、塞ぎたい
何度願って それでもまた
flashback & flashback
弾け飛ぶ心を運んで融けていく 電子の遺伝子(ブルージーン)
とっくに散った欠片たちが 容赦なく刺さる
迸(ホトバシ)る衝動の波に攫(サラ)われる、溺れていく
もう嫌だって きつく閉じて
black out & black out


18号は目覚めた 永(ナガ)い夢を視た
〈彼女の記憶だった。何故、胸が痛むんだ〉
光子(フォトン)を呑んで 揺蕩う海は青かった
凍てついた扉の感触が まだ この手のひらに残っている

思い出に魘(ウナ)された機体(カラダ)を気遣う女(ヒト)が居た
機能不全 思考停止 時が止まったような
不意に あの海原で消えていった過去(カノジョ)がささめいて
見つめていたいと希(ネガ)う心 これが恋と知った

偽りの心を運んで流れ込む 電子の遺伝子(ブルージーン)
感情回路は蘇生して 歪(イビツ)な〈僕〉に成る
偶然か 誰が賽(サイ)を振って決めたのか 必然か
なんて身勝手 それでもまた
flashback & flashback
弾け飛ぶ心を運んで融けていく 電子の遺伝子(ブルージーン)
灼(ヤ)けて灰となった声を取り戻せたなら
どれだけの言(コト)の葉を君に捧げよう
有り得ない愛をねだって 音は空ろ
泡沫(ウタカタ)なる歌


煙 警告音 ひたすら嫌な予感
地下室を脱け出して 君を探した
炎立ち上がる実験室の奥で
半分を潰された君が 笑った

「あなたはようやく産まれたのでしょう、ようやくその価値を知ったのでしょう。
だから生きたいと願って、迷わずに」
まだ温かいその手を、ただ強く強く握っていた手を
僕は解いて 走り出した

何もかも瓦礫の底へと埋(ウズ)もれた 電子の遺伝子(ブルージーン)
焼けて灰となった 僕が産まれた理由も
焦げ付いた君の名前すら忘れたい…忘れない
繰り返して 擦り切れるまで
flashback & flashback
不確かな心を抱えて歩き出す 電子の遺伝子(ブルージーン)
たった独り それでもまだ僕は生きている
一面に晴れ渡り空は かざむ青、君の色
そっとなぞった がらんどうの声
泡沫(ウタカタ)なる歌


コメント

  • おお! -- 名無しさん (2014-04-01 22:22:31)
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