その3
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homuhomu_tabetai
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男「僕が叶えます!」
女「はぁ?」
目が点になった。
何を言っているのか分からなかった。
男「僕が、あなたの代わりに獣医になります!
あなたの目指した、世界一の、ほむほむ達の獣医に!」
何を言い出すんだ、コイツは?
女「バカ言ってんじゃないよ。
あんた……教授からお呼びがかかってるんだろ?
国家プロジェクトのメンバーに選ばれてるんだろ!?
それが獣医!?
あんた、才能を無駄に使う気かよ!?」
そうだ。
彼の才能を、獣医で終わらせるワケにはいかない。
彼の才能は、きっと私が目指した物よりも、ずっと多くのほむほむ達の役に立つハズだ。
それこそ、世界規模で………。
男「無駄なんかじゃありません!
ほむほむ達の観察実験なんかよりも、僕は、あなたの夢の方が素晴らしいと思っています!」
他のプロジェクト関係者が聞いたら卒倒しそうな言葉を放つ彼に、
私は思わず圧倒されかけていた。
女「国家プロジェクトと街の獣医……どっちが大事かなんて子供でも分かるだろ!?」
男「だからです!」
女「分かんない奴だな!」
ほむほむ「ホ、ホミャァァ……」オロオロ
まどまど「マ、マドォォ……」オロオロ
ケンカ腰の私達に、ほむほむ達も怯えている。
だが――
男「愛した女性の夢も叶えられないなんて、僕には耐えられません!」
女「は、はあぁぁ!?」
彼の一言に、私は完全に圧倒されていた。
生まれてから20年以上経つが、誰かから告白されたのなど、後にも先にもこの一回だけだった。
しかも、ソレをこんな状況で、だ。
女「ば、バカにしてんのか!?」
男「バカになんてしてません! 僕はいつでも本気です」
やはり、天才の考える事は分からん。
何でこんな状況で告白など出来るのか?
あ、いや、こんな状況だからか?
女「し、知るか!」
私は顔を真っ赤にして、その場から立ち去った。
その後、結局、私は大学を去り、故郷の見滝原に戻った。
だが、その一週間後、私の後を追うようにしてアイツがやって来た。
“G国に帰れ”、“大学に戻れ”と説得し続けた私を無視して獣医学校に通い、
獣医の資格を取った彼は、数年後には見滝原で獣医として開業する事になった。
そして……私は――――
獣医「次のほむほむちゃん、どうぞおおっ!!!」
助手「だから病院内で叫ぶな!」
――――こうして今日も、彼の隣で声を張り上げている。
彼の叶えてくれた夢に、寄り添いながら………
ほむほむ「ホムッ、ホムホムムゥ」コレデ、オシマイデス
まどまど「マドド、マドンマドマドォ」ハショリギミ、チョウテンカイデ、ゴメンナサイ
ほむほむs「ホム、ホッムムーン」ジャア、バイバーイ
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