ほむら「ほむほむ…って何かしら」 その2

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homuhomu_tabetai

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ほむら「この時間軸はイカれてるわ…」

「喋るほむほむとは珍しいな」

ほむら「!」

QB「安心して。僕は君たちを取って食うわけじゃない。あんな野蛮な行為はしないさ」

ほむら「インキュベーター…」

QB「なんだ、僕のことを知ってる素振りだな。他のほむほむと違って高度な知性も備えてるようだ」

ほむら「私の事はどうでもいいのよ。消えなさ…」

QB「ふん、観察対象として面白い。君を連れて行かせてもらうよ」ノセッ

ほむら「うわっ、やめなさいインキュベーター!降ろして!」



QB「ふぅん、君は別の世界から来たと」

QB「で、その世界で君は人間で、ほむほむは存在しないと」

QB「そして僕は宇宙の寿命を伸ばす為に、躍起になってると」

QB「にわかには信じがたい話だな」

QB「そうだ、いい話がある」

QB「僕は宇宙中の生物のバランスを管理するためにこの星に派遣されてきた」

QB「君を元の大きさに戻して、それからその、契約とやらをして時間を戻せばいいんじゃないかな」

ほむら「そう、なら頼むわ」

QB「でもそう簡単にホイホイ戻すわけにはいかない。もし君が単に賢いほむほむだったら」

QB「人間の生活圏に別種の生き物を混在させる事になる。それは問題だよね」



ほむら「ならどうすればいいの?」

QB「証拠として、ほむほむには絶対にできない行為をしてくれればいい。それだけで十分さ」

ほむら「わかったわ」

ドスン…ドスン…

QB「どうやらこの部屋の主が帰ってきたみたいだ。君は隠れてたほうがいいよ」

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マミ「ただいま!QB」

QB「おかえり、マミ。嬉しいことがあったみたいだね」

マミ「うん、帰りにほむほむの群れを草むらで見つけてね」

マミ「夢中になって捕まえてきちゃった。20匹もゲットしたわ」

QB「そうかい、それは良かったね」

マミ「今日はほむほむ料理よ!」

QB「へぇ、でも僕は勘弁しとくよ。肉料理は苦手なもんでね」

マミ「そんなの知ってるわよ、ずっと暮らしてきたんだから。私だけ食べるの」

QB「そうかい」



マミ「あー、ちょっとお腹減ってきちゃった。ほむほむ一匹つまみ食いしちゃおっと」ガサガサ

ほむほむ「ほむーっ!」

マミ「生きがいいわね。ほむほむはこうやって机の上に置いて・・・」

マミ「こっちのほむほむを握りつぶす!」グイッ

ほむほむ「ほむ?」

ほむほむ「ホギャアアアアアアア」ブチャッ

ほむほむ2「ほ…」ガクガクブルブル

マミ「ほーら、いつでも反抗できるわよ~」ユビオキ

ほむほむ「ほむ!ほむほむほむ」ボコボコ

マミ「無駄な事なのに…」

ほむほむ2「ほむ!ほむ!」エイエイ

ほむほむ2「ほむ、ほむ、ほむぅ」ポコポコ

マミ「時間切れ~」ニュ

ほむほむ「ほ・・・」



マミ 「…」ガブリ

ほむほむ2「」ピクピクボトッ

マミ「んー、この食べ方が一番いいわ。絶望させてから食べるほむほむ最高!」

QB「満足かい?」

マミ「大満足よ!それじゃご飯作るわね」

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ほむら「…」

QB「言葉を失っている様子だな。僕もこんな捕食行為を行う生物は人間が初めてだ」

QB「中には捕食せずに、残酷に殺すだけ殺す個体も居るようだね」

ほむら「…ここを出て行くわ」

QB「外は非常に危険だよ。まあここも彼女が居るうちは危険だけどね」

ほむら「隠れて行けば大丈夫よ」

QB「ま、君が死んでてくれた方が手間が省けて便利だ。止めるつもりはない」



ほむら「あの、行く前に聞きたいんだけど、”鹿目まどか”っていう子はこの近くにいるかしら」

QB「残念ながらこっちでは確認できないね。一応地球中の生物を把握してるつもりなんだけれど」

ほむら「どういうことなの…?」

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ほむら「…」トコトコ

ドスン!ドスン!

ほむら「…」シャッ

さやか「あ、ほむほむだー!」

ほむら「!?」

ほむほむ「ほむー!」バタバタ

さやか「へへ、いったっだきまーす」バクッグチャグチャベチョ

ほむら「…」オエッ

さやか「他にほむほむはいないかなー?」ガサガサ



ほむら「やばい、こっちに来るわね」

さやか「あ、2匹はっけーん」

ほむほむ「ほむぅ!」ほむほむ2「ほむ?」

さやか「コイツはストレス解消要員ね、こいつは杏子への差し入れ要員…」

さやか「他にいないかな」ガサガサ

ほむら「…」ビクビク

「嬢ちゃん、ほむほむ狩りはそこまでにしとき」

ほむら「…誰かしら」



さやか「隣のおばさんか。何?」

「ほむほむばっか食ってるといつかほむほむに食われるで」

さやか「そんなわけないじゃん。今時迷信信じる人なんてオバサンぐらいだよ」

「この話はほんとうやで。とっととお行き」シッシッ

さやか「何こいつ、キモチワル」ドスンドスン

ほむら「命拾いしたわ…」

「最近のマセガキは…そこにいるんやろ?出てきいや、私はアンタを食いもイジメもせんよ」

ほむほむ「…」ピョコ

シャルロッテ「おう、可愛い子たちやないか。こっち来なさい」

ほむら「ま、魔女?…どうなってるのよこの時間軸は」



ほむほむ「ほむー」ほむほむ2「ほむ~」ほむほむ3「ほむっ」

シャルロッテ「いい子や。みんな出ておいで」

ほむほむ4「ほむぅ」ほむほむ5「ほむ」

シャルロッテ「ほら、そこのアンタもおいで。別に捕って食うわけじゃない」

ほむら「…」

シャルロッテ「随分無口な子やな。まあ付いて来いや」
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