漢字の大海

最終更新:

houji

- view
管理者のみ編集可

【焉】



読み

  • 音読み
 エン
  • 訓読み
 これここ(に)いずく(んぞ)、いずく(にか)、いず(れ)、なに、や、か

字義

①いずくんぞ。いずくにか。
「いずくんぞ~や」と読み、「どうして~であろうか(いや~でない)」と訳す。
また、「いずくにか~」と読み「どこに~か」と訳す。

②いずれ。なに。
「なにをか~」と読み、「なにを~か」と訳す。
また、「いずれか~」と読み、「どれを~か」と訳す。

③江南に産する黄色い鳥。

④これ。これより。
「これより(比較の対象)」「これに(対象)」と読む。
「於是」「於此」の意を表し、文末におかれる。

⑤ここに。
「ここに(空間)」と読む。
「於是」「於此」の意を表し、文末におかれる。

⑥形容詞につける助詞。状態をあらわす。
類義語:然、似

⑦「や」「か」と読み、「~か」「~であろうか」と訳す。

⑧「少焉(ショウエン)」「頃焉(ケイエン)」の連綿字。
「しばらく。しばらくして。」という意味。

解字

象形。エンという鳥を描いたもので、燕に似た黄色い鳥。
「安」と「焉」は似た発音であるので、ともに「いずれ」「いずこ」を意味する
疑問副詞に宛てて用い、また「ここ」を意味する指示詞にも用いる。

関連語



タグ:

漢字 1級 副詞
記事メニュー
ウィキ募集バナー