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迎撃 - (2024/03/04 (月) 09:12:36) のソース
[[イザーリン]] 何とか着いた……フ、フフ……こんなにドキドキしたの久しぶり……。 動力炉とエンジンは完全にオシャカね……もう希望はないわ……アハ……ハハハ……。 [[エミザ]] こいつ、とうとうおかしくなったか……?って、おい!早く立て!まだ、崩壊生物がいるんだぞッ! グォォォォ!! エミザ しまった!追いつかれた!早く立てよ! イザーリン こ、腰が抜けて力が出ない……もう限界……このまま死なせてちょうだい……生きるのに疲れちゃった……。 姫子 戦艦内にいる限り、かっこうの的よ。全員船から降りてME社に入って! エミザ 聞こえただろう!ほら、立てって! イザーリン 立てない……おんぶ……。 エミザ くそっ!今回だけだぞ! 姫子 急いで。崩壊エネルギーの真空期間はいつ終わるかわからないわ!それまでに防衛線を張るのよ! グルルル——ゴォォォォ!!! ドンッ! エミザ 本当にしつこいやつらだな!私が出てって、やっつけてやる! 姫子 エミザ!軽率な行動は慎みなさい! エミザ なんだよ?今はむしろチャンスだろ!どうして、止める!? 姫子 ……そうね、たしかにあなたの言う通りかも。崩壊エネルギーの真空期間が終わって他の崩壊生物まで攻めてきたら、私たちに勝機はない……。 エミザ だろ!だから、一発逆転の作戦でも立ててくれよ。 姫子 でも、敵は空中にいるのよ。私たちの手にある武器だけじゃ、あいつに致命傷を与えられないわ……なんとかして近づかなくちゃ。 エミザ 言うのは簡単だけど、あんな速く動き回られちゃ難しいんじゃないか? 姫子 近くの地形をよく考えて……あいつの動きを制限できて、かつ近づける場所……。 ▼選択肢分岐 ① 街道に引きつけよう。 姫子 街道は……ダメ、崩壊獣が空中から攻めてきたら動きを制限されるのは私たちだわ。逆に受け身になってしまう。この地形なら……そうね陸橋がいいかしら。 ② ME社の陸橋に引きつけよう。 姫子 陸橋……あの高さなら奴に対して攻撃するのに一役買ってくれそう。しかも、幅も狭い……試す価値はあるわね。 ▲分岐終わり 姫子 全戦闘員は武器を持って!私たちで崩壊獣を陸橋の近くに引きつけるわ! ダダダッ——! エミザ あの場所は危なすぎないか!?前回、律者が攻撃して崩れ落ちそうだっただろ!本当にあそこで戦うのか!? 姫子 確かに長時間の戦闘には持ちこたえられないかもしれない。チャンスは1回だけよ。この機会を逃さないことね! エミザ もう!本当、どうかしてるな! &image(431D8B00-B5DE-4EBB-BCF7-AEAB91ACC1F7.png) グォォォォ!! 姫子 来た!戦闘開始!必ずあいつを倒すのよ! ——グル、グォォ…… エミザ 落ちてった……成功したんだな! 姫子 ふう……ふう……そのようね……。 エミザ 姫子どうしたっ!大丈夫か!? 姫子 大丈夫よ……隊員たちを退却させて。この場所はもうもたないはずよ……。 エミザ 分かった! ??? どうして……。 エミザ 誰!? 芽衣 どうして戻って来たの? エミザ お前は……律者!? 芽衣 せっかく生き残るチャンスをあげたのに……どうして死に戻って来たの……。 姫子 なるほど……外にいる崩壊生物どもが私たちを攻撃してこなかったのは、あんたの命令だったってこと? 芽衣 ……どうであれ、もう手遅れよ。 たとえもがき続けても、いたずらに苦しみが増すだけ……ここから出て行っても逃げる場所はない。 戻ることを選択したのなら、今すぐここで苦しみから解放させてあげるわ……。 姫子 エミザ……みんなを連れて行って! エミザ バカなこと言うなッ!また、あんた1人で戦うのか?戦うなら私たちも一緒だ! 芽衣 お仲間ごっこも、そこまでいくと喜劇ね。あなたたち、ここで幕を下ろしなさい。 パァンッ——! 姫子 ッ!? ブローニャ まだ終わっていません……。 エミザ 姫子、見ろ!ブローニャだ!ブローニャが帰ってきたぞ! &image(7822BB11-7F7F-4E03-93B7-FE582277ACED.png) 芽衣 ……。 ブローニャ ゼーレの仇……必ずあなたに償わせます! 芽衣 この世界において生死なんてとっくに価値がなくなっているわ……苦痛、悲しみ、憎悪、怒り。あなたが今持っているこうした感情ですら、全て意味のないものなのよ。 ブローニャ 好きに言うがいいです!ブローニャが生きている限り、必ずあなたを殺します! 芽衣 ……たとえ私を殺したとして、それでどうなるの。あなたたちの力でこの世界を生き抜けると本当に思っているの? ブローニャ そんなことは、もうどうでもいいです。今のブローニャの目標はあなただけです! 芽衣 そう……それがあなたたちの選択なのね。そういうことなら望みを叶えてあげるわ。 ブローニャ 来なさい。ゼーレを殺したようにブローニャを殺すのです。 ??? 芽衣先輩、やめて。 芽衣 !? キアナちゃん!やっと[[目覚め]]たの!? 姫子 キアナ……。 キアナ 私と一緒に帰ろう。ここで彼女たちを殺しても何も変わらないわ。 芽衣 ……。 キアナ ごめんなさい……たった1人に、こんなたくさんのことを背負い込ませて。 芽衣 ううん……これは私自身の選択だから……。 キアナ 行きましょう。私たちが存在すべき場所に帰りましょう。 ブローニャ 待ちなさい!あなたたちを行かせはしません。 キアナ ブローニャ……もうこんなに大きくなったのね。 安心して。私たちはどこにも行かないわ……私たちを殺したいなら最初に出会った場所に来て。 あそこが全ての始まりよ。そして、全ての終末の場所……あなたがしたい復讐、あなたたちのほしい希望、全てあそこに答えがあるわ。 それにあなたもね。 ……。 エミザ い……行っちゃった……あいつが世界を滅ぼした最後の律者なのか……? ブローニャ 悔しいです。 姫子 あなたはやっぱり復讐しか考えていないのね……。 ブローニャ ……ブローニャの目標は変わりません。 エミザ おいっ!ブローニャ! 姫子 放っておきましょう……それより私たちは……。 ——バタンッ! エミザ 姫子!? おい!姫子!目を覚ませ!どうしたんだ!? まずい!崩壊の侵蝕が限界点に達してる!誰か!手を貸してくれ! あんたは、こんなとこで死ぬタマじゃないだろ!目、開けろっ! 姫子ッ!!