「サブ任務:クイーンビー再び」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
サブ任務:クイーンビー再び - (2024/02/03 (土) 22:28:48) のソース
ゼーレ [[イザーリン]]、どう?その後の計画は進展あった? イザーリン ……。 ゼーレ 何しているの? イザーリン 実験。 ゼーレ 虫を見つめているのも実験って呼べるの?あなたたちの科学研究って分からないわ。 イザーリン この幼虫の感情モデルをテストしているの。もし彼らの放つフェロモンが感情によって変化するなら、私たちはそれを利用できる。 ゼーレ 崩壊生物に感情があるの?冗談でしょ。 イザーリン そうよね……もし感情があったら……。 ゼーレ、これからの計画はもう考えがあるの。この幼虫を解放するわ。 ゼーレ 何ですって!?苦労して捕まえたのに! イザーリン 違う、彼らをエサに黒幕の[[クイーンビー]]をおびき寄せるの。 ゼーレ その計画って、以前にもやらなかった?誰かが体中を粘液まみれにして一晩中待ち伏せしていたことを忘れないでよ! イザーリン 以前の卵は偽物だったし、フェロモンを放つ能力もなかった。もし、フェロモンで帰る道を判断しているなら、生きた個体じゃなきゃダメ。 安心して。今回の任務には私も参加する。……私の安全は必ず守ってもらうけど。 ゼーレ イザーリン……。 イザーリン 何? ゼーレ 今日は熱でもあるの? イザーリン ……ないわよ。 イザーリン 以前、フェロモンが切れた場所はここね。幼虫を放ちましょう。彼らがフェロモンの変化を感じ取れば、きっと何かをして私たちを巣に導いてくれる。 私たちは隠れておいて、何かあれば攻撃を。急がずにまずは観察。 ゼーレ 分かったわ。やってみましょう。 ブーン、ブーン、ブーン……。 ブーン、ブーン、ブーン……。 ゼーレ 見て!何か飛んでる!あれクイーンビーだよ! イザーリン シッ……静かに。 ブーン、ブーン、ブーン……。 イザーリン 幼虫たちがクイーンビーの周りを飛んでる。再会できた喜びを表現してるみたい……。 まさか崩壊生物には本当に感情があるの……。 ゼーレ ちょっと!イザーリン、クイーンビーが幼虫を連れて飛んで行っちゃうよ!追いかけないの? イザーリン ……行こう。 ゼーレ もう!どうして城に戻るのよ!虫たちの巣は移動したんじゃないの? しかも、何でこんなにたくさん崩壊生物がいるのよ!! イザーリン うわっと!ゼ、ゼーレ!早くこの虫どうにかして!死ぬ……死ぬ……。 ゼーレ 騒がないでよ!こんなにたくさん虫がいたら倒すのも大変なのよ! イザーリン う……私たち待ち伏せされてたのかもしれない! ゼーレ 待ち伏せ? イザーリン そうよ……私たちの計画が崩壊生物に知られて、彼らがわざと私たちをこの包囲網の中におびき寄せたのよ! ゼーレ ありえないよ!崩壊生物にそんな知能があるわけないでしょ! イザーリン 私も前までそう思ってた……だから油断して、彼らの秩序を理解さえすれば勝てると考えてた……けど事実は真逆。愚かだったのは私たちだったみたい! ゼーレ とにかく、まずはどうにかして突破しないと!ここに留まってたら死ぬだけだわ! イザーリン!ついて来て!はぐれないでよ! イザーリン え……分かった。ちゃんと私のこと見ててね?ゆっくり行ってよ! ……。 ゼーレ 出口は前方ね!イザーリン!もう少し頑張って! イザーリン ふう、ふう!私……もう少し頑張るわ……。 クイーンビー ブーン、ブーン、ブーン! ゼーレ え!これは……クイーンビー!? イザーリン そ、そんな、どうして……。 ゼーレ イザーリン!私たちがチャンスを作るから、あなたはそれに乗じて抜け出して!基地に戻ってお姉ちゃんに援軍を派遣するように伝えて! イザーリン で、でも……! ゼーレ 逃げるのは一番得意でしょ!ウジウジしないで!あなたがここにいても足手まといだわ! イザーリン うん……分かった……。 ゼーレ いくわよ! クイーンビー ブーン、ブーン、ブーン!! ゼーレ 今よ!早く! イザーリン わ、分かった! あなたたち、持ちこたえてよ!すぐにブローニャを連れてくるから! ゼーレ ……。 邪魔者はやっと行ったわね……これからは私たちの大立ち回りの時間! ゼーレ 周囲の崩壊生物は大体片付いたわ……あとはこのデッカイやつだけね! どう?勝つ自信ある? ■選択肢 ① 大丈夫! ② 最善を尽くす! ゼーレ フンッ、もし勝てなかったら私たちおしまいね……やっぱりイザーリンの依頼なんか受けるべきじゃなかったのよ。いつもこんな面倒なことばっかりなんだから。 じゃあ、いきましょう!私たちのすごさを思い知らせてやるのよ! バンッ! ゼーレ あ!この銃声は……。 ブローニャ ゼーレ!助けに来ました! ゼーレ お姉ちゃん! イザーリン ふぅ、ふぅ……ごめん、遅くなった……。 ゼーレ イザーリン、初めてあなたが役に立ったと思ったわ~! イザーリン ……どういたしまして。 ゼーレ どうやら形勢逆転ね!反撃するわよ! ブーン、ブーン、ブーン……。 ゼーレ 勝ったのかしら……。 ブローニャ 相手をするのは2回目ですが、相当手ごわい相手ですね。 ゼーレ でも囲みは突破できたよ……このエリアの崩壊生物もほとんど倒したし。でも、結局彼らの巣は見つけられなかったね……。 イザーリン それなら大丈夫よ。おそらく今回の一件、巣から総出でやって来てるから……。 ゼーレ どうして分かるの? イザーリン クイーンビーは種族全体の首領。この崩壊生物の習性上、彼らは死んでもクイーンビーを守るはず。自分の母親を守るのと同じように……。 ゼーレ つまり? イザーリン うん、援軍が来ないということは、すべて女王の周りで死んだってことよ。 ゼーレ ということは、私たちやっとこの崩壊生物に勝ったのね!よかった! イザーリン ただ、そうとも言い切れない……彼らの巣にはまだ卵が残されてる。その卵が孵化した時、新しいクイーンビーが生まれるはず。 彼らも私たちと同じように、生き延びる希望さえあれば必ず新しい力を生み出す。種族を導いて、繁殖を続けていく。 思想と感情、完璧な種族意識が存在し、生存に対する渇望もある。人類と同じように……。 崩壊の目的が地球生物の進化を促進することなら、私たちのやっていることは自然の法則に抗うことなのかも。もし人類が滅ぶ運命だとすれば、私たちの今していることは間違い……。 ゼーレ イザーリン、また何をつぶやいているの? ブローニャ 考えすぎる必要はありません。今、私たちはどうやって生き延びるかを考えるだけでいいんです。これは生命の本能であり、正しいも間違いもありません。 イザーリン ……うん、その通りね。私たちはこんなに死ぬのが恐い生き物なんだもん。今の話は忘れて。一介の研究者のつまらない空想にすぎない。 ブローニャ はい、虫型崩壊生物の脅威も一段落しましたし、これからも準備しなければいけないことがたくさんあります。 みなさん、今日はお疲れ様でした。帰ってゆっくり休んでください。