サイディーン - 崩壊学園wiki

キャラの基本情報

• 誕生日　3月19日
• 身長　163cm
• 体重　42kg
• 3サイズ　82/54/86
• 趣味　歌、エレキギターを弾くこと

歌声とエレキギターの演奏を完璧に融合させることができる演奏者であるサイディーンは技法を極めている。いつもソロでやっているが、まるで彼女の演出はひとつのバンドのようだ。
——特に音量の方。

神格覚醒ストーリー

夢中になりすぎ

サイディーンの演奏はとても素敵で、いつもみんなを感動させる。
しかし、彼女のパフォーマンスにひとつだけ問題があった。彼女は自分の演奏に夢中になりがち。
そうなってしまうと、彼女はお構いなしに音楽のボリュームを上げる。
結局、その振動で周りの木々が震え、そこで休む鳥も逃げるのだ。
だからバビロン学園の神格たちは、彼女の演奏にため息をついている。しかし、他の神格がどんな苦情を寄せても、彼女は自分のスタイルを貫いている。

アレースの試み

サイディーンがバビロン学園に入学した後、ベーシストのアレースは彼女のギターの腕を買い、自分のバンドに加入するよう何度も勧誘をしていた。
しかし、サイディーンは他人と共演することを拒んでいるため、全て断った。
そのため、アレースは自分の演奏でサイディーンを説得することを計画した。
ある日サイディーンが演奏した時、アレースは自分のバンドメンバーを連れて、ヘヴィーメタルミュージックを演奏し始めた。アレースはこれでサイディーンは屈服するだろうと思った。
しかし、サイディーンはその演奏に動じず、逆にアレースと彼女のバンドはサイディーンの大音量に敗北して先に立ち去った。
予想していた計画は失敗に終わったものの、アレースはサイディーンを尊敬するようになった。
「なんと恐ろしくて尊いミュージシャンだろう！」

孤独な性格

サイディーンは人付き合いが嫌いで自己中心で徹慢だ。
バビロン学園に来た後でも、他の神格とはほとんど口を聞かなかった。
稀に他人と会話をしても彼女は真正面にいる人間としか話をしない。背後から声をかけられた時なんかは、彼女は決して振り返ったりはしない。
会話の最中でも、彼女は真っすぐ相手の目を見ているが、リアクションが薄く、あまり心地いいとは言えない。
彼女はいつも自分の演奏に夢中でコミュニケーンも仲間も彼女にとっては不要のようだ。
「本当に自己中だね！」
彼女に対する印象がどんどん悪くなり、学園ではよく彼女への愚痴が聞こえるようになった。だが、他の神格がなんと言おうと、サイディーンは自分のスタイルを買いていた。　

言い難い過去

実はバビロン学園に入学する前、サイディーンはバンドに所属していた。
その時のサイディーンは明るくて、友達と組んだバンドで、毎日楽しくポップミュージックを演奏していた。
バンドとはいえ、演奏も作曲もサイディーンがメインだった。だが、サイディーンと他のメンバーとは根本的な違いが存在した。それは才能だ。
サイディーンと他のメンバーの間に、圧倒的なオ能の差があった。サイディーンは特にそれに気にせず、いつも愛と熱意を込めて演奏をしていた。
しかし彼女は、他のメンバーが彼女の才能に嫉妬し、良からぬ計画を企んでいることを知らなかった。
ある日、サイディーンが準備室に来たとき、自分の大事なギターの弦がめちゃくちゃに切られていたことに気づいた。
サイディーンはその光景に驚き、メンバーたちにことの経緯を尋ねたが、誰もまともに返事をせず、ただ冷たい視線で彼女を見つめているだけだった。
その時、ようやくサイディーンは気づいた。
自分がみんなに嫌われていたのだと。
その日の夜、サイディーンは壊されたギターを抱えて、準備室を出た。
あの日以来、サイディーンは二度と友達を作ることがなく、パンドに入ることもなかった。
彼女は全ての人に冷たい態度をとり、心を固く閉ざした。
時が経ち、彼女の演奏がさらに上達した。そして、演奏の時の音量も次第に大きくなり、まるでそれで自分を麻連させているかのように。

新たな変化

サイディーンは常に自分だけの世界で生きていて、誰の侵入も許さない心の壁を築いている。
しかしある日、彼女が演奏している時、とある少女に出会った。
あの日、彼女は自分だけが耐えられる大音量で演奏していたが、一人の少女がずっと彼女のそばで演奏を聴いていた。
少女は耳を擦りながら、サイディーンの目を真っすぐと見つめ、微笑みながらこう言った。
「初めまして！私は星綺、みんなに勇気と愛を届くアイドルだよ！あなたの歌声の中の悲しみはちゃんと受け止めた。アイドルとして、愛をお届けします!」
「興味ないね」
サイディーンは素っ気なく答えて、素早くその場から去った。
これはただの始まりだということを、彼女は理解していなかった。
その後、彼女が演をする度に星が来ていた。
サイディーンの大音量の歌声に苦しめられるものの、星綺はずっとその場に居続け、サイディーンの演奏を最後まで聴いて、笑顔で彼女に声をかけた。
最初、サイディーンは冷たい態度を取っていたが、時が経ち、彼女は星綺の存在に慣れて二人の会話も次第に増えていた。
いつからだろうか、バビロン学園の神格たちはあることに気づいた。サイディーンはもう昔のように他人を遠ざけたりはしない。彼女の態度は相変わらず傲慢だったが、瞳の奥には優しい光を宿し始めるのだった。