カレン・誓約の選択 - 崩壊学園wiki

キャラの基本情報

• 趣味　民衆の幸せ

深紅の旗を持ち、金色の盾斧を振るう。
敵が大海原のように荒れ狂っていても、一瞬たりとも恐れはしない。
なぜなら自分の後ろには故郷があり、守るべき民がいるから。

神格覚醒ストーリー

誓約の選択

遠い昔から天命教会で受け継がれている武器。その歴史を遡ることは不可能だが、当初から教会で無視できない影響力を持っていた。
武器には盾と斧の2種類の形態がある。
個人の力を集中的に高める「誓約」と比べ、「選択」は大きな軍団での戦闘に適しており、鋭利な斧で敵の大軍を一掃し、分厚い盾で味方をしっかりと守る。
当初、資約の選択は教会の主力軍団が領土を広げるために使用され、教会の勢いをヨーロッパ大陸全土へ広げるのに大いに役立った。
ある日、この武器を持つ軍団長が天命の信仰に疑いを抱き、教会を裏切ったため、未曽有の動乱が引き起こされた。
この動乱は天命の主力軍団の内紛を招き、十数年続く内戦が勃発した。
教会はこの戦争に勝利したものの、かっての勢いを失い、領土も大幅に縮小したため、他国が競うよう狙ってきた。
その後、数百年かけてゆっくりと力を蓄え、ようやく以前の栄光を取り戻しつつあった。
そして、苦い経験を教訓とした教会は大きな軍制改革を行った。主力軍団を廃止し、その中で特に優れていた者を「天皆の四騎士」に任命したのだ。その他の凡庸な者たちは教会衛兵隊に編入し、互いに牽制させた。
これによって、大主教以外の者が教会の軍事権の大部分を掌握することはできなくなった。
すべての発端となった軍団長については、彼女または彼に関するあらゆる記録が教会の厳命によって抹消され、名前すら知られていない。
そして、誓約の選択も軍団長の死とともに行方が分からなくなっていた。
歳月が経つにつれ、教会すらその武器のことを忘れてしまっていた。

選択の道

誓約の選択はずっと隱されていた。
ほとんと光のない暗間の世界の中で果てしない歳月を過ごし、ようやく再び白日の下に姿を現した。
誓約の選択を見つけたのは、他でもなく天命教会の主教の息子、オットーだった。
彼は修道院からの報告を受け、この不思議な武器を手に入れたのだ。
オットーは膨大な歴史書をあさり、断片的な記録を探して調べる作業を10日以上も続けた。
そしてついに、古い記録から、この武器がかって天命の内戦で重要な役割を果たした哲約の選択だと確信した。
しかし昨今、かつての内戦のことは禁句とされており、教会内部も含めてほとんどの人が「天皆の四騎土」の制度が教会の設立当初からずっと続いていると思っているほどだ。
この武器を手に入れたオットーは、教会に渡さずに隠した。
しかし、オットーが密かにその武器を使ってみたところ、確かに強力ではあるものの、伝説で言われているほどの鋭利さや威力は持ち合わせていないように思えた。
——それをカレンに手渡すまでは。
彼女が手にしたその時、はためく旗とともに金色の光が天命の首都上空に現れ、カレンは数百年前の車回長と同じ選択をした。
この武器を手にした者はどうして同じ道を歩んでしまうのだろうか？
それから長い年月が経ち、天命教会は盾斧の表面にある赤い模様は何かの図柄ではなく、古代の言語で厭られた文字であることに気づいた。
——「栄光を捨て、民に向き合う」