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大いなる嘆き


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発生月 6月~ 発生滞在地 シルフレイ開拓地方
  • Chapter 1.「悪意」 しろがね連山へ向かったというメル・リル
    その足跡を追って秘境へと向かった巡礼者達が見たものとは。
  • Chapter 2.「不死を巡るリフレイン」 霊峰「ロディア」に再び姿を見せたメル・リルだったがその姿は以前よりも少し成長した姿だった。
    巡礼者達のことは知らないと口にする様子に戸惑いながらも共にモノリスを破壊せんとする巡礼者達だったが、モノリスの側には謎の剣士エフの姿があった。
  • Chapter 3.「忘れられるくらいなら」 レーヴィニュ王国にて再びメル・リルと邂逅した巡礼者達だが、その姿は更に成長した姿であり、性格は徐々に荒んで行っているようであった。
    情緒不安定気味ながら開花の妖精の行方を共に調査するなどかつての面影を見せるが、ユングヨハネの力をカードにしようとして…。
  • Chapter 4.「大いなる嘆き」

Chapter 1.「悪意」

姉の病気(しろがね灼夜熱)を治すため、洞窟都市「ナリーラユリゴルン」より巡礼者達と同行していたメル・リルだったが
開拓都市「ベルダレイ」にて特効薬が買い占められていることを知る。
そのことを巡礼者達へと話すことなく単身しろがね山脈へと、特効薬の原料"ドキソシェラ"を採取に向かい行方不明となった。

その後、巡礼者達は病に伏せるリーザ・リル(メル・リルの姉)から捜索依頼を請けしろがね山脈の秘境へと向かう。
道中、特効薬を買い占めていると見られる組織"カーゲル"の冒険者達が道を阻んだ。
しかしメル・リルのことを隠していると追求したところあっさりと道を譲るが…それは彼らの罠であった。

カーゲルの冒険者達は、秘境に獲物を待ち受ける狡猾なイエティモドキや凶暴な魔物ロッキードサーベルが生息していることを隠していた。
巡礼者達は辛くも此れを切り抜け、魔物から命からがら避難していたメル・リルを救出することに成功した。

持ち帰ったドキソシェラから特効薬が完成し、手ずから姉にそれを届けようとしたメル・リルであったが
アイニィと別れた直後に黒い燻りと薬を残し忽然と、神隠しにあったかのように姿を消してしまうのだった。


アイニィの手厚い看病と、巡礼者達がカーゲルから独占されていた特効薬を盗み出して来たことで、リーザ・リルは一命を取り留める。
しかしリーザ・リルは高熱の後遺症によって記憶喪失となってしまい、開拓都市「ベルダレイ」にて診療所の手伝いをすることとなった。

Chapter 2.「不死を巡るリフレイン」

霊峰「ロディア」に再びメル・リルと名乗る者が現れた。
しかしその姿は13歳程度であり、開拓都市から姿を消したメル・リル(10歳程度)が成長したような姿だった。
巡礼者達とは初対面だと口にし「自分を覚えている者など居るはずがない」と考えている様子であり アイニィと遭遇した際には警戒心を露わにし、夕飯の誘いを断るなど他人と必要以上に関わることも避けていた。

魔物をカードにすることを目的とし、特にククルーシュカを狙っていた為に巡礼者達とも行動を共にして霊峰ロディアを登り
また、モノリスの捜索と破壊を手伝うことでその見返りにククルーシュカの情報を得ようとする。
魔物を呼び出すモノリスへ巡礼者達と共に辿り着くものの、そこには"エフ"と名乗る謎の剣士が居た。
エフはククルーシュカの密猟者達に協力することでククルーシュカを手にしており、モノリスの力を使いククルーシュカを喚び出した。
モノリスは「魔物を喚び出している」のではなく、「魔物をコピーを作り出している」のだった。
しかしそれはククルーシュカの完全なコピーではなく、その力を歪められたイビルフェニクスとなっていた。
巡礼者達はイビルフェニクスが街を襲うことを懸念しそれと対峙するものの、メル・リルはククルーシュカを持って逃げたエフを1人で追っていく。
単独行動は危険だと心配する者を振り払いながら追いかけたものの、その先でエフの魔術によって眠らされていた。

エフはククルーシュカを持って逃げ、メル・リルは助けに来たラゼットに混濁する意識の中で「また助けられてしまった」と零す。
詳しい話を聞く間も無く、後日直ぐにメル・リルは再び黒い燻りを残して霊峰「ロディア」から姿を消すのだった。

Chapter 3.「忘れられるくらいなら」

レーヴィニュ王国に姿を表したメル・リルの姿は16歳程の姿だった。 やはり巡礼者達とは初めて会ったように振る舞う"友達は作らないようにしている"と口にするが、その後一転してラゼットへと"友達になれそうな巡礼者を紹介してくれ"と頼んだ。
しかしこれは、魔物だけでなく"ヒトの力"をカードにすることが出来るようになったメル・リルが、カードを集める為に調度良い相手を探すためであった。

ディアナとの邂逅では、魔物の出没する地帯で眠っていたディアナを脅かして忠告を与えようとするが…、本物の追い剥ぎだと思ったディアナの反撃に遭うと
態度が一変。 黒い燻り を立ち上らせながら激昂。ディアナのことを「私を騙した」と歪に罵り魔法で怪我を負わせる。
しかし抵抗の意思が無いことを確認すると黒い燻りも収まり、自分のしてしまったことを後悔するようにその場を去っていった。

その時のことを負い目に感じていたのか、ディアナとネージュが開花の妖精について調査していたのを手伝う。
しかし、巡礼者達が開花の妖精を失踪させた犯人から追われそうになると「追われるのは絶対に嫌」だと言い、忠告だけを残していく。
騙されたり盗られたり追われたりということを異様に嫌がるようであった。

ユングヨハネと遭遇。
ユングの持つリーフド・ウェポンを見て「5年ほど前に誰かにあげた」と口にするも、誰にあげたかはハッキリとしない。
2人に対し「ずっと2人のことを覚えていられるおまじない」騙し、ユングの"力"をカードに封じる。

力を奪うことに成功するものの、ユングが「力が欲しいならあげる」とメル・リルの様子に共感してくれるのを見て
更にヨハネの力をカードに封じさせろと要求する。
しかし、ヨハネが力を差し出したのを見て2人の言葉を信じ、他に欲しいものなど無いとまで言っていた2人のカードをその場で破り捨て、力を2人に返した。

ヒトの力をカードにするのは、その相手を忘れないで居るためだと告白。
1人で、リーザ・リルの言う"奇跡"を起こす為に魔物のカードを50枚集めていると、その孤独を吐露した。

ユングが「一緒に居るから」と言うものの、メル・リルが「それはできない」と答えるや否や、黒い燻りがメル・リルの姿をどこかへと連れ去ってしまった。

この黒い燻りは、ギリンガムマシュー・ファルシューに取り付けた悪魔の残滓と似通っており、それらとの関係性だけが示された。
そして、メル・リルと同じような力を持ち、彼女が再び姿を消すことを予見していたクラベスは何者なのか。

引力に惹き寄せられ、全てが明かされる時が近付いて行く。

Chapter 4.「大いなる嘆き」

遊園都市「トピア」に姿を表したメル・リルは、巡礼者達のことを覚えているようだった。
(思い出したのはつい最近らしく、過去に出会った巡礼団の者の姿を"想い描く力"で実体化させようと試み、その人形が闇色の濃霧によって暴走してしまっていた。) しかしその風貌と精神はバンシーを思わせるほどに荒んでおり、常に"黒い燻り"を身に纏っていた。
カードを集めきるまでに残り1枚となり、いつ誰が自分の邪魔をするか分からないと疑心暗鬼もピークに達しており、再会を果たしたと言えるユング達にも近寄らず、闇色の濃霧の影響の濃いリトル・シティトピアの一部を占拠。1人カードの収集を目指す。

魔物を探しオールドエントの森を彷徨うものの、闇色の濃霧のせいで探索が捗らなかったものの
偶然出会ったリシュエルにより誘き出されたハルピュイアクイーンをベルンと共に打ち倒し、それをカード化することに成功する。
直ぐに"奇跡"を起こそうとするものの、ベルンに「姉に報告するのか」と問われ、先にリーザ・リルへの報告を行うことを決めた。 カードを50枚揃えきりリーザ・リルの願いを叶えられる喜びに、かつての笑みを取り戻しベルンに心からの感謝を口にするメル・リル。黒い燻りも一時的に姿を消したものの、揃えきったカードは不気味に黒く輝いていたのだった。

ギルバートとリシュエルは、メル・リルが金髪の青年と口論になっているところを目撃する。
金髪の青年に「二度と姿を見せないように」と言い放ち追い払ったメル・リルだったが、黒い燻りを再び身に纏っていた。
青年は「自分はかつてメル・リルの先祖一族と共にイデアの谷に暮らしていた別の一族だ」と名乗り、"メル・リルの先祖一族の裏切り"によって、イデアの谷に不思議な霧が掛かり人を寄せ付けなくなった、とメル・リルを糾弾していたようだ。
メル・リルはそのことに憤慨こそすれど、言い掛かりであるなどとは思わなかったようだ。その戦いでお互いの一族の殆どが死に絶え、お互いがどのような関係であったか知る者はほぼ居ないだろうからだ。
しかし、リーザ・リルがそうであったように、一族の歴史を背負っていく覚悟を口にする。

"姉への報告"を済ませる為、オールドエントの森から闇色の濃霧が消えるのを待っていたようだが、巡礼団が嘆く霧笛の谷を目的地にしていることを知ると態度が一変。巡礼団が自らの邪魔をする(一族の聖地を荒らされたらリーザ・リルの願いが叶えられなくなるかもしれない)と考え敵意を剥き出しにした。
ギルバートが、巡礼団はそんなことをしないはずだと説得するが、本人達の言でも無く証拠もないと聞き入れず、その場で"奇跡"を発動させるのだった。

発現した"奇跡"…"大いなる嘆き"とメル・リルは口にしたそれは、『嘆く霧笛の谷を覆っている霧を発生させる術』だった。
それはメル・リル自身にとっても予想外のものだったようだが、自分自身が霧の影響を受けなかったことで、リーザ・リルの願いを
『イデアの谷から、霧が拒絶する者全てを排除すること』だと確信する。そうすれば、谷でまた自分達の一族と魔物だけが、誰と争うこともなく平和に暮らすことができるから。

そうして、巡礼団の一員であるディアナとそれを庇うギルバートを霧に包み込み一方的に攻撃する。
2人が必死に説得するものの、メル・リルの決意は非常に固かった。
黒い燻りにより「誰も自分を知らない場所へ、カード以外の何も持たずに転送させられ」て居たと話す。それでもカードだけは持って行けたことから
この"奇跡"を発現させる為に自分に与えられた試練だと思うようになる。
アイザックの助けによりディアナとギルバートは辛くも難を逃れるものの、メル・リルは巡礼団の壊滅を目論むのだった。

用語集

  • 黒い燻り メル・リルの体から立ち昇っている謎の燻り。初めて出会った頃から一貫して見られるもの。
    しかし、メル・リル自身にはこれが見えていないらしく、遊園都市「トピア」でそのことをディアナに訪ねられても、まるで分からないとハッキリ口にした。
    レーヴィニュ王国にして退治した悪魔の残滓と似た気配を有する。
    開拓都市「ベルダレイ」→気絶中。姿を消した瞬間
    山間の村「ロディベル」→ロッツーとの戦闘時、感情が昂ったとき。
    レーヴィニュ王国→ディアナやユング、ヨハネとの戦闘時、感情が昂ったとき、疑心暗鬼に陥ったとき。
    遊園都市「トピア」→ほぼ常時
  • 奇跡 リーザ・リルによれば「皆がまた一緒に暮らせるようになる」もの。『大いなる嘆き』という強大な術。
    メル・リルはそれ以上のことは知らない(メル・リルがもう少し大きくなってから話す予定だった様子)までも、リーザ・リルが追い求めており、それを発現させることが願いであった為、リーザ・リルの為としてこれを実現させようとしている。
    魔物の力をカードに封じたものを50枚揃えることで発現させることができる。

    発現させた結果、使用者の体から嘆く霧笛の谷を覆っている霧と同じものが発生し、霧の中の視界や、気配という気配を遮断することができた。(使用者はその影響を受けない)
    カードを媒体とし、再び50枚のカードに分かれている。
  • イデアの谷 現在は「嘆く霧笛の谷」と呼ばれている場所。巡礼団の最終目的地。
    かつて2つの種族が生活していたが、あるときを堺にお互いに争い合ったことで双方壊滅。そのときに不思議な白い霧に谷全体が覆われ、人を寄せ付けぬ「嘆く霧笛の谷」となった。
    外部からの観測が行われぬ谷の内情は謎の包まれているが、以前、霧の一部を克服した者達が「エンディミオンの里」と呼ばれる集落を結成していた。
    しかしその集落も、数年前に何者かに滅ぼされている。

登場人物

  • リーザ・リル メル・リルが姉と慕う人物。元々そこまで似ていなかったが、メル・リルがリーザ・リルと同じくらいの年齢になった今、その違いはハッキリしている。(同じ一族であるようには見える)
    開拓都市「ベルダレイ」にてしろがね灼夜熱を患い、一命を取り留めるものの高熱の後遺症によって記憶喪失となり、ベルダレイの診療所で住み込みで働いている。
    メル・リルは「リーザ・リルは既に死亡している」と口にするが、その発言の数日前の日付の手紙には診療所のドクターより「元気にしている」と記されていた。
  • クラベス フラクサス魔共和国にて特権階級にある金髪の男。特権と言っても純血が差別される国に於いて、権利を認められている…という程度のもののようだ。
    冒険者を雇って強い魔物をカードにして回っている様子。メル・リルと酷似した術だが、此方は魔物の全てをカードに封じている。
    メル・リルないしリーザ・リルを知っている風であり、彼女等が近いうちに滅びることを示すようなことを仄めかしていた。
    何故か金払いがいい。

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最終更新:2015年03月22日 21:32