ひょんなことから女の子
ブランクライフ 9
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hyon
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3 名前:ブランクライフ :2007/03/11(日) 16:45:41.19 ID:IIfUREA00
それからまた少し、私の生活は変わった
なんとなくで過ぎていく
彼との関係も、何となく、ちょっとした、間違っても色恋は見えない
「おおー、今日の朝食もうまそうだな」
前よりも、この家に来てからという意味で、口数が減った
「ああ、そうだ。今日は帰り早くなるから」
あの日から彼は、私がくる前と同じように、仕事にいっている
一人にしないでほしい、そう言った3、4週間前のあの日から
それなのに、今日はいったいどうしたんだろう
「いつ、帰ってこれる?」
今の私の言葉には力がない。どこか頼りなくて、聞き取りづらいかんじ
「昼頃に帰るから、お昼を二人分よろしく」
平日に彼の昼食を作るのは久しぶりだ
「い、いってらっしゃい」
いつの間にか玄関の外にたっていた彼を、慌てて見送った
なんとなくで過ぎていく
彼との関係も、何となく、ちょっとした、間違っても色恋は見えない
「おおー、今日の朝食もうまそうだな」
前よりも、この家に来てからという意味で、口数が減った
「ああ、そうだ。今日は帰り早くなるから」
あの日から彼は、私がくる前と同じように、仕事にいっている
一人にしないでほしい、そう言った3、4週間前のあの日から
それなのに、今日はいったいどうしたんだろう
「いつ、帰ってこれる?」
今の私の言葉には力がない。どこか頼りなくて、聞き取りづらいかんじ
「昼頃に帰るから、お昼を二人分よろしく」
平日に彼の昼食を作るのは久しぶりだ
「い、いってらっしゃい」
いつの間にか玄関の外にたっていた彼を、慌てて見送った
4 名前:ブランクライフ :2007/03/11(日) 16:47:10.91 ID:IIfUREA00
それから数時間、ドアがばたんと開く
「ただいま~」
本当に彼は正午に帰ってきた
「とりあえずお昼なんだけど、今食べられる?」
もちろん、用意はしてある
「そっか、よし。じゃあまず食べよう」
どうも彼は何か慌てている印象を受ける
「今日、なにかあるの?」
心に浮かんだ疑問を素直に聞く
「ああ、ちょっと一緒に出掛けようと思ってね」
「そう、ですか」
いままでを振り返ってみると、実は病院を出てから、ほとんど私は外に出ていない
そのせいか、肌もより白くなり、少々不健康だ
そんな私に、出掛けよう、というくらいだから、きっと何かしらの考えがあるのだろう
「ただいま~」
本当に彼は正午に帰ってきた
「とりあえずお昼なんだけど、今食べられる?」
もちろん、用意はしてある
「そっか、よし。じゃあまず食べよう」
どうも彼は何か慌てている印象を受ける
「今日、なにかあるの?」
心に浮かんだ疑問を素直に聞く
「ああ、ちょっと一緒に出掛けようと思ってね」
「そう、ですか」
いままでを振り返ってみると、実は病院を出てから、ほとんど私は外に出ていない
そのせいか、肌もより白くなり、少々不健康だ
そんな私に、出掛けよう、というくらいだから、きっと何かしらの考えがあるのだろう
「……行方不明の少年を捜そうと思ってるんだ」
彼のごはんをよそっていた手が、止まった
「あの、今なんて?」
「一ヶ月前の失踪事件と君の記憶喪失に関係があるんじゃないか、と思ってね」
なんだろう、この不安
「もしかして、嫌だったりするかな?」
ただでさえ白い皮膚から、更に血の気が引く
「ふむ、やっぱり何か関係があるかもな」
どうして今更そんなことを知る必要があるの?
「お昼食べたら捜索はじめるから、温かい格好をしていきなよ」
そんな言葉も耳に入らなかった
彼のごはんをよそっていた手が、止まった
「あの、今なんて?」
「一ヶ月前の失踪事件と君の記憶喪失に関係があるんじゃないか、と思ってね」
なんだろう、この不安
「もしかして、嫌だったりするかな?」
ただでさえ白い皮膚から、更に血の気が引く
「ふむ、やっぱり何か関係があるかもな」
どうして今更そんなことを知る必要があるの?
「お昼食べたら捜索はじめるから、温かい格好をしていきなよ」
そんな言葉も耳に入らなかった
5 名前:ブランクライフ :2007/03/11(日) 16:48:19.39 ID:IIfUREA00
学校校門前
「ああ、そこの君。ちょっといいかな」
どうやら、今日は高校生の受験ということで、生徒は早く下校する日だったらしい
「なんすか?」
いかにも態度の悪そうな男子、私はその顔に見覚えがある
それもそうだ、“僕”の元クラスメイトなんだから
「君、一ヶ月前に失踪した男の子の同級生だよね」
「そんなの、あんたに関係ないじゃん」
見るからに柄の悪い、こいつは誰に対してもそうだった
「僕は記者をしていてね、記事にでもしようと思ってるんだが、ダメかな?
もちろん顔も名前も匿名ってことでどう?」
記者、という肩書きが利いたのか、私の元同級生は質問に応じはじめた
「ああ、そこの君。ちょっといいかな」
どうやら、今日は高校生の受験ということで、生徒は早く下校する日だったらしい
「なんすか?」
いかにも態度の悪そうな男子、私はその顔に見覚えがある
それもそうだ、“僕”の元クラスメイトなんだから
「君、一ヶ月前に失踪した男の子の同級生だよね」
「そんなの、あんたに関係ないじゃん」
見るからに柄の悪い、こいつは誰に対してもそうだった
「僕は記者をしていてね、記事にでもしようと思ってるんだが、ダメかな?
もちろん顔も名前も匿名ってことでどう?」
記者、という肩書きが利いたのか、私の元同級生は質問に応じはじめた
6 名前:ブランクライフ :2007/03/11(日) 16:49:37.86 ID:IIfUREA00
男子への質問がはじまる
「君、失踪に対して何か心当たりとかある?」
「ああ、ぶっちゃけあいついじめられてたからな」
「ふぅん、具体的にどんな?」
「なぁ、本当に警察とかには言わねーよな」
「まさか、売れてくれればそれでいいだけだしね」
「そうか。じゃいうけど、結構酷かったぜ」
「どーいった風に?」
「ぶっちゃけ、男子も女子も皆でやってたからな。ものを盗ったりってのは当たり前だしつか、無理矢理いろいろやってた。
線も細かったし、男子とかに襲われたりもしてたしな」
「へぇ、先生は?」
「興味無し、っつーの?誰も何も言わなかった。一度、あいつがちくったんだけどよぉ、次の日体中アザだらけにされてんの」
「罪悪感とか、そういう可哀想だなぁとか思ったりは?」
「あいついじられキャラなんだよ。みんなやってるし、それが普通じゃん」
「そうか、ありがとう」
「あー、あとさ、あいつがいじめられはじめた最初の原因。女子らしいぜ?」
「そうか、じゃあ女の子にも聞いた方がいいかな」
「俺、携帯電話あるし、今呼んでやるよ」
「出来れば中心にいたような子、お願いできるかな」
「いいぜ。あ、あと本当に俺の名前書くなよ」
そうされるのが嫌ならやらなければいいのに
彼の唇は確かにそう動いた、少なくとも私にはそう見えた
「君、失踪に対して何か心当たりとかある?」
「ああ、ぶっちゃけあいついじめられてたからな」
「ふぅん、具体的にどんな?」
「なぁ、本当に警察とかには言わねーよな」
「まさか、売れてくれればそれでいいだけだしね」
「そうか。じゃいうけど、結構酷かったぜ」
「どーいった風に?」
「ぶっちゃけ、男子も女子も皆でやってたからな。ものを盗ったりってのは当たり前だしつか、無理矢理いろいろやってた。
線も細かったし、男子とかに襲われたりもしてたしな」
「へぇ、先生は?」
「興味無し、っつーの?誰も何も言わなかった。一度、あいつがちくったんだけどよぉ、次の日体中アザだらけにされてんの」
「罪悪感とか、そういう可哀想だなぁとか思ったりは?」
「あいついじられキャラなんだよ。みんなやってるし、それが普通じゃん」
「そうか、ありがとう」
「あー、あとさ、あいつがいじめられはじめた最初の原因。女子らしいぜ?」
「そうか、じゃあ女の子にも聞いた方がいいかな」
「俺、携帯電話あるし、今呼んでやるよ」
「出来れば中心にいたような子、お願いできるかな」
「いいぜ。あ、あと本当に俺の名前書くなよ」
そうされるのが嫌ならやらなければいいのに
彼の唇は確かにそう動いた、少なくとも私にはそう見えた