ひょんなことから女の子
◆KjoXDJ3iYI 2-2
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hyon
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162 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 23:42:58.66 ID:78TbaTeG0
徐々に町が夕焼け色に染まってゆく。だけど俺たちはそこから動けない
「これから、どうすればいいんだろう」
そんな言葉が、自然に口からこぼれる
「わかんない」
友之も途方にくれている。
「ここは、僕たちの世界じゃない。僕たちのことなんて誰も知らない世界だ。だから―」
「あら美幸、帰ってたの?」
友之の言葉は、見知らぬおばさんによりさえぎられた。上品そうな女性だ
「みゆき?」
俺のことを言ってるのか?なんだか、妙に聞き覚えのある名前だけど
「あら?そちらは?もしかしてもうお友達ができたの?」
「あの、僕は……」
「初めまして。そこのアパートに引っ越してきた“東”です。よろしくお願いします」
あずま……みゆき……あずま……って、母さんの旧姓!?じゃあまさか俺は……
「じゃあ美幸、そろそろ晩御飯だから」
「ちょ、ちょっとこの人ともう少し話させて!!」
「あ、美幸?」
そう言うと俺は、友之の手を引いて走り出した
「これから、どうすればいいんだろう」
そんな言葉が、自然に口からこぼれる
「わかんない」
友之も途方にくれている。
「ここは、僕たちの世界じゃない。僕たちのことなんて誰も知らない世界だ。だから―」
「あら美幸、帰ってたの?」
友之の言葉は、見知らぬおばさんによりさえぎられた。上品そうな女性だ
「みゆき?」
俺のことを言ってるのか?なんだか、妙に聞き覚えのある名前だけど
「あら?そちらは?もしかしてもうお友達ができたの?」
「あの、僕は……」
「初めまして。そこのアパートに引っ越してきた“東”です。よろしくお願いします」
あずま……みゆき……あずま……って、母さんの旧姓!?じゃあまさか俺は……
「じゃあ美幸、そろそろ晩御飯だから」
「ちょ、ちょっとこの人ともう少し話させて!!」
「あ、美幸?」
そう言うと俺は、友之の手を引いて走り出した
163 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 23:52:01.53 ID:78TbaTeG0
「はあはあ……どうしたんだよ駿?」
「はあ…はあ……“東 美幸”は、俺の母さんの名前だ。そしてあのおばさんは俺のことをそう呼んだ」
「え……それって?」
「多分俺は今、俺の母さんになってるんだ。だとしたら多分お前は」
「あー!友則(とものり)!!何やってんの?」
「え?」
振り返った俺たちの目の前には、ポニーテールの美少女がいた
「あら?あなた初めて見るわね。転校生?」
「えっと……」
「私の名前は“山本 夏紀(やまもと なつき)”よろしくね」
「あ、東 美幸……です」
「うん、美幸ちゃんね。よろしくっ!で、友則は何やってんの?」
「あ、えーと、この子に町の紹介を」
「ふーん……ま、アンタが何しようと私の知ったこっちゃないけど」
じゃあなんで聞いたんだろう……
「じゃ、またね。美幸ちゃん!」
そういって彼女は帰っていった。本当になんだったんだろう
「はあ…はあ……“東 美幸”は、俺の母さんの名前だ。そしてあのおばさんは俺のことをそう呼んだ」
「え……それって?」
「多分俺は今、俺の母さんになってるんだ。だとしたら多分お前は」
「あー!友則(とものり)!!何やってんの?」
「え?」
振り返った俺たちの目の前には、ポニーテールの美少女がいた
「あら?あなた初めて見るわね。転校生?」
「えっと……」
「私の名前は“山本 夏紀(やまもと なつき)”よろしくね」
「あ、東 美幸……です」
「うん、美幸ちゃんね。よろしくっ!で、友則は何やってんの?」
「あ、えーと、この子に町の紹介を」
「ふーん……ま、アンタが何しようと私の知ったこっちゃないけど」
じゃあなんで聞いたんだろう……
「じゃ、またね。美幸ちゃん!」
そういって彼女は帰っていった。本当になんだったんだろう
164 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/04(日) 23:58:46.51 ID:78TbaTeG0
「夏紀って…お母さんの名前だ……」
さっきの女の子が帰って行った後で、友之がつぶやく
「お前、友則って呼ばれてたな」
「友則って…じゃあ今の僕は……父さんになってるってこと!?」
「だろうな」
もう間違いないだろう。この世界で俺たちは、それぞれの親になってしまったんだ。
俺は母親に、あいつは父親に。
「何か、とんでもないことになっちゃったね」
「ああ……」
「夢じゃ……ないんだよね…いたっ!なにするんだよ」
「夢じゃないらしいぜ。でもとりあえず今日は家へ帰ろう。もう疲れた」
「そうだね」
「帰る」という言葉が正しいのかどうかは分からないけど、今はとにかく休みたい
さっきの女の子が帰って行った後で、友之がつぶやく
「お前、友則って呼ばれてたな」
「友則って…じゃあ今の僕は……父さんになってるってこと!?」
「だろうな」
もう間違いないだろう。この世界で俺たちは、それぞれの親になってしまったんだ。
俺は母親に、あいつは父親に。
「何か、とんでもないことになっちゃったね」
「ああ……」
「夢じゃ……ないんだよね…いたっ!なにするんだよ」
「夢じゃないらしいぜ。でもとりあえず今日は家へ帰ろう。もう疲れた」
「そうだね」
「帰る」という言葉が正しいのかどうかは分からないけど、今はとにかく休みたい
165 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 00:08:18.80 ID:u0U49dND0
アパートに戻った俺は「東」の表札がかかった部屋に入った
「ただいま」
自分の家じゃないところに「ただいま」は変な感じだ。
「お帰り。さっきはどうしたのよ急に……まあ、お友達ができたみたいだからいいけど」
母さんの母さん―つまりばあちゃんなんだよなこの人
「ごめんなさい」
とりあえず謝っておく
「いいのよ。それにしてもさっきの男の子、いい人そうね」
「え……っと、うん」
「うん、ああいう子がいれば大丈夫ね。きっと」
なにが大丈夫なんだろう。ちょっと気になったが聞かないことにした。
今は聞かないほうがいいと思う。別人だと思われたら嫌だし
「さあ、晩御飯にしましょう」
ばあちゃん―この世界での俺の母さんの作った料理はおいしかった。
と同時に、元の世界のことが思い出されて、ちょっと泣きそうになった。
俺は元に戻ることができるのだろうか
「ただいま」
自分の家じゃないところに「ただいま」は変な感じだ。
「お帰り。さっきはどうしたのよ急に……まあ、お友達ができたみたいだからいいけど」
母さんの母さん―つまりばあちゃんなんだよなこの人
「ごめんなさい」
とりあえず謝っておく
「いいのよ。それにしてもさっきの男の子、いい人そうね」
「え……っと、うん」
「うん、ああいう子がいれば大丈夫ね。きっと」
なにが大丈夫なんだろう。ちょっと気になったが聞かないことにした。
今は聞かないほうがいいと思う。別人だと思われたら嫌だし
「さあ、晩御飯にしましょう」
ばあちゃん―この世界での俺の母さんの作った料理はおいしかった。
と同時に、元の世界のことが思い出されて、ちょっと泣きそうになった。
俺は元に戻ることができるのだろうか
166 名前: ◆KjoXDJ3iYI 2007/03/05(月) 00:13:05.19 ID:u0U49dND0
「美幸、お風呂沸いたから先に入りなさい。」
ご飯の後ちょっとボーっとしていると、そう言われた
「まだあまり片付いてないから、着替えは出しておくからね」
ということなので、風呂へ向かう。あまり広くはない部屋なのですぐに場所は分かった
で、服を脱ぐ。豊かな胸があらわになる……って何かこれまずくない?いや、自分の体だからいいよな?むしろ堂々と脱ぐべきだよな、うん
そういえば年頃になってから女の裸なんて生で見ることはなかったわけで、ましてや同じ年の女の子の体など……
「もしかしてちょっと幸せなのかも」
うん、ちょっと元気出た。にしても母さん、ないすばでー
ご飯の後ちょっとボーっとしていると、そう言われた
「まだあまり片付いてないから、着替えは出しておくからね」
ということなので、風呂へ向かう。あまり広くはない部屋なのですぐに場所は分かった
で、服を脱ぐ。豊かな胸があらわになる……って何かこれまずくない?いや、自分の体だからいいよな?むしろ堂々と脱ぐべきだよな、うん
そういえば年頃になってから女の裸なんて生で見ることはなかったわけで、ましてや同じ年の女の子の体など……
「もしかしてちょっと幸せなのかも」
うん、ちょっと元気出た。にしても母さん、ないすばでー
風呂から出ると、女物の着替え一式がおいてあった……無論パンツやブラも
なんと言うかこの感覚は……うん、一線を越えちゃったよ俺。
でもこれからはこうして女の子として生きていかなくちゃならないわけで……もし元の世界に戻ったとき、変な趣味に目覚めてたらどうしよう
そんなことを考えているうちに、疲れが出てきて眠ってしまった。
なんと言うかこの感覚は……うん、一線を越えちゃったよ俺。
でもこれからはこうして女の子として生きていかなくちゃならないわけで……もし元の世界に戻ったとき、変な趣味に目覚めてたらどうしよう
そんなことを考えているうちに、疲れが出てきて眠ってしまった。