ひょんなことから女の子
名無草 1-14
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243 名前: 名無草 2007/03/05(月) 23:51:13.94 ID:gbOLKODU0
朝、緊張しているのかいつもより少し早く目が覚めた。
見ると姉貴はまだ眠っていたので起こさないようにベッドから出て、
制服を前に固まってしまった。
俺「んー、どっちにすべきか……」
悩んでいても仕方ない、先に出来ることから終わらせよう。
そう思い洗面所に行くと先客が居た。
大阪「あ、“俺”さん。おはようございます」
俺「おはよう」
言って、並んで歯を磨く。
口を漱いで、思ったことを言う。
俺「背、高いなー。男の頃の俺ぐらいあるんじゃない?」
大阪「そうですか?あんまり気にしたことなかったんですけど」
そこでふと思い出して、尋ねる。
俺「学校に行くのにさ、制服、どうすれば良いと思う?」
大阪「“俺”さんは養子っていうことになってますから、
女の子のが良いと思いますよ」
俺、戸籍では養子になってたんだ……。
俺「そっか」
言って顔を洗い、部屋に戻る。
すると姉貴が起きていて、
俺「なんか、俺が女になってから起きるの早くなった?」
姉「30分くらい早くなったみたいね」
なんてやりとりをしながら服を着替える。
支度を終えて、そろそろ出ようかと思った頃に呼び鈴が鳴る。
俺「はーい」
言いながら玄関に向かい、ドアを開けると、
そこに居たのは“男”と“友”だった。
見ると姉貴はまだ眠っていたので起こさないようにベッドから出て、
制服を前に固まってしまった。
俺「んー、どっちにすべきか……」
悩んでいても仕方ない、先に出来ることから終わらせよう。
そう思い洗面所に行くと先客が居た。
大阪「あ、“俺”さん。おはようございます」
俺「おはよう」
言って、並んで歯を磨く。
口を漱いで、思ったことを言う。
俺「背、高いなー。男の頃の俺ぐらいあるんじゃない?」
大阪「そうですか?あんまり気にしたことなかったんですけど」
そこでふと思い出して、尋ねる。
俺「学校に行くのにさ、制服、どうすれば良いと思う?」
大阪「“俺”さんは養子っていうことになってますから、
女の子のが良いと思いますよ」
俺、戸籍では養子になってたんだ……。
俺「そっか」
言って顔を洗い、部屋に戻る。
すると姉貴が起きていて、
俺「なんか、俺が女になってから起きるの早くなった?」
姉「30分くらい早くなったみたいね」
なんてやりとりをしながら服を着替える。
支度を終えて、そろそろ出ようかと思った頃に呼び鈴が鳴る。
俺「はーい」
言いながら玄関に向かい、ドアを開けると、
そこに居たのは“男”と“友”だった。
70 :名無草 :2007/03/06(火) 21:24:16.00 ID:WhTXzriA0
俺「よ」
友「おう」
男「おはよう」
いつも通りの挨拶。
友「んじゃ、学校行こうぜ」
俺「ん、あれでも俺。今日から学校だって言ったっけ?」
男「昨日“俺”のお母さんから電話があったんだよ」
俺「そっか」
言いながら靴を履き、家を出ようとすると、
大阪「あ、“俺”さん、待ってくださいよー」
言いながら、“大阪”が慌てて追ってきた。
“大阪”が靴を履くのを待って、二人で家を出る。と、“男”と“友”はなにやら固まっている。
俺「?どうしたんだ?」
友「いや、えーっと……、その人は?」
あ、そっか、こいつらは知らなかったっけ。
俺「“大阪”って言うんだけど」
そこから手短に説明。二人は終始“大阪”に見蕩れていた。
大阪「と言うわけです。これからよろしくおねがいします」
軽くお辞儀する“大阪”。
友「あ、ああ。よろしく」
男「よ、よろしく」
慌てて返す“男”と“友”。
そうして四人で話をしながら登校した。
大阪「私たちは職員室に用事あるんで、ここで」
学校に着き、校舎に入ったとき、“大阪”が言った。
友「そっか、それじゃぁな」
男「またね」
俺「おう、また後でな」
そこで俺たちは別れた。
友「おう」
男「おはよう」
いつも通りの挨拶。
友「んじゃ、学校行こうぜ」
俺「ん、あれでも俺。今日から学校だって言ったっけ?」
男「昨日“俺”のお母さんから電話があったんだよ」
俺「そっか」
言いながら靴を履き、家を出ようとすると、
大阪「あ、“俺”さん、待ってくださいよー」
言いながら、“大阪”が慌てて追ってきた。
“大阪”が靴を履くのを待って、二人で家を出る。と、“男”と“友”はなにやら固まっている。
俺「?どうしたんだ?」
友「いや、えーっと……、その人は?」
あ、そっか、こいつらは知らなかったっけ。
俺「“大阪”って言うんだけど」
そこから手短に説明。二人は終始“大阪”に見蕩れていた。
大阪「と言うわけです。これからよろしくおねがいします」
軽くお辞儀する“大阪”。
友「あ、ああ。よろしく」
男「よ、よろしく」
慌てて返す“男”と“友”。
そうして四人で話をしながら登校した。
大阪「私たちは職員室に用事あるんで、ここで」
学校に着き、校舎に入ったとき、“大阪”が言った。
友「そっか、それじゃぁな」
男「またね」
俺「おう、また後でな」
そこで俺たちは別れた。
71 :名無草 :2007/03/06(火) 21:25:02.73 ID:WhTXzriA0
職員室で、“女教師”の所に行く。
どうやらクラスは変わらないらしい、ついでに“大阪”も同じクラスになるらしかった。
女教師「という訳だ」
どうやら俺は学校では“私”と名乗らないといけないらしい。
戸籍上では別人だから当然と言えば当然か。
俺「はいよ、でも捩っただけの名前もどうかt
女教師「うるさい、考える時間がなかったんだ。それに“俺”だといろいろと不都合だろう」
この名前、この人が考えたのか?
ちなみに名前は俺のと姉貴のを足して二で割った感じだった。
俺「そうですか、良い名前をありがとう。お母さん」
皮肉一杯に笑顔で返す。
女教師「あ、いや、まぁ」
何か言いよどんでいる“女教師”。この人には冗談も皮肉も通じないらしい。
そうこうしている間に始業の鐘がなる1分前。
女教師「ん、もうこんな時間か。そろそろ行こうか」
“女教師”について教室へと移動する。
女教師「お前たちはここで待って居なさい」
『キーンコーnガラガラ』
鐘の音と共に教室に入る“女教師”。
いつも思うがこの人、このタイミング外さないんだよなぁ……ある意味すげぇ。
女教師「今日は授業の前に少し話しがある」
そう言って俺たちを教室へと呼ぶ。
俺たちが入った途端、教室はざわめき始める。
どうやらクラスは変わらないらしい、ついでに“大阪”も同じクラスになるらしかった。
女教師「という訳だ」
どうやら俺は学校では“私”と名乗らないといけないらしい。
戸籍上では別人だから当然と言えば当然か。
俺「はいよ、でも捩っただけの名前もどうかt
女教師「うるさい、考える時間がなかったんだ。それに“俺”だといろいろと不都合だろう」
この名前、この人が考えたのか?
ちなみに名前は俺のと姉貴のを足して二で割った感じだった。
俺「そうですか、良い名前をありがとう。お母さん」
皮肉一杯に笑顔で返す。
女教師「あ、いや、まぁ」
何か言いよどんでいる“女教師”。この人には冗談も皮肉も通じないらしい。
そうこうしている間に始業の鐘がなる1分前。
女教師「ん、もうこんな時間か。そろそろ行こうか」
“女教師”について教室へと移動する。
女教師「お前たちはここで待って居なさい」
『キーンコーnガラガラ』
鐘の音と共に教室に入る“女教師”。
いつも思うがこの人、このタイミング外さないんだよなぁ……ある意味すげぇ。
女教師「今日は授業の前に少し話しがある」
そう言って俺たちを教室へと呼ぶ。
俺たちが入った途端、教室はざわめき始める。
72 :名無草 :2007/03/06(火) 21:26:25.06 ID:WhTXzriA0
なんと言うか、むず痒いような感じがする。
女教師「簡単に自己紹介を頼む」
まずは名乗って……ちゃんと“私”の方をな、それから趣味とか当たり障りのない事を言う。
私「すぐに学年も変わって違うクラスになる人も居ると思いますが、これからしばらくの間、
よろしくお願いします」
女教師「よろしく、“私”。次は君だ」
そうして“大阪”の自己紹介。
大阪「大阪から来ました、“大阪”って言います」
昨日、俺と会ったときに言ったことを繰り返す“大阪”。
こちらも無難に自己紹介を終える。
女教師「それじゃ、“私”は“男”の隣、“大阪”はその後ろの席だ」
言って座るように俺たちを席へと導く。
席替えをしたらしい、それは良いんだが……。
男「よろしく、“私”さんに“大阪”さん」
友「よろしくな」
見知った顔が二つ、“女教師”め、謀ったな……。
まぁこいつらなら都合が良いか。窓際の後方だs
女「“私”さん、名字、“俺”くんと同じなんですね」
これは少しマズいかもしれない……。
女教師「簡単に自己紹介を頼む」
まずは名乗って……ちゃんと“私”の方をな、それから趣味とか当たり障りのない事を言う。
私「すぐに学年も変わって違うクラスになる人も居ると思いますが、これからしばらくの間、
よろしくお願いします」
女教師「よろしく、“私”。次は君だ」
そうして“大阪”の自己紹介。
大阪「大阪から来ました、“大阪”って言います」
昨日、俺と会ったときに言ったことを繰り返す“大阪”。
こちらも無難に自己紹介を終える。
女教師「それじゃ、“私”は“男”の隣、“大阪”はその後ろの席だ」
言って座るように俺たちを席へと導く。
席替えをしたらしい、それは良いんだが……。
男「よろしく、“私”さんに“大阪”さん」
友「よろしくな」
見知った顔が二つ、“女教師”め、謀ったな……。
まぁこいつらなら都合が良いか。窓際の後方だs
女「“私”さん、名字、“俺”くんと同じなんですね」
これは少しマズいかもしれない……。
79 :愛のVIP戦士:2007/03/06(火) 22:06:34.57 ID:WhTXzriA0
私「ええ、一応親戚なので」
女「“俺”君は、まだ帰って来ないんですか?」
私「まだ、帰ってきません。全く、何やってるんでしょうね」
はい、ここで“女”と話ししてます。ごめんなさい。
女教師「ほらほら、転校生への質問は授業が終わってからにしなさい」
ナイス“女教師”。
とりあえず久々の学校だし、女になって初めての授業だ。真面目に聞いてみよう。
そう思ってノートや教科書を取り出す。うわ、すげぇ。なんか新品みたい。
それだけ勉強をしていなかったと言うだけの話し。
女「“俺”君は、まだ帰って来ないんですか?」
私「まだ、帰ってきません。全く、何やってるんでしょうね」
はい、ここで“女”と話ししてます。ごめんなさい。
女教師「ほらほら、転校生への質問は授業が終わってからにしなさい」
ナイス“女教師”。
とりあえず久々の学校だし、女になって初めての授業だ。真面目に聞いてみよう。
そう思ってノートや教科書を取り出す。うわ、すげぇ。なんか新品みたい。
それだけ勉強をしていなかったと言うだけの話し。
そうして授業の終わりを告げる鐘の音と共に去っていく“女教師”。
ふと思うと、この人の授業まともに受けたの今日が初めてかもしれない。
そうして分かったことは、地理って案外面白い。
それと、あの人。分かりやすいように随分と工夫してるんだなぁ……。
そんな事を考えていると俺と“大阪”の机の周りには人だかりが出来ていた。
えーっと……、どうしようか?
そんな事を思っていると、目の合った奴が口を開いた。
「どこに住んでるんですか?」
初対面でんな事聞くなよ。
「ご趣味は?」
さっきの自己紹介聞いてなかったのかよ。
「“俺”と名字が同じみたいですけど、どういうご関係なんですか?」
なんて、押し寄せる質問。
答える時間ぐらいよこせっての。
助けを求めて“大阪”を見ると、向こうも同じ感じだった。
ただ、この質問攻めの中平然と全てに答えているのは正直凄いとしか言い様がない。
ふと思うと、この人の授業まともに受けたの今日が初めてかもしれない。
そうして分かったことは、地理って案外面白い。
それと、あの人。分かりやすいように随分と工夫してるんだなぁ……。
そんな事を考えていると俺と“大阪”の机の周りには人だかりが出来ていた。
えーっと……、どうしようか?
そんな事を思っていると、目の合った奴が口を開いた。
「どこに住んでるんですか?」
初対面でんな事聞くなよ。
「ご趣味は?」
さっきの自己紹介聞いてなかったのかよ。
「“俺”と名字が同じみたいですけど、どういうご関係なんですか?」
なんて、押し寄せる質問。
答える時間ぐらいよこせっての。
助けを求めて“大阪”を見ると、向こうも同じ感じだった。
ただ、この質問攻めの中平然と全てに答えているのは正直凄いとしか言い様がない。
80 :愛のVIP戦士:2007/03/06(火) 22:08:42.39 ID:WhTXzriA0
友「お前らちょっとは考えて質問しろっての。ほら、怯えてるじゃねぇか」
と、“友”が助け舟を出してくれた。
男「そうだよ、それとプライベートに立ち入るような質問もやめた方が良いと思う」
続けて“男”が言う。ありがとな、二人とも……。
「るせー、野郎は黙ってろ」
「私たちはこの“私”ちゃんに質問してんの」
などと口々に反論するクラスメート。
友「だからお前ら恋人出来ねぇんだよ」
おい“友”、それはマズいんじゃないかな?
「んだと?喧嘩売ってんのか」
「あんただって彼女居ないくせに!」
やっぱり、標的にされちまったか……。
男「ほらほら、折角“友”が注意逸らしてくれたんだから、早く行こう」
“男”が耳打ちで俺にそんな事を言う。
私「いや、でも……」
男「良いから、行こう」
俺の手を取ってコソコソと移動を始める“男”。
“友”の方を見ると、さりげなく俺に手を振っている。
すまん、恩に着る。
教室を出るなり、“男”はいきなり走り出した。
俺「ちょ、おい“男”!」
そうして屋上まで出て、
男「ここなら大丈夫かな」
言って、腰を下ろす。
俺「いきなり走り出すなよな、こけそうになったじゃねーか」
男「はは、ごめん」
俺「いや、良いよ。ありがとな、おかげで助かった」
女「へぇ、この前のは猫被ってたんだ」
見ると、入り口のドアにもたれて“女”が立っていた。
と、“友”が助け舟を出してくれた。
男「そうだよ、それとプライベートに立ち入るような質問もやめた方が良いと思う」
続けて“男”が言う。ありがとな、二人とも……。
「るせー、野郎は黙ってろ」
「私たちはこの“私”ちゃんに質問してんの」
などと口々に反論するクラスメート。
友「だからお前ら恋人出来ねぇんだよ」
おい“友”、それはマズいんじゃないかな?
「んだと?喧嘩売ってんのか」
「あんただって彼女居ないくせに!」
やっぱり、標的にされちまったか……。
男「ほらほら、折角“友”が注意逸らしてくれたんだから、早く行こう」
“男”が耳打ちで俺にそんな事を言う。
私「いや、でも……」
男「良いから、行こう」
俺の手を取ってコソコソと移動を始める“男”。
“友”の方を見ると、さりげなく俺に手を振っている。
すまん、恩に着る。
教室を出るなり、“男”はいきなり走り出した。
俺「ちょ、おい“男”!」
そうして屋上まで出て、
男「ここなら大丈夫かな」
言って、腰を下ろす。
俺「いきなり走り出すなよな、こけそうになったじゃねーか」
男「はは、ごめん」
俺「いや、良いよ。ありがとな、おかげで助かった」
女「へぇ、この前のは猫被ってたんだ」
見ると、入り口のドアにもたれて“女”が立っていた。
81 :愛のVIP戦士:2007/03/06(火) 22:27:51.33 ID:WhTXzriA0
私「えーっと……」
“男”と顔を見合わせる。
女「まぁ良いわ、それで、本当の所あなたは何者なの?」
勘付かれた、かな?
私「私は“私”です、それ以外にどう答えれば良いんですか?」
女「百歩譲って、その通りだったとしても。さっきの喋り方と“男”君と“友”君、
この二人との関係は何なの?」
私「それは、たまたま“俺”君の家に遊びに行った時に二人が居て……。
喋り方は家に男の兄弟が多かったから、そんなふうになっただけです。」
女「……無理に普通に喋らなくても良いわよ。それで、あたなは“俺”君の親戚だって言ってたわよね?」
俺「じゃぁ普通に喋らせてもらおっかな、肩凝るし。そう、俺は“俺”の親戚だけど」
女「……なんだか雰囲気まで変わるのね、まぁ良いわ。それであなたは、
どこに住んでいた親戚なのかしら?」
俺「それは……、その」
女「もう良いわ、嘘はやめましょう。中学生の時、俺君言ってたわよ。『俺、親戚って居ないんだよな。
“女”がちょっとうらやましい』ってね。さぁ、言ってもらおうじゃない、あなたは、何者なの?」
そんな事言ったのかよ、俺。
俺「それっていつ言ったんだよ」
女「関係ないでしょ。……確か、夏休みの時に学校の生徒会で集められた時に早く来すぎて話ししてたとき、
だったと思うけど」
……だんだん思い出してくる。その時、時間間違えて早めに学校について……。
話題がなくて、息苦しくなったから聞いたんだったか。
『夏休み、どっか行く予定とかあんの?』
『え?……うん、親戚の家に行く予定はあるかな』
『そっか、俺って親戚居ないからさ、そう言うの、ちょっと羨ましいな』
俺は、確かにそんなことを言ったみたいだ……。
“男”と顔を見合わせる。
女「まぁ良いわ、それで、本当の所あなたは何者なの?」
勘付かれた、かな?
私「私は“私”です、それ以外にどう答えれば良いんですか?」
女「百歩譲って、その通りだったとしても。さっきの喋り方と“男”君と“友”君、
この二人との関係は何なの?」
私「それは、たまたま“俺”君の家に遊びに行った時に二人が居て……。
喋り方は家に男の兄弟が多かったから、そんなふうになっただけです。」
女「……無理に普通に喋らなくても良いわよ。それで、あたなは“俺”君の親戚だって言ってたわよね?」
俺「じゃぁ普通に喋らせてもらおっかな、肩凝るし。そう、俺は“俺”の親戚だけど」
女「……なんだか雰囲気まで変わるのね、まぁ良いわ。それであなたは、
どこに住んでいた親戚なのかしら?」
俺「それは……、その」
女「もう良いわ、嘘はやめましょう。中学生の時、俺君言ってたわよ。『俺、親戚って居ないんだよな。
“女”がちょっとうらやましい』ってね。さぁ、言ってもらおうじゃない、あなたは、何者なの?」
そんな事言ったのかよ、俺。
俺「それっていつ言ったんだよ」
女「関係ないでしょ。……確か、夏休みの時に学校の生徒会で集められた時に早く来すぎて話ししてたとき、
だったと思うけど」
……だんだん思い出してくる。その時、時間間違えて早めに学校について……。
話題がなくて、息苦しくなったから聞いたんだったか。
『夏休み、どっか行く予定とかあんの?』
『え?……うん、親戚の家に行く予定はあるかな』
『そっか、俺って親戚居ないからさ、そう言うの、ちょっと羨ましいな』
俺は、確かにそんなことを言ったみたいだ……。
113 :名無草 :2007/03/07(水) 03:09:16.05 ID:zHT34biP0
俺「……多分信じられないと思うけどさ。そんなに聞きたいなら本当の事、話すよ」
男「え?で、でも」
俺「いや、良いって。半端な嘘じゃ引き下がってくれそうにないし」
そうして俺は語りだした。
五日前、朝起きると女になっていた事。
その回顧録。
男「え?で、でも」
俺「いや、良いって。半端な嘘じゃ引き下がってくれそうにないし」
そうして俺は語りだした。
五日前、朝起きると女になっていた事。
その回顧録。
俺「さて、一通り、本当の事を言った。それで、お前はこんなことが信じられるか?」
女「じゃぁ、あなたが“俺”君……なの?」
俺「そうだよ、まぁ今この学校じゃ“私”だけどさ」
女「信じられない、でも、そう考えると辻褄は合うのか……」
頭の回転が速いようで、大変結構。
俺「証人ならそこの“男”と、それと“友”。他には俺の姉貴とお袋と、
あと“大阪”と“女教師”が居るけど。
あ、それとこの事は黙っててくれると助かるんだけど」
女「そう……。“男”君、今の話しは本当なのね?」
男「うん、本当だよ」
女「そう……、それじゃぁ改めてよろしくね、“私”ちゃん」
俺「信じられるのか?」
女「もちろん。不思議は人が求め続ける物の一つでしょ、それを否定するなんて出来ないもの」
よく分からないが、どうやら信じてくれるらしい。
女「いけない、もう次の授業始まっちゃうよ。早く教室に戻ろ!」
俺と“男”を急かして、教室に戻る“女”。
こう言う非日常には、男より女の方が強いのかもしれない。
女「じゃぁ、あなたが“俺”君……なの?」
俺「そうだよ、まぁ今この学校じゃ“私”だけどさ」
女「信じられない、でも、そう考えると辻褄は合うのか……」
頭の回転が速いようで、大変結構。
俺「証人ならそこの“男”と、それと“友”。他には俺の姉貴とお袋と、
あと“大阪”と“女教師”が居るけど。
あ、それとこの事は黙っててくれると助かるんだけど」
女「そう……。“男”君、今の話しは本当なのね?」
男「うん、本当だよ」
女「そう……、それじゃぁ改めてよろしくね、“私”ちゃん」
俺「信じられるのか?」
女「もちろん。不思議は人が求め続ける物の一つでしょ、それを否定するなんて出来ないもの」
よく分からないが、どうやら信じてくれるらしい。
女「いけない、もう次の授業始まっちゃうよ。早く教室に戻ろ!」
俺と“男”を急かして、教室に戻る“女”。
こう言う非日常には、男より女の方が強いのかもしれない。