ひょんなことから女の子
名無草 1-16
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hyon
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124 :名無草 :2007/03/07(水) 05:22:36.40 ID:zHT34biP0
俺「遠慮せずに座れよ」
友「お、おう」
男「うん」
女「え、ええ」
遠慮がちに座る三人。
俺「あー、姉貴のことは気にしないで良いから」
友「え、でも……なぁ?」
三人は顔を見合わせる。
姉「どういう意味かな?」
言いながら、俺の頬を引っ張る姉貴。
俺「やめおっえ(やめろって)」
姉貴の手をどけながら言う。
姉貴はそのまま俺の隣に座る、居座るつもりか……。
その時、ドアをノックする音が部屋に響いた。
俺「あー、どうぞ」
言うとドアが開き、大阪が入ってくる。
大阪「あ、お姉さんも居ったんですか。ちょっと待っててくださいね、湯のみもう一つ持ってきます」
言って、持っていたお盆を置いてまた出て行ってしまった。
そこには茶請けらしき団子が複数と五つの湯のみ、それに急須が載っていた。
俺「なんて言うか、姉貴より気が利く」
姉「うるさいわね」
なんて言ってるうちに大阪が戻って来た。
俺「それ、どうしたの?」
大阪「どれですか?」
俺「団子」
大阪「昨日の夜に作っておいたんです」
俺「そうなんだ」
受け答えをしながらお茶を淹れる動作はすごく綺麗だった。
友「お、おう」
男「うん」
女「え、ええ」
遠慮がちに座る三人。
俺「あー、姉貴のことは気にしないで良いから」
友「え、でも……なぁ?」
三人は顔を見合わせる。
姉「どういう意味かな?」
言いながら、俺の頬を引っ張る姉貴。
俺「やめおっえ(やめろって)」
姉貴の手をどけながら言う。
姉貴はそのまま俺の隣に座る、居座るつもりか……。
その時、ドアをノックする音が部屋に響いた。
俺「あー、どうぞ」
言うとドアが開き、大阪が入ってくる。
大阪「あ、お姉さんも居ったんですか。ちょっと待っててくださいね、湯のみもう一つ持ってきます」
言って、持っていたお盆を置いてまた出て行ってしまった。
そこには茶請けらしき団子が複数と五つの湯のみ、それに急須が載っていた。
俺「なんて言うか、姉貴より気が利く」
姉「うるさいわね」
なんて言ってるうちに大阪が戻って来た。
俺「それ、どうしたの?」
大阪「どれですか?」
俺「団子」
大阪「昨日の夜に作っておいたんです」
俺「そうなんだ」
受け答えをしながらお茶を淹れる動作はすごく綺麗だった。
125 :名無草 :2007/03/07(水) 05:23:20.48 ID:zHT34biP0
大阪「どうぞ、粗茶ですが」
言って湯のみを団子の載った小皿と一緒に差し出す。
透き通った緑に色づく、湯気の立ち上るお茶。
香りも良く、なんだか甘味すら感じる。
俺「あ、美味しい」
男「ほんと、美味しい」
女「お茶淹れるの上手なんですね」
大阪「そんなことないですよ、祖母が淹れてたの思い出して淹れただけやし」
動作を思い出しながら淹れただけでこの出来なら十分に上手いじゃないか……。
友「ん、団子も美味い」
姉「“大阪”って料理上手よねー、今度教えてもらおうかな」
友「“俺”、お前も教えてもらえば?」
俺「どういう意味だよ」
友「いやだって、なぁ?」
言って意味ありげな視線を“男”に向ける“友”。
男「え?あ、うん、そうだね」
俺「なら明日の弁当俺が作るから、お前ら味見してみるか?」
友「んー、いや、遠慮しとくよ。“男”、お前に任せる」
男「え、え?でも」
俺「あー?言うだけ言って味見は人任せかよ」
友「出来たら“大阪”のが食いたいなー」
大阪「作りましょうか?」
友「マジで?」
なんて話をしてるうちに、俺と“大阪”がそれぞれ“男”と“友”の弁当を作ることになった。
言って湯のみを団子の載った小皿と一緒に差し出す。
透き通った緑に色づく、湯気の立ち上るお茶。
香りも良く、なんだか甘味すら感じる。
俺「あ、美味しい」
男「ほんと、美味しい」
女「お茶淹れるの上手なんですね」
大阪「そんなことないですよ、祖母が淹れてたの思い出して淹れただけやし」
動作を思い出しながら淹れただけでこの出来なら十分に上手いじゃないか……。
友「ん、団子も美味い」
姉「“大阪”って料理上手よねー、今度教えてもらおうかな」
友「“俺”、お前も教えてもらえば?」
俺「どういう意味だよ」
友「いやだって、なぁ?」
言って意味ありげな視線を“男”に向ける“友”。
男「え?あ、うん、そうだね」
俺「なら明日の弁当俺が作るから、お前ら味見してみるか?」
友「んー、いや、遠慮しとくよ。“男”、お前に任せる」
男「え、え?でも」
俺「あー?言うだけ言って味見は人任せかよ」
友「出来たら“大阪”のが食いたいなー」
大阪「作りましょうか?」
友「マジで?」
なんて話をしてるうちに、俺と“大阪”がそれぞれ“男”と“友”の弁当を作ることになった。
147 :名無草 :2007/03/07(水) 19:50:34.92 ID:zHT34biP0
そうしてるうちに“男”の門限になった。
俺「やっぱ送ろうか?」
女「大丈夫、それに自分よりか弱そうな女の子に送ってもらうのはどうかと思うし」
俺「これでも中身は男なんだけど」
友「大丈夫だって、“女”の家、“男”の家までの途中にあるんだからよ。
俺が送っていくよ」
俺「んー、なんか、すまん」
友「気にすんなって」
“友”が笑いながら言う。
友「んじゃ、また明日な」
俺「おう、またな」
男「また明日」
女「お邪魔しました」
大阪「また来てくださいね」
そうして、玄関で見送る。
俺「やっぱ送ろうか?」
女「大丈夫、それに自分よりか弱そうな女の子に送ってもらうのはどうかと思うし」
俺「これでも中身は男なんだけど」
友「大丈夫だって、“女”の家、“男”の家までの途中にあるんだからよ。
俺が送っていくよ」
俺「んー、なんか、すまん」
友「気にすんなって」
“友”が笑いながら言う。
友「んじゃ、また明日な」
俺「おう、またな」
男「また明日」
女「お邪魔しました」
大阪「また来てくださいね」
そうして、玄関で見送る。
ドアを閉めて、ため息を一つ。
大阪「どうしたんですか?」
俺「いや、明日の弁当の事さ。どうしようかと思って」
大阪「ああ、そんなこともありましたね」
俺「お前はどうすんの?」
参考までに聞いておこう。
大阪「そうですねぇ、今日の晩御飯作るの手伝って、あまり物使うとかが楽ですけど……」
そんな話しをしながら、自然と足は台所に向かった。
大阪「どうしたんですか?」
俺「いや、明日の弁当の事さ。どうしようかと思って」
大阪「ああ、そんなこともありましたね」
俺「お前はどうすんの?」
参考までに聞いておこう。
大阪「そうですねぇ、今日の晩御飯作るの手伝って、あまり物使うとかが楽ですけど……」
そんな話しをしながら、自然と足は台所に向かった。
161 :名無草 :2007/03/07(水) 21:07:03.32 ID:zHT34biP0
お袋「どうしたの?二人して」
俺「いや、手伝おっかなーと思ってさ」
あからさまに不審だと言う感じの目を向けるお袋。
俺「なんだよ」
お袋「なんでもないけど。明日、変なものが降るんじゃないかと思ってね」
俺「うっせ」
そうして夕飯の支度を始める。
俺「いや、手伝おっかなーと思ってさ」
あからさまに不審だと言う感じの目を向けるお袋。
俺「なんだよ」
お袋「なんでもないけど。明日、変なものが降るんじゃないかと思ってね」
俺「うっせ」
そうして夕飯の支度を始める。
お袋「ちょっとこれ切っておいて」
俺「はいよ」
大阪「ちょっと後ろ通りますね」
なんて、騒がしく台所で料理をする。
お袋「ほら、火を使ってる時は目を離さない」
俺「あ、そっか」
大阪「ちゃんと味見しながらが良いですよ」
俺「うん」
二人にアドバイスをもらいながらなんとか夕食の準備を終わらせる。
俺「はいよ」
大阪「ちょっと後ろ通りますね」
なんて、騒がしく台所で料理をする。
お袋「ほら、火を使ってる時は目を離さない」
俺「あ、そっか」
大阪「ちゃんと味見しながらが良いですよ」
俺「うん」
二人にアドバイスをもらいながらなんとか夕食の準備を終わらせる。
162 :名無草 :2007/03/07(水) 21:07:57.77 ID:zHT34biP0
俺「疲れた……」
大阪「お疲れ様です」
笑いながらお茶を出してくれた。
ズズズズ……。やっぱり“大阪”の淹れたお茶は美味しい。
大阪「お疲れ様です」
笑いながらお茶を出してくれた。
ズズズズ……。やっぱり“大阪”の淹れたお茶は美味しい。
163 :名無草 :2007/03/07(水) 21:08:25.72 ID:zHT34biP0
そんなこんなで夕食。
姉「うそ、これの中に“俺”が作ったのも混じってるの?」
俺「失敬な、入ってるよ。さぁ、俺が作ったのはどれでしょう?」
やけに豪勢な食卓。
メインが3つってどうなんだろう……。
ちなみにお袋が作ったのは野菜たっぷり酢豚。
彩り、味、栄養バランスの三拍子が揃った理想形の一つと言えるんじゃないだろうか。
なんて言うか、さすがだ。
大阪が作ったのはブリ大根。
ご飯によく合いそうだ。
で、俺が作ったのはグラタン。
一応見た目はなんとかそれらしく出来上がっている。
和洋折衷、って言うか節操がない気もする。
姉「まずはお母さんが作ったっぽいのから」
言って酢豚に箸を伸ばす、……大正解。
俺「なんで分かったの?」
姉「嫌味みたいに野菜たっぷりだったかr
お袋「何か言ったかしら?」
言いながら姉貴の頬をつねる。
姉「いはい!はえあえないかあ(痛い、食べられないから)」
言ってお袋の手をどけて酢豚を食べる。
姉「うん、美味しい」
だろうねぇ
姉「次は“大阪”が作ったっぽいの」
ブリ大根に箸を伸ばす姉貴。
なんで分かるんだ……。
姉「美味しい……お米が欲しくなるね。じゃぁ最後に“俺”が作ったの」
断定してるし……。そうして俺が作ったグラタンを口に運ぶ。
俺「……で、どう?」
姉「うそ、これの中に“俺”が作ったのも混じってるの?」
俺「失敬な、入ってるよ。さぁ、俺が作ったのはどれでしょう?」
やけに豪勢な食卓。
メインが3つってどうなんだろう……。
ちなみにお袋が作ったのは野菜たっぷり酢豚。
彩り、味、栄養バランスの三拍子が揃った理想形の一つと言えるんじゃないだろうか。
なんて言うか、さすがだ。
大阪が作ったのはブリ大根。
ご飯によく合いそうだ。
で、俺が作ったのはグラタン。
一応見た目はなんとかそれらしく出来上がっている。
和洋折衷、って言うか節操がない気もする。
姉「まずはお母さんが作ったっぽいのから」
言って酢豚に箸を伸ばす、……大正解。
俺「なんで分かったの?」
姉「嫌味みたいに野菜たっぷりだったかr
お袋「何か言ったかしら?」
言いながら姉貴の頬をつねる。
姉「いはい!はえあえないかあ(痛い、食べられないから)」
言ってお袋の手をどけて酢豚を食べる。
姉「うん、美味しい」
だろうねぇ
姉「次は“大阪”が作ったっぽいの」
ブリ大根に箸を伸ばす姉貴。
なんで分かるんだ……。
姉「美味しい……お米が欲しくなるね。じゃぁ最後に“俺”が作ったの」
断定してるし……。そうして俺が作ったグラタンを口に運ぶ。
俺「……で、どう?」
164 :名無草 :2007/03/07(水) 21:09:15.34 ID:zHT34biP0
姉「……悔しいけど、美味しい」
俺「ほんとに?」
姉「ほんとに。私も料理の練習してみようかなー」
つい頬が緩む。
お袋「だから大丈夫だって言ったじゃない。私と“大阪”が言った事はちゃんと守ってたんだし」
ただ手際はちょっと悪かったけどね、と付け加えるお袋。
俺「し、仕方ないだろ。初めてだったんだから」
男の頃にも夜小腹が空いたときに料理の真似事はしてたけど、
今日みたいに本格的に料理をしたのは始めてだった。
俺「ほんとに?」
姉「ほんとに。私も料理の練習してみようかなー」
つい頬が緩む。
お袋「だから大丈夫だって言ったじゃない。私と“大阪”が言った事はちゃんと守ってたんだし」
ただ手際はちょっと悪かったけどね、と付け加えるお袋。
俺「し、仕方ないだろ。初めてだったんだから」
男の頃にも夜小腹が空いたときに料理の真似事はしてたけど、
今日みたいに本格的に料理をしたのは始めてだった。
食事が済んで、後片付け。
お袋は、年頃の女の子なんだから手も大事にしなさい。
とか言って台所から追い出そうとしたが、それでも食器を濯ぐのだけは手伝った。
食器を洗い終えると“大阪”が話しかけてきた。
大阪「明日のお弁当の材料買いに行きません?」
俺「そうだなー、よし、行こっか」
お袋は、年頃の女の子なんだから手も大事にしなさい。
とか言って台所から追い出そうとしたが、それでも食器を濯ぐのだけは手伝った。
食器を洗い終えると“大阪”が話しかけてきた。
大阪「明日のお弁当の材料買いに行きません?」
俺「そうだなー、よし、行こっか」