ひょんなことから女の子
◆KjoXDJ3iYI 2-14
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20 : 建設会社経営(長屋):2007/04/06(金) 00:11:32.39 ID:iPl6vlfs0
さて、体育祭も終盤に差し掛かってきたのだが……いかんせん我がクラスの雲行きが怪しくなってきた
原因は男子……午前中張り切りすぎてバテているらしい
「負けない、俺たちは負けられないんだッ!」
と気力は残っているようだが、もはや体が動いていない
「畜生……畜生ッ!動けよ……動いてくれよ俺の体ッ!」
こんなことを言ってるうちに見る見るうちに他のクラスとの差が縮まってくる
「水着が……あの子の水着が遠のいてゆく……」
「男子、必死だね」
「あんたのせいでしょ翠。」
「でもこれはまずい。優勝が遠のく……」
「翠、何でそんなに優勝にこだわるの?アンタどちらかというとこういうの無関心だと思ってたけど?」
「国語……嫌いだから……」
「ああ先生が言ってた成績アップの件?」
「翠って……自分のために他人を利用するのうまいよね」
「そんな腹黒いみたいに言わないで欲しい」
「自覚なしかい!!」
そうか……そのために俺の水着写真(スク水)が流出の危機にあるのか……
原因は男子……午前中張り切りすぎてバテているらしい
「負けない、俺たちは負けられないんだッ!」
と気力は残っているようだが、もはや体が動いていない
「畜生……畜生ッ!動けよ……動いてくれよ俺の体ッ!」
こんなことを言ってるうちに見る見るうちに他のクラスとの差が縮まってくる
「水着が……あの子の水着が遠のいてゆく……」
「男子、必死だね」
「あんたのせいでしょ翠。」
「でもこれはまずい。優勝が遠のく……」
「翠、何でそんなに優勝にこだわるの?アンタどちらかというとこういうの無関心だと思ってたけど?」
「国語……嫌いだから……」
「ああ先生が言ってた成績アップの件?」
「翠って……自分のために他人を利用するのうまいよね」
「そんな腹黒いみたいに言わないで欲しい」
「自覚なしかい!!」
そうか……そのために俺の水着写真(スク水)が流出の危機にあるのか……
21 : 建設会社経営(長屋):2007/04/06(金) 00:20:04.29 ID:iPl6vlfs0
とはいえ……このまま負けるのは嫌だ。男のときの負けず嫌いはまだまだ健在だ。
ここまでみんなと……生まれた場所も時代も違う人とがんばってきたんだ
残り1種目、なんとしてでも勝ちたい。
「あとはクラス全員リレーだけ、ここで勝負よ!絶対勝とうね!!」
「よっしゃああああ!!勝つぞ!!」
夏紀ちゃんが気合を入れる。クラス全員が応える。
母さんは、こんないいクラスにいたんだな、とふと思う。
いじめられて、死さえ考えた母さんを救ってくれたのは、このみんながいたからだと思う
だから……感謝もこめて、がんばろうと思う
ここまでみんなと……生まれた場所も時代も違う人とがんばってきたんだ
残り1種目、なんとしてでも勝ちたい。
「あとはクラス全員リレーだけ、ここで勝負よ!絶対勝とうね!!」
「よっしゃああああ!!勝つぞ!!」
夏紀ちゃんが気合を入れる。クラス全員が応える。
母さんは、こんないいクラスにいたんだな、とふと思う。
いじめられて、死さえ考えた母さんを救ってくれたのは、このみんながいたからだと思う
だから……感謝もこめて、がんばろうと思う
「よーい」 パーン
スタートの号砲がなる。俺はアンカーだ
運動神経が鈍い俺に、できるだけ引き離して渡そうという作戦らしい。
今俺のクラスは2位。
足が震える。快足でならした男の時とは違う緊張が襲ってくる。
今の俺は運動音痴の女の子。はっきり言えば足手まとい。
不安でたまらない。でも負けたくない。
スタートの号砲がなる。俺はアンカーだ
運動神経が鈍い俺に、できるだけ引き離して渡そうという作戦らしい。
今俺のクラスは2位。
足が震える。快足でならした男の時とは違う緊張が襲ってくる。
今の俺は運動音痴の女の子。はっきり言えば足手まとい。
不安でたまらない。でも負けたくない。
今翠さんが1位に上がった。何気に足が速い
たのむ。もっと離してくれ!そんな思いに駆られる
たのむ。もっと離してくれ!そんな思いに駆られる
23 : 建設会社経営(長屋):2007/04/06(金) 00:33:02.78 ID:iPl6vlfs0
そのまま1位を保つ2組、差はかなりある
だが、体の震えは止まらない。呼吸が安定しない。
「大丈夫だよ、歩いても帰れるくらい離してくるから」
そう言って夏紀ちゃんがスタートラインへ向かう。本当に速い。
そして次はいよいよ俺。このままリードを守りきれば優勝だ
スタートラインへ向かう。これだけ差があれば大丈夫だ……
「頼むぞインターハイ5位!」
不意にそんな言葉が耳に入った
「任せとけ。ゼッタイ抜いてやるぜ」
そういった男は、今二位のクラスのアンカーだった。
だが、体の震えは止まらない。呼吸が安定しない。
「大丈夫だよ、歩いても帰れるくらい離してくるから」
そう言って夏紀ちゃんがスタートラインへ向かう。本当に速い。
そして次はいよいよ俺。このままリードを守りきれば優勝だ
スタートラインへ向かう。これだけ差があれば大丈夫だ……
「頼むぞインターハイ5位!」
不意にそんな言葉が耳に入った
「任せとけ。ゼッタイ抜いてやるぜ」
そういった男は、今二位のクラスのアンカーだった。
「-準優勝、2組」
何か、まだ信じられないといった感じのクラスメイト。そりゃそうだろう
あれだけの差がありながら逆転負けを喫したのだから
「皆さん、今日の体育祭はどうだったでしょうか」
閉会の挨拶も耳に入らない。俺のせいで……俺のせいで……
何か、まだ信じられないといった感じのクラスメイト。そりゃそうだろう
あれだけの差がありながら逆転負けを喫したのだから
「皆さん、今日の体育祭はどうだったでしょうか」
閉会の挨拶も耳に入らない。俺のせいで……俺のせいで……
ほどなく全日程が終了した。あとは帰るだけだ
いつもなら夏紀ちゃんや友之といっしょに帰るのだが、今日はあわす顔がない気がして……
一人でいたい気持ちにかられて玄関へ向かう……と
「ちょっと、来てくれる?」
そんな声に呼び止められて振り向くと、クラスの女子二人が立っていた
いつもなら夏紀ちゃんや友之といっしょに帰るのだが、今日はあわす顔がない気がして……
一人でいたい気持ちにかられて玄関へ向かう……と
「ちょっと、来てくれる?」
そんな声に呼び止められて振り向くと、クラスの女子二人が立っていた
24 : 建設会社経営(長屋):2007/04/06(金) 00:39:18.72 ID:iPl6vlfs0
「どういうつもりなのよあんた!」
いきなり怒鳴られる。何のことだよ
「あれで真面目に走ってたの!?」
ああ、リレーのことか……
「みんな頑張ってたんだよ!申し訳ないと思わないの!?」
うるせぇ!こっちはものすごく申し訳ないと思ってんだよ!!悔しいんだよ!!
でもあれが限界だったんだよ!
そう叫びたいのを必死に我慢する。
「申し訳ないと……思います……」
こういうのが精一杯だった。二重の悔しさで涙が溢れてきた
「ふーん、泣いたら済むと思ってるんだ」
「だいたいさ、男子がチヤホヤしてくれてるからって調子のってんじゃないの?」
「いきなりきた転校生の癖してさ」
ふざけんな……そんなの4月の話だろうが。
大体俺は……来たくてこの時代に来たわけじゃないんだ。なりたくて女になったんじゃないんだ!
もう、家族にも会えないかもしれないのに……でも頑張ってきたのに……
「うえ……っぐ……えぐ……」
今日の悔しさに加え、今までの不安やこれからの不安がいっしょになって、涙が止まらない
できれば言い返してやりたい。すべてをぶちまけてしまいたい。
でもそんなことは無理だ。そんなことをしても何にもならない……
誰にもわかってもらえない。それが一番辛い……
「ひっく……うぇ……うぇええええ……」
「泣けばいいってもんじゃないでしょうが!アンタのせいでみんなは―」
「やめなよ……それは違うよ」
「に、西村君?」
いつの間にか、二人の女の後ろに友之が立っていた。
いきなり怒鳴られる。何のことだよ
「あれで真面目に走ってたの!?」
ああ、リレーのことか……
「みんな頑張ってたんだよ!申し訳ないと思わないの!?」
うるせぇ!こっちはものすごく申し訳ないと思ってんだよ!!悔しいんだよ!!
でもあれが限界だったんだよ!
そう叫びたいのを必死に我慢する。
「申し訳ないと……思います……」
こういうのが精一杯だった。二重の悔しさで涙が溢れてきた
「ふーん、泣いたら済むと思ってるんだ」
「だいたいさ、男子がチヤホヤしてくれてるからって調子のってんじゃないの?」
「いきなりきた転校生の癖してさ」
ふざけんな……そんなの4月の話だろうが。
大体俺は……来たくてこの時代に来たわけじゃないんだ。なりたくて女になったんじゃないんだ!
もう、家族にも会えないかもしれないのに……でも頑張ってきたのに……
「うえ……っぐ……えぐ……」
今日の悔しさに加え、今までの不安やこれからの不安がいっしょになって、涙が止まらない
できれば言い返してやりたい。すべてをぶちまけてしまいたい。
でもそんなことは無理だ。そんなことをしても何にもならない……
誰にもわかってもらえない。それが一番辛い……
「ひっく……うぇ……うぇええええ……」
「泣けばいいってもんじゃないでしょうが!アンタのせいでみんなは―」
「やめなよ……それは違うよ」
「に、西村君?」
いつの間にか、二人の女の後ろに友之が立っていた。