【種別】
人名
【初出】
八巻
案内人としては六巻で出ている
【CV】
櫻井浩美
【解説】
【人物】
髪型はお下げ髪のように耳より低い位置で左右に結った髪を、自分の背中の方へと流している。
(作品内では、二つに結われた髪は、共に細長く尖っているように描かれている)
冬服のミニスカートに金属製のベルトを付け、
桃色の布で胸を隠しただけの上半身にブレザーを引っかけている。
十九巻においては、
グループの他のメンバーからあからさまなショタコン女呼ばわりされ、かなり慌てふためいていた。
超電磁砲第73.5話には本格的にそういった描写があり、
男子小学生に自らの保有するランドセルを背負わせようとしたり、
自宅に誘って宿泊させようとしたりとかなりアレな人。
また、このシーンの結標の表情は漫画版禁書目録の11巻での表情に寄せるというファンサービスがなされている。
【能力・スキル】
強力で汎用性も高い能力『座標移動』を持ち、直接戦闘から味方のバックアップまで幅広くこなす。
自由度の高すぎる能力に基準をつけるため、
能力を使用する際は警棒兼用の軍用懐中電灯を照らして軽く振るい、照準を定めている。
二年前のカリキュラムにおいて転移座標の計算ミスにより片足が壁にめり込み、
それを不用意に引き抜いてしまったことで密着していた足の皮膚が削り取られるという大怪我を負った。
この事故がトラウマとなり、それ以来自分自身を転移させると体調が狂うほどの激しい精神的消耗を受けるようになっている。
またそのことが原因で、強大な能力を持ちながらも
超能力者認定はされていない。
初春はやりようによってはレベル5とも戦えそうだと見ていた。
なお、10月9日の少年院の件でトラウマを完全に乗り越えた結果か、
10月17日時点では自身の転移も軽々と行うまでになっており、
現在ではレベル5の認定を受けてもおかしくない状態になっている。
また、元
迎電部隊(スパークシグナル)との戦闘の際、
一方通行を直接見えない80メートル先の地下空間に
座標移動させたり、そこからまた回収していることから、
直接見えなくとも距離と方向さえ分かっていればそこそこの精度で転移が可能なようだ。
【作中での行動】
望むままに人を傷付けることすらできる強大な能力から、過去には力に怯えていたこともある。
それでも自分が力を得る必要性が何かあったのだろうと我慢していたが、
量産能力者(レディオノイズ)である
妹達たちの結果を知って、
人以外にも能力が宿る可能性がありうることを知り、
「何故自分にこんな力があるのか」「何故自分である必要性が」
という疑問を共に抱いた仲間の能力者達と共に、
『
樹形図の設計者』を再構築して
「人間以外が能力を持つことが可能かどうか」の演算を行うことを計画し、
学園都市外部の
組織と接触していた。
“
残骸”争奪戦の中心人物だったが、
白井黒子との戦いの中で、
『自分が人を傷つけてしまうのは能力のせい』という自分の根幹を
『己の不幸を能力のせいにして安心しているだけ』と否定される。
最後には黒子を能力ではなく銃で止めを刺したことから
『今まで人を傷つけてきたのは能力ではなく自分自身』だということを悟り、自分で否定してしまったことで精神が不安定になり能力が暴走。
もはや本来の目的を失い、外部組織に
残骸を渡すことだけを目的とし自我を保っていたが
外部組織も
警備員に壊滅され、
路頭に迷っているところを騒ぎに乱入して来た
一方通行に倒される。
その後、彼女の後を追ってきた
上条の手により救急車で病院に搬送されている。
なお、この際に一方的に蹴散らされたことが新たなトラウマになり、
低周波振動治療器の補助がなければ制御できなくなるほどに能力が不安定化している。
残骸の件以降、共に事件を起こした結標本人以外の能力者の仲間たちは
少年院の特殊房に入れられたため、事実上学園都市に人質を取られている状態となっており、
彼らを救う為に特殊な器具を用いることで不安定な能力を“補強”し、
グループの一員として暗躍中。
十五巻ではアレイスターの殺害を目論んだ
ブロックに、
『案内人』である結標とその交渉材料として仲間たちが狙われた。
しかし守るべき仲間を救うために
AIMジャマーの影響下であるにも関わらず補助器具を引き剥がし、
照準用の懐中電灯も放り捨て、自身のトラウマをも乗越えて能力を行使し、
手塩との戦闘に勝利する。
そして、その時に起きた事実と芽生えた感情を強く心に刻みつけ、
必ず仲間を救い出す決意をし、
グループと共に再び動き出す。
第三次世界大戦以後、一方通行と学園都市上層部との取引により暗部が解体されたことを受け、
彼女の仲間たちは解放され、彼女自身も暗部を抜けて今は一介の女学生に戻っている。
ちなみに
霧ヶ丘女学院からは留学扱いとされ、現在はどういう経緯か
小萌先生の家に厄介になっている。