【種別】
人名
【初出】
三巻
【CV】
新井 里美
【概要】
【人物】
茶髪をツインテールにしている。八巻以降は微妙にデザインが変わっているとか。
胸はAAだが本人曰く「これから増量するからいいんですの」とのこと。
先輩ルームメイトの
御坂美琴に心酔しているのだが、
行き過ぎており完全に百合と化している。
相応の理由があっての心酔というのがミソ。自称「お姉様の露払い」。
風紀委員の同僚にして相方である
初春飾利とは中学入学以前からの腐れ縁。
実家はコンビニチェーン・輸入雑貨スーパーなどを運営する大企業・
ホワイトスプリングホールディングスである。
経営者側としてお金を動かすことに慣れるため、中学生ながらプロの下で金融取引の練習をしている。
本人曰く、本気のトレーダーとはかけ離れた「入門」に過ぎないが、
それでも常盤台では社会勉強の一貫としてごく当たり前のことらしい。
勝利して相手を捕らえるためなら多少の損傷は厭わないその信念の強さのため、負傷も絶えない。
また、八巻では主人公を張っている。
因みに
常盤台中学内では唯一の
空間移動能力者である。
「風紀委員には捕まったが最後心も体も切り刻んで再起不能にする最悪の腹黒空間移動能力者がいると言う噂っ!!」
などと言われており、美琴程では無いが悪名が轟き渡っている様だ。
新約十六巻で久しぶりに本編に登場。
創約一巻(クリスマスイブ)では
うへへ年に一度の特別な日はお姉様と二人きりええそうですとも先生方は厳戒態勢を敷いて学生寮からの脱走を防ぐはずですから私が何もせずとも疑似監禁状態が成立しますわイヴとクリスマス当日、四八時間にわたってお姉様は私だけのもの誰の目にも入らない秘密の密室で何がどうなろうが外から邪魔が入る恐れは一切ないのですつまり愛しのお姉様を縛り上げて床に転がして目隠しとヘッドフォンとさるぐつわで五感を奪い特製オイルをたっぷりと使ってうふぐふへ大人の階段どころか人間辞めちゃうxxxの壁をどばーんと突き破って
(↑原文ママ)
などと独り言を呟いて、美琴にドン引きされていた。
【性格】
常盤台に通うお嬢様でありながら、
学舎の園の浮世離れした価値観にはそこまで染まっておらず、
(変態的発言以外は)かなり常識的で善良な性格。
一方で、仮にも大企業経営者一族の令嬢なだけあり、
金銭感覚や生活感覚そのものについては結構なブルジョワジーのそれである。
変態的言動が多いものの、風紀委員の仕事には人一倍真剣に取り組んでいる。
というより美琴に対する変態的言動や行動を除けば、その言動や行動原理は「
ヒーロー」そのものであり、
罪無き市民の害になるものに義憤し、
他人を守るためなら自分が傷つくことも厭わない高潔な性格。
そのため、他人の頭の中を把握できる
食蜂操祈からも好かれている。
美琴に対しても真面目な時は彼女を強い口調で窘めるなど、盲信するだけの好意ではない。
実際美琴からの「もし自分が学園都市の敵になったら」という問いに対し、
「その時は自分がお姉様を捕まえる」と明言している。
また、美琴が想いを寄せる
上条を「類人猿」と呼び敵視している。
だが、美琴が自分に明かせない
悩みを抱えていた際は、
上条に美琴の力になって欲しい…と思ったことも。
アニメ版『超電磁砲S』では前編となる「妹達」編で、ただ見守るしか出来なかった彼女だが、後半となる「革命未明」編では自ら、敬愛するお姉様のために影から支える役を幾度となく起こしている。
特に学園都市の暗部となる
ケミカロイド計画をいち速く知った美琴が再度一人で解決すべく動こうととしたのを見て黒子は
「もし、その野暮用に助けが必要な時はいつでも仰って下さいな。黒子はいつでもここにおりますの」
と美琴を見送ったが、この一言が美琴が自らしまい込もうとしていたケミカロイド計画を打ち明ける好機となって美琴を救い、何より輪の中に入ることが出来ないと白井黒子から評される彼女が仲間の輪の中に入り、初春飾利や佐手涙子達の手を借りながらその輪の中心となって解決へ導かせており、
最終回では美琴は革命を止めるべく元凶となる兵器がある宇宙へ向かうがその時に彼女を相棒として旅立っている。
また、美琴が「自分がレベル5だからついてくるのかな?」と質問した際は、御坂美琴のありのままの姿を敬愛、尊敬しているのだと励ました。
下着に関しては能力使用に集中が必要なこともあり、履き心地優先。
結果美琴とは対称的に、露出度が高めの大人びた物を好んで着用している。
そんな下着を見た美琴が羞恥に顔を赤らめるのを楽しんでいることから、
きわどい下着チョイスは趣味の一環でもある模様。
また、説明不能の自主規制水着を多数所持しており、アニメ版『超電磁砲』や
学芸都市で着用している。
その破壊力は露出慣れしたアメリカ人に「あれ……もうエロとかそんな次元じゃねえ……」と言わしめるレベル。
彼女の下着や寝間着などの嗜好は、
初春に言わせると「常人の理解の及ばない高みにある」らしい。
お馬鹿な未来が好きで透明なチューブの中を走る電車にも乗りたいと言うなど、
上条詩菜や
御坂美鈴と同じ未来感の持ち主。
それ故に、デザインはSFチックだが機能性は二の次というハッタリ携帯を使っており、使いづらさに難儀している。
【能力・スキル】
強力な大能力(レベル4)『
空間移動』を活用した立ち回りをする。
戦闘においては空間移動を駆使した変幻自在の体術を使い、
相手によっては太もものホルダーに仕込んだ金属矢を使用。
(アニメ版最終回では学生カバンからも予備の金属矢を仕込んでいた)
金属矢を目標座標に直接「飛ばす」ことで、瞬間的に命中させる。
利便性・戦闘力に優れた能力を持つ一方、
魔術師や
上位互換といった相性の悪い相手と戦闘することも多いことから、黒星も多い。
【口調】
一人称「わたくし」・語尾に「~ですの」を付ける、ステレオタイプなお嬢様言葉。
例)「失礼、風紀委員です。何故、わたくしがここへやってきたか説明する必要はおありですの?」
ただ、美琴に関して暴走している時は山賊的な笑みが溢れることも。
例)(け、健気! 今日の黒子は健気で押しますわ!
そして本人は否定してるけど実は保護欲全開なお姉様の腕の中で甘えまくる所存ですの。
うっふっふ、えっへっへっあっはーっ!!)
【余談】
彼女の代名詞とも言える台詞、
「ジャッジメントですの!」
は、アニメ『超電磁砲』のオリジナルの台詞(原作『禁書目録』・漫画『超電磁砲』では「ジャッジメントです」)。
その後、漫画『超電磁砲』では第六十二話で逆輸入され、
そこからさらに数年後、創約三巻にてようやく原作『禁書目録』にも逆輸入された。
また『超電磁砲S』では、
ケミカロイド計画を止めるべく結集した風紀委員達によって全員が放ち、現場に一緒に居た黒子本人は大層驚いていた。
最終更新:2024年09月07日 11:04