【種別】
道具・装置
【元ネタ】
ポーカーの一種。
手札を自分では見えないように持ち
（つまり他プレイヤーからは見える。捨て札は全プレイヤーに見える）、
既出カードや周囲の反応から自分の手札を推測し、役を作るゲーム。
【初出】
とある科学の超電磁砲 第七十一話
【解説】
大覇星祭後の
学園都市で流行し始めたアイテムで、
端的に言うと『他人の夢を追体験できる』装置。
フィルムが貼られたカードと、それを読み取るための専用装置で構成される。
一般的に流通している製品ではないため非正規品(ハンドメイド)として自身で作成する必要があるが、
部品については市販の玩具を組み合わせて調達でき、製法もネットで公開されている。
『夢を与える側』が読み取り装置を付けた状態で就寝・夢を見ると、その内容がカードに封入される。
作成されたカードのフィルムを剥がして枕元に置いて眠れば、アロマ成分が脳に作用し、その夢が再現される。
中身はC級映画のようなものから知識や技術の実演を込めたものまで千差万別。
知識や技術のカードは封入された夢を見る事でその技術を実際に習得する事ができ、
実際に
佐天涙子はけん玉の実演をして見せた。
トレーダーによれば、ポルトガル語を一夜にして習得したり、
果ては『
巨乳御手(バストアッパー)』のエッセンスが詰まっている(かもしれない)カードも存在するらしい。
望んだ夢を見る事は難しいが、他人が望むような楽しい夢や、
特定の知識などの夢を安定的に供給できる者もおり、
そういったカリスマ的な人物は『
天賦夢路(ドリームランカー)』と呼ばれる。
登場人物の中では『
BLAU(ブラウ)』が該当し、男子達に信奉されている。
流行初期は仲間内でカードを交換するのが主であったが、
その内カードの交換を専門に扱うトレーダーも自然発生的に登場した。
一般的な交換レートとしてはBランク1枚に対してCランク5枚。あるいはストレートに現金買い取りも可能。
御坂美琴は
縦ロールからお詫びの印としてカードを入手。
その存在を知らなかったため、情報通である佐天涙子にカードの正体を教えられている。
受け取ったカードは、
「
ゲコ太たちに囲まれて遊んだ後、
食蜂操祈にかしづく」という内容で、
前半で大喜びし、後半で激怒した。
後に、美琴はトレーダーと
絹旗最愛に遭遇。
以前に見た食蜂の悪夢からカードの購入は一度否定するが、
Sランクカードである『巨乳御手』の入手法が封入されている(かもしれない)カードの存在を聞いて一変。
同じく話に食いついた絹旗と一触即発の危機に陥るが、
二人の諍いが原因で売り物のカードが混ざってしまい『巨乳御手』のカードが特定できなくなってしまう。
これに対して美琴と絹旗は折半でカードを全て購入し、知識を入手した方がもう片方に教えるという条件で和解した。
しかし、美琴が「謎の人物によく分からない質問をされる夢」を見た以外は特に事件も収穫も無く、
全てのカードを見ても望んだ知識は得られず、徒労に終わった。
(美琴はその日、深夜まで眠る事が出来なかった様子。)
なお、美琴達が買ったカードは、屋外ラウンジで中身を確認している作業中に、
光に誘われたカラスが一枚持っていってしまっている。
最終的にカラスが持っていったカードは、美琴達がトレーダーの前で揉める前に立ち去った少女(貧乳)の手に渡った。
後にその少女と同一らしき人物を佐天と
初春飾利が見かけた際、
かなりの巨乳になっていたことから、『巨乳御手の知識』は実在した可能性が高い。
【備考】
その他、美琴と絹旗が半額ずつ出して露天で購入したカードは、
等々。
『巨乳御手』の知識の件も含め、バストサイズに関する内容が多い。
