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大熱波 - (2016/08/24 (水) 23:57:54) の編集履歴(バックアップ)


【種別】
異常気象

【初出】
新約十六巻

【解説】
学園都市を突如として襲った異常気象。
真冬にも関わらず、気温は摂氏55度を超え、電気・ガス・水道などのライフラインを構築する都市インフラは全て停止。
電子機器やネット回線は軒並み全滅したため、連絡手段も失われた。
さらには謎の生命体『エレメント』の出現に伴い、学生を始めとした住人は学校などの建物への籠城を強いられる事になった。
この灼熱地獄においては、水着姿にでもならなければ熱中症であっという間にダウンしてしまう。
しかも水道も止まっているため、水分補給もままならず、地上はエレメントが闊歩しているため、食糧や水を確保するための探索も迂闊に行えない。
そのため、上条吹寄達は『綱渡り』と呼ばれる危険な移動方法を利用せざるを得なかった。
常盤台中学のように高位能力者が集う場所では、複数の能力を組み合わせて地下水脈を探知して汲み上げたり、比較的安定した活動を行っている場所もあったようだ。

後に判明したが、美琴によれば、異常気象の原因は宇宙からの膨大なマイクロ波。
原因は気象ではなく、学園都市がまるごと巨大な電子レンジと化しているのであった。
また、美琴の能力で電磁波を逸らせば局所的な冷所を生み出せるが、どこでも同じことができるわけでもないらしい上に、
A.A.A.の運用に集中する必要があるため、結果的には無意味。

しかしそのマイクロ波は、上里翔流がエレメントの活動を抑えるために行ったもの。
冷所・暗所に潜む傾向を持つエレメントに対し、上里勢力の一人、
府蘭(未編集)の完全お手製の宇宙ステーションから高出力マイクロ波を学園都市全体へ照射することで、
都市全体を巨大な電子レンジ状態にしてエレメントの活動時間と範囲を大きく減退させていたのだった。
上里曰く「もしも大熱波が無ければ、エレメントの活動は50~60倍に膨れ上がり、学園都市は半日で制圧されていただろう」との事。

学園都市に放たれていたエレメントは木原唯一が全て捕食したため、『大熱波』を起こす必要性も失われた。