【種別】
人名
【元ネタ】
Last Order=「最終指令」
【初出】
五巻
【CV】
日高里菜
【概要】
妹達 製造計画にて最後に作られた、上位個体のクローン。通称「ラストオーダー」。
因みに
天井や
木原等のように、
ミサカネットワーク上での役割を特に意識して呼ぶ場合は「最終信号」と、
それ以外の人は「打ち止め」と
ルビは同じで別の呼び方をしている。
【人物】
外見年齢は10歳前後で、肩まである茶色の髪と同色の瞳、立派なアホ毛を持つ。身長は125㎝位。
研究員が扱いやすくするため、未完成な幼い肉体のまま培養機で保管されていたが、製造途中で培養機から出た為、この見た目となった。
未完成のためか上位個体のためか不明だが、基本無表情な通常の妹達より感情表現が豊か。
自由奔放、天真爛漫といった言葉が似合う、外観年齢相応の性格。
そうした感情の豊かさの表現なのか、イラストやアニメ版では、通常の妹達とは異なり瞳にはハイライトもある。
一方で、年齢にそぐわない上位個体としてのシビアで冷徹な一面もある。
一方通行に対しては、自分たちを殺したこと自体は許さないと宣言しつつも、「『実験』がなければ自分たちが生まれることは出来なかった」としてある意味では感謝していると語る。
8月31日に自分を命懸けで救ってくれた一方通行を慕っており、
普段は外見年齢相応のわがままやイタズラで彼を振り回す一方、シリアスな場面では一方通行に絶対的な信頼や親愛を示す。
また、妹達の命を救った
上条にも感謝の気持ちを抱いている。
自分の記憶を定期的にミサカネットワークに共有してバックアップを取る癖がある。
この癖が、後に一方通行らが
インデックスが使った『歌』のデータを得るのに役立った。
【能力・スキル】
他の妹達と同じく
発電系能力者で、自己申告によると
レベル3。
妹達はレベル2~3相当なので、打ち止めが特別なのか、それとも振れ幅の範囲内なのかは不明。
劇中で能力を使うシーンは少なく、マンションのオートロック解除に能力を使用している程度。
妹達の反乱防止用の安全装置として作られた上位個体で、
ミサカネットワークに停止などの命令を送ることができる。
本人曰くホストではなくコンソール的役割を持つとの事。
そのためコンソールである彼女を掌握すれば、ミサカネットワーク及び全ての妹達を手中に収めることができる。
能力的にはそれなりに強力だが、作中では一貫して戦闘能力はないものとして扱われている。
【作中での行動】
8月24日、上位個体ということに目を付けた
天井亜雄により、
学園都市破壊の為、ウイルスプログラムを頭に注入されたことで覚醒。
研究所から脱走して学園都市を1週間彷徨い、8月31日に
一方通行に接触する。
紆余曲折を経て、命を賭した一方通行の能力行使で治療され、銃撃された彼と同じく
カエル顔の医者の病院に入院する。
その際ウイルス感染前の人格データを脳に上書きされ、彼と過ごした記憶を一度失うも、後にミサカネットワークから補完している。
9月14日には『
残骸』から「
樹形図の設計者」が修復されて「絶対能力者進化計画」が再開される事を懸念し、一方通行にその情報を教えた。
10月9日に改めて退院し、街で出会った
初春と共に一方通行を探した後、
垣根との戦いで暴走した彼を鎮めた。
10月下旬には
エイワスの現出によって肉体に負担がかかり、意識障害を起こす。
治療法を求める一方通行に学園都市から連れ出され、
第三次世界大戦下の
エリザリーナ独立国同盟に辿り着いた。
毒素が持続的に流され続ける状態であったため、
エリザリーナの
回復魔術や上条の
幻想殺しでも治らなかったが、
ヒューズ=カザキリから「歌」の情報を得た一方通行の魔術によって症状が完治した。
その後は帰国し、一方通行・
番外個体・
芳川と共に、黄泉川宅で平穏な居候生活を送るようになる。
11月中旬の
一端覧祭では、開催前夜に
フレメアや
フロイライン=クロイトゥーネと出会って友達になった。
開催当日、一端覧祭の見物に出かけたが、そこで彼女の脳を捕食しに現れたクロイトゥーネと、垣根帝督の
白いカブトムシの襲撃を受ける。
垣根を寝返った
カブトムシ05に保護され、
浜面やフレメア達と共にクロイトゥーネ救出のために奮闘した。
12月に学園都市が機能停止した際は、芳川・番外個体と共にアラスカまで疎開していた。
12月24日の時点では学園都市に帰還している。
『
手錠』計画を進める一方通行への交渉材料となる事から、
根丘則斗・
舞殿星見により誘拐されたが、居合わせた上条や美琴の尽力で救助される。
その後は自首した一方通行の元へ毎日面会に来ると約束した。
【口調】
一人称は「ミサカ」。ただし
妹達全体の総意を表す場合もあるので若干解りにくい。
基本的に通常会話文の後、「ってミサカはミサカは~(して)みたり(みる)」、
または「~ってミサカはミサカは~する(してみるんだ)けど」が付く。
例)「うわ、何か本当に大変な事になってる、ってミサカはミサカは絶句してみたり」
ただし、登場初期には「~(して)みたり(みる)」がつかなくても、文中最後の「ミサカ」の語句を繰り返していたことも。
例)「―――にんまりしてみたりしてーっておわあー!?ミサカのミサカの声が大っきくなったぁ!?」
最終更新:2025年10月23日 02:09