【初出】
三巻
【解説】
白井黒子の所持するレベル4の
空間移動能力。
自身と触れたものを瞬時に移動させる。
距離・重さには制限があり、限界値は飛距離が81.5m、質量が130.7kg。
(
常盤台入学当初の限界値は飛距離51m、質量は85kg)
小6の頃まで、自分の体を転移させることはできなかった。
テレポートの精度は転移させる物体の重量に関係なく、飛距離が限界値に近いほど甘くなる。
重量制限内なら複数の物体を同時に転移することも可能だが、一度に飛ばせる個数は限りがある模様。
また、点と点の移動である為、慣性の力は働かない。
一度テレポートしてから再度行うには1秒ほどのラグがある。
そのため、連続で自身を転移させる際の移動速度は時速に換算すると288km/hほど。
触れた物体しか飛ばせないため、箱の中身だけを移動させて取り出すことは無理だが、箱だけを飛ばして中身を残すことなら可能。
服だけを飛ばして素っ裸にすることもでき、
御坂美琴さえも戦慄させた。
また、転移させた際、飛ばした物体の向きを変更できるため、相手を瞬時に押し倒すなど格闘戦にも応用できる。
ちなみに
上条当麻を転移させようとした際は、
幻想殺しを宿す右手も効果範囲に含んでしまうため、能力自体が発動しなかった。
転移回避や防御無視攻撃の性質上、戦闘においてもかなり強力。
しかし、出現の瞬間にしか破壊力がないためピンポイントの攻撃しかできず、幻覚や超スピードなどで照準が狂うと無力化してしまう。
視覚をごまかす能力『
偏光能力』との相性は最悪で、黒子はかなりの苦戦を強いられた。
また、他の空間移動能力の例に漏れず、集中力が乱れると使用不能になってしまうため、痛みや動揺などに弱く、一旦逆境になると立て直しが難しい。
そのせいで
ゴーレム=エリスに捕まった際には空間移動を行えば逃げられるにもかかわらず、脱出不能になってしまった。
最終更新:2025年11月19日 21:00