【種別】
通称

【初出】
超電磁砲 126話

【解説】
初春飾利AIMジャマーを用いて、自分だけの現実に干渉し自身の能力を望む形に作り変えた際に変貌した姿。

見た目は初春の頭から左右一対の蕾のような角が生え、カチューシャの花が桜に変化する。
瞳も桜が入ったピンク色となり、額や身体にも同色のラインが走る。
髪には桜結びしたライトグリーンの蔓状の飾りが付き、肩にはは同色の葉の上掛けを羽織っている。

周囲にはAIM拡散力場が実体化した大型の四花弁型パネルが出現した。

能力も「定温保存」から『春暖嬉美ドラゴンを引き剥がす能力』に創造・変更し、美琴の勝利を後押しする決め手となった。

原理としてはAIMジャマーで自身のAIM拡散力場を調整することで、滝壺の「能力追跡」のようにAIM拡散力場伝いに自分だけの現実をいじることで能力を変更していると推測される。
しかしそれは刻一刻と変化する微弱な力場をミクロレベルでリアルタイム操作するということであり、机上の空論に近い。
それをAIM系の能力もなしに成功させた、初春の人外染みた技術がうかがえる。

元々初春は演算能力そのものは非常に高く、能力に関する特別な才能さえあれば恐るべき『自分だけの現実』を組み立て、強大な力を発揮したかもしれないと言及されていた。
事実「能力の変更」と「能力の創造」に成功しており、やっていることは自身限定の学園個人である。
登場は一瞬のため実際にどこまで能力を創造できるのかは不明だが、複数のAIMジャマーが存在する特殊な環境下でしか行えないことは救いといえるだろう。

編集の荻野氏は「能力を通して世界を識ることで現実とデジタルの境を無くし、現実世界をハックしていた」と述べている。


最終更新:2023年08月09日 12:38