【種別】
人名

【初出】
創約五巻
名前のみ創約四巻

【概要】

『橋架結社』(未編集)に所属する超絶者の1人。

淫らなサキュバスだけをかき集めて作った娼館を経営した罪、という「馬鹿馬鹿しい(ボロニイ)」死刑判決に登場する女悪魔の名を名乗る女性。

見た目は長いふわふわの金髪で、山羊のような2本のツノと、コウモリのような薄膜の翼と、鏃のような尻尾を生やした女子大生くらいの女。
レース繊維で彩られたバニーのようなワンピースコルセットを着て、手足をアームカバーやストッキングで覆っている。

『橋架結社』の中では比較的まともな感性や道徳を持っており、意外と気配りが出来たり、サキュバスのくせに年頃の少年の裸を見て頬を赤めるという初心な一面もある。

彼女の「救済条件」は、「あらゆる冤罪被害者の名誉を回復すること」。
ゆえに、橋架結社の不穏分子である上条当麻であろうと、それが「不条理な冤罪」で殺されようとしているのなら救出するし、それが冤罪であるのならば、敵に操られている者の命だって見捨てない。

計画から外れつつあるアリス(未編集)を正常化するために上条当麻の殺害を企てる「殺害派」のアラディアとは逆に、彼を救出する「救出派」として渋谷の街に現れた。

能力

超絶者であり、条件次第では魔術サイド全体に勝利しうる強力極まる術式を持つ。

悪魔のような見た目は伊達ではなく、背中の翼で自在に空を飛行したり、尻尾で相手を締め上げることが可能。
特に飛行は空中での制止や弾丸ほどの速度で放たれる攻撃すら容易に回避する。

一方で人間用の輸血が行えず専用の輸液を必要とする点から、種族は人間ではなく本当に悪魔『サキュバス』の様である。

  • 占術
標的の居場所を特定する術式。
ボロニイサキュバスは唾液と牛乳を混ぜた白く濁った液体で魔法陣を描いて発動し、手応えがあると魔法陣の外周が茶褐色に変色していく。

唾液と牛乳を混ぜた白く濁った液体は、端的に言えば精液の代替である。このため、系統としては性魔術に当たる。

ある種のサキュバスは男性を誘惑し、得た物を使って女性を襲う。つまり、サキュバスは条件に合う獲物を探す技術を持っており、それを元にした術式である。

項目のある術式は以下。

【口調】

上条曰く「純国産ババア口調」で話すが、これはローラ=スチュアートのように間違った日本語を覚えて喋っているのではなく、共通トーン作成に失敗した結果。
なおボロニイサキュバス本人は、大雑把な意思さえ通じるなら細部はどうでも良い模様。
「へえそうかの。でもそなた、ちょーっと同じ超絶者のわらわをナメまくりばい?」

最終更新:2025年06月26日 19:02