【種別】
人名
【初出】
創約五巻
名前のみ創約四巻
【概要】
外見は17歳から18歳くらいの長い銀髪の少女。
足首まで届く長いウィンプルを被っており一見してシスターのようにも見えるが、要所を包む変則ビキニのような紫色の衣装により、露出度の高い踊り子のようにも見える。
ところどころに純金の装飾が散りばめられており、歩くと鈴の音色が鳴り響く。
見た目に反して、性格は真面目で堅物。
自身の役割に忠実な公務員タイプで、アドリブには弱いと評されている。
魔女を迫害する
十字架に対し懐疑的で、ことあるごとに否定する発言をする。
ただし彼女と接した
アンナはアラディア自身は十字架にはそこまで固執しておらず、魔女を守護する彼女の立場からのリップサービスだと解釈している。
彼女の「救済条件」は、「長い歴史の中で虐げられてきた魔女達を救い、差別や偏見から守る」こと。
あらゆる魔女達を守る存在になり、あらゆる救済の枠組から爪弾きにされた人々を支える最後の盾となる。
それを叶えるためならば、その手を血で汚す行為すら躊躇わない。
結社内では「殺害派」に属し、アリスの行動や思考に影響を与える上条を危険とみなし、殺害に向けて動いた。
ただこれは決して本意ではなく、上条と接したあとは彼を一種の「魔女」とみなし、自身の救済対象に組み込むなど行動規範が変化しつつある。
【能力】
超絶者であり、条件次第では魔術サイド全体に勝利しうる強力極まる術式を持つ。
10m大の唇の形をした閃光を放つ術式。
元々の「虫除け」は豊作祈願に具体的な形を与える自然制御であり、魔女の代表的な仕事の一つ。
アラディアはそこから転じて、一帯から標的を識別して殲滅を行う術式として組み上げた。
唇に二本の指を当てて笛のようにそっと息を吹く事で、爆発に似た見えない暴風を生み出す術式。
ボロニイサキュバスによると、「森で暮らす魔女は暴風を自在に操り王家の船を揺さぶる」という逸話があるため、そこから組み立てた術式と思われる。
ホウキに塗った膏薬で空を飛ぶ術式。
必ずしもホウキである必要はなく、作中では回し蹴りで切断した信号機に乗って宙に浮かびあがっている。
裸身となり緑の夜気を浴びることで、疲れや傷を癒やす。
この手法で全快するには数十分以上の時間を要するため、戦闘中には行えない。
球体の水晶を凝視して得られたビジョンから、知りたい情報を読み解く魔術。
アラディアにかかれば水晶玉を用いずとも、広げた紙の地図と虫眼鏡のレンズで占いを行うことが可能。
防護の膏薬
対象の体を防護し、体内の侵蝕を抑えつける防御術式。
コンクリの山が覆い被さった程度では傷一つつかない程の防御を与える。
「夜と、月と、それから魔女。……ヘカテ、イシス、モリガン、フレイヤ。太古、叡智を司る女性の神は常に三つの側面をもって世界を正しく見据え、傅く巫女達を力強く守護してきた」
「解放、する……。リスク4、三重封印分解・人域離脱。この身を三相女神とするべくここに作用してッッッ!!!!」
アラディアの人域離脱。
発動前に
幻想殺しによって無効化されたため詳細は不明だが、
発動時にアラディアの足元の影が三方向に伸び、光輝く点と、詠唱の口上から、自身の身を人の領域から繰り上げる強化系の術式と推定される。
本人曰く、対幻想殺し以外であれば、どんな強大な力を持つ魔術師でも瞬殺できるとのこと。
項目がある術式は以下。
【作中での行動】
創約4巻で初登場。橋架結社に所属を希望するアンナ=シュプレンゲルと接触し、アリスについて仄めかす。
創約5巻では熱帯雨林の真ん中にある橋架結社の拠点にアンナを案内する。アリスと顔合わせさせようとしたが、アリスは上条に会いに学園都市に向かっており不在だった。
アンナがアリスを連れ戻した際、アリスが上条に影響され変質していることに気づき、アリスを以前の状態に戻すために上条の殺害を決断する。
創約6巻では渋谷に出向き、上条を2度殺害。しかし救出派のボロニイサキュバスと旧き良きマリアに阻まれ、マリアの手で復活した上条に敗北。ダクトテープで拘束される。
創約7巻では拘束され魔術を使えないまま、学園都市の上条の寮にまで連れて行かれる。
橋架結社が学園都市に領事館を設置した際は共に連れて行かれるが、魔術を使われないよう上条らに監視されながら過ごす。
トリスメギストスが「殺害派」として上条の命を狙うと、
オティヌスが拘束されたアラディアを説得。上条を取り巻く状況を話し、上条が「救済対象」だと説得され、上条を救うために動き出す。
【口調】
一人称は「わたくし」。お姉さん言葉の標準語で話す。
「ヤバい」「〜ってば」等の砕けた言葉も多用する。
共通トーンを使っているため、本来の口調は不明。
「……わたくしは、世界中で今も苦しめられている魔女達を、救う。何としても」
最終更新:2025年07月10日 18:00