【種別】
人名
【初出】
新約二十一巻
登場は新約二十二巻
【現実世界における解説】
『黄金の夜明け団』は、ホロス夫妻という犯罪者によって崩壊の危機を迎えたことがある。
これはホロス夫人(マダム・ホロス)という詐欺師の女性が
アンナ=シュプレンゲルを名乗り、
メイザースを騙して団の文書を盗んだ事に端を発する。
ホロス夫妻はそのメイザースから騙し取った文書の内容をもとにオカルト詐欺の商売を始めたのだが、別件で逮捕されてしまった。
それだけなら良かったのだが、夫妻が法廷で『黄金の夜明け団』の首領を自称し、
儀式の内容が法廷で読み上げられてしまうという事件が発生した。
メディアはこの騒動と夫妻の罪を『黄金の夜明け団』に絡め、猛烈に非難。
これによって『黄金の夜明け団』のイメージが悪化し、籍を置いていた著名人が相次いで離脱し、
それ以前の時点で既に衰退し始めていた『黄金の夜明け団』は、その崩壊にさらなる拍車がかかってしまったのである。
この事件以降、団の名前は「暁の星(ステラ・マテューティナ)」と変わり、団は大きなダメージを受けた。
【作中での行動】
新約二十一巻の行間で虫食い文字のように語られ、新約二十二巻で
アレイスターの前に本人が登場。
本編の一世紀前に
アンナ=シュプレンゲルの器を乗っ取っていたという。
詳細な時系列や史実における上記の事件との関係は不明だが、この人物は詐欺師と呼ばれており、能力はともかく性質は史実通りの人物であったのかもしれない。
目的を語った後、アレイスターにとどめを刺そうと薔薇十字の霊装を取り出すが、彼女が現れる時を狙っていた
エイワスにより後頭部を貫かれ、別の魂らしきものをねじ込まれる。
これによりマダム=ホロスは消え、本物のシュプレンゲルの器が奪還された。
最終更新:2025年06月17日 01:14