【名前】久峨鐘(くが あつむ)
【性別】男性
【所属】科学サイド
【能力名】不明
【概要】
久峨鐶の兄で第二三学区に自分の研究室を構えるエリート中のエリート研究者。23歳。
自身の学生時代はあまり語らないが、明知中等教育学院の卒業生であり、
皮肉なことに弟と同様に在籍時は「明知のタウロス」の名を冠していたことは判明している。
(彼がレベル4だったのか、それとも当時の明知の二つ名の条件が違っていたのかは不明)
本人はこの二つ名をかなり気に入っており、自らの富と繁栄の象徴としている。
出身は学内屈指の金持ち家庭育ち(研究者一家)であり、両親の愛情と期待を一身に受けて育ってきた。
しかし、幼い頃から「久峨家のために優秀な子でなければならない」というプレッシャーを受け続けていたせいで人格が歪んでしまい、
親が期待した通りの子どもを演じ続けた結果、「高い自己顕示欲、権力者的な性格」を演じ続けることとなった。
実際のところ、嫉妬、憎悪、コンプレックス、自己嫌悪の塊の様な性格であり、自分が最低最悪のクズ野郎であることを自覚しているが、
クズであることをやめられずに何かをする度に後悔して自己嫌悪に陥る負のスパイラルにはまっている。人格は破綻スレスレの危ない境界線を渡っている。
弟のことは「久峨家の恥」「ゴミクズ」と蔑んでいるが、実はプレッシャーを与えられずに育った彼のことを羨ましく思っている裏返しでもある。
しかし、本人はその感情に気付いておらず、弟に対する嫉妬と憎悪を日に日に膨らませている。
いつかは弟の交友関係をズタズタに破壊して、哀しみのどん底に落としてやりたいと思っている。
ちなみに弟と女の趣味が同じなのか、白雪窓枠については密かに純真な恋心を抱いているが、
自分が最低最悪のクズ野郎であることを自覚しているのか、彼女には一切接触しようとせず、
偶然出会ってしまっても表向きの「自己顕示欲の高い権力者的な性格」を演じ続ける。
かつては人体脳介機化計画(BMI化計画)にも参加しており、甘粕一釟を殺害した張本人。
甘粕一釟が親から愛情を注がれていることに嫉妬し、親子をズタズタに引き裂こうとした結果、実験をわざと失敗させて一釟を殺害し、
実験結果も何もかもを父親の甘粕金八から奪って研究所から追い出した。
そして、AI研究の権威として実験を引き継いでいるが、研究を続ける度に自己嫌悪に陥る。
【特徴】
180cmくらいのイケメンナルシストを絵に描いた様な男。黒髪のオールバック。
しかし、本性である陰気な性格になると髪が垂れ下がって目元が隠れるようになる。
白衣を着ることを頑なに拒んでおり、一度も白衣に袖を通したことが無い。
これは親に対するささやかな反抗である。
【台詞】
表向き
「久しぶりだな。鐶。ゴミクズらしいふ抜けた面構えになったじゃないか。」(弟の前)
「ええ。悲しいことではありますが、確かに以前の研究では不幸な事故で犠牲者が出ました。しかし、実験を続けて成果を世に出すことが、亡くなった一釟くんに対する唯一の手向けになるんじゃないかと…僕はそう思っています。」(弟と窓枠以外の人の前)
本性
「何でだよ…何で僕じゃなくて鐶なんだ…なんで無能なあいつばかりに僕が欲しかった幸せが集まるんだ!?」
「あははは!“不幸な事故”!?“一釟くんへの手向け”!?殺したのは僕なんだよぉぉぉ!!ああ…僕はクズだ!最高で最低で最悪のクズ野郎だ!あはははははははははははははは!!」
【SS使用条件】
どうぞご自由に

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最終更新:2013年03月09日 19:02