【名前】立体狗騎(たてい ごうき)
【性別】男
【所属】科学
【能力】雷光使い(スパークマスター):レベル3
【能力説明】
発電系能力者。雷光使いと銘打っているが、雷ほどの出力が出せるわけではない。また、電波・磁力操作を苦手としている。
逆に単純な放電現象や生体電流の知覚・干渉を得意としている。特に生体電流操作は立体自身が自負するほど性能が高い。
一方放電現象に関しては、集束させた電撃の槍として放出する事は出来ないので周囲一帯に及ぶ放電として現出する。
周囲に味方や爆発物などが存在する場合、立体は放電能力を使用できないので専ら生体電流操作を活かした戦法を採っている。具体的には、
①発電系能力を応用とした即席のスタングレネード。スパークによって強烈な光や音を発生させて他人の行動を縛る。
スタングレネードは自身に近い位置のみで現出出来る。つまり、スタングレネード(に付随する電流)に関しては通常の放電現象とは違って任意の操作が可能。
電流以外は自分にも影響があるので目を瞑る・耳を塞ぐに相当する対策を要する。
②生体電流に干渉する事で身体能力を覚醒もしくは麻痺させる。覚醒の方が得意であり、生体電流の停止は不可能。一個人に対する覚醒と麻痺の両立も不可。
接触中の他人に同様の効果を齎す事が可能。但し、効率良く上昇させる場合には相手の生体電流の動向を事前に把握しておかなければならない事もあり、
初見で身体強化を他人に施す事はリスクが大きいために控えている。目視で生体電流を知覚する事は出来ず、接触した場合に知覚可能。
覚醒・麻痺共に他人に対する持続時間は接触外になった瞬間から約30分、接触中は立体が操作している限りずっと続く。
生体電流操作という特性からAED的効果も実現でき、心臓マッサージや意識回復等の応用も利く。
③別名睡眠麻痺とも称される金縛りと同じような状態をスタングレネードによる強制覚醒と生体電流操作による強制麻痺をほぼ同時に行使する事で実現させる立体の切り札。
開眼型の金縛りが発生するために、嗅覚・聴覚・視覚(眼球運動は出来ない)以外の随意運動が不可能となる。
スタングレネードの影響もあって聴覚・視覚・演算能力にも大きな影響を及ぼすために、その束縛効果は絶大。
能力による麻痺状態が解除されて金縛りが解けた後も激しい耳鳴りや平衡感覚の揺さ振りが続く。
また、対象がレム睡眠時に限って生体電流操作を行う事で閉眼型の金縛りを実現できる。様々な幻聴・幻覚が発生し、強い不快感や圧迫感を味わう。
閉眼型の場合、能力による麻痺状態が解除された後も本人の意思で金縛りを解く事はまず不可能で自然に解かれるのを待つしかない。
個人差はあるものの立体の金縛りの場合、麻痺状態解除後最低10分間は閉眼型の金縛りが解かれる事はない。
また、解けた後すぐに前駆症状(症が発症する前に現れる前兆)が発生、再発するケースも多い(勿論立体の能力効果外の出来事である)。
前駆症状に気付いた時点で金縛りを回避できるケースはほぼ存在しない為、厄介さでは開眼型の金縛りを上回る。
能力の性質上睡眠薬と非常に相性が良く、放電で気絶させる→拘束しながらAEDで意識回復→睡眠薬投与→閉眼型の金縛り発現、
放電で心停止させる→AEDで心臓マッサージ→拘束しながらAEDで意識回復→睡眠薬投与→閉眼型の金縛り発現などの極悪コンボも成立し得るが、必要ではない限り本人自らこれらの手段を用いる事はない。
【概要】
塔川学校に通う17歳の少年。そして「紫狼」に所属する傭兵の1人…と言えば大層な風に聞こえるが、ようはアルバイト感覚で「紫狼」に協力する非正規メンバーである。
リーダーが
外野道郎に変わってから「紫狼」の門を叩いた新規の1人で、非正規メンバーであるにも関わらず集会とかにはほぼ顔を出す。アルバイトなので報酬は安く、傭兵活動の種類によって上下する。
幹部の
破顔大笑とは同い年である事から何かとウマが合い、2人してグループ内でボケ道を邁進している。
破顔の漫才の照明及び音響演出を担当し、明るさや音量を調節したスタングレネードで彼の漫才に花を添えている。
彼が好意を寄せる
誇麓障小とは違い、胸が慎ましいタイプを好むために
元リーダーの妹である
御縞早苗や同じ傭兵の
群雲朱染と顔を合わす度にアタックを仕掛けては玉砕している。
「紫狼」内で評価が分かれる上記の少女達に特段悪感情を抱いていないので、非正規ながらも彼女達がグループ内で孤立し過ぎない様動いていたりする。
一応傭兵である以上、同じ傭兵の
ウェイン・メディスンや群雲達と同じくらい前線に借り出されるのだが、能力や当人達の性格の事情から協力して事に当たるという場面は少ない。
協力する時はウェイン嫌いな群雲の愚痴を延々聞かされる苦労人でもある。しかし、群雲と接する機会が増えると受け取っている立体は率先して傭兵同士の共同戦線を提案する。
Mの素質アリ。勿論「紫狼」のメンバー全員に「こいつMだ」と判断されている。何処までが冗談で何処までが本気なのかがさっぱりわからない少々不気味な人間でもある。
【特徴】
丸型サングラスを愛用しているふっくら体型人間。頬ももれなくふっくらしているので、一目では鈍臭そうに見えてしまう。身長は170センチ中盤。黒髪モヒカン。
スポーツ工学系の学校に通っている事もあって、実はふっくら体型ながらも身体能力は高め。ここに能力を組み合わせる事でさらに強化している。
スタングレネード対策としてサングラスの他に音量軽減耳栓を身に付けている。そのために耳が遠く、「紫狼」では必然的に破顔と同じくボケ役を務めている。
普段は明るくて大らかな雰囲気を醸し出しているが、「ヤる時はヤる」が信条なのでいざという時に手を抜く事はない。
【台詞】基本ボケ役なのでツッコミ待ちの口調。何故か女性を下の名前且つ君付けで呼ぶ。
「さぁ、さぁ紫狼恒例の破顔大笑ソロ漫才の開幕でございます!!ご観覧の方々、どうかご静聴…なんてのは宇宙の果てまで吹っ飛ばして大爆笑の渦に身を投じやがれコノヤロー!!」
「あぁ?何だって?最近耳が遠くてなぁ。俺もトシかねぇ…」
「ハァ、ハァ。朱染君の罵詈雑言気持ちいい…ハァ、ハァ。早苗君の冷たい視線が堪らなくいい…ハァ、ハァ」
【SS使用条件】
特に無し
最終更新:2013年05月09日 19:34