電脳歌姫(以下『姫』)「みんナ~!こんばんワ!みんなの架空のアイドル!電脳歌姫だヨ!今日も“学園都市レイディオ”を聞いてくれてありがとウ!」

初瀬恭治(以下『初瀬』)「わー。パチパチ」

ヒメ「っテ!!何だよキョウジ!!そのやる気の全く無さ気な声を拍手ハ!!?折角私の特権でアシスタントをやらせてあげてるのニ!!これだからキョウジは・・・」

初瀬「だって、俺お前から今日のこと何も聞いてねぇもん。これで、どうやってやる気が出るん・・・」

湖后腹真申(以下『湖后腹』)「初瀬先輩!!今日は、歌姫さんにとっても予想外な放送んですよ!!」

初瀬「湖后腹!?何でここに・・・?」

湖后腹「俺も先輩と同じく歌姫さんに呼ばれてここに来たんです」

姫「マサルは私の大事なファンだし、偶にはこうやって直にファンと交流するのも悪くないかなって思って呼んだんだヨ!」

初瀬「へぇ・・・。姫にしては、少しは頭を使ってるんだな」

姫「ムキー!!またまたまたまた、私をバカにしたなー!!キョウジのドSはこのSSでも健在なんだナ!!!」

初瀬「俺はSでもMでも無ぇよ!!・・・うん?おい、姫。何か投稿が来てるぞ?というか、もうラジオって始まってんのかよ!!?」

姫「えー何々。おぉ、これは『世紀末モヒカンヘッド』さんじゃないカ!!このラジオでは常連さんの内の1人だゾ!」

初瀬「いや、俺の話を・・・」

姫「えーと・・・『ヒャッハー!今日も汚物(キョウジ)は俺様の炎で消毒だ!!』」

初瀬「何で、汚物と書いて『キョウジ』呼びなんだ!!?」

姫「さァ?キョウジの普段の行いが悪いせいなんじゃねーノ?プスプス」

初瀬「ぐぁ!!何かスゲェムカつく!!」

湖后腹「歌姫さん。確か、今日のレイディオでは『ハックコード』で使用されたタブレットデバイスを用いたテレビ電話的な交流が企画されているんですよね?」

姫「いいトコに気付いたなマサル!!グッジョブ!!」

湖后腹「・・・(ポッ)」

初瀬「姫!!ちゃんと俺にもわかるように説明してくれ!!」

姫「仕方無いなァ。ゴホン!なんと、今日のレイディオではタブレットデバイスを用いたテレビ電話的な交流が企画されてるんダ!!」

初瀬「それはさっき聞いた」

姫「ノリが悪いなァ。これだからキョウジは・・・。まぁ、いいヤ。この企画の最大の目玉は、無作為で選ばれた人間が映像と共にレイディオに出演することにあるんだが
ここに我等がスタッフは3D機能を最大限(むだ)に駆使した演出を付随させることにしたんダ!!」

初瀬「何か本来の意味とは違う平仮名が言葉に宛てられたような気がするんだ」

姫「なんとなんと、『姫』こと電脳歌姫にも実装されている確かな触感や体温を再現させることに成功したのダ!!ブイ!!!」

初瀬「おいおい・・・マジか?」

姫「マジマジ。まぁ、“百聞は一見にしかず”ということで・・・ご本人に登場して貰いましょウ!!それでは・・・出て来いヤ!!!」



ブォン!!!



喪火漢太郎(以下『喪火』)「ヒャッハー!今日も汚物(キョウジ)は俺様の炎で消毒だ!!」

初瀬「うおっ!?」

湖后腹「うわっ!?本当に出た・・・グホッ!!?」

喪火「テメェがキョウジか、オラァ!!?」

湖后腹「3D映像が俺の襟首を・・・?科学ってすごい・・・!!」

初瀬「いや、そこに感動してんじゃないって!!おい、『世紀末モヒカンヘッド』!!俺がキョウジだ!!だから、早く湖后腹を離せ!!」

喪火「何ィ?そうかそうか・・・テメェがキョウジか。歌姫さんとイチャつきやがってえぇ・・・!!テメェなんざ俺様の炎でとっとと消・・・」



プツン!



姫「はい、出番終了でス」

初瀬・湖后腹「えええええええぇぇぇぇっっっ!!!??」

姫「うン?何を驚いてるノ?」

初瀬「いやいや。確かにあのモヒカン野郎は公共の電波に流すに堪えないモンだったけど、それにしたってブツギリ度がハンパ無くね?」

姫「だって・・・キョウジが心配だったんだモン(ボソッ)」

初瀬「うん?何か言ったか?」

姫「う、うるさいうるさい!!アシスタントのキョウジには関係ねーでしょうがヨ!!」

初瀬「口調がおかしくなってやがる。これもキャラ付けの一種か、湖后腹?」

湖后腹「さ、さぁ?」

姫「さ、さぁ気を取り直して次いくヨ!!」

初瀬「その前にだ・・・姫」

姫「何だヨ!?まだ文句があんのかヨ!!?」

初瀬「いや・・・湖后腹が最初に言ってたことだけど、今のこの状態は予想外のことなんだろ?何でこんなことになってるのか、少しくらい説明があってもいいだろ?」

姫「・・・・・・そうだナ。マサルには説明してキョウジには説明しないというのもやはりよろしくないナ。心して聞け・・・キョウジ。実は・・・」

初瀬「実は・・・(ゴクッ)」

姫「作者が五月病にかかっちまって本業のSSが進まないっていう、てんでお話にならねぇ事態になってやがるからこのレイディオでリハビリがてらにあれやこれやをやるんだってサ」

初瀬「作者出て来いや!!!」

湖后腹「初瀬先輩!落ち着いて・・・!!」

姫「まぁ、ウチのスタッフも色んな事が試せるというメリットがあったモンだから互いに異論は無しという話になったんダ」

初瀬「俺は異論ありまくりだぞ!!事前の説明無しに呼び出された俺の身になれー!!」

湖后腹「(それは、歌姫さんに責任がありそうな・・・)」

姫「全く、キョウジは大人気無いナ。私は納得しているというのニ。これだからキョウジはお子様・・・」

初瀬「おでんちゃんに言われたくねぇな」

姫「ムキー!!ムキー!!私は食べ物じゃ無いゾ!!!」

初瀬「冗談だって。こんな冗談を真に受けるなんて、姫も大概お子様だな」

姫「ムキー!!!!!」

湖后腹「2人共落ち着いて下さい!!ほ、ほらっ!スタッフのカンペにも『さっさと進めろこのバカップル』とありますし」

姫・初瀬「誰がバカップルだー!!!!!」

湖后腹「え?俺が進めろって?え、ええ、ええっと・・・次の投稿者・・・“達”?・・・・・・これは!!」

初瀬「うん?どうした?誰が今度は登場するんだ?」

湖后腹「“百聞は一見にしかず”。ご登場頂きましょう。どうぞ!!」



デロデロデロン♪



界刺得世(以下『界刺)「ぐー、ぐー。・・・うん?フアァ~」

形製流麗(以下『形製』)「うおっ!!?何であたしはこんなトコに居るの!?確かレイディオを聞いていただけだった筈なのに・・・!!」

白雪窓枠(以下『白雪』)「・・・・・・・・・・・へっ?」

斗修星羅(以下『斗修』)「うむっ!?ここは・・・・・・白雪さん!!?どうして貴方が私の目の前に!!?」

吹間羊助(以下『吹間』)「うーん?何処だここ?」

初瀬「な、何でこのメンバー!!?」

姫「フフフ。よくぞ聞いてくれたなキョウジ。実は、かくかくしかじかの理由でこのレイディオを聞いている全ての人間の意思をここに集めることができるのダ!!!」

初瀬「かくかくしかじかじゃわかんねぇよ!!!テキトーにも程があるだろ!!!」

姫「細かいことは気にすんナ!!全ては勢いの下に平伏すのサ!!」

初瀬「何ちょっと格好いい台詞言って有耶無耶にしようとしてんだ!!?」

湖后腹「それにしても・・・どうしてこのメンバーが?無作為にしてもちょっと説明付けが・・・」

姫「え~と・・・バカでアホなスタッフのカンペによると、『前にこの5人を使った日常SSを書こうと思ったけど諸々の事情でボツったから』だそうダ」

初瀬「何ボツネタをここに突っ込んでんだよ作者!!」

姫「細かいことは気にすんナ!!全ては勢いの下に平伏すのサ!!」

初瀬「それ、絶対作者の仕込み台詞だろ!!?」

形製「とりあえず現状の確認をしないと。界刺もよくわかっていない所か寝惚けてるし。ここは、ちゃちゃっと『分身人形』で周囲の人間の心を・・・」

斗修「ちょっと待って下さる?その『分身人形』って人の心を読む精神系能力かしら?」

形製「えっ?そうだけど・・・」

斗修「貴方・・・今白雪さんの心を読もうとしたでしょ?」

白雪「(ええええええええええぇぇぇぇぇっっっ!!!??私の心を!!!??わ、私の心なんて覗いてもいいもの無いよおおおおおおおおぉぉぉぉっっっ!!!!!)」

形製「う、うん。あっ・・・ごめんなさい。つい癖で」

斗修「癖は恐いわよね。だから、尚のこと私達精神系能力者は気を付けなければならない。安易に使用すれば人の尊厳をいとも簡単に踏み潰す能力だから。
『天秤座<リブラ>』の座を冠する白雪さんも己の能力を無闇に他人に向けて使ったりは・・・」

界刺「『天秤宮<リブラ>』?そういや・・・昔あの女のパンツを覗いて金的を蹴られたことがあったなぁ・・・ムニャムニャ」

白雪「ッッッ!!!(何いいいいいいぃぃぃっっ!!!??私のパンツを覗いたあああああああぁぁぁっっ!!!??)」

斗修「(『ヒメ』に何てことををををををを!!!)わ、わわ、私の・・・私の正義足る『天秤座<リブラ>』に何という下衆な行いを!!!恥を知りなさい!!!(クワッ!!)」

界刺・形製「ッッ!!!」

斗修「何・・・?私の『倫理転換』フェイズ2が効かない?」

形製「何なのコイツ!!?あたしの『分身人形』を一気に2体も消耗させるなんて・・・!!」

斗修「成程。貴方の能力ね。でも、邪魔はしないで頂戴。私はこの下衆な男を何としてでも矯正しなければならないのだから!!(クアッ!!!)」

形製「そ、そんなことさせるモンか!!(ギン!!!)」

界刺「ッッッ!!!」

吹間「あ~、この飴おいしい」

初瀬「お、おい姫!!どうすんだよこの流れは!!?」

姫「そ、そんなこと言ったって・・・!!!バカスタッフメ!!何てことをしてくれたんダ!!!」

初瀬「(ノリノリだった姫が何言っても説得力ねぇな)」

湖后腹「・・・大丈夫ですよ」

姫・初瀬「えっ?」

斗修「(フェイズ3に喰らい付いて来るなんて・・・やるわね。私への洗脳にも力を注いでいるようだけど、早々洗脳される下手は打たないわよ!!!)」

形製「(くっ・・・人に込められる『分身人形』は3体まで!!それなのに・・・!!この女・・・強い!!!)」

界刺「ぐああああぁぁぁっっ!!!(頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い頭痛い)」

白雪「あ、あわわ、あわわわわ(ど、どど、どうしようううううううううぅぅぅぅっっ!!!??)」

吹間「ということで・・・皆さんおやすみなさ~い」

ヒュン!

斗修「(なっ!!!??わ、私の耐久力を超えた能力が!!!??ま、まさか・・・そん・・・)」

形製「(うっ!!!??あ、あたしの『分身人形』を3体一気に・・・う、そ・・・)」

界刺「(ハァ~・・・頭の痛みが・・・薄れて・・・い、く・・・)」

白雪「・・・・・・・・・グ~」

吹間「そんじゃ、おやすみなさい」



プツン!



姫・初瀬「・・・・・・」

湖后腹「さすがは吹間先輩。我が校No.1の能力者ですモンね」

初瀬「・・・・・・チートだな」

姫「・・・・・・え、え~と、本来は『お菓子屋の前で白雪と界刺がイチャ付いていると見た斗修が『シンボル』の得体の知れない噂から来る危機感から界刺にアクションを取り、
偶然傍に居た形製との精神系能力勝負(被害者は界刺)に発展した際にこれまた偶然お菓子屋に赴いた吹間の気紛れで斗修・形製・界刺が眠らされる』というシナリオだったそうダ」

初瀬「な、成程・・・。ちなみに、本編はどうなるんだ?」

湖后腹「『予定は未定だが、白雪と界刺は別の形で邂逅させるかもしれない』だそうです」

初瀬「な、成程。ハァ~、心臓に悪いなココ」

姫「気、気を取り直して元気にいこうゼ!!マサル!!次も紹介ヨロシク!!!」

湖后腹「りょ、了解!!次は・・・この人達です!!どうぞ!!!」



ゾクッ!!!



ウェイン・メディスン(以下『ウェイン』)「・・・・・・」

姫・初瀬・湖后腹「(何でこの人が出てくんの!!!??)」

破顔大笑(以下『破顔』)「わははははははははははははははははははははははは」

姫・初瀬・湖后腹「(何かうるさそうな奴が来た!!!)」

立体狗騎(以下『立体』)「さぁ、さぁ紫狼恒例の破顔大笑ソロ漫才の開幕でございます!!ご観覧の方々、どうかご静聴…なんてのは宇宙の果てまで吹っ飛ばして大爆笑の渦に身を投じやがれコノヤロー!!」

姫・初瀬・湖后腹「(この番組の主旨完全に吹っ飛ばしてやがるー!!!)」

破顔「わははははははは!!!・・・・・・・・・ここは何処?」

立体「さぁ?つーか俺は誰だ?」

姫・初瀬・湖后腹「自分の存在すら忘れてんのかよ!!!」

立体「あぁ?何だって?最近耳が遠くてなぁ。俺もトシかねぇ・・・」

姫・初瀬・湖后腹「お前バリバリの高校2年生だろ!!!」

破顔「トシ!!お前は、漫才界に新風を巻き起こすためにこの俺破顔大笑に忠誠を誓ったかの有名な“3本の矢”の如きボケ男の1人なんだ!!
さぁ、俺と共に果て無き漫才道を突き進むんだ。なぁに、俺とお前ならきっと大スターの一角に入り込めるさ」

姫・初瀬・湖后腹「デマカセ経歴を吹き込むな!!つーか、こいつ以外に後2人も居るのかよ!!?」

破顔「後の2人は微笑君と苦笑君だ。2人共、トシに匹敵するボケ度を持ち得ているすごいヤツラなんだ!!」

姫・初瀬・湖后腹「どう考えても法螺だよね!?そうだよね!!?」

立体「・・・わかった。アンタに付いてくぜ俺ぁ」

破顔「トシ・・・」

立体「・・・・・・そういや、アンタ誰?」

姫・初瀬・湖后腹「今更そこに突っ込むのかよ!!!??」

破顔「わははははははは!!!良ツッコミ1つ貰いやした!!!」

立体「グフグフグフ!!!歌姫君のツッコミ堪らなく気持ちいい。ハァ、ハァ」

姫・初瀬・湖后腹「(こいつ等メンドクセー!!!)」

ウェイン「・・・・・・」

破顔「なのに、ウェインと来たら何時もの仏頂面のまんまだモンなぁ。今じゃもう『常時爆笑』も効かないし。
何とか皆の輪に入れるようにって、電脳歌姫のラジオを聞かせてやっても感想の一言も言わないし」

立体「ウェインは空気が読めないんだな。本編でもつくづく空気が読めないし。『何でそこでお前が出て来る!?』みたいな。
漫才で求められる『空気を読む』力が彼には欠如している。そうだ、破顔!!この際、彼にも漫才の覇道を突き進む友として迎え入れてやろうぞ!!」

破顔「おおおおぉぉ!!!それいいな!!!」

立体「俺達傭兵は、何時の時代も空気が読めないと生きていけないんだ!!朱染君も空気が読めているとは言い難いし、みっちり薫陶を施すというのはどうだろう!!?
そうすれば、正規・非正規問わず仲間の結束がみっちり固まるぜ!!?特に一匹狼風を吹かしているウェインにはそれが重要だ!!俺達はその先駆けとなろうや!!」

破顔「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!!ナイスだぜ相棒!!」

立体「よっしゃああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!(これで朱染君と一緒に居られる時間が増える。ハァ、ハァ)」

ウェイン「・・・・・・(ジャキッ)」

破顔「うん。何だウェイン・・・って、それは【鋏角紘弾】!!!??」

立体「しかも【獅骸紘虐】版!!!??」

ウェイン「・・・去ね」

ズパン!ズパン!ズパン!

破顔「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」

立体「マジだ!!目がマジになってるうううううううぅぅぅぅっっっ!!!!!」

破顔・立体「理不尽だああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」



プツン!



初瀬・湖后腹「・・・・・・」

姫「・・・・・・え~何々。『ウェインの「精製蜘蛛」が鍛えられた要因の1つとして威力だけならレベル4相当に位置する破顔の「常時爆笑」を仕掛けられて大笑いしてしまったことがあります。
普段から陰気なクールキャラだったウェインをゲラゲラ大爆笑させたことで破顔は「紫狼」のメンバーから一目置かれる存在になりました。
逆に、ウェインはこの経験から破顔が苦手となってしまいました。そして、彼の能力に対抗するために「ブラックウィザード」襲撃の傍らで「精製蜘蛛」の猛特訓に明け暮れました。
その結果(=そのせいで)破顔のような精神系能力者に対抗するための確かな術を確立し、他の分野も強化されたのです。今では「常時爆笑」を仕掛けられても笑わなくなりました。
「ゲラゲラに対抗するため」というしょうもない理由(=ウェインにとっては大問題)で磨かれた力が、本編で皆を苦しめる最大要因となります』だっテ。ハハハ。笑えるネ」

初瀬・湖后腹「笑えるかー!!!俺達本編出演組の身にもなれー!!!」

姫「うン?・・・・・・どうやら、ラジオは一旦小休止に入るらしいぞ2人共」

湖后腹「このタイミングでですか!?」

初瀬「何か当初の目的からどんどんずれていってないか?」

姫「『学園都市レイディオで気分転換ぶっちゃけセール大会』だから、どんどんぶっちゃけていくことがコンセプトダ。全くずれてないゾ。ホントだゾ」

初瀬「(絶対作者の仕込み台詞だ)」

姫「そういうわけで、一旦小休止入れて次回後編を皆にお届けするゼ!!じゃ、苦し紛れの宣伝ゴー!!!」

湖后腹「(苦し紛れって言っちゃったよ)」






開幕した“血祭”は、風雲急を告げるある男の一言で一変する。



『新“手駒達”200名の内、半数の100名を界刺得世と殺人鬼が戦闘している戦場へ送り込む』



激変する世界の流れに翻弄される少年少女達。



『(・・・“線引き”はしないといけない。ずっと“ヒーロー”になっているのはマズイ。この件がどうにか終わったら・・・緋花ちゃんと話そう。真正面から。
親友として。・・・・・・風紀委員としてじゃ「無くなっている」かもしれないけど)』

『あっ!!!風紀委員の腕章だ!!私も、昔はその腕章を付けて一生懸命頑張ってたんだよねぇ。なのに・・・何で・・・どうして・・・私・・・私・・・ハハハハハハハ!!!
だ・か・ら・・・・・・フフフッッ・・・風紀委員なんてモンが・・・・・・この世から消えて無くなったらいいんだよおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!!!!』

『<キョウジ・・・頑張ろうネ>』
『<・・・おぅ!>』



それでも、彼等彼女等は各々に譲れない信念を胸に宿して戦渦へ身を投じる。



『・・・フフッ。今の私にできるかな?憎しみの心を持った私に。でも・・・やらない理由にはならないよね、私?・・・「でもでも」も、もう終わりにしないと』

『私達は風紀委員よ。私達が譲れないモノは確かにある。それは譲っちゃ駄目。必ず貫くの。命懸けで・・・最善の行動で・・・譲れないモノを守るの!!
稜・・・皆・・・あなた達ならそれができる。生きてそれを成し遂げられるって信じている。だから・・・早く行って!!!』

『・・・“ヒーロー”。たとえアンタの意見を無視してでも、俺は俺に課せられた役目を遂行する。任された信頼に応えてみせる』



宿す信念の“色”は多種多様。



『責任逃れをするわけにはいかない!!彼に責任を押し付けるわけにはいかない!!彼個人的な事情があったとしても、私達はそれごと抱えてみせるっしょ!!』

『言われずとも!!朱花嬢は必ずやこの俺が救い出してみせる!!ゲコ太!!志道!!気を抜くな!!』

『私はね、界刺得世に唯々生きていて欲しいのよ。だから・・・もしあの人を誰かが殺したのなら・・・その誰かをこの手で殺して私も死ぬわ・・・!!!』



歩む道は“茨”そのもの。



『狙うは・・・“弧皇”達の首級!!』

『さて・・・ここからが本番だ。私は私のやりたいようにやらせて貰う。私が思い描くラストに辿り着くために。私の望むが儘に』

『見せてあげるよ、抵部チャン。ボクの“とっておき”を。かつて、“閃光の英雄”と“猛獣”を黙らせた力を』



それでも、世界の一部足る存在達は“茨”の道を突き進む。



『お前の愛玩奴隷?ハーハハハッッ!!・・・笑わせるな。この女は誰かの鎖に繋がって大人しく飼い馴らされるようなタマじゃ無いぞ?
何せ、俺の鎖を食い千切った程だからな。お前なんぞの愛玩(オモチャ)には到底なりえん。身の程を知れ・・・ガキが』

『いくよ・・・お姉ちゃん!!!』

『“俺の”オンナに手ぇ出した落とし前・・・ここでキッチリ着けさせて貰うぜ!!!』

『麻鬼さん。俺は・・・あなたが風紀委員を辞めた理由を知っていますよ?』



さぁ、世界に生きる少年少女達よ!!今こそ己が信念を世界に示してみせよ!!



『・・・って聞いてます?えっ・・・サッパリわからない?あぁ、もう!!本当にこの少年で大丈夫なのでしょうか!?私、とても不安です!!』

『まさか、この世界でアレを目にすることになるとはな。ククッ・・・これも「創世の主」の成せる御業といった所か』

『・・・やれやれ。「重てぇ」な~、ハハッ!ウェイン!!下らねぇ邪魔が入る前に、さっさとケリを着けようぜ!!?』






とある男子高校生の日常Ⅱ最終長編「とある男子高校生と『ブラックウィザード』」・・・近日再開予定・・・・・・かも?

continue…?

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最終更新:2013年05月21日 22:57