刺突。払い。前進。
魔術結社の門を正面突破。2人を殺した。
前進。刺突。薙ぎ。刺突。斬撃。前進。
今の槍捌きで4人は殺した。
刺突。前進。魔術の行使。
1人を串刺しにした後、魔術を使う。穂先から奔る雷撃は5人を消炭に変え、命中した箇所から暴風や雹で薙ぎ払う。これで5人は大きく飛び、地面と衝突する。
首領から言い渡された命令は『
イルミナティにたてついた馬鹿な弱小魔術結社の殲滅』。下調べしたところ、人数は17人。
ただ、これだけで任務を達成した。呆気ない程『いつも通り』だ。
そう感じたエドワードは霊装『閃天の五槍(ブリューナク)』の構えを解く。
「エドワードさん。こいつどうします?」
後ろから部下が来た。ガムテープで口をふさがれ、縄で縛られた女の子を抱えて。
女の子は10歳くらいで、虚ろな目をしていた。
エドワードはジャケットから手帳の様なものを取り出し、開く。暫くして閉じる。手帳で確認したところ、この魔術結社の一員やその関係者では無かった。そして、今ちょうど団員の数が減ったのも確認した。
エドワードは部下に抱えられた女の子の元へと歩みより、口のガムテープをはがす。
「ねぇ、貴方達なんなの?こいつらはパパやママ、お兄ちゃんを殺して私を攫った。こいつらが憎かった!今度はそいつらを貴方達が殺して……私たちの生活を返してよ……。」
「………。」
女の子は怒りの心をあらわにしたかと思えば、俯いて涙を流す。部下にはまだ人間らしい心があったのか、どうしたらいいのか解らず黙ったままだった。
しかしエドワードは微動だにしない。未だ『仕事』の眼つきで女の子を見ていた。
「なんで、なんでよ。……もう、死にたい。死にたいよ。」
女の子がそう呟いた時、状況が一変した。
エドワードが女の子の喉元に『閃天の五槍』を突き付けていた。
「ちょ、エドワードさん!?いったい何を!!?」
「お前は静かにしろ。」
騒ぎ立てる部下を一喝する。冷徹な眼差しで部下を一瞥すると今度はそれを女の子に向ける。
「死にたいなら、この槍で喉を貫け。掠めるだけでも死ねる。君の望んでいる物はすぐ目の前にある。」
それを聞いた女の子の顔つきが変わる。生きるか、死ぬか。自身の人生の分岐点に立つ。
エドワードは槍を動かすことは無い。もし、女の子が死ぬとしたら、それは自ら進んで喉を掻っ捌く時だ。
女の子は震える。生きるか、死ぬか。生殺与奪権を握っているのは彼女自身で、エドワードでも部下でもない。
自分がついさっきまであんなにも願っていた死。自身の殺害。存在の抹消。それは少し体を動かせばすぐに手に入る。
なのに。
「どうした?」
「死にたく、ない。生きたい。生きたいよ……!」
あんなに愛してた家族は死んだ。
父も、母も、兄もいない。
それでも、死にたくなかった。死が怖かった。まだ精一杯生きたいと、女の子は願った。
「そうか。…彼女を離せ」
エドワードは部下にそう命じる。その後、即座に槍で縄を切った。
そして、エドワードは女の子に手を差し伸べた。
「生きたいのなら僕とともに来い。そこで己を示してみろ。」
女の子は呆然としていた。部下もまた豆鉄砲を食らったかのような表情をしていた。
「人は皆死ぬ。いつか必ず死ぬ。君の家族の様に無慈悲に死ぬことだってある。
死ぬ時が来るまで生きろ。生きたいだけ生きろ。そこで自分の欲するものを見つけてみろ。」
そして、女の子は差し伸べた手を掴んだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「なんでだ?」
教会の礼拝堂。
神聖な空間の入り口には司祭と思しき人間とその取り巻き。
奥に進むほど荘厳な雰囲気で満ちた祭壇の方には、深紅のマフラーが印象的な14,5歳ほどの短い金髪の少年がいた。
その背後に並ぶのは20にも満たない数の棺桶。ステンドグラスを介した色とりどりの鮮やかな光が、棺桶の中の人間を慈しむかのように照らしていた。
「なんでなんだ?」
司祭は虫けらでも見るような眼つきで、その取り巻きは心底苦虫を噛み潰したかのような表情だった。
少年は涙を流した後の腫れた顔で、疲労に満ちたその表情で、更に涙を流していた。
「なんで、お前らは……!!」
涙を流しながら、少年は憎しみで満たされた心で、刹那に思った。
『僕ら』は、本当にこの世に存在すべきだったのか。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「夢…。」
アイルランドの首都、ダブリンの高級ホテル。
その一室でエドワードは目覚めた。やや、寝ぼけながらベッドから上半身を起こす。
二つ、夢を見ていた気がした。最初の夢は思い出せなかった。二つ目の夢が、余りにも衝撃的だったからだ。
「なんで、思い出す?今になって、なんで……。」
そう、顔を抑えながら自嘲的に呟いた。
「うん、何を思い出したんだ?」
エドワードの隣で、ふと声がした。
エドワードより5つほど年上の、灰色の髪の美女が全裸の上からYシャツを羽織った姿で座っていた。F~Gカップの爆乳が今にも零れ落ちそうだった。
彼女は
ミランダ=ベネット。エドワードと同じイルミナティの幹部だった。
普段は『世界の滅亡』という強欲を抱き、実現するための研究を続けている魔術師だ。
「昨日は随分とお楽しみだったな、エド?」
と、振り返り様に微笑んでいた。
最初に注意しておくが、これは所謂『寝起きドッキリ』という訳である。
ここでエドワードとミランダが昨夜していた、と言う事は無い。断じて無い。
『ミランダが呆然とするエドの顔を見たい』という強欲……もとい、悪戯心での実行だった。
そんなミランダが見たエドワードの表情は呆然としていた。
「(フ。計画通りだ。この天才と謳われたミランダ=ベネットに不可能は……)」
「ね、……さん?」
「な…?」
「ねえ、さん?間違いない、姉さんだ。」
「は……!?いや、間違えるな私はお前の姉じゃ……!!」
急に大粒の涙をこぼし、エドワードは笑っていた。ミランダは想定外の事に一瞬呆けるが、すぐさま否定しようとする。
抱きついてきた。別の言い方をすればハグである。
「よかった、生きてたんだ。なんでもっと早く来てくれなかったのさ?」
「え……ちょ、ま、あわわわ……!!」
一応言っておくとエドワードは完全に寝ぼけている。
そしてミランダを『死んだと思っていた姉が実は生きてて自分に再会に来てくれた』と思い込んで勘違いしている。
更に付け加えるとエドワードの姉である人物はミランダとよく似た顔つきの人物であった。
つまり『セクハラしたい』とか、そういう下心とはかけ離れた感情で満たされていた。
一方のミランダは混乱している。
一応ミランダには婚約者がいたので男女交際の経験はあるが結婚するまで貞操をきちんと護っていた。
しかし結婚の直前に婚約者が死んでしまった。それ以来貞操を捨てることも出来ずにいた。
つまり、ベットの上の経験は一切無いと言ってもいい。
「……な・に・を・し・て・い・る・ん・で・す・か?」
部屋の入り口にいた人物が、そんな二人の目を一気に覚まさせた。
長い黒髪のストレートの女性だ。右目から右頬にかけて火傷の痕があるが布の眼帯によって覆われ、隠れている。
全身を包むゆったりとした服装をしているが、服の上からでも分かるほど胸が大きい。
「……あれ、
箕田美繰(みだ よくり)?なんでここに?……ってミランダ?何やってんの?」
完全に目を覚ましたエドワードは美繰を見て、その後自分の腕の中にいるミランダを見る。
ミランダは完全に硬直から解けて、振り返る。
呆然としているエドワードの表情を眺めながら逝くという発想は、天敵である美繰の前にぶち殺されていた。
「あのー、美繰さん?これはー、そのー……。」
「ミランダ、一つ言っておきますね?」
「わ、私だけかっ!!?」
黒い笑みを浮かべながら、美繰はミランダに歩み寄る。
「不純異性交遊もとい犯罪行為をやらかすなぁああああああああああああああああああああああああああ!!」
「こんな世界なんて……ショタへの愛を理解しない世界なんて滅ぼしてやるぅうううううううううううう!!」
そして、ミランダは目の前が真っ暗になった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「で、二人はどうしてここに?」
「
双鴉道化から仕事を頼まれて、その帰りです。まさかミランダが貴女の止まってるホテルを嗅ぎ付けるとは思ってもいませんでしたけど。」
「嗅ぎ付けるって、私は犬か何かか!!?」
ルームサービスを頼んだエドワード、美繰、そして少しボロボロになったミランダは遅めの朝食を終え、ティータイムを満喫していた。
「わ、私だってエドへの伝言を頼まれているんだからな。」
「伝言?」
「あぁ、双鴉道化が言ってたぞ。『計画は成功するのか』と。」
その言葉を聞いた途端、エドワードの顔付が変わる。
仕事をする際の、敵に対する情けを一切失くした顔だった。
その顔を見ると、いつも固唾を飲んでしまう。最も、双鴉道化は仮面の下で笑っているのかもしれないが。
「ミランダ、双鴉道化に伝えて欲しい。『例えどんな結果でも、この世界は変わる。』って。」
そう、冷酷な笑みを浮かべながら、傍らにあるアタッシュケースを撫でた。
「エド……、貴方一体何をしようと言うのですか?」
「それは私も興味あるな。そのアタッシュケースの中身が関係しているのか?」
美繰とミランダがアタッシュケースを見ながらエドワードに尋ねる。
「そうだ。このアタッシュケースの中身が計画の要だ。
……二人にはこの計画を話しておこう。」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
同時刻。
聖ジョージ教会地下室。
「……これは、少し拙い気がしけるのよ。」
そう、ベージュの修道服を着た少女はエセ古文調で呟く。
身長の2.5倍位ある、宝石店にそのまま売られてもおかしくない金髪をもつ見た目18歳くらいの少女だった
彼女は、其処にあるはずの物が無いという事実を眼前にしながら考え込んでいた。
彼女はローラ=スチュアート。イギリス清教の最大教主(アークビショップ)……トップの地位にいる人間だ。
「盗まれた霊装は、『アレ』ですよね?」
そう最大教主に確認をとったのは神裂火織という人物だ。
モデル顔負けのスタイルを布地を結んで腹を丸出しにしたTシャツと片方の裾の根元をぶった切ったジーンズに身を包んだ18歳の女性だ。
腰には七天七刀という2mを超える『令刀』を差していた。
神裂がローラを見ると、何かメモ用紙のにペンを走らせていた。
「ええ、神裂。今すぐこのリストの人間を大聖堂に集めて頂戴な。」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アイルランド、首都ダブリンのホテル。
エドワードの部屋の前には人払いのルーンが張られており、この部屋に近づこうとする人間は誰もいないと言ってもいい。
「これ、は……?」
二人は、アタッシュケースの中身を見る。
それは2m程の長さの、木製の物体だった。
平たい楕円状の器がついている。反対側には八つの鋭い錐の様な突起がついている。
さながら『刺々しいデザインの巨人が扱う様なスプーン』と表現すべき物体だった。
「霊装、『生冥の棍匙』。」
エドワードは霊装の名を呟きながら、その表面を愛おしそうに撫でる。
「二人は『エリンの秘宝』を知っているかい?」
「聞いた事ぐらいはあるな。」
「『エリンの秘宝』、ですか。申し訳ありません。私は聞き覚えがありません。」
エドワードの質問に是と答えたのはミランダ。否と答えたのは美繰だった。
「『エリンの秘宝』。ケルト神話の神族『トゥアハ・デ・ダナーン』が持つ四つの秘宝の事を指す。
都市ファリアスよりもたらされたのは王を決める石『リア・ファル』
都市フィンジアスよりもたらされたのは『銀の腕』の異名を持つ神、ヌァザの剣『クラウ・ソラス』
都市ゴリアスよりもたらされたのは『長腕』の異名を持つ神、ルーの槍『ブリューナク』
そして、都市ムリアスよりもたらされたのはダグザの大釜。
これら四つをまとめて『エリンの秘宝』と言う。」
「なるほど、日本でいう三種の神器の様なものですか。」
エドワードの説明を受けて、どこか美繰は納得した表情を見せた。
「そのうちの一つ、『ダグザの大釜』をモチーフにしたとある霊装を、古代ドルイドはアイルランドに遺した。
―――――――――――――――霊装『生冥の魔釜』だ。」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「『生冥の魔釜』。古代ドルイドが遺した霊装で、ソレを操作するには霊装『生冥の棍匙』が必要なりけるのよ。」
ローラは魔術師達を大聖堂に集め、任務内容を話していた。
集められた魔術師は4人。皆が大聖堂の最前列の席に座り、最大教主の言葉を聞いていた。
14歳くらいの少女でセミロングの金髪に東洋人の如き黒い瞳だ。
服装は布面積極小の黒革製ボンテージに軍払い下げ品のようなゴツイ編み上げブーツを履き、大きな南京錠が掛った太い首輪を装着。 両手は鉄の枷で戒められていて、右手の枷と左手の枷に渡って鉄の鎖が繋がれている。
彼女はこれを『仕事着』としているが『歩く児童ポルノ』、『露出狂』などと言われる始末だ。
外見は高校生から大学生辺り金髪に白い肌、東洋人のように黒い瞳が特徴の、ハーティの兄に当たる青年だ。
処刑塔に代々伝わる伝統的な処刑人のローブを着、フードを深く被っている。その下はスマイルマークがプリントされた黄色のTシャツにジーンズと言う出で立ちだった。
身長は165㎝程度の金髪碧眼の少女。普乳で黙ってれば可愛らしい顔立ちだ。
日本のスケバンに感銘を受けたらしく、金髪を背中あたりまで伸ばしたストレートにし、長くて黒いスカートやらブレザーを着ている。
銀髪青眼の凛々しい青年。前髪だけ少し天然パーマだが実はストレスのせいかホンのちょっとだけ額が広く、それを必死で誤魔化している。
服装は黒いジーンズに濃い青色のYシャツ、その上から黒いベストを着ている。
おまけに首輪(鎖付き)をつけている。師匠曰く「一番弟子の証」とのことだがこの首輪のせいでどうしてもマゾヒスト扱いされてしまううえに、自力で外すことは出来ない。
「その『生冥の魔釜』ってのはどんな霊装なんだ?」
アーノルドは疲れ切った表情でローラに尋ねる。
彼はついさっき任務から帰って来たばかりで、一刻も休みたかったにも関わらず直ぐに次の任務に抜擢されうんざりした表情だった。
「わからなけるのよ。」
「「「「はぁ!!?」」」」
「と言うよりは見つかってないのよ。
元々は古い文献に名前のみが記されたる霊装でね、長い間眉唾物だと信じられたりけたのよ。
しかし霊装『生冥の棍匙』が発掘されて以降、『生冥の魔釜』の捜索は開始されたる過去はありけるの。
とある山の周辺に探知術式は反応していたのだけれども、あったのは反応だけ。霊装である『釜そのもの』は当時見つけたることは出来ず、以降捜索は行われなりけるの。
文献上に記されたのみで具体的な効果は文字が掠れていて現在解析中。しかも最悪な事にその掠れ切ったページも一緒に盗まれたるのよ。
……したがって、現在判明したるのは、『生冥の魔釜』は『生冥の棍匙』が無ければ起動できずにいる事。
もう一つは、アイルランドのベンブルベン山の周囲にあるという事実よ。」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「最も、『ダグザの魔釜』そのものの伝承から効果は想像することは出来る。」
エドワードはミランダと美繰に『生冥の魔釜』の現状を話した後、『生冥の棍匙』をアタッシュケースに仕舞い込み防御術式をかける。
「『無限の食糧を生み出す釜であった』『其処に放り込んだ死者をよみがえらせる』『異界の入り口であった』等々、だ。
……しかし、つい先日。ようやく『生冥の魔釜』の正体、及び『本命』の効果が判明した。」
「『本命』の効果?」
「あぁ、それは――――――――――――――――。」
エドワードはその効果を話す。
その事実を聞いたミランダと美繰は固唾を飲む。
本当にそんな事があるのか、と言いたげな顔をしていた。
魔術と言う非現実なものと身近に接しているにも拘らず、信じることは出来ないという顔をしていた。
「本当に、そんな事が……可能なのですか?」
「目の前で確かめるまでは僕も到底信じることは出来ない。だが、もしも本当だったその時は歴史が変わると言っても過言ではないよ。
あとは、残る一つのレイラインに印を刻み込み、魔釜を用いて儀式を行い、それから9時間経過すれば『生冥の魔釜』を使うことが出来る。
今日の夜には協力者がレイラインに印を刻んでいる頃だろう。
……あぁ、楽しみだ。この計画が成功すれば、世界は変わる。良くも悪くも、新たな神話がこの世に刻まれる。」
エドワードはホテルのカーテンを開け、最上階からの眺めを一望する。
ミランダと美繰はその時のエドワードの笑みを見る。
『仕事』の時のエドワードはそれこそ血も涙も無い、冷徹な戦士。それこそ笑みなど一つも浮かべる事は無かった。
そんな『仕事』の時のエドワードの微笑みを二人は初めて見た。
それこそ獲物を前にした獣の様な、背筋が凍るような笑みだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「これより、任務を言い渡したるのよ。」
ローラが『生冥の魔釜』についての情報を伝え切ったその後、4人に呼びかける。
その顔、その姿、その雰囲気は組織に長に立つに相応しい人間のものだった。
「向こうにイギリス清教の管轄下にある聖ブリジット教会がありけるの。そこには一時的に滞在しているノーランド司教、ガーランド司教、別の任務で滞在しているマチとオズがいるわ。
四人はまずそこに向かい、合流して欲しけるの。
あと、それと……。」
ローラが思い出したかのように更に言葉を付け加える。
「『生冥の棍匙』が紛失した時と同時刻、
必要悪の教会から一人の魔術師が行方知れずになりけるの。
もし、アイルランドでその魔術師を見かけたりけたのなら、真偽を問いなさい。
そして、もしこの事件と関わっていたのなら、その時点で殺害しても構わないわ。」
「その魔術師は?」
ハーティがローラに問う。
その時、ローラは少しだけ残念そうな表情をしていた。
それがどういう意図の表情だったのかは、拷問官であるハーティといえど解らなかったが、そんな疑問は魔術師の名前を聞いた時に吹き飛んでしまった。
「その魔術師の名は、セバスチャン=ボールドウィンよ。」
最終更新:2014年02月02日 01:48