488 :■■■■
スッ
闇城「ん?」
闇城「い、いいのか?!見ず知らずの俺に…」
塩原「別に。作りすぎちまったからな。食いもんを無駄にするくらいなら。そこら辺で腹すかしてる奴に恵んだほうがマシだろ」
闇城「アンタ…ゴリラみたいな顔してても、中は慈母のような温かみを持ってるんだな」ウルッ
塩原「誰がゴリラじゃボケ!!」ゴンッ
闇城「んデッ!!」
489 :■■■■
○
闇城「ふぃ~食った食った。しっかし量が多いぜ…」
塩原「これだけあれば仲間と食う時に楽しいだろうが。男はガッツリいくもんなんだよガッツリな」
闇城「そういうもんかね。ま、大人数での飯がうまいことには同意だけどさ」
闇城「んじゃそういうことで」
ガシッ
塩原「おいおい。タダ飯食ってとんずらなんて冷てえじゃねえか」
闇城「あ~だりい。おとなしくコンビニで済ませりゃ良かったぜ」
塩原「後の祭りだ。おとなしく言うことを聞いてもらうかんな」ニッ
闇城「なんだよ。めんどくせえことは勘弁だぞ」
塩原「めんどくせえかどうかはお前次第だな。まシンプルなことだ」
塩原「それは…」
安価下
1 俺のダチになれ
2 俺の飯の試食係になれ
3 良い女紹介してくれや
4 その他
490 :■■■■
1と3。両方でもいずれか1つでも
491 :■■■■
塩原「良い女紹介してくれや」
闇城「…は?」
塩原「いや、こうして料理を振る舞うことが俺の趣味でもあんだけどよ…俺の連れは男どもばっかなんだよ」
塩原「それじゃ宝の持ち腐れだろ?やっぱ可愛くてグルメな女に俺の手料理を振る舞いたいってわけよ」
塩原「個人的な要望としてはお世辞なしできっぱりとうまいまずいを言ってくれる女だ。あと胸は…」
闇城「いや待て待て!」
闇城「なんで俺が紹介する前提で話を進めてんだよ!つーか俺が女友達いなかったらどうすr」
塩原「いや、お前はいる。タラシの臭いがプンプンしやがんだ」
492 :■■■■
闇城「ぬぬ…」
塩原「否定はしないんだな。んじゃ紹介してもらうか。しないってんのなら…」ポキポキ
塩原「俺はお前を…」ギリ
ドドドドドドド
塩原「ぶっこr」
闇城「おいおい!なにいきなりシリアスバトルをこんな流れから展開しようとしてやがる!」
闇城「…わかったよ。けどこれっきりで終わりだ。恩着せがましく何度も縋りつくんじゃねえからな」
塩原「そんな女々しい真似すっか。それより早く!早くしねえとそのために用意した飯がまずくなっちまう!」
闇城「既に用意済み!?」
493 :■■■■
闇城(さて…結局めんどくせえ事になっちまった)
闇城(いや?でも俺は紹介するだけでいいからその後とんずらすりゃいいか)
闇城(いいや。このめんどくさそうな男に対応できそうな女子を呼んで丸投げしちまおう)
闇城「よし。ならこいつを紹介してやるぜ!」
安価下
誰を紹介する?
1 ヒナミン
2 朱花
3
闇城めぐみ
4 ホナミン
5 その他の女友達(誰?)
494 :■■■■
オカンワードつながりで2w
あと、お好みで誰か1人(こっちはいてもいなくてもOKです)
495 :■■■■
あっ、すみません。もしよろしければ、もう1人出るなら初出キャラで
496 :■■■■
久しぶりの3
497 :■■■■
○
闇城「朱花!君に決めた」
朱花「何が決めたよ。こんなトコに呼び出しておいて」
朱花「帰る」プイ
闇城「だーっ!待て待て!すいません調子乗りました!だからこの通り!」スライディングドゲザー
朱花「…何の用」
闇城「じつはかくかくしがじかで」
塩原「さあ食え!!」
朱花「はや!?何この展開!?」
498 :■■■■
塩原「俺はお前に作った飯を食ってもらいたいんだよ!そのために用意した」
朱花「イミワカンナイ」
闇城「いいからいいから。食ってくれよ」
塩原「…、」ジーッ
塩原(顔よし、胸よし…後は俺の望む舌とそれを的確に言い表すことの出来る表現力…!)
塩原(これさえあれば、まさに俺の求める女だ!)
朱花(なんかものすごく上から見られてるような)
朱花(ま、いいわ。さっさと済ませて帰ろう)
朱花「いただきます」パクッ
朱花「ん!!」
闇城「やったか!?」
塩原「どうだ味の方は!!」
朱花「これは…」
安価下
1 美味しい
2 グルメリポーターばりのリアクションでうまい
3 普通
4 まずいんだけど
499 :■■■■
2
500 :■■■■
朱花「中はさくっと外はふんわり、味覚の大革命!!味自体もしつこくなくそれでいて一度食べたらやみつきになりかねない中毒性!殺人的旨さ!」
闇城「おいおい…オーバーすぎじゃねえか?」
闇城「なあ、あんたも…」
塩原「…」プルプル
闇城「そう思わねえか?」
塩原「…」ジーン
闇城「なんか感動している!?」ガビーン
501 :■■■■
塩原「これだ!これ!」
塩原「俺が求めていたのはこういうリアクションをしてくれる女なんだよ!」
塩原「なあアンタ!」
朱花「?」
塩原「俺の女になれ!」
闇城「ブーッ!!」グハッ
闇城「アンタ!色々はしょりすぎだろ!飯食ってうまいと言ったら付き合えとか…!」
塩原「ええい!お前には聞いてねえ!」ドゲシッ
502 :■■■■
塩原「どうだ?これから毎日俺がお前の味噌汁を作ってやる」
塩原「味噌汁だけじゃねえ、お前が望むもんならなんだって作ってやる」
塩原「だからお前は…その笑顔とともに俺のそばに居てくれ!」
闇城(わけがわからなくてカオスだ)
闇城(まあこんなむちゃくちゃな野郎にYESと答える奴はいないだろ)
闇城(ましてや飯に釣られるなんて…ないよな?)ハハ
朱花「そうね…私の答えは」
朱花「>>503」
503 :■■■■
まずは友達から
505 :■■■■
当麻さんのイマブレの効果音がなつかしいなあ
506 :■■■■
朱花「まずは友達から」
塩原「な、なにぃ!?」
朱花「当たり前でしょ。飯食ってうまかったら付き合えとかイミワカンナイし」
朱花「でも美味しかったのは事実だし、これからも食べてみたいとは思った」
朱花「だからとりあえずは友達として、これから仲良くしていきましょう」
朱花(美味しい物も食べたいしね)フフン
闇城「とりあえずは…一件落着なのか?」ホッ
507 :■■■■
塩原「く…くぅ!」
塩原「彼女というものを手に入れるにはこの程度の味じゃ駄目だったということか!!」グヌヌ
闇城「いや、アンタ話、聞いていたか?」
塩原「ふ、ふははは!なら一層燃えてきた!!」
塩原「これで物足りねえってんならこれ以上にうまいもんを作って持ってきてやる!だから覚悟しとけよ!」ダッ
塩原「絶対に俺はお前を嫁に迎える!!その席あけておきやがれええええええ」
闇城「お、おい!だから」
朱花「言っちゃったわね…」
闇城「なんか更にめんどくさそうなことになってきやがった」ハァ
闇城(まいいか。他人ごとだし)
朱花(男から迫られるっていうのもなかなか悪くないわね…もっと美味しものも食べられそうだし期待できそう)
508 :■■■■
闇城「悪いな、いきなり呼び出して面倒ごとに巻き込んじまって」
朱花「今に始まったことでもないでしょ」
闇城「はは。たしかにそのとおりだな」
ぽか
朱花「素直に認めんなっつーの」
朱花「それで、呼び出した用事はこれだけ?」
闇城「おう」
朱花「それじゃ私も用事があるからいくわね」
闇城「用事ってなんだよ」
509 :■■■■
朱花「バカのお見舞い」
朱花「
アルジュナのやつが「暇なんだよ―寂しんだよ―」ってうるさいから。仕方なくね」
闇城「な…なるほど」
闇城「というか俺のほうが付き合い長いのに朱花の方に連絡よこすのかよ」ガク
朱花「そりゃ、野郎にお見舞いされてもなんもおもんないしね。やっぱ出会いのない殺伐とした病院には私のような華が必要なのよ」エッヘン
ボコスッ
朱花「妹言うな!今は関係ないだろ―が!」ムスッ
闇城「ズミマゼン」
510 :■■■■
朱花「それで?アンタも他人じゃないわけだし会いに行く?」
闇城「ん~どうしようかな」
安価下
1 行く
2 行かないで帰宅(23日目終了)
3 別の場所へ(どこ?)
4 その他
511 :■■■■
1
512 :■■■■
闇城「どうせやること無いし、ついてくよ」
朱花「あぁそう。だったら適当にお見舞いの品買って行きなさい」
闇城「げっ…何で俺が」
朱花「だって前回のアンタがあげたやつアルジュナ喜んでたじゃない。アンタのセンスはどこかあいつと似通ってるところがあるんでしょ」
闇城「ドリアンカレースープ…あれは嫌がらせ半分興味半分だったんだがな」
闇城「ま、いいや。そこら辺のコンビニでまたなんか買っていくよ」
朱花「二人分ね。理由は後で分かるわ」
闇城「?了解…」
513 :■■■■
病院
闇城「というわけで悲しき患者二人に」
アルジュナ「なんだなんだ!?」ワクテカ
黒丹羽「…」ムス
闇城「いちごおでん買ってきたぞ」ズイッ
アルジュナ「おお!こんなもんまであんのか!さすが学園都市だナ。発想がぶっ飛んでやがるゼ」
黒丹羽「…」スッ
朱花「何アンタはまた二度寝しようとしてるのよ!」グイッ
黒丹羽「…」チッ
514 :■■■■
朱花「わざわざこの私が買ってきたものをないがしろにしようなんてことは許さないからね。さぁ飲みなさい」ズイッ
黒丹羽「恩を仇で返すっていうのはこういうことか…」
闇城「いや、俺のチョイスで俺のマネーで買ってきたものなのですが」
アルジュナ「いやいや。クロニワこれけっこういけるぜ!苺の酸味とODENの濃厚な旨味が合わさって絶妙なハーモニーを奏でてやがる」グビグビ
黒丹羽「アンタは何でもうまいって言うだろ」
闇城「まあ、俺にとっても色々とお前には借りがあるからな、飲めねえって言うなら無理矢理にでも」ニコ
ジュワーッ
朱花「ちょ! 中身蒸発させるんじゃないわよ!あ~…せっかくのいちごおでんが…もったいない」
515 :■■■■
黒丹羽「それで…?今日も冷やかしか?だったらさっさと失せてくれ。あんたがいたらうかうか寝ることも出来やしない」
朱花「黒丹羽、貴方も植物人間みたいに寝てばっかなのよ。さっさと体動かして回復しなさい!」ビシッ
朱花「そうだ。外出許可取れたら今日は外に出ようか。いい加減病院内も飽きたでしょうし」
闇城「な、なぁ…アルジュナ」コソ
アルジュナ「なんだ闇城」コソコソ
闇城「もしかして朱花のやつこんな風に頻繁に来てんのか」コソ
アルジュナ「ああ…聞いて驚くなよ。
ペイントがらみの一件からほぼ毎日だ」ヒソ
闇城「俺にはお前の見舞いって言ってたが、どう見ても…」コソ
アルジュナ「イグザクトリー。俺なんておまけよ。朱花の目的は確実に…」ヒソ
516 :■■■■
黒丹羽「いいから、さっさと帰れ」
闇城・アルジュナ(「「あいつだ」」)
アルジュナ「聞いたところによると、危ないところをあいつが助けたようだな」ヒソ
闇城「ああ…しかも何もできない俺の前でさっそうと現れて救出しやがった」コソ
闇城「まるで主人公補正を奪われたような屈辱を覚えたぜ」クソ
アルジュナ「こりゃ、完璧におちたな」
闇城「いや、まだまだ恩返しってだけだろ。うん…認めん、認めんからなぁああああああああ」
朱花「何を認めないの?」キョトン
闇城「はっ…!いや、なんでもない」
517 :■■■■
闇城「そんなことより、アルジュナ!傷の方はどうだそろそろ退院してもいい頃なんじゃないか」
アルジュナ「まあな。
第六天魔王のヤローに受けた傷はあらかた回復したが」
アルジュナ「どうやら俺をここにおいておきたい奴がいるようでな。不自然にも退院させたがらねえ」
黒丹羽「はっ…陰謀論でも語るつもりか?そんな理由がどこに」
アルジュナ「単純に俺が魔術側の人間だからだろうよ」
朱花「ん?魔術…?」
闇城「そういやそんなこと言ってたな」
黒丹羽「おいおい…」
アルジュナ「まあ、あまり深入りしないほうがいいぜ。なんにでも“線引”は必要だからナ」ニッ
518 :■■■■
闇城「でも、知らないことでまた第六天魔王みたいな奴が現れでもしたら…」
アルジュナ「心配すんナ!そんときはそんときでなんとかなる」
闇城「随分適当だな!?」
アルジュナ「まぁ…」
アルジュナ「ここの飯は悪くねえし、もう少し厄介になる」
アルジュナ「んでも
クリシュナを追いかけないといけねえし、最後にはこっそり脱走するつもりだ」
アルジュナ「いつサヨナラでもいいように、今別れの言葉を告げてもいいんだぜ?闇城」
闇城「誰がするか!」
519 :■■■■
朱花「アルジュナはもうそろそろ出て行くってこと?」
朱花「それじゃあ、私もお見舞いする必要ないかなー」チラチラ
黒丹羽「…」ヨシッ
朱花「なにこっそりガッツポーズとってんのよ!!本当に来なくなるからね!一人ぼっち飯を楽しみなさい!」
アルジュナ「いやそれなんだが…」
アルジュナ「実は朱花がいない時に他の子が来てんだよナ、こいつの見舞いに」
朱花・闇城「ハッ!?」
黒丹羽「おい…黙っとけといったろ」
アルジュナ「おっとそうだっけ。悪い悪い」ハハハ
黒丹羽(入院期間伸ばしてやろうか)
520 :■■■■
闇城「うっ…俺のゴーストが囁いてやがる。『爆発しろ!!』と…!」ソウヤデ ユルシチャアカンデ
朱花「誰?というかどういう関係!?」
黒丹羽「ほっとけ」
朱花「じゃあいい!アルジュナ!」
アルジュナ「はいっ。一人は茶髪ポニーでミニスカもう一人は…」
ビシッ
アルジュナ「おっと危な」
黒丹羽「いいから黙れ。次はその眼球を狙うぞ」
闇城(クソ…!俺が流れに飲まれている。完全にこいつ主役じゃねえか。俺取り巻きAで嫉妬する役回りじゃん!)
闇城(ここは主導権を取り返すためにも有利な方向へ話題をふるしかねえ)
闇城(どう切り出す!?)
安価下
1 もうマヂ無理 帰宅(23日目終了)
2 そういや第六天魔王に動きはあった?
3 前から気になってたんだけどクリシュナって誰
4 お見舞い勢登場 (偶数:一善くン 奇数:女子達)
5 その他
521 :■■■■:2015/01/01(木) 22:28:11
4
522 :■■■■
奇数でよかった…
闇城「あ、そういえb」
ガラッ!
??「黒丹羽!元気してるー?」
??「こんにちは皆さん」ニコ
闇城「」
朱花「」
黒丹羽「」
アルジュナ「しかしうまいなこれ」ズズー
523 :■■■■
白高城天理「ほよ?今日は随分とギャラリーが多いねえ」
香澄心履「黒丹羽、随分と人気ものになったのね。少し嫉妬しちゃう」
闇城「落ち着け…落ち着け俺のゴースト!まだデス・クリスマスはまだ早い」ミナゴロシヤ リアジュウハスベテ
朱花「ははは…本当に人気者ね」
アルジュナ「大丈夫か朱花。足元ふらついてるぜ」
黒丹羽「」ネタフリ
524 :■■■■
○
朱花「なるほどね~二人は同じ学校の生徒なんだ」
白高城「うん。私達は中等部だから実際会うことは少ないんだけどね」
香澄「いろいろ縁があって一緒にいることは多いと思いますよ」フフ
白高城「あなたはただストーカーまがいのことをしてるだけじゃん」プウ
香澄「会いたいと思ったから会いに行っているだけです。悪いですか」
朱花「へ、へえ…またまた濃ゆいメンツをたらしこんだものね。しかも中学生を」ジト
黒丹羽「…」
アルジュナ「いやいや。年下だけじゃないぜ。前には先輩で茶髪ボインなお姉さんもきてたし」
朱花「こ、この…見境ない万年色情狂!」
闇城「というかそれ破輩先輩殿じゃね!?ふざけんな!!先輩の隣は俺の予約済みだぞ!!」
黒丹羽「(マジで帰って欲しい)」
525 :■■■■
闇城(クソ…更に展開は俺を不利な方向に)
闇城(こ、このままじゃ)
24日目~~
黒丹羽「あ~だるいわ~まじだり~わ~」
朱花「今日は私と一緒にお散歩よ!」ズビシッ
白高城「それよりも私と一緒に激しく体を動かそうよ!」ウリャー
香澄「皆さん黒丹羽の体をもっと気遣ってあげてください。寝てていいですよ、私の膝元で。子守唄を歌ってあげます」ウフフ
破輩「黒丹羽…話がある。グラウンドまで来てくれないか…」ズゥン
~~~
闇城(いかんいかんいかん)
闇城(確実に奪われる。画面の隅に追いやられる)
闇城(阻止しなくては。この流れを断ち切るために)
闇城「どうすればいい!!」
安価下
1「実はこいつめっちゃ腹黒いんだぜ!」
2「困ったときはバッファローゲームだ!」
3「俺が観測できない場所ではその現象そのものが起こっていない。つまり帰宅することで(ry」
4 一人に絞って会話(誰と?)
5 その他
526 :■■■■
4 黒丹羽にSEKKYOU
527 :■■■■:2015/01/01(木) 23:16:00
2
ただしこの書き込みの秒数1の位が2、6、0なら阻止されるかもしんない
528 :■■■■
闇城「――――ッ!」ピキーン
闇城「説教。その手があったか!」
~~
闇城「てめえ一人に絞れ。他の子が可哀想だろ!」ソゲブ
黒丹羽「ごっ…がっあ」
黒丹羽「俺が間違ってた…ハーレム王を築こうなんていけなかったよ」
黒丹羽「○○…俺はお前だけを見て生きていく」
○○「黒丹羽…」
残された女子「私達はどうすればいいの…」
闇城「俺の胸に飛び込んでこい!俺が受け止めてやるよ!」
キャーヤミジョーサーン ステキー
完
~~
闇城(完璧だ…この計画)
闇城(いける…黒丹羽の脱却と俺の地位向上で一石二鳥じゃねえか)
529 :■■■■
闇城「悪い!ちょっとこいつと話があった」
ガシッ
黒丹羽「!?」
黒丹羽「おい!離せ!」
朱花「どこいくの闇城」
闇城「ちょっとした世間話だよ。すぐ戻る」
闇城「それまで女子会でも開いてくれ!」グッb
ガララ…パタン
朱花「いきなりあいつは…」
白高城「黒丹羽…大丈夫かな。車いすで無理やり運ばれていったけど」
香澄「元気がいいですね。最近彼が明るくなったのもあの人の影響があるのでしょうか」
アルジュナ「女子会って…俺はどうすりゃいいんだヨ」
530 :■■■■
~屋上~
闇城「おっ…絶景だな。学区を一望できそうだぜ」
黒丹羽「あの気持ち悪い空間から逃れられたことには素直に礼を言うが」
黒丹羽「何のつもりだ」
闇城「もちろん!ズバリお前に言いたいことがある」
闇城「わかるよな…?」
黒丹羽(言いたいこと…だと?)
闇城「もうわかってんだよ。お前のやってることは」
黒丹羽「なに?」ピク
闇城(とりあえずこいつはたくさんの女を泣かせてきた下衆男ということで話を進めるぜ。じゃないと説教なんて気分にはなれないからな)
黒丹羽「…」
黒丹羽(こいつ…ただの馬鹿と思っていたが、裏に通じていた?)
黒丹羽(それとも風紀委員が突き止めたのか…?いやそれはまずない)
闇城「もう止めろ。これ以上誰かがどこかで涙を流すなんて俺には耐え切れねえ」
闇城「お前だって、本当はそんなことを望んでやってるわけじゃないだろ」
闇城「香澄ちゃんや白高城ちゃんだってお前のわがままに付き合わされて可哀想だ」
531 :■■■■
黒丹羽「黙れ、何も知らない愚図が」
闇城「!!」
闇城(食いついてきた?ということはマジでそうなのかよ!)
闇城(今すぐエンジェルアムドしたいが落ち着け…ここは徹底的に論破して潰してやる)
黒丹羽(どこから入れ知恵されたかは分からないが、こいつのこの口調…本当に知っているようだな)
黒丹羽(どうする…この体じゃまともにはやりあえない。木原を呼ぶか、いや。調度良く香澄がいる。あいつに記憶の操作を…)
闇城「ああ、知らないさ。お前の詳しい事情なんてな」
闇城「けどな!俺は知っている。やっていいこととやっちゃいけないことの区別くらい」
闇城「お前にどんな過去があろうと誰かを悲しめることなんて絶対に駄目だッ!!」
闇城(そう!ハーレムなど論外!)
黒丹羽「……」
532 :■■■■
黒丹羽「キレイ事なんて小学生でも並べられる」
黒丹羽「だがな、自分が実際そっちの立場に立った時、綺麗事通りの行動をできるやつは――」
黒丹羽「いない。誰一人だって。この世に」
黒丹羽(ああ…わかってるさ。お前に言われなくても。復讐が何も生まないことは)
黒丹羽(だが…だったら…泣き寝入りしろとでも言うのか。忘れろとでも言うのか)
黒丹羽(無理に決まってる。たとえ何の生産性もない自己満足だとしてもやめる訳にはいかない)
黒丹羽(全ての人間に軽視されているこの傷を…俺までもが軽視しちゃいけないだろ…!)
闇城「いない…かもな。だけど道を外さないよう近づこうと努力することは出来る!」
闇城「今からでも遅くないだろ!近づけよ!綺麗事に!」
闇城(早く一人に絞れ!)
533 :■■■■
闇城「じゃないとお前と知り合ってきた人間はみな不幸になる」
闇城「破輩先輩殿だってお前の本性(見境ない男)を知ればどれだけ失望することか」
黒丹羽「…」
『悪いな。学生を頼るだらしない風紀委員で。
でも、もし力を貸してくれるというなら私は嬉しい。すごく嬉しい
学園6位の黒丹羽ならしっかりしてるし力強いからな』
黒丹羽「…」
『お前には礼を言わなくちゃいけない。うちの仲間が世話になった。もし黒丹羽がいなかったらどうなっていたことか…』
黒丹羽「……」
『なあ、黒丹羽。お前風紀委員には興味ないか?
秋園がしつこく言ってくるんだよ「黒丹羽先輩は風紀委員に向いています!誘ってください!」ってな』
黒丹羽「――うるさい」
黒丹羽「誰に失望されようが知ったことじゃないさ。失望するのもされるのももう慣れっこなんでね」
闇城「駄目だ!!」
534 :■■■■
闇城「失望なんて…絶対に慣れちゃいけない感情だろ」
闇城「お前が失望した時それはどんな感覚だった!?」
闇城「痛かっただろ!悲しかっただろ!苦しかっただろ!死にたくなっただろ!」
闇城「それと同じ感覚を繰り返すのも、相手に押し付けるのも絶対に駄目だ」
闇城「それはその痛みを知っているお前こそ誰よりも知っていることなんじゃないのかよ!!」ドン
黒丹羽「…!」
535 :■■■■
闇城「いい加減にこんなことはやめて前に踏みだせよ」
闇城「クソッタレな連鎖を止められるのはお前しかいないぜ黒丹羽!」
黒丹羽「……」
安価下の秒数で黒丹羽の考えが決定
1 変わらず
2 変わらず
3 悩む
4 変わらず
5 改心
6 悩む
7 変わらず
8 悩む
9 変わらず
0 改心
536 :■■■■:2015/01/02(金) 00:25:05
変わらず多いですなw
やっぱり人は簡単には………
537 :■■■■
SEKKYOU TUEEEEEE!
黒丹羽「……クソッタレな連鎖、ね」
黒丹羽(そうだな…まさにその通りか。今俺が行ってるのは過去に俺が受けた理不尽な暴力と同じ)
黒丹羽(痛いと泣き叫んで暴れたことで傷が癒えるはずもない、それどころか悪化するだけだ)
黒丹羽(本当に自分の傷を軽視しないのならば、それを埋めることを考えるのが正しいんだ)
黒丹羽「だったら…どうすればいい?どうすれば終わりにできる」
黒丹羽「暴走した歯車のように悲しみをまき散らす機械はどうすれば止まることが出来る」
闇城(きた!!その言葉を待っていた!!)
闇城「ただ一人でいいんだ」
黒丹羽「?」
闇城「一人いれば十分だ。お前を受け止めて、つなぎとめてくれる子を愛し続けろ」
黒丹羽「何を言い出すかとおもいきや…スイートな思考回路だな」
闇城「お前には『居場所』が必要なんだ。安心できるたった一つの『居場所』が。それがないからお前は(非リア充の求める席を)奪い続ける」
黒丹羽「居場所…」
538 :■■■■
○
朱花「あ、何してたのよ。もうこんな時間よ」
闇城「悪い悪い。つい話し込んじまってな」
黒丹羽「くだらない話だった」
朱花「これから夕飯の時間だからもう帰るけど、闇城は」
闇城「俺も帰るよ。つーか夕飯!?一緒にいい?」
朱花「来んな!…と言いたいけど断ったら愚妹がうるさいからね。うーん…しゃーない」
闇城「よっしゃ!ゴチになります!」
朱花「買い出し付き合いなさいよね。もちろん割り勘だから」
闇城「オーケーオーケー。任せろ」
朱花「それじゃあ、また来るから」
アルジュナ「おう。またな」
539 :■■■■
黒丹羽「ったく…長居しすぎだ」
黒丹羽「お前らもな」
白高城「いいじゃない。どうせやることないんでしょ」
香澄「むしろこれからじゃない?」
黒丹羽「…」
アルジュナ「んむ…」
アルジュナ「おっ…と、ちょっとトイレにでも行ってこようかナ~」
アルジュナ「これは大きい方だから少し長くなりそうだ~」
ガララ…パタン
黒丹羽「終わりだ」
白高城「え…なにが?」
黒丹羽「俺とお前らを繋ぐ関係はもう捨てる」
白高城「んん?唐突に分けのわからないことを言い出すのは慣れっこだけど今日のはずば抜けてわけわかんないよ」アセ
香澄「アベンジャーの名を捨てるということ?」
黒丹羽「そうだ」
540 :■■■■
白高城「い、いきなりなんで!?」
黒丹羽「別に、飽きただけさ」
黒丹羽「くだらないことに力を注いでも仕方ない…しな」
香澄「別に私は構わないけど木原たちが納得するかしら?」
黒丹羽「納得しなければ力でねじ伏せればいいだろ。結成と同じようにさ」
黒丹羽「お前はどうなんだ。白高城」
白高城「わ…私は…復讐がしたいとか言う訳じゃないから解散に反対はしないけど…」
白高城「でもそうしたら私達を繋ぐものは…」
黒丹羽「なくなるな、当然」
香澄「それは寂しいわね」
黒丹羽「…」
541 :■■■■
黒丹羽「とにかく、そういうことだ。木原にも俺から伝えておく」
黒丹羽「さて関係も消えたんだ。お前らも明日から来なくていいぞ」
『お前は居場所があると思ってるのか』
『そりゃあるだろ』
『なんで分かる?それが仮初めのものじゃないとどうして信じれる?』
『難しいことを聞いてくんな…でも自分が楽しいと感じた時や温かい気持ちになれた時、ここが自分の居場所なんだと実感できることはある』
『あるからにはあるんだ!お前も探してみろよ』
白高城「嫌だよ…」
黒丹羽「だったらどうする?新しい関係でも築くか?」
黒丹羽「例えば―――――」
コイビト
黒丹羽「居場所…なんてな」
542 :■■■■
復讐がなにも生み出さないことは知っていた。
それでもやめられなかったのは、過去の自分への執着だった。
過去に起きたことを許せずに、どうしようもない怒りをただぶつけていた。
今、俺は未来を見ている。
これからのことを、じっと見据えていくつもりだ。
過去を無かったことにするのではなく乗り越えることで精算する。
それが本当に俺の求めていた折り合いの付け方だったのだろう。先を見ることで怒りは薄れ、傷もふさがっていく。
時折発作のように襲ってくる痛みと怒りはあるが、それを共に抑えてくれる奴がいる。
あのバカの提案を真に受けたわけではないが、もしかしたらこういう存在が『居場所』というのかもしれないな。
しばらくはこの『居場所』に厄介になるが、あっちもあっちでまんざらでもないので良しとしよう。
23日目 ―『居場所』―完
最終更新:2020年01月19日 04:50