【名前】キルイ=クレアランス
【性別】男
【所属】科学/双天秤《オルタナティブス》
【能力】電子羽織(エレクトロブラザー)レベル2
【能力説明】
電子制御系能力。電撃や電磁波が操れないかわりに生体電気操作に特化している。
自分や半径2メートル内の人間の生体電気をレベル2の範囲内で任意に操作できる。
視覚なら鮮明か不鮮明か、味覚なら濃い薄い、聴覚なら大きい小さいなど各感覚器官が受け取る電気信号に狭い範囲内で強弱を付けるような形となる。
また、通常人間が体への負荷を考慮して抑制しているセーブ機能を解除し100%の力を振るえるようにする。
キルイがレベル2判定されているのは、どんな時も100%にしかできないから。電気信号により解除しているので、
痛みを抑制する手段が無ければ負荷による激痛はそのままである。裂傷や断裂が発生する筋肉は、類い稀な強度によってその発生を防げる。
100%の継続時間およそ15分。パーセンテージを任意に操作できるようになればレベル3昇格が見えてくる。
キルイは1回限りなら100%の力を15分間発揮し続けても裂傷や断裂は発生しないが、休息を挟まずに連続使用すると発生確率は格段に上昇する。
【概要】
帝白サーカス団『スタンティーク』で活動するピエロ巨人&野獣コンビ双天秤《オルタナティブス》の片割れ。
『左天秤の巨人』を名乗っている七狩野高校三年生。『巨人』と書いてタイタンと読む。
元々は留学生が数多く存在する学校に在籍していたのだが、諸事情があって七狩野高校へ転校してきたアメリカ人。
先端巨大症。いわゆる巨人症患者。小学高学年から発症し、キルイの身長は小学卒業時には2メートルを優に超えていた。
巨人症による弊害、特に骨の劣化や四肢以外の筋肉の収縮度合いの大きさがキルイにとってはすごく負担となっていた。
そこで放射線治療を続けていたキルイは中学三年の時ある薬品実験に参加する。
それが「過酷な能力開発に耐えうる強靭な肉体を作成する」という名目の下に作られた試作薬品の実験。
その中で予測値を大きく上回る適正を示した3人の被検体の内の一人となったキルイは骨や筋肉の強度が常人より増加する結果に至る。
副作用として触覚が薄くなったが、電子制御によってリカバリーしている。放射線治療などの甲斐もあって巨人症も克服した。

七狩野高校へ転校したのは成長期であるこの時期に肉体を苛め抜き、巨人症を揶揄された過去の苦痛すら捻じ伏せられる強靭な精神を手に入れる為。
偶然にも転校先の七狩野高校で他の成功被検体であった刀河燐綺羅淑美に再会した時は驚愕した。関係としては知り合い以上友達未満。
留学生が数多くいた学校から移ってきた当初中々周囲に馴染めなかったキルイに真正面から声を掛けてきた明桜闘熾とはすぐに打ち解け親友となった。
明桜の誘いから帝白紫天が運営する小規模サーカス団『スタンティーク』の団員となった。人物演芸を行う明桜へトレーナーとして指示を出したり自ら軽業を披露して観客を湧かせるピエロ巨人『左天秤の巨人』として活動している。
現在では息の合ったピエロ巨人&野獣コンビとして活動している二人だが、「オンリーワンとナンバーワン。どっちが上か」で時々喧嘩腰になりながら激論を交わしている。
【特徴】
約2.5メートル、体重200キロオーバーという規格外な体格。サラサラな金髪を七三分けしている。
鍛錬のおかげで強靭な肉体を形成している。服装はオシャレチックなカジュアルタイプ。
強面のくせに親に頭が上がらない相方の明桜とは対照的に芯の強い好青年振りを如何無く発揮している。
団員含め女性からのモテ度は明桜より上。それでも規格外の体格から初体面の人からは男女関係無くよく引かれる。
団員の神輿庭麒太郎と共に帝白から軽業に使える手品を教えて貰っている。限定的進行役も兼ねるピエロ役に苦労しながらも充実した毎日を過ごしている。
『スタンティーク』団員として現地集合する時はマラソン感覚で明桜と一緒に走って行く。
【台詞】
「僕だってなりたくてなったんじゃない。背が高くなりたくてなったんじゃない。これだけの成長に体が悲鳴を挙げないわけが無いだろう!」
「すみません帝白団長。闘熾がまた女性陣に返り討ちを食らったみたいで、今引き摺って帰るところです。本当に懲りないよね闘熾は。…後で機嫌直しに御神楽さん達へお菓子を贈っておこう」
「ナンバーワンにも凄い価値はあると僕も思うよ。でも、僕はナンバーワンよりオンリーワンが良い。誰かにとってのオンリーワンでいられたらそれで良いんだよ闘熾」
「『左天秤の巨人』か。こんなに背の高いピエロは世界中探しても僕だけかもしれないね。…フフッ。そう思うと何だか嬉しくなってくるな。背が高い事に感謝したのはこれが初めてかもしれない」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2015年12月25日 01:43