【名前】片桐劉斎(かたぎり りゅうさい)
【性別】男
【所属】科学
【能力】レベル0
【概要】
白帝学園高校二年生。高校生徒会経理を務めている。白帝学園中学からの進学組。
普段からあまり喋らず無表情で何を考えているのか読み取れない。会話がワンテンポ遅れる事がままある。
前傾姿勢がデフォで、陰気振りに拍車が掛かっているが言いたい事をはっきり言う性格。少し口を開けて上歯と下歯を噛み合わせながら小声で「カッカッ」と小声で笑う癖がある(発音的には「ク」に聞こえやすいが当人としては潰れた「カ」の発音だそうだ)。
予算申請に生徒会の門を叩く部活動代表には余り評判がよろしくない。会話の中に皮肉に近い指摘を混ぜる為である。普段の会話に皮肉めいた言葉は混ざらない。混ざるのは決まって指摘する時のみ。これは片桐の地である。
片桐からすれば普段誰もが口を噤むような指摘を何故自分もしたらいけないのかと考えている。「人間は論理だけじゃなく感情でも動く。ならその感情を言い当てて何が悪い」という思考が根本にある。
タチが悪いのは、その皮肉に近い指摘が悉く的を射ている点である。よって、同じ生徒会メンバーからも「片桐の指摘は色んな意味でタチが悪い」と思われている。
こんな性格の為クラスの中でも孤立気味だが片桐は別段気にしていない。上級生の篠ノ井紫乃に関しては何処か自分と似た部分があるようなないような、自分でもよくわからないが「この人すごくいい」という印象から物陰からじっと観察している。ストーカーでは無い。断じて無い。

実はお笑いが大好き。しかし、どちらかと言うと漫才や落語方面では無く深夜バラエティー番組の面白おかしな企画ものが好み(リアルで例えると内○プロデュースみたいな番組が死ぬほど好き)。
普段無表情な片桐が事ある毎に陰気に笑うのはこの影響から。深夜帯のバラエティー番組を見ながら陰気に笑い続ける様はとてもじゃないが人前では披露できない。
そのせいか目が肥えてしまったので会長の帝白紫天の芸を見ても爆笑どころか皮肉混じりに淡々と悪い部分を指摘しながら最後に何時もの癖で「カッカッ」と小声で笑うだけ。
生徒会の中でも異端的存在。片桐が頷かなければたとえ生徒会メンバーであろうとも生徒会の経費に手を付ける事はできない。
金庫の番を会長達から一任されている片桐の指摘は皮肉混じりながらも正論。別に片桐は頭が固いわけではなくて、他の生徒会メンバーと敵対したいわけでも無い。
正論で以て対応すれば文句や嫌味など何一つ言わずキリキリ働くタイプである。そこに甘えが介在すると皮肉交じりの指摘をするのだ。
「なぁなぁ」を許さず、感情が介入した甘えた妥協を許さず、交渉事ではギリギリまで折衝を模索し続ける性格は経理という任に向いていると言える。
【特徴】
前傾姿勢の為実際より背が低く見られる事が多いが、これでも180センチ体重80キロ代後半の体格。刈り上げの部類に入るテクノカット型の髪。色は焦茶色。
気に入った深夜番組は全て録画している。『外』の世界の放送番組で面白いものがあると聞けばすぐに調べてネット注文する。
同じクラスに棚郡界斗という小学生時代から腐れ縁のような付き合いをしている男子がおり、クラスで孤立気味な片桐にとっては貴重な話し相手となっている。
【台詞】基本的に低いテンションを維持しながらボソボソと喋る。
「会長も皆も甘いなぁ。どうしてそこで『なぁなぁ』になっちゃうの?大事なのはわかるんだけど、学園側も困ってるんでしょ?だったら生徒会として何とかするのが当然じゃないの。今までのやり方で成果が出ないなら別の方法も考えていく。そういう時期に差し掛かってると僕は思うけどねー。カッカッ」
「お金は大事だよ。でも、私生活と学園の公式クラブを混同するのはよくないよなー。勝手にポケットマネーなんか出された日には金庫番の僕の立場が無い。わかってるなら止めてよねー。カッカッ」
「物の価値?ゴスロリの価値?確かに僕はよくわかっていないなぁ。でも、そのヘンテコリンなゴーグルを身に付けるあなたはすごくいいって事はわかるよ。今のあなたはすごく輝いている」
「自分の思い通りに能力が働かない事をいつまでも卑下していて何か解決するの忽焉君?カッカッ、会長とかならもっと柔らかく優しげに説くんだろうけど生憎僕はこんなタチなんでね。君が悔やむべきは能力の不便利さじゃない。卑下してばかりで、今もなお転んだままの君の甘えだ。無能力者の僕からすれば、もし君と同じ能力を僕が持っていたなら何が起きるかわからなくても『何かが起きる事がわかっていれば』事前対策を取る事はできる。たとえ起こる未来が変わらなくとも後悔だけはしないようにする事はできる。授業で習ったけど、予知はこの空間…つまり三次元における因果律に関わってくるんだってね。もしかしたら、そこに予知を改変するカギが潜んでいるかもしれないね。カッカッ。どうせ悔やみ悩む青春を送るのなら、不可能と言われている予知の改竄に挑戦し続けるくらいの暑苦しい青春を送ってみなよ。切那先輩みたいに見てるだけでこっちの体温が上がりそうな程の暑苦しさで。カッカッ。カカッ!」
「カッカッ。カッカッ。カカッ、カカッ、カカカカカッッ………!」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2016年01月13日 00:41