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【名前】夜都谷巳幸(やつがや みゆき)
【性別】女
【所属】魔術
【能力】蛇神の祝、お守り
【能力説明】
『蛇神の祝』
夜刀神を崇め祀る一族である夜都谷家に受け継がれる蛇神の依代としての稀有な素質。
中でも巳幸は依代として非常に高い適性を示し、幼少期は『降ろした』夜刀神の霊威を制御出来ずに力を暴走させ、一つの魔術結社を壊滅に追い込んだ。
現在は強力な封印霊装によって(はふり)としての素質を封じ込められており、将来的には封印に頼らずとも自分の意思で力を制御出来るように目下修行中。

『お守り』
巳幸が肌身離さず身につけているお守り。実体は彼女の『蛇神の祝』を封じ込めるために結界魔術のエキスパート遊留祇咲士の手で拵えられた非常に強力な結界霊装。
彼女の兄が持つ霊装『標の梲』から夜刀神を封じ込める結界としての機能を抽出し、お守りという形に再構成した一品。お守りの中身は護符ではなく密閉型の小袋、その中に彼女の故郷で採取した『行方の土』と核である木片サイズの『標の梲』が収められている。
魔力を内部で循環させるタイプの霊装であり、彼女の後見人である遊留祇と実の兄である巽が毎日交代で魔力を注ぎ結界を維持している。また封印以外にも周囲の魔術師に結界を感知されない認識阻害機能や彼女を守るいくつかの機能が付与されている。
【概要】
神道系遠野派の魔術結社『まつろわぬ魂を受け継ぐ者』に『保護対象』として匿われている少女。結社に所属する魔術師夜都谷巽の妹。
10年前の悲劇を経て兄共々遊留祇咲士が率いる魔術結社に引き取られた。遊留祇が方々に手を回した結果、彼は兄妹が成人するまでの後見人となり巳幸は現在も彼の庇護下にある。
『悲劇の夜』当時の記憶は彼女が幼かった事と暴走状態であった事からかとても曖昧で、無理に思い出そうとすると頭痛に襲われるらしい。兄からは両親は交通事故に巻き込まれて死去し、両親の古い知り合いである遊留祇に引き取られたと聞かされている。
二度と同じ悲劇を繰り返さないために、遊留祇の監督の下兄から『蛇神の祝』を制御する修行を定期的につけてもらっている。ただし兄の意向として、生まれ持った素質を制御する術は身に付けるべきだが、他の魔術に関しては習得を禁じられた。
それは魔術師として成長する事で再び魔術サイドの闘争の渦中に身を晒すよりも、一般人として普通の生活を送って欲しいという兄としての願いだった。唯一の肉親であり信頼出来る兄の意向であったため、幼かった巳幸は特に不満もなくこれを受け入れた。
それから月日は流れ、巳幸は自分の意志で「学校に行きたい」と願うようになった。普通の子供が小学校に通う期間を魔術結社で匿われていた彼女は、学校という当たり前の世界に興味を募らせていたのだ。
巳幸を外に出せば、彼女の力を狙う輩に襲撃されるリスクは増す。それは分かっていたが、それまで不自由をかけた妹たっての願いであり、『一般人』として世間に溶け込むには必要な事だという判断から、巽と遊留祇の話し合いの結果、巳幸は地元の中学に入学する事になった。
そして12歳の春、巳幸は中高一貫制の柳田学園に入学した。念願だった学校生活を嬉しそうに話す妹の姿に、兄も自分の選択は間違っていなかったと目を細める。
しかし数奇な運命の悪戯か、中学の友達と占いやおまじないで遊ぶ内に、魔術師の顔を持つビクビク系アラサー女教師やら謎の転入生魔術師やらが次々と現れ、終いには『ゆるい意味での』結社予備軍に毛が生えたような非公認クラブの一員になっていた。
元々魔術師達の間で生きてきたため魔術の土壌はあった事も手伝い、教え上手の女教師の手解きにより簡易な魔術をいくつか習得した。無論かつて兄に禁じられた魔術の習得に後ろめたさはあったものの、思春期特有の親への反抗心とか実は以前から胸に抱いていた魔術師への憧れとかが彼女を吹っ切らせた。
無論巽にはすぐにバレた。しかし兄がいくら後悔しても後の祭り。巳幸は一度掴んだ可能性を手放す気はないと頑なで、どうしても妹にだけは甘い巽もそれ以上強く言う事が出来ず。後見人の遊留祇はというと、本人が望むのであれば注意深く見守ろうという構え。
結局エスカレーター式に高校へ進学してからも巳幸の非公認クラブ活動は続いており、巽はこれ以上妹を魔術の深みへ落とさせない方法を模索し続けているが、今の所これといった打開策を見つけられずにいる。そんな中、旅から帰還した遊留祇によりもたらされた不穏な情報ーーーかつて夜刀神の祟りに滅ぼされた魔術結社の生き残りが暗躍しているとの噂に、巽はただならぬ危機感を覚え警戒を強めている。
巳幸にとって巽は今でもたった一人の兄であり、家族同然の付き合いである結社のメンバーとも次元の違う信頼を寄せる相手である。しかし思春期故の不安定な精神が時に親代わりとして接してくる兄に過剰な反抗心を抱かせ、近頃は衝突も少なくない。加えて彼女は自分の過去について、兄は何かを隠しているのではないかという疑念を抱くようになった事も、兄妹のすれ違いを助長してしまっている。
【特徴】
高校一年生としては小柄な体格。本人は小さいと嘆いているが、それでもCはある。
かつては黒髪だったが、『悲劇の夜』以降精神的なショックか暴走の影響か真っ白になった髪をサイドテールにしている。瞳の色は暗い赤。
普段着は流行に敏感な今時の女子高生らしい服装。でもあまり大人っぽいのはまだ自分には早いかもとの事。『お守り』は首から紐でさげて胸元に忍ばせている。
【台詞】
「なっちゃん先生!私、だいぶ上手くなったと思いません?もう人払いくらいなら一人でも出来るんですよ!……まだ3分が限界ですけど」
「昔の事?うーん、正直よく覚えてないんだよね。生まれは確か茨城だったと思う。その後こっちに来たと思うんだけど……。何でかな、思い出そうとすると頭の中に靄がかかったみたいになって……。なんか……、痛いの。頭が」
「もう、お兄ちゃんは心配し過ぎなのよ!親代わりのつもりかもしれないけど、過保護も大概にして‼後見人の咲士さんが好きにしなさいって言ってくれたんだから、もう私の勝手じゃない!……お兄ちゃんだって魔術師じゃないの。だったら私だって魔術師になっていいでしょう⁉」
「お兄ちゃんの事は信じたいよ。私のたった一人のお兄ちゃんだもの……。だから、話して。私に何か隠してるなら、それで私を守ってくれているのなら、もう隠さなくたっていい。……正直、怖いよ。私の過去に何があったのか、真実を知るのはやっぱり、怖い。それでも、ちゃんと受け止めなくちゃ。ちゃんと傷付かなくちゃ、もうお兄ちゃんを信じられなくなっちゃう。それが他の何より、きっと辛いから……」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2016年07月01日 22:17