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回答:11.09.18 for daikoku - (2011/09/18 (日) 19:24:08) の1つ前との変更点
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**掲示板の質問についての回答
※質問内容はページ後半を参照してください。
何を仰りたいのか、どうして欲しいのか、なにを聞きたいのかわかりませんでしたので、私なりの理解で回答します。
>この表題「放射能(放射線)によって甲状腺ガンになるんですか?」への回答は、「がんにならない」と言いたいのでしょうか?それはデマになります。
ご指摘の「よくある質問」の回答は、
一部の方が盲目的に信じている''「放射線被ばくによるガン発症率の増加」''についての反証として、論文を参照して説明しているbuveryさんのブログにリンクしています。
※もし、''「(現在の放射線量による)ガンの心配はない」''という、放射線や医療の専門家の多数が支持する真っ当な意見を掲載しただけで''「デマです」というなら、それは間違っていると思いますよ。''
参考:http://www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html
buveryさんをはじめ、多数の研究者と、私も同じ意見です。つまり、可能性として''極めて少ない''と思っています。なぜなら、今までの研究で、''現在予測できる線量によって有意にガンが発症する可能性は極めて低い''からです。もし、この程度の線量でガンが有意に発症するとすれば、世界中の高線量の場所でガンが発症することになりますが、そのような事実はないようです。(バズビーというトンデモな学者は除きます)
※注意:自然の放射線でも人工の放射線でも核種が同じなら影響は同じです。由来によって影響が違うというのは誤解です。
しかし、''ガン発症の研究、および、今回の原発事故による健康への影響(ガン発症率も含)は注意深く調査や研究が行われるべき''だと思っています。そして、あえて言えば、不安に思っている人が、あのbuveryさんの説明を見ただけで「じゃあ安心だ。今日から対策も検診も必要ない。」とは思わないでしょう。いきなり、対策を怠る。ってことは、無いでしょう。もし、まったく気を使わない生活をしても有意にガンの発症率が高くなるとは思えませんが。
>関連記事
>※「浪江町の子ども、生涯3ミリシーベルト未満も 内部被曝調査で(日経)[[記事>http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E0E2E0E38DE3E0E2EBE0E2E3E39180EAE2E2E2?n_cid=TW001]] 」
によるとホールボディカウンターによる調査が行われており、一番線量の高かった地域の子供でさえ3ミリシーベルト未満となっており、甲状腺癌などになる可能性は極めて極めて低いと考えられます。
''むしろ不安になり過ぎたストレスのほうが発ガンには有意に働く''と思います。また、''不安を煽って、科学的根拠のない(薄い)EM菌やスピルリナなどの民間療法や健康食品と言われるものを紹介して、放射線とは別の被害を広げる可能性''さえあります。
''ゼロリスクを求めたいのは分かります。'' しかし、ゼロリスクを求めると、別のリスクを極大にするという見方もできるのです。
今までの線量がXだった。これで健康だったのに、X+aになった。aの分だけリスクが増えた。と不安になるのもわかります。ただし、aの分だけ増えても、実際にはその影響は、これだけ疫学的に研究されているのに「発見できてない」ということです。つまり(神経質でない)普通の人の感覚で言えば「aの増加量では、ガンが発症する可能性はない(極めて少ない)」
>論文では、放射線被曝により甲状腺がんになったと言っていると判読できます。この論文は、セシウム137の蓄積との因果関係を否定しているだけです。
>これまで、これからも通常より高い放射線を被曝し続けている子どもたちが将来、甲状腺がんを発症する可能性は否定できていない。
>そして、甲状腺がん発症の原因がどのような被曝が原因かも特定されていない。
>これから、甲状腺がんだけでなく病気や広義の原爆症のような障害が発生する可能性は払拭されていません?
>あるのであれば、できる限りの対策をとらなければならなし、補償・保障されなければならない。
可能性を言えば「(今の線量で)放射線による健康被害は無い」とはいえません。それは「不存在の証明」いわゆる悪魔の証明となります。
違った視点から考えてみましょう。人間の生活に必要な塩であっても、病気(ガンなど)の発症率を上げることが確認されています。大量の塩を摂取すれば直ぐに死に至ことさえあります。つまり、量の問題なのです。
「リスクがある=危険」を言い始めれば、すべてのモノがリスクとなります。世の中には数ベクレルの放射性物質を気にする人がいます。そのような方でも、大気汚染や食料の中の化学物質、残量農薬などを一切口にしないのか?というと、そうではないと思います。それでは生活自体できなくなるリスクに繋がります。簡単に言えば、「完璧な健康でなければ、死んだ方がいい」ということに繋がるということです。
また、放射性物質が検査で不検出なのに怖くて野菜を食べないとなれば、野菜の不足による「ガンの発症率」を上げます。(※これは確実に発症率が上がりますよね?)
普通の人は、リスクの程度を鑑みて行動しているはずです。安全というものは、感じ方に個人差があり、相対的なものです。その個人が、行動する際の指標、つまり「どこまで安全か、自分なりの、しきい値を探す」というのが、このサイトの主旨でもあります。つまり、ここまで自分はリスクを許容しよう。これ以上気にしてもしょうがない。と決めること、つまり、不安な事象に対する「理解」が不安を和らげるのです。
もし、海外の農産物のみを食べる。としましょう。しかし、それはちゃんと放射線検査をしているかといえば、基準値内のものはすべて合格となっているはずです。そしてトレーサビリティがないに等しい。逆に福島産のほうが、ほぼ不検出ばかりの農産物ということになります。放射性物質が含まれている可能性を見れば「逆に福島の農産物のほうが安全」と考えてもおかしくありません。それでも「福島や東北の野菜を食べたくない。」という人は、しょうがないと思います。
そして、もう日本にいたくない。海外に移住したい。という人も、止めません。しかしながら、現在の福島より高線量な地域は沢山あります。そして、それ以外のリスク(犯罪による被害、医療レベルが下がることで健康を維持できない、大気汚染や食品の安全性)があるのです。
ある一点の微小なリスクをゼロにするために「国内野菜は食べない」や「海外に移住する」などは、人間が生活するリスク全体を考えれば、チグハグな行為だと思います。
もちろん、あなたが「放射線によって必ずガンは発生する」とか「ガンの発症率は高くなるはず」と考えるのは自由です。そうだとすれば、あなたは(私が怪しいと思う)別のサイトや専門家の情報を信じてるわけですから、このサイトを信じる必要はありません。
しかし、私にも「言論の自由」がありますので、私の視点から見て真っ当な科学的な意見を取り上げ提示させていただきます。もし、これだけ説明しても、このサイトの情報が気に入らない。デマを流していると、思うのなら、デマを流していると糾弾することも自由です。日本には言論の自由があります。(ただし、発言には責任を伴います。)
以上が回答となります。宜しくお願いします。
----
BBSに投稿がありました。
▽名前:
daikoku
▽題名:
放射能(放射線)によって甲状腺ガンになるんですか?
▽メッセージ:
-------------------
この表題への回答は、「がんにならない」と言いたいのでしょうか?それはデマになります。リンクされた論文を再読下さい。
論文では、放射線被曝により甲状腺がんになったと言っていると判読できます。この論文は、セシウム137の蓄積との因果関係を否定しているだけです。
そして、小児甲状腺がんの発生原因を「事故直後の短い時期に(おそらく半減期8日のヨウ素131で)被曝・・・」と仮定しています。
これまで、これからも通常より高い放射線を被曝し続けている子どもたちが将来、甲状腺がんを発症する可能性は否定できていない。そして、甲状腺がん発症の原因がどのような被曝が原因かも特定されていない。
これから、甲状腺がんだけでなく病気や広義の原爆症のような障害が発生する可能性は払拭されていません?
あるのであれば、できる限りの対策をとらなければならなし、補償・保障されなければならない。
原発事故の放射線被曝により甲状腺がんが発生しないとの伝播は、対策が不十分になる可能性を生むのではないか。そちらの方も不安。
将来の不安は払拭されていません。
**掲示板の質問についての回答
※質問内容はページ後半を参照してください。
何を仰りたいのか、どうして欲しいのか、なにを聞きたいのかわかりませんでしたので、私なりの理解で回答します。
>この表題「放射能(放射線)によって甲状腺ガンになるんですか?」への回答は、「がんにならない」と言いたいのでしょうか?それはデマになります。
ご指摘の「よくある質問」の回答は、
一部の方が盲目的に信じている''「放射線被ばくによるガン発症率の増加」''についての反証として、論文を参照して説明しているbuveryさんのブログにリンクしています。
※[[該当ページ>http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/33.html]]に放射性ヨウ素についての記述も追加しました。
※もし、''「(現在の放射線量による)ガンの心配はない」''という、放射線や医療の専門家の多数が支持する真っ当な意見を掲載しただけで''「デマです」というなら、それは間違っていると思いますよ。''
参考:http://www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html
buveryさんをはじめ、多数の研究者と、私も同じ意見です。つまり、可能性として''極めて少ない''と思っています。なぜなら、今までの研究で、''現在予測できる線量によって有意にガンが発症する可能性は極めて低い''からです。もし、この程度の線量でガンが有意に発症するとすれば、世界中の高線量の場所でガンが発症することになりますが、そのような事実はないようです。(バズビーというトンデモな学者は除きます)
※注意:自然の放射線でも人工の放射線でも核種が同じなら影響は同じです。由来によって影響が違うというのは誤解です。
しかし、''ガン発症の研究、および、今回の原発事故による健康への影響(ガン発症率も含)は注意深く調査や研究が行われるべき''だと思っています。そして、あえて言えば、不安に思っている人が、あのbuveryさんの説明を見ただけで「じゃあ安心だ。今日から対策も検診も必要ない。」とは思わないでしょう。いきなり、対策を怠る。ってことは、無いでしょう。もし、まったく気を使わない生活をしても有意にガンの発症率が高くなるとは思えませんが。
>関連記事
>※「浪江町の子ども、生涯3ミリシーベルト未満も 内部被曝調査で(日経)[[記事>http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E0E2E0E38DE3E0E2EBE0E2E3E39180EAE2E2E2?n_cid=TW001]] 」
によるとホールボディカウンターによる調査が行われており、一番線量の高かった地域の子供でさえ3ミリシーベルト未満となっており、甲状腺癌などになる可能性は極めて極めて低いと考えられます。
''むしろ不安になり過ぎたストレスのほうが発ガンには有意に働く''と思います。また、''不安を煽って、科学的根拠のない(薄い)EM菌やスピルリナなどの民間療法や健康食品と言われるものを紹介して、放射線とは別の被害を広げる可能性''さえあります。
''ゼロリスクを求めたいのは分かります。'' しかし、ゼロリスクを求めると、別のリスクを極大にするという見方もできるのです。
今までの線量がXだった。これで健康だったのに、X+aになった。aの分だけリスクが増えた。と不安になるのもわかります。ただし、aの分だけ増えても、実際にはその影響は、これだけ疫学的に研究されているのに「発見できてない」ということです。つまり(神経質でない)普通の人の感覚で言えば「aの増加量では、ガンが発症する可能性はない(極めて少ない)」
>論文では、放射線被曝により甲状腺がんになったと言っていると判読できます。この論文は、セシウム137の蓄積との因果関係を否定しているだけです。
>これまで、これからも通常より高い放射線を被曝し続けている子どもたちが将来、甲状腺がんを発症する可能性は否定できていない。
>そして、甲状腺がん発症の原因がどのような被曝が原因かも特定されていない。
>これから、甲状腺がんだけでなく病気や広義の原爆症のような障害が発生する可能性は払拭されていません?
>あるのであれば、できる限りの対策をとらなければならなし、補償・保障されなければならない。
可能性を言えば「(今の線量で)放射線による健康被害は無い」とはいえません。それは「不存在の証明」いわゆる悪魔の証明となります。
違った視点から考えてみましょう。人間の生活に必要な塩であっても、病気(ガンなど)の発症率を上げることが確認されています。大量の塩を摂取すれば直ぐに死に至ことさえあります。つまり、量の問題なのです。
「リスクがある=危険」を言い始めれば、すべてのモノがリスクとなります。世の中には数ベクレルの放射性物質を気にする人がいます。そのような方でも、大気汚染や食料の中の化学物質、残量農薬などを一切口にしないのか?というと、そうではないと思います。それでは生活自体できなくなるリスクに繋がります。簡単に言えば、「完璧な健康でなければ、死んだ方がいい」ということに繋がるということです。
また、放射性物質が検査で不検出なのに怖くて野菜を食べないとなれば、野菜の不足による「ガンの発症率」を上げます。(※これは確実に発症率が上がりますよね?)
普通の人は、リスクの程度を鑑みて行動しているはずです。安全というものは、感じ方に個人差があり、相対的なものです。その個人が、行動する際の指標、つまり「どこまで安全か、自分なりの、しきい値を探す」というのが、このサイトの主旨でもあります。つまり、ここまで自分はリスクを許容しよう。これ以上気にしてもしょうがない。と決めること、つまり、不安な事象に対する「理解」が不安を和らげるのです。
もし、海外の農産物のみを食べる。としましょう。しかし、それはちゃんと放射線検査をしているかといえば、基準値内のものはすべて合格となっているはずです。そしてトレーサビリティがないに等しい。逆に福島産のほうが、ほぼ不検出ばかりの農産物ということになります。放射性物質が含まれている可能性を見れば「逆に福島の農産物のほうが安全」と考えてもおかしくありません。それでも「福島や東北の野菜を食べたくない。」という人は、しょうがないと思います。
そして、もう日本にいたくない。海外に移住したい。という人も、止めません。しかしながら、現在の福島より高線量な地域は沢山あります。そして、それ以外のリスク(犯罪による被害、医療レベルが下がることで健康を維持できない、大気汚染や食品の安全性)があるのです。
ある一点の微小なリスクをゼロにするために「国内野菜は食べない」や「海外に移住する」などは、人間が生活するリスク全体を考えれば、チグハグな行為だと思います。
もちろん、あなたが「放射線によって必ずガンは発生する」とか「ガンの発症率は高くなるはず」と考えるのは自由です。そうだとすれば、あなたは(私が怪しいと思う)別のサイトや専門家の情報を信じてるわけですから、このサイトを信じる必要はありません。
しかし、私にも「言論の自由」がありますので、私の視点から見て真っ当な科学的な意見を取り上げ提示させていただきます。もし、これだけ説明しても、このサイトの情報が気に入らない。デマを流していると、思うのなら、デマを流していると糾弾することも自由です。日本には言論の自由があります。(ただし、発言には責任を伴います。)
以上が回答となります。宜しくお願いします。
----
BBSに投稿がありました。
▽名前:
daikoku
▽題名:
放射能(放射線)によって甲状腺ガンになるんですか?
▽メッセージ:
-------------------
この表題への回答は、「がんにならない」と言いたいのでしょうか?それはデマになります。リンクされた論文を再読下さい。
論文では、放射線被曝により甲状腺がんになったと言っていると判読できます。この論文は、セシウム137の蓄積との因果関係を否定しているだけです。
そして、小児甲状腺がんの発生原因を「事故直後の短い時期に(おそらく半減期8日のヨウ素131で)被曝・・・」と仮定しています。
これまで、これからも通常より高い放射線を被曝し続けている子どもたちが将来、甲状腺がんを発症する可能性は否定できていない。そして、甲状腺がん発症の原因がどのような被曝が原因かも特定されていない。
これから、甲状腺がんだけでなく病気や広義の原爆症のような障害が発生する可能性は払拭されていません?
あるのであれば、できる限りの対策をとらなければならなし、補償・保障されなければならない。
原発事故の放射線被曝により甲状腺がんが発生しないとの伝播は、対策が不十分になる可能性を生むのではないか。そちらの方も不安。
将来の不安は払拭されていません。
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