イロスマ:ムービーゲーム



私は、迷宮世界を今度こそ、闇の世界に作り替え...
そして、そこで迷宮世界のドラゴンの卵で作った、プリンを食べるという野望があるのだ

ムービーゲームは、オリスマシリーズに登場するキャラクター。
ここではイロスマにゲスト出演をしたムービーゲームについて解説する。
オリスマのボスキャラとしてのムービーゲームについては、「ムービーゲーム」を参照。


概要

オリスマ初代の闇の支配者に登場するラスボス。
オリスマメンバーに倒され死亡していたものの、フィンターの技である「アイスドール」によって「アイスムービーゲーム」として蘇った。

禍々しい時計のような姿をしており、体が氷で出来ていることもあってか全体的に水色を基調としたカラーリングになっている。
詳しくは人物の項目で後述するが、オリスマではシリアスな悪役としての印象が強いキャラだったのに対し、イロスマでは原作とかけ離れたギャグキャラクターとして登場している。オリスマ作者に許可とってないらしいんスけど、いいんスかこれ…。

人物

傍若無人、強欲、傲慢、放漫、無神経、浅慮、気まぐれ、そしてバカを絵に描いたような男。
シリアスな悪役だったオリスマと違い、自らを「かの有名作品のラスボス」と称するなど本当にしょうもない小物であり、とことん自分だけを見ている、おつむの足りない自己中快楽主義者。
おつむはどれくらい弱いのかというと、基本的な文法が分からないどころか文字すら読めないほどで、おまけに長年生きて来たせいでボケてしまったのか、何度も繰り返し同じ内容の自分語りをし、そのことを指摘されると逆ギレしたりするなどもはや日常会話を出来ているのかどうかすら怪しい。

好きな食べ物はプリンで、イロスマ島を破壊した後は「迷宮世界を闇の世界に作り替え、部下たちとザウラーの卵を使ったプリンやザウラーの唐揚げを作りパーティする」という野望を持っている。
イロスマメンバーに対してはオリスマで野望を阻止されたこともあり一方的に敵視しているが、別世界での話なので特に認識されていなかった。

また、先述のように部下とパーティをすることを考えたり、Dr.ヲタローがやられた時はDr.ヘイローと勘違いして動揺するなど仲間想いな一面もある。
とはいえこうした性格により仲間のアイスドールを始めとした周囲の人物からはとことんバカにされており、「ボケすぎだろ」「喋ったら威厳がなくなるタイプ」などと酷評されている。
特にDr.ガイとは最初はやられそうになった彼を援護してもらったりとそれなりに仲間意識がある様子の付き合いだったが、
ムービーゲームが自身の楽しみを優先し自分語りばかりして一切戦わず舐めプを繰り返したことで、人間関係は随分険悪になってしまった。

一応オリスマのムービーゲームとは同一人物という設定になっているものの、かなり再現度が低く実質的に別のキャラと言える。

戦闘能力

オリスマのラスボスだけあって当然のように強い。
両腕のスプーン(クリスタル)を攻撃用と守備用に使い分ける攻防一体の戦闘スタイルが特徴。
イロスマではボケ老人呼ばわりされたり散々な扱いのムービーゲームだが、一方で戦闘能力自体はさほど衰えてはいないらしく
他のアイスドールとの連携でカンタローと互角に渡り合ったりイロスマメンバーを苦戦させるなど高い実力を見せている。
アイスドールの特性により高い再生能力を有しており、カンタローや同人誌キャラの攻撃を受け身体が完全に破壊されても氷の核が破壊されない限りすぐに再生し復帰できる尋常ならざるタフネスを持つ。

両腕のスプーンはスピード・攻撃力・硬度共に優れており、スプーンの弾幕を飛ばすことにより空中を高速で飛び回るカンタローをも苦戦させる三次元的な攻撃を可能にし、直撃すれば人形程度なら大きく吹っ飛ばすことができる上、敵の攻撃から身を守る盾にもなる。

欠点はあくまで2本しかスプーンが無い為、両スプーンの攻撃を掻い潜られ懐に潜り込まれると無防備で攻撃を受けてしまう点だが、余程のことがない限りはアイスドールの再生力と仲間との連携でカバーできる。
元は2本のスプーンを一気に使いガンガン攻め立てる戦い方を好んでいたが、同人誌キャラに攻撃を喰らってしまった反省から守備に徹し粘り強く戦う戦闘スタイルにシフトした。この状態の彼は同人誌キャラすら攻め手に欠けうかつに手が出せない。

さらに奥の手として「ムービーム」という必殺技も持っており、他のアイスドールとの連携でこの技を使用しイロスマメンバーに大ダメージを与え二人撃破することに成功した。あれ?ゲームオーバーは...?

このように、無防備な身体を守る攻防一体の防護手段、回避の難しい遠距離攻撃手段も併せ持った屈指の強敵となっている。なんとかして彼の隙をつかない限りは事実上完全無敵状態なため攻撃チャンスが少なく、そのせいで初めのうちは長期戦になりやすい。

  • 鋭利な匙
イロスマで登場した技。
クリスタル(スプーン)を発射する。防御にも使うことが可能。
欠点はあくまで2本しかスプーンが無い為、両腕の攻撃を掻い潜られ懐に潜り込まれると成す術がない点。

  • ムービーム
イロスマで登場した技。
「ム」の文字が刻印されたビームを照射する。
一日に二回しか使えない奥の手の秘術らしい。
もしかしたらチート技のゲームオーバーの代わりにバランス調整で実装されたのかもしれない。

  • 再生
アイスドールの特性の一つ。
体を粉々にされても、ソウルアイスが破壊されない限り砕けた結晶を集めることで何度でも再生できる。
舐めプで攻撃を喰らってしまう本人の性格から、作中では披露される機会が多かった。

余談

  • イロスマでムービーゲームの紙人形に使用されているイラストは、昔オリスマお絵かき掲示板に投稿されていたファンアートを加工したもの。
最終更新:2022年06月14日 10:58