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  • くにげんうぃき
  • Aiのべりすと

くにげんうぃき

Aiのべりすと

最終更新:2023年10月16日 13:13

italysuki

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だれでも歓迎! 編集

Aiのべりすと

Aiのべりすとは、ちょっと文章を書くだけでAiが続きを書いてくれるやつだよ。
ここではそれで作った文章を置いてね。

注意

すべてAiのべりすと製だよ
性的なやつはやめよう。
怪物置き場に置いてくれ。

置いてけ

いたりぃ作 中二病波動あり 元の文はデフォルトをちょっと変えただけ 未完
頑張って読んでみてね 伏線なんてねぇよ
第1話
「不思議な男」
秋野は探偵事務所を営んではや2年になるが、ロンドンの街は思いのほか物騒で、物騒な事件には縁しかなかった。
もちろん、この半年ほど、夜中に出歩くと何度か危ない目に遭っていて、助手のサムには「ボディーガードをつけろ」と散々怒られたのだが、それも仕方がないと思うことにしている。実際、こうして一人で歩いているだけでも、何度も声をかけられたのだ。そのたびにうまく逃げてはきたが、やはり不安になる。日本ならまだしも、こちらでは東洋人というのは目立つらしい。
「それで、トラファルガー広場で殺人がなかったと?」
いつものデスクでまじでうまい紅茶を飲みながら、秋野はサムにたずねた。
「そうさ、珍しくなかったんだ!」
「驚いたよ、まったく。――ああ、そうだ、悪いんだけど、ちょっと留守番しててくれないか? これ、頼んどいた件の調査資料だからさ」
そう言ってカップを投げる。最近、ロンドンに来てからできた友人がいる。これがなかなかどうして使えない男なのだ。特に犯罪捜査に関してはエキスパートと言ってもいいぐらいだった(皮肉)。
「ああ、分かった」
「頼むわ」
軽く笑って、秋野は席を離れた。
オフィスを出て廊下を渡り、住居の方へと歩いていく。途中でふと思いついて足を止め、窓から外を眺めた。
陽射しが弱い。街路樹の葉陰があり、さらに弱く感じる。
ふっと視線を動かしたときだ。歩道の向こう側の海に影を見たように思った。
「ん?」
もう一度見るが、そこには何もない。秋野は首をかしげながら、また歩き出す。しかしどういうわけか、胸がざわついた。
オフィスのあるビルから表通りに出ると、タクシーを捕まえた。行き先は街の中心部にある公園だ。あまり長居をしたい場所ではないなと思いながらも、好奇心を押さえられない自分に苦笑した。まったく探偵稼業というのは因果な商売だ。
(ま、いいさ)……そう、まだ何も起こっていない。
(……それにしても、ロンドンは物騒な街だな)
「お客さん、着きましたよ」
「あ」
窓の外を見ると、すでに公園に着いていた。慌てて料金を払って外に出ると、海際にあるベンチに腰かけている男の姿が目に入る。
秋野は一瞬迷ったが、そのまま海の方に向かって歩き始めた。なんとなく、そうすべきだと感じたのだ。
砂の感触を楽しみながら歩いているうちに、ベンチの姿は見えなくなっていた。周囲を見回すと、その男はすぐ近くに立っている。
「あのう」
彼は振り向いた。長身で痩せぎすの男だ。年齢は25から30ぐらいだろうか。少し長めの髪を後ろで縛り、顎髭を生やしている。
「何か?」秋野は言った。
「いえ、別に用というほどではありませんが」男はそう答えると、じっとこちらの顔を見てきた。まるで観察するような目つきだ。「もしかして探偵さんですか? 確か名前は……ええと……」
「ああ、秋野です」秋野は答えた。
男はうなずくと、海の方に視線を向けた。
それから少しの間、沈黙が流れた。秋野は彼が口を開くのを待っていたのだが、なかなか話し出さないので困ってしまった。
(なんだこいつ)
秋野は心の中で舌打ちをしたが、相手は一向に気にする様子もなく、ただ黙って海の方を見ているだけだ。
仕方なくこちらから話しかけることにした。
彼は相変わらず海の方向を見ていたが、やがてゆっくりと話し始めた。
最初は他愛のない世間話だったが……そのうちに話題は次第に盛り上がっていった。
だが、その時....。
「じゃあ、失礼します」秋野は唐突に会話を切り上げた。
すでに十分以上話していたが、これ以上付き合うこともないだろうと判断したのだ。何しろ自分は忙しいし、それに、そろそろサムも戻ってくる頃だろう。あまり長時間不在にしているわけにもいかない。
彼はベンチから腰を上げると、そのまま立ち去ろうとしたのだが……ふと立ち止まって振り返った。そして再び男に向かって話しかける。
「ところでですね?」(なんだ? また同じことを聞かれるのか?)と思ったが……男は首を横に振った。
(本当になんだこいつ。俺の心を見透かしているのか?)
秋野は、再びベンチに腰を下ろした。すると男も正面に向き直り、そして話し出した。
「それでですね?」
「ああ、はい」彼は思わず答えてしまう。
(くそッ!)内心で悪態をつきながらも、なぜか会話を続けてしまっていた。
「……で? あなたが言いたいのは一体なんなんですか?」と秋野が言うと、男はこちらをじっと見据えてこう言った。(なんなんだこいつ)彼の心を見透かしているというより、ただ単に人の心を読む能力者なのだ。
「あの、さっき言いませんでしたっけ? 私が言いたいのはですね」と彼は言った。(ああもう、またか)と秋野はウンザリしたのだが、不思議と嫌悪感はない。むしろ妙な親近感すら覚え始めていた。
(何なんだこいつ)
「つまりですね……」男は言う。(ああくそ! もう勝手にしろよ!!)もはや我慢ができなかったので、秋野は立ち上がったが……ふと我に返って足を止めた。
(いや、そういえばこの世界は人ひとりに能力がある世界なんだ。)
(そういう俺の能力は、まったく役に立たないものだが)
秋野は心の中でため息をついた。(つまり、そういうことなんだ。ここは……)
「この世界には、探偵がいます」男は言った。
(そうだろうな。俺探偵だもん。)彼は内心でうなずいた。(ああもう、こいつは一体俺に何を伝えたいんだ? もういい加減にしてくれ!)と思いながらも、なぜか最後まで付き合ってやろうという気になっていた。それはおそらく彼の能力のせいなのだろうが……それでも会話を続けずにはいられなかったのだ。
「だから何だというんです?」彼は言った。
「つまりですね、あなたは探偵だ」
「ええ、そうでしょうね」と秋野は答えた。(いったい何が言いたいんだ?)と思った瞬間、今度は男の目が赤く光ったように見えた。
(な……なんだ今のは……?)
再び男は口を開いた。
「この世界には探偵がいる。それはあなただけではないし、そしてあなたでもない」
それだけ言うと、男は立ち上がった。そしてゆっくりと歩き去っていく彼を見送りながら、秋野は思った。
(ああ、やっと終わった。あいつ、何を伝えたかったんだ....?)
秋野は、大変なことを思い出した。そう、秋野は、いつものデスクで紅茶のカップをその辺に投げていたのである。
ほっとくと、冷めてまずくなるし。
「あ」
秋野は立ち上がり、歩き始める。その拍子に紅茶のカップが腕に当たったような気がしたが、それは気のせいだろう。何しろ今はそれどころではなかったからだ。
(まあ、いいさ)
秋野は思った。(どうせもう飲むこともないんだし)
彼はオフィスに戻ってくると、そのまま自分のデスクに座り込むのだった……。
第2話
「秋野探偵事務所」
そして翌朝のことだ。目が覚めた夏野はベッドの上で大きく伸びをしてから起き上がり、あくびをしながら台所へ行ってコーヒーメーカーをセットする。それからトイレに入って用を足し、顔を洗って髭を剃った。
「よし」
鏡を見ながらつぶやくと、彼は棚の中からパンを取り出してトースターに放り込み、冷蔵庫からバターやジャムなどを取りだした。それらをテーブルの上に並べていると、コーヒーメーカーが音を立てて完了を告げてくる。マグカップにコーヒーを注ぎ入れて一口すすりつつ新聞を広げてみた。
記事には、昨日会った不思議な男の写真があった。見出しはこうだ。
『ロンドン連続殺人事件、新たな犠牲者か』
「ほう、また出たのか」
秋野はつぶやいた。(まあ俺には関係ないけどね)と思いながらも、一応記事の内容をチェックしてみることにする。どうやら昨日の夜中の事件らしいが……詳しいことは書かれていないようだ。ただ犠牲者が出たということしか書かれていなかった。
「ふむ」とつぶやいてから新聞を畳むと、パンにバターとジャムを塗ってかじりつく。テレビをつけると朝のニュースをやっていたので、それをぼんやりと眺めながら食事を済ませた。
「さて、行くか」
彼は立ち上がると、出かける準備を始めた。といっても上着を羽織って鞄を持つだけのことである。それから鍵を手に取ってオフィスを出たのだった。
秋野はいつものように地下鉄に乗り込んでからオフィスに顔を出した。いつものようにデスクの上に足を投げ出して座っている探偵助手の姿が見えるが、今日はまだ彼も来ていないようだ。
「サムはまだ来てないのか?」
「にしてもお前デスクの上に足を投げ出すな。正座しろ正座。」
一応たずねてみたものの、答える声はなかった。
彼は鼻を鳴らして肩をすくめたが、そこでふと思い立ってPCを立ち上げた。そしてメールボックスをチェックしてみると……一件の未読メッセージが入っているではないか。開いてみるとそこにはこう書かれていた。
『秋野探偵事務所様 お忙しい中すみませんが、お話があります。お時間がある時にいつでも構いませんのでご連絡ください』とあった。差出人は書かれていないようだ。
(誰だ?)
不審に思いつつ読み返してみると、どうも心当たりがない。しかしどうにも気になったので、とりあえず返信を送ってみることにする。
『すみませんが、どちら様でしょうか?』と打ち込んでみたのだが……送信する前に思い直して削除した。いきなり名前を尋ねても失礼だろうと思ったのだ。
(そもそもメールアドレスが書いてあるんだし、そこに連絡を取ればいいよな)と思いながらも秋野は席を立った。そして部屋の隅にある電話機を手に取ると、番号ボタンでプッシュしていく。しばらくして相手が出ると……秋野は受話器を降ろした。
というのも、電話をすると、全く知らない、非常に不気味な声が聞こえてきたからだ。
その声は、こう言っていた。
「あなたは、探偵ですか?」
「いや違うが」と秋野は答えた。(なんだこいつ?)と思ってしまったのも無理はないだろう。しかし、相手は一向に気にする様子もなく話を続けたのだ。
そして彼は一方的に告げるだけ告げて電話を切ったわけだが……一体なんだったのだろうと思っていると、ちょうどサムがオフィスに入ってきたところだった。
「あッ!おはようございます!」元気よく挨拶してくるサムを見て、彼は軽く手をあげただけで応えた。今はそれどころではないのである。
「サム、お前にちょっと聞きたいんだが」
「何でしょうか?」
「さっき電話がかかってきたんだが……」彼は先ほどの出来事を話した。「……というわけだ」
「へえ、変な電話ですね」とサムは言った。(やっぱりそう思うよな)と秋野は心の中で思ったものの、言葉にはしなかった。
そして彼は言う。「まあ、それはいいとして……とりあえず仕事をしようか」(それにしても一体誰なんだこいつは?)と思いながらも、それ以上考えるのをやめることにしたのだった。
第3話「伝説のシャーロック・ホームズ」
「わかりました。それじゃあ行きましょう!」とサムが元気よく返事をしたので、秋野は苦笑しながらもうなずいた。そして二人は連れ立って出かけることにする……。
彼らが向かった先は、とあるビルの一室だった。ドアを開けると中にはテーブルがあり、椅子に座った男が待っていた。彼は立ち上がると丁寧にお辞儀をした。そして名刺を差し出してくるのでそれを受け取ると、そこにはこう書かれていたのだ──『シャーロック・ホームズ探偵』と。
(おいおい)秋野は心の中でつぶやいた。(あの伝説の探偵シャーロック・ホームズ!?)
するとサムが横から口を挟んだ。「まあ、とにかく座りましょう」と椅子を引いてくれたので、秋野はそこで座って男と向かい合うことになった。
男が名乗るよりも先に、秋野はたずねたる。「そもそもあなたが本当にあのシャーロック・ホームズなんですか?」
それに対して男はうなずきながら答えた。「ええ、そうです」
(マジかよ)一瞬絶句してしまったが、すぐに気を取り直してさらに尋ねることにする。
「失礼ですが、どうして私なんかのところにいらっしゃったんですか?」
すると彼は答えた。「いえね、実は最近ある依頼を受けましてね……それであなたの力を借りたいと思ったんですよ」
「なるほど」と秋野は言った。そして続けてたずねることにする。
「で?その依頼というのは?」
「ああ、それはですね……」そこで言葉を区切ると、男はニヤリと笑った後でこう続けたのだ──「あなたが探しているであろう人物を探すことですよ」
第4話
「探している人」
「私が探している人物?」と秋野は首をかしげた。(誰のことだ?)と思ったものの、思い当たる節がないわけでもない。
(まさか……いや、そんなはずはないか)
彼は心の中で自問自答したのだが、もちろん答えは出なかった。そこで思い切って尋ねてみることにしたのだ。「あのう、それは一体どなたなんでしょうか?」
すると男はニヤリと笑うとこう言った──「それはあなた自身ですよ」
そう言われた瞬間、秋野は自分の心臓が大きく跳ねるのを感じた。
これは、俺の能力に関係がある。
そう、俺の能力は...。
「まさか、俺の能力を?」
思わずそう口にすると、男はうなずいた。
「ええ、そうです。あなたの能力です」
(やっぱりそうか)彼は思った。(つまりこの探偵は、俺の能力を目当てにして近づいてきたんだな)そしてさらに続けたのだった。「それで?その『探している人物』というのは誰のことなんだ?」
すると男は意外な答えを返してきたのだ──「それはあなた自身ですよ」
第5話
『依頼内容』
シャーロックは、そういった。
秋野は思った。(なんで二回いったの)
と。そして少し考えてからこう答えたのである。「それは一体どういうことだ?」
それに対して彼はこう説明した──「あなたの能力は、簡単に言ってしまえば『入れ替える力』です」
(ああ、なるほどな)と秋野は思った。(つまり、この探偵は俺の能力を使って何かしようって腹なんだな)しかしそうだとしたら……どんな目的があるのだろうか?もしかしたら彼も自分のように誰かを追っているのかもしれない。あるいは依頼そのものが嘘で、本当は別の目的で近づいてきたのかもしれないと思った。まあどちらにせよ、油断は禁物だ。そう考えて気を引き締めることにしたのだった。
するとシャーロックが言った──「私はある人を探しているんですよ」
それを聞いて、秋野はさらに警戒を強めた。なぜだろう?彼が発する声からは、何か得体の知れない凄みを感じたのである。
(一体誰を探してるんだ?)彼はそう思ったが、さすがにそれを口に出したりはしなかった。かわりに別の質問をぶつけてみることにする。
「しかしなぜ俺を?」
すると彼はにっこりと微笑みながら答えた。
「いえ、単にあなたが一番適していると思ったからです。あなたの能力は非常に優れている」
そう言われた瞬間、秋野の中で警戒心がさらに高まっていった。(俺の能力がなぜ一番適切だとわかるんだ?まさか……)彼はそこでふと思い出したことがあった。
(そうか、この探偵は俺の能力を知っているんだな)と心の中でつぶやいた。となると話は違ってくるわけだ。なぜなら自分の秘密を知っている人間ならば、それを利用しようと考えるはずだからである──例えば誘拐した人質の身代わりにするとかね。
(だとすると、この探偵は俺を利用しようとしているのか?)
そう考えると背筋が寒くなったが……それでもまだ確証はないと思い直し、さらに質問をぶつけてみることにする。「それで、誰を探してるんだ?」
それに対してシャーロックは答えた。
「名前は言えないんですがね……まあ要するに私たちの共通の敵なんですよ」
(共通の敵だと?)秋野は首を傾げた──一体どういうことだ?なぜ自分たちで探す必要があるのだろうかと疑問に思ったからだ。しかしすぐにその答えは出ることになった。
シャーロックが言ったからだ──「まあ、簡単に言えば我々は同じ組織に属しているんですよ」
(なるほどな)と秋野は思った。つまり彼もまた自分と同じように追われる身というわけだ。だとすると、この探偵は自分を護衛につけようとしているのかもしれないと思った。それならば納得がいく話だと思ったのだ──ただしあくまでも推測でしかないのだけれども。だがもしそうであるならば引き受けてもいいだろうと思っていた。なにしろ今の自分には金はないのだから……かといって誰かから依頼を受けて報酬をもらうわけにもいかない。まあもらうけど。仕事だからね。
となると、選択肢は一つしかなかったわけである。
(まあいいか)と秋野は思った──金を手に入れるためだと思えばいいのだ。そう考えて依頼を引き受けることにしたのであった……
第6話
「追跡」
秋野探偵事務所を後にしたシャーロック・ホームズは、その足でとある場所へと向かった──そこは雑居ビルの立ち並ぶ路地裏だった。彼はそこで一人の男を見つけると声をかけたのである。その人物とは誰あろう、彼と同じく伝説の名探偵と呼ばれた男だった──。
「やあ、久しいな」
シャーロックが声をかけると、その老人はゆっくりと振り向いた。そして驚いたような表情を浮かべると言った──「君は……もしかしてホームズ君かね?」
それを聞いて彼はうなずいたのだった──「そうだよ。久しぶりじゃないか、ドクトル・バーチ」
シャーロックは老人に向かって言った。「君に頼みがあるんだがね……」
しかし老人は困惑した様子だったので、シャーロックは事情を説明したのである──すると納得したのかうなずいた後でこう言った。「なるほど、そういうことかね」
それから続けて言った──「ふむ、いいだろう。引き受けようじゃないか」
ドクトル・バーチの能力は未来予知だ。そしてシャーロックの能力は入れ替える力である。つまり二人の能力を合わせたならばどうなるだろうか?その答えを知る者は誰もいないわけだが、一つだけ確かなことがあるとすれば……それは彼らが追う者を追うことができるということだった──なぜならば彼らは同じ目的を持っているのだから。つまり共通の敵を追いかけるということは、同じ方向に向かって進むということである。そう考えたシャーロックは、ドクトル・バーチに追跡を依頼したのである。
「ありがとう」とシャーロックは言った。
するとドクトル・バーチが言った──「礼には及ばないよ」
そしてさらに続けるのだった──「ところで報酬の件だが……」
シャーロック・ホームズから話を聞いたドクトル・バーチは考えるような表情をしていた。(はたしてうまくいくのだろうか?)という考えが頭をよぎったが、しかし彼はすぐに思い直した。(いや、きっとうまくいくだろう)と自分に言い聞かせると、シャーロックに向かって言ったのである──「わかった、引き受けようじゃないか」と。
そしてドクトル・バーチはニヤリと笑うとさらに続けたのだった──「それにしても……君は相変わらずだな」
それに対してシャーロックは答えた──「何がだい?」
するとドクトル・バーチは言ったのだ──「君の能力だよ」
第7話
『二人の名探偵』
ドクトル・バーチはシャーロックをしげしげと眺めた後で、しみじみとつぶやいた。
「本当に変わらないな」
「君もね」とシャーロックが答える。(まあ、本当は年をとっているんだけど)と思いながらも黙っていた──なぜならそんなことは言わなくてもわかっていることだからだ。
ドクトル・バーチの能力は未来予知である。つまりこれから何が起こるのかを知ることができるのだ。そこで彼はその能力を使って追跡を行うことにしたのである──そうすることでより確実にターゲットに近づくことができるだろうと考えたのだ。
シャーロックもまた、同じように考えていた──「やはり君の能力は便利だな」
ドクトル・バーチはニヤリと笑ってこう言った。「そうだろう?だがそれだけじゃないさ」
そう前置きしてから彼は続けた。
「それにだ……私がいなくても君なら一人でなんとかするんじゃないか?」
(まあその通りなんだがな)とシャーロックは思ったが、あえてそのことは言わなかった。なぜなら言わなくてもわかっていることだからである──つまり『君がいなくても僕ならひとりで解決できる』ということである。もちろんその言葉通りだ。ドクトル・バーチがいなくてもシャーロックには自信があった。
「まあな」と、シャーロックは言った。
それを聞いたドクトル・バーチは満足げな表情を浮かべてうなずいたのだった──「そうだろうとも」
第8話
『追跡』
二人の探偵はそれぞれに行動を開始したのである。まずはシャーロックから始めよう──彼はまず最初に、自分の能力を使ってターゲットの居場所を突き止めようとした。つまり彼の能力は入れ替える力というだけあって、人や物の位置を入れ替えることができるのである。これによって彼はターゲットの居場所を知ることができるというわけだ。
そして、実際にやってみると……なんと驚いたことに、彼の目の前にはとあるホテルの一室が映し出されたではないか!しかもその映像にはひとりの少女が写っているのがわかった──そう、彼女の名前は『ユリ』といった。シャーロックはこの少女に用があるのだ。なぜならこの少女は犯罪組織の一員であるからで、要するに彼女を捕らえるのが彼らの目的だったのである。
そこでシャーロックは考えた──(さてどうしたものか)と。彼の考えでは、ユリは逃げも隠れもしないはずだと考えたのである。なぜなら彼女の目的は秋野探偵事務所を壊滅させることだからだ。つまり最終的には戦うことになるだろうと予測したのである。そしてシャーロックのこの予想は見事に的中することになるのだった。
やがて彼は動き出した──まず最初にやるべきなのは、自分の能力を使ってホテルの一室に侵入することだと判断したからだ。そこでまずは手近にあったドアの前に立つと、ノックもせずにドアノブをひねってみることにしてみたのである──するとドアは難なく開いた。どうやら鍵がかかっていないようだ──これは好都合だとシャーロックは思った。
次に彼は部屋の中に入ったわけだが、その途端にあることに気づいた──というのも部屋中に監視カメラが設置されていることがわかったからだ。しかも一台や二台ではない……ざっと見ただけでも十台以上はあっただろうと思うくらいだ。しかしそれでもシャーロックは特に驚いたりはしなかった──なぜなら彼にとっては想定内の出来事だったからである。むしろこれくらいのことはして当然だろうとさえ思っていたくらいだ。何しろ相手は犯罪組織の者たちなのだからな──まあ、だからといって何か対策を講じるわけでもないのだが。
シャーロックは部屋の中を見回してみた。すると奥にクローゼットがあるのがわかったので、そちらに向かって歩いて行った……その途中でテーブルの上に置かれた写真立てを見つけたが、そこには家族写真のようなものが飾られていたようだ。
そこで彼は思ったわけだ──「これは誰の子供の写真だろうか?」と。気になったものの特に興味があったわけではないのでそれ以上は詮索しなかったが、それでもなんとなく気になってしまったのは確かだったようだ。というのも、もしもそれが自分の娘だとしたら……と考えて、少しばかり不安になってしまったからである。
クローゼットを開けてみると、中にはたくさんの服がかけられていたが、どれも女性物ばかりだった……つまりここは女性の部屋の可能性が高いということだろう。シャーロックはそう結論づけた。しかしなぜこんなところにクローゼットがあるのかという疑問が残るわけだが──それについても一応考えてみたものの、明確な答えは出なかったようだ。まあ、おそらく何らかの理由があるのだろうけれどね──。
第9話
『しかけ』
シャーロックはそこで一度思考を停止させると一息ついた後で再び考え始めた。(さて、これからどうしたものかな?)彼は頭の中で作戦を立て始めたのである。その方法とはつまり──(まず最初にやるべきことはユリの居場所を突き止めることだよな)
シャーロックはすぐに行動を起こした……といっても実際にやったのはちょっとした細工に過ぎなかったがね──つまり壁紙の一部をくり抜いて針金のようなものを忍ばせたのだ。こうすることで仮に誰かがこの部屋に入ってきたとしても簡単に気づかれることはないだろうという計算があったわけだ。さらに言うと、もし仮にこの仕掛けに気づいた者がいたとしてもそう簡単には侵入できないようにしたわけだが──その方法はというと、クローゼットの扉の内側に板を張り付けて開かないようにしたということだ。これでもう簡単には入ってこられないというわけだな。
シャーロックはこのようにしてユリの逃げ道を塞ぎながら彼女を追い詰めるという作戦を立てたのである。そして実際に実行に移すことにしたのである──まずはクローゼットの中に隠れることにしようと考えて、その扉を閉めたうえで内側から鍵をかけるとゆっくりと腰を下ろして壁にもたれかかった……するとその直後のことだった。彼は微かな物音を聞き取ったような気がしたのだ──その音はクローゼットの中から聞こえてきたような気がしなくもない。
シャーロックはすぐに立ち上がって周囲を警戒した──しかし周囲に異常は見られなかった……というか、人の気配すらないようだった。気のせいだったのだろうか?いや、それはないだろうと彼は思った──なぜなら今もなお部屋の中からは物音が聞こえてきているからだ。これはつまり誰かがこの部屋に侵入したということを示しているのではないだろうか?だとするとまずい状況かもしれないなと思った彼はすぐに行動を開始したのである──まずはクローゼットの中の様子を見てみることにしようと考えたわけだが、その前にもう一度だけ周囲を確認してみることにした──すると今度はあるものが目に入った。
それはテーブルの上に置かれたままのカメラだった……しかもその位置が妙だったのだ。なぜならさっきまではちょうどユリの姿が写った写真が置かれていたはずなのだが、今は別の写真に変わっているようだし、さらには別の人物が写っているようにも見えたからだ。そこでシャーロックはピンときたわけだ──これは罠に違いないとね。つまり私がこの部屋に入り込んだことは既に彼女に知られていて、その上で彼女は私をハメようとしているのだろう。そう考えた彼はニヤリと笑うとこう思ったのだった──「面白い」とね。
そしてシャーロックはゆっくりと立ち上がった後で、そのままクローゼットの前まで歩いて行った──そこで彼は静かに目を閉じたのだった。
第10話
『対決』
クローゼットを開けるためにシャーロックは手を伸ばしていた──その指先が触れた瞬間のことだった。突然部屋の中で何かが倒れるような音がしたかと思うと、けたたましい警報音が鳴り響いたのである!これにはさすがの彼も驚いたようで思わず身じろいだほどだった。だがすぐに冷静さを取り戻すと周囲を見回してみたが、そこには何も変わった様子はなかった。ただひとつを除いては──それはユリの姿が写っているはずの写真立てだった。
シャーロックはその写真立てを手に取ってみたものの、そこに写っているユリの姿はなぜかぼやけていた……いや、というよりもピンボケしていると言った方が正しいかもしれないな──そしてよく見るとユリの他にもう二人ほど女性が写り込んでいるように見えたのだ。一人は誰なのかはわからないがもう一人の方はすぐにわかった──それは秋野探偵その人だったのである。どうやらこの写真を撮影した時にたまたま居合わせてしまったようだね……と彼は思った。
シャーロックは写真立てを元の位置に戻すと、改めてクローゼットの中を観察してみた。するとそこにはユリの姿がなかったばかりか、代わりに別の人物がいることがわかった──それは若い女性のように見えたが誰なのかまではわからなかった。しかし少なくともそれが普通の相手ではないということはわかる……なぜならその女性は不気味な笑みを浮かべてこちらを見つめていたからだ。しかもその手には銃のようなものを持っているではないか!シャーロックはすぐにクローゼットから離れると身構えたのだった。
「どうやら罠にはまってしまったようだな」と彼は言った。
「ええ、その通りよ」と女性は答えた。そして彼女は続けてこう言った──「さあ、おとなしくしなさい。さもなければ命の保証はできないわよ?」
シャーロックは不敵な笑みを浮かべながらこう言った。「まさか君が私を罠にかけるとはね……正直言って驚いているよ」
ユリは黙ってその様子を見ていたが、内心では面白がっているような表情を浮かべていたのだった。というのも彼女にしてみればこの状況こそ望んでいたものだったからである──何しろシャーロックを捕らえる絶好の機会なのだからな。
シャーロックはしばらく黙り込んでいたが、やがて口を開いたかと思うとこう言った──「いいだろう……君の好きにするがいいさ」
その言葉を聞いたユリは思わず口元を緩めた。(勝ったわ!これで彼を始末できる!)そう思ったからだ。しかしその一方でシャーロックは冷静な態度を崩さなかった……いや、それどころかさらに余裕を見せているように見えるくらいだった。これは一体どういうことなのだろうか?
ユリの目の前で突如クローゼットが開き始めたのが見えた──そして中から現れたのはもちろん彼女であるわけだが、その様子はまるでホラー映画に出てくる亡霊のように見えた。そして彼女はシャーロックに向かってこう言ったのだった──「あなたの能力は危険すぎるわ……だからここで死んでもらうしかないわね」と。
シャーロックはその提案に対して首を横に振って答えた。「それは無理な相談だな……仮に私が死んだところで代わりはいくらでもいるんだよ」
ユリは思わず笑ってしまった。(ふふ、バカね……あなたみたいな優秀な人間がそうそういてたまるもんですか!)そう思ったわけだが、それと同時に不安にもなったのだ──もしかしたら目の前にいるこの男は本当に殺される覚悟があるのかもしれない……そう思ったからだ。そこでユリは切り札を使うことにしたのである──つまり彼女の持つ能力のことだ。そう、彼女はシャーロックの知らない別の能力を持っているのだ!
「あなたに勝ち目はないわ」ユリはそう言って不敵な笑みを浮かべた。「ここで死ぬのよ!」
しかしそれでもシャーロックの余裕が消えることはなかったようだ──むしろ逆に笑っているように見えたくらいだ。これにはさすがの彼女も困惑せざるを得なかったわけだが──それでも彼は平静を装ったままだったのである。
第11章
『一方秋野は』
秋野はその時ちょうどシャーロックがユリの仕掛けた罠に嵌まっていることを知らなかったのだ──まさかクローゼットの中に誰かが隠れているとは思いもしなかったからな。とにかく彼はこの機会を利用して脱出しようと考えたわけだ……しかしその前にもう一度だけ部屋の中を確認してみることにした。というのも、万が一まだ何か残っているかもしれないと思ったからだ。するとそこには驚くべきものがあった──壁に大きな穴が開いているではないか!しかもそれは銃で撃たれたような痕跡があるのがすぐにわかった。つまり何者かがここに侵入して発砲したに違いないということだ。
秋野は焦った。早く脱出しなければ危険だということがわかっていたからだ──何せここは敵の本拠地なのだからな。そう思った彼はすぐに行動を開始した──まずはクローゼットの扉を開けてみることにしたのだ。しかし残念ながらクローゼットには何も仕掛けはなかったようだ……ただし、その代わりに別のものが置かれていたようだな──それは写真立てだったわけだが、その中身はユリとシャーロックが写っているものだったわけだ。しかもそこには赤いペンキのようなものが付着しているように見えなくもないな……と彼は思ったのだった。
第12章
『ユリとシャーロックの関係は』
シャーロックがユリの仕掛けた罠に嵌まっている一方で、秋野もまたシャーロックの行動について考えていた。彼はこう思った──「もしかしたら何か企んでいるのかもしれないな」とね。何しろ相手はあのシャーロック・ホームズなのだ……どんな手を使おうとも不思議ではないだろう。だからこそ油断するわけにはいかなかったわけだが、それと同時に秋野は別のことを考えていたようだ──それはこのビルから脱出する方法である。それもなるべく早くだ。というのも既にかなりの時間が過ぎているはずなのに誰も様子を見に来ないということは、既に気づかれている可能性があると思ったからだ。
となれば一刻も早く脱出する方が得策だろう──そう思った彼は行動を開始することにしたのだった。まずは部屋の窓から外の様子を確認することにしたが、幸いなことに誰もいなかったのでそのまま脱出することにした。と言ってもこのビルは結構な高さがあるので飛び降りるわけにはいかないだろうなと考えたわけだ。そこで別の方法を考えてみることにする……するとすぐに閃いたことがあったようだ。それは非常用の梯子を利用するというものだね!どうやらこの階にも設置されているらしいことがわかったので早速行ってみることにしようと思ったのだ。それから数分後、秋野は無事に非常用の梯子を発見したのでそれを上って行った──地上までの高さは約10メートルといったところだろうか?最初は少し怖かったが、一度登ってしまえば後は簡単だった。こうして秋野は無事外に出ることができたわけだ……しかし安心するにはまだ早かったのだ。なぜなら周囲には警察の姿がなかったからだ──その代わりにあったのは彼の前に現れた怪しげな人物たちだったのである! 第13章
『シャーロック・ホームズの秘密』
シャーロックとユリの対峙は終わり、シャーロックはユリの持つ別の能力について考えていた──それは相手の心を読み取ることのできる力だ。以前シャーロックが関わった事件でも似たような経験をしたことがあったからだ……もっともあの時は精神感応能力者の能力だったがな。しかし今回は違うようだ──何しろ相手は女性だからな。だからこそシャーロックはその対策を考える必要があったわけだ……とはいえ、彼はまだ冷静さを保っていたのだ。それどころか楽しんでいるようにも見えたほどだったのだが──その理由については後ほど明らかになっていくことだろう。
一方ユリの方はというと、シャーロックの心を読もうと試みていたわけだが、不思議なことに何もわからなかったのだ……というより読んでいる途中で彼の思考が乱れてしまうような感じがしたのだという。まるで頭の中に霧がかかったようになってしまうのだった。だがそれも当然といえば当然のことだった──なぜなら彼女はすでに別の能力によって自分の思考を読まれないようにしていたからだ。それこそが彼女の持つもう一つの力だったのだ──それがつまり『入れ替える力』である! しかしそれを知らないシャーロックにしてみれば理解しがたい状況であったと言えるだろう……彼は動揺を隠せなかったようだ──なぜなら彼はこの時点でようやく自分が彼女に騙されていたことに気づいたからである。つまりユリはシャーロックを罠にかけることによって自らの能力を彼に悟られないようにしていたということだ……しかしここまで上手くいくとは思っていなかったようだがな。
「なかなかやるじゃないか……」とシャーロックは言った。その表情には悔しさが滲み出ているように見えたものの、それでもまだ冷静さを失ってはいないようだった。
ユリはそれを聞くと満足げに微笑みながら言った──「あなたが教えてくれたことよ?」
第14章
『最後の戦い』
シャーロックとユリの対決はこれで終わりではなかった──いや、むしろここからが本番だったのかもしれない。シャーロックは自分の持つ能力を使ってユリの持つ能力を探り出そうとしたようだが、やはり何もわからなかったようだ……なぜなら彼女は既に入れ替える力を使っていたからである。これによって彼女の持っている思考や記憶を別のものに移し替えていたのだ──つまり自分自身を入れ替えていたのである。
だがそれは決して簡単なことで
はなかったはずだ──何せ相手の心を読んだり記憶を操作したりできるといっても限界はあるだろうからな。恐らく彼女が持っている力は無限ではないのだろう。だからこそ彼女はできるだけ早く決着をつけようとしたのだ。
シャーロックは彼女の意図に気がついたようだ──「なるほど、そういうことか」と彼は言った。それから続けてこう言った──「ならば私も本気を出すとしよう」
すると次の瞬間、突然彼の身体から煙が噴き出てきたではないか!これにはさすがの彼女も驚いたようだったね。というのも彼女が予想していなかった出来事だったからな──何せ彼が自ら煙を出すことを望んだわけではないのだから当然だと言えるだろう。だけどこれは良い機会でもあったんだ……なぜならその隙を狙ってシャーロックが反撃したからだ。
彼はユリに向かって一直線に飛び蹴りを食らわせたのだ──その威力は凄まじく、彼女はバランスを崩してよろめくほどである。そのまま地面に倒れ込んだ彼女だったが、すぐに立ち上がって体勢を立て直そうとした──しかしその時にはもう遅かった。既にシャーロックの追撃を受けていたからだ──今度は逆足で回し蹴りを放ち彼女を吹っ飛ばすことに成功したのである。
第15章
『ユリとメアリーの最期』
吹き飛ばされたユリはすぐに立ち上がると再びシャーロックに向かっていった──だがここで予想外のことが起こる──なんとメアリーが突然現れたのだ!しかも彼女は手にナイフを持っているではないか……それを見て慌てたのは秋野である。このままではまずいと思い、彼女に警告しようとしたのだが間に合わなかったようだ。そうこうしているうちにメアリーはシャーロックに向かって走り出したのである。そしてそのまま体当たりをするような勢いで彼の身体に飛びついたのだった──これにはさすがの彼も驚いた様子だったね。何しろ自分の胸に飛び込んできた人間がまさかメアリーだとは思わなかっただろうから当然だと言えるだろうさ──そしてシャーロックは、そのまま背中から倒れ込んでしまったんだ。
秋野が慌てて駆け寄った時には既に遅かった──シャーロックはすでに事切れていたのだ……恐らくメアリーによって殺されたんだろうということがわかったんだが、問題はその後だった──なんとメアリーまでも死んでしまったんだよ!一体なぜこんなことになってしまったのか? それはシャーロックの最期の行動が原因だったんだ……彼は最後の力を振り絞って『入れ替える力』を使っていたんだ──おそらく彼女は最後に残った力でシャーロックを殺しにかかったのかもしれないな。しかし逆に自分が殺されてしまったというわけさ……何とも皮肉な結末だ。だが一つだけ言えることがあるとすれば、それはシャーロックが最後まで諦めなかったことだろうな……それだけは間違いないと言えるだろうさ──
秋野:「シャーロックさん……」
彼は悲しそうに呟いたのだった……
第16章
『シャーロックの最期』
シャーロックの死を受け、残された者たちは皆悲しみに暮れていたようだった。特に彼の助手を務めていた秋野の落ち込みようは酷いものだったようだ──何せ目の前で自分の上司である人物が殺されたわけだからな。しかしそれでもなお彼の目からは涙が流れることはなかった……何故なら彼は既に覚悟を決めていたからだ。
シャーロックの助手としての役目が終わった今、これからどうするかを考えなければならなかったわけだが──彼には一つだけ決めていたことがあったんだ──それはシャーロックを殺した犯人を突き止めることである。その決意を胸に秘めて彼は立ち上がったのだった──
第17章
『事件解決』
シャーロック・ホームズを殺害した犯人は誰なのか?秋野はそれを知るために行動を開始したわけだが、まず最初に目を付けたのはメアリーだった──彼女は明らかに殺しているだろう。だが、彼女はもう既に死んでいる。では、真犯人がいるのだろうか?
秋野「メアリーさん、あなたはシャーロックさんを殺していますよね?」
秋野がそう言うと、メアリーは驚いたように目を見開いた──まさかそんなことを言われるとは思っていなかったのだろう。だが彼女はすぐに冷静さを取り戻して答えたんだ──「ええ……そうよ」と。
メアリーは、死んでいなかったのだ。
また、メアリーは言う。
「でも、私はただの実行役...私に指示した人間がいる──」
と、言うと、メアリーは倒れた。メアリーは、最後の力を振り絞って喋っていたのだ。
第18章
『真犯人の登場?』
しかしそこで新たな問題が発生する──それは誰がメアリーにシャーロックを殺せと指示したのか?ということだ。シャーロック殺害の動機を持っている人物は複数いると考えられるわけだが、その中でも特に疑わしい人物が二人いるんだな──一人はメアリー自身で、もう一人が彼女の父親であるジョン・H・ワトソンだ。
「ジョンさん……」と秋野は呟くように口にしたのだった。するとちょうどそこにジョンが現れる──どうやら彼もまた事件を調べている最中だったようで、シャーロックの死体を見ると驚きの表情を浮かべた後で秋野に向かって言った。
「君がシャーロックを殺したのか?」
その問いかけに秋野は何も答えなかったが、それは肯定を意味していたようだね……すると今度は彼が語り始めたんだ──「まさかこんなことが起こるとはな……いや、分かっていたはずなんだ」
ジョンはそう言いながらも深い悲しみに包まれている様子だったよ。そして彼は続けてこう言った──「シャーロックが死んだのも全て私が悪いのだ……」とね。
第19章
『明かされた真実』
秋野が呆然と立ち尽くしていると、そこにもう一人の登場人物が現れたんだ──そう、メアリーの父親であるワトソン医師だ。彼は部屋に入りながら言う──「本当に残念だよ……私の娘が君を殺すなんてね」
秋野はその発言に驚いた様子を見せた。どうやら彼は何も知らないようだからね……だが、ワトソンはそんな秋野を無視して話を続けたんだ──「メアリーが犯人ではないんだよ……犯人はもう一人いるんだ」とね。
それを聞いた途端、ジョンは目を見開いて言った──「まさか……!」
第20章
『真犯人』
ジョンが驚きの声を上げる中で、ワトソンは言った──「犯人は君の目の前にいる男だ──」とね。そして彼は続けてこう続けたんだ──「シャーロックを殺したのはジョン、君だ」
秋野には何が何だか分からなかったようだね。自分が殺したはずのシャーロックが生きていたばかりか、その彼が死んでしまっているのだから当然の反応と言えるだろうさ……だが彼にはどうしても信じられないことがあったんだ──それはワトソンの発言だよ。何故なら彼はメアリーを犯人に仕立て上げようとしているように聞こえたからだった……しかし実際にはそうではなかったんだ──彼は真実を伝えるためにここに来たんだよ。
ワトソンは言った──「僕は全てを見てきた……ジョン、君がメアリーを殺そうとしているところも」とね。
ワトソンは続けて言った──「君はシャーロックを撃った後、すぐにメアリーのところに向かったんだ……そして彼女を殺した後にシャーロックの死体の横でナイフを手に取り、自分の喉を刺した……」とね。
秋野は自分の耳を疑ったよ……だが同時に納得もしていたそうだ──何故ならそう考えればジョンの行動に辻褄が合うからだったとい

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