紅獅子再び会話

編成前


クロト
 「王国軍がついにここまで来た、か。
  とっとと逃げ出したい所だけど、さて困ったねえ」

主人公
 「あれは、“紅獅子”…。あの旗を見るのは久し振りだな…」

アウル「へ、いけすかねえ旗だぜ」
セルディック「知っているのか?」
アウル「いや、あの旗を見たのは
    あんたらと同じていどしかねえよ」
アウル「だがいけすかねえな」
セルディック「……?」
アンセム「あの女が出てきているということは
     シャレムは占領されて
     しまたのだろうな」
アンセム「いったい、
     どれだけの被害が出たのか」
アンセム「……考えたくもないな」
サシャ「若、落ち着いてください」
セルディック「ブレトワルダを取り戻したら、
       次はシャレムだな」
アンセム「ああ、よろしくたのむよ」

シナリオ開始時


なし

シナリオ中


主人公⇔アンセム

 ア「“紅獅子”か…。思えば、こいつらが私達の長い旅の始まりだったな。
   だが、そろそろ決着をつけなければならない。
   終わりはもちろんハッピーエンドだ。
   こいつらを、帝国を倒し、ブレトワルダとシャレムを取り戻して、私はだだ甘の生活を満喫するんだ」
 主「だ、だだ甘?」
 ア「そうだ。粘着質と言いかえても良い。もちろん、お前も一緒だ」
 主「他人の人生計画を勝手に決めないでくれ!」
 ア「むう、不満なのか。お前はもう少し人生に余裕を持ったほうが良いな」
 主「お前は余裕を持ち過ぎじゃないのか」
 ア「逆だよ。こんな事を言ってなければ、今にも突撃したい気分だからな。
  “紅獅子”、今度は逃げんぞ」

アウル⇔アンセム

 アウル「おい、アンセムさんよ」
 アンセ「何だ、アウルか。急にどうかしたか?」
 アウル「お前は、クロトを殺したいと思ってるか?」
 アンセ「それは、な。
     シャレムがどうなったのか、この目で確認したわけではないが、奴に私の故郷が奪われたんだ」
 アウル「そうか。なら、一つだけ頼みがある。あいつは俺に譲ってくれ」
 アンセ「…なんだと?」
 アウル「その気が無いならそれでもいい。俺は勝手にやる」
 アンセ「どういう事だ。お前はクロトに恨みでもあるのか?」
 アウル「さぁな」
 アンセ「…言うつもりは無い、という事か。
     ふ、まあよい。クロトはお前に譲る…と言いたい所だが、私は最初から権利を主張するつもりはない。
     お前の好きにしてくれ。私も好きなようにする」
 アウル「結局、答えははぐらかすんだな。喰えねえ坊ちゃんだ」
 アンセ「坊ちゃんってそう歳は変わらないと思うんだがな。ちなみに私は23だ。ぴっちぴちだぞ」
 アウル「気色悪い事を言うな。そうか23か…って、アンタ俺より年上だったのか」
 アンセ「なにー!?お前は私より若いのか!?」
 アウル「…21だ」
 アンセ「……。まあ、他人には他人の苦労というものがあってな、うん」
 アウル「老け顔で悪かったな!」

アウル⇔マリー

 マ「アウル、あなたは“紅獅子”を知っているのですね?」
 ア「んな事はねえよ、姫さん」
 マ「初めて会ったときも、相手が“紅獅子”だったから助けてくれたのでしょう?」
 ア「それに気付いていたのか!?」
 マ「確信したのはたった今ですけどね」
 ア「あ…ははは、本当に姫さんはよくやってくれる。ああ、確かにあいつの事は知ってるさ。
   昔、ちょっとあってな。借りを返さなきゃなんねえ」
 マ「借り、ですか」
 ア「ああ、借りだ」
 マ「では、最後に一つだけ聞かせて下さい。“紅獅子”を殺す事が、あなたの目的なのですか?」
 ア「ああ、そうだ…いや、違うな。俺は知りたいだけだ。アイツがどう思ってるかをな」
 マ「それに納得できれば、過去の事を赦せるのですか?」
 ア「いや、やる事は決まってる。…でもよ、知りたいんだよ。ははは、王子さんと一緒だな、これじゃ。」
 マ「ふふ。でも、知るのは良い事だと思います。何も知らないよりは、ずっと」
 ア「…そうだな」

 ア「クロト、てめえは今、何を思ってる?」

ケイ⇔マーガス

 ケ「私達と“紅獅子”の力の差、どう見る、マーガス?」
 マ「そうだな。俺達も兵力を増したとはいえ、相手はあの悪名高い“紅獅子”だ。
   そう簡単に勝てる相手ではないだろう」
 ケ「・・・」
 マ「だが、王都、そしてシャレムで、二度も負けてやったんだ。
   そろそろ勝ちが回ってきても良い頃だろう、なあ、ケイ」
 ケ「そうだな、マーガス。俺とお前の力を見せてやろうじゃないか」
 マ「あー、そう思うと余裕が出てきたな。“紅獅子”クロトは美女だって話だが、どう思うよ、ケイ」
 ケ「お前って奴は…」

アリシア⇔ガラハッド

 ガ「あなたがアリシア殿ですか。ふむ、なるほどなるほど…」
 ア「ご、ご老人、微妙に寒気がするのだが、何の用だろうか」
 ガ「マーガス殿とワシは魂で結ばれた仲でのう」
 ア「魂で!?」
 ガ「それで、マーガス殿と知り合いだというあなたを見に来た訳ですが」
 ア「そ、そういう趣味だったのかマーガスは…。しかも、こんな老人と…」
 ガ「あ、もしもし?」
 ア「すまない。用事が出来た。話はまた後にしてくれ」
 ガ「は、はあ」
 ア「マーガスめ、ただじゃおかんぞ!」
 ガ「…余計な事を言ってしまいましたかのう」

アウル⇔クロト

 ア「クロト、そこまでだ!おとなしくしやがれ!」
 ク「おや、アンタはアウルじゃないか。まさか生きてたとはねえ」
 ア「よく言いやがる。てめえのせいで仲間が何人死んだと思ってんだ!」
 ク「アタシはアタシの思う様にやっただけさ。帝国に手を出したあんたらが馬鹿だったんだ。
   長いものには巻かれろって言うだろ」
 ア「そんな理由で仲間を売りやがたのか!みんなの仇だ!俺が叩き斬ってやる!」
 ク「やれるもんならやってみなよ!」

※クロト死亡時
 ク「まさかこんな小僧たちに…。アタシもこれまでか…」

シナリオ終了時


主人公
 「“紅獅子”を倒した…?」
アウル
 「は、最後まで馬鹿な女だったな」
サシャ
 「若、やりましたね!」
アンセム
 「まさか、こんな事が実現するとはな」
マリー
 「兄さま…」
主人公
 「ああ、これでエグバードまでの道は開けた。さあ、エグバードまで後一歩だ」
ケイ
 「セルディックさま」
主人公
 「ん?」
ケイ
 「伝令が来ております」
主人公
 「そうか、内容は?」
ケイ
 「それが…」
主人公
 「どうしたんだ?」
ケイ
 「王都エグバードに、セルディックさまが帰還した、と」
主人公
 「なんだって…」
ケイ
 「これは、どういう事ですか?あなたがセルディックさまではないのですか?
  ずっと騙していたのですか、セルディックさま?
  お答え下さい、セルディックさま、セルディックさま!」

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最終更新:2007年09月04日 16:02
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