ナレーション
帝国軍は撃退し、
中原に兵岩が取り戻された。
だが、すべてが
終わったわけではない。
宮廷魔術師メフレイユ。
ブレトワルダ侵攻の
諸悪の根源。
王国軍は、
メフレイユの目的地である
闇の力の眠る
封印の洞窟へと
向かった。
編成前
アルトリウス「本当にこんなところに
封印の洞窟があるのか?」
アイギール「うむ、聖王アルトリウスの
伝説として伝わっておる
最後の決戦の地が」
アイギール「このあたりなのじゃ」
アルトリウス「そうなのか……
しかし険しい山だな」
アルトリウス「これじゃ、この先は補給も
期待できそうにないな」
マーガス「アルトリウスさま、敵が!」
アイギール「帝国第四師団、のようじゃな」
アルトリウス「まだ残っていたのか?」
アルトリウス「帝国軍本隊は撤退したっていうのに
しつこいやつらだ」
アルトリウス「しかたない、突破するぞ!」
シナリオ開始時
シナリオ中
●アルトリウス⇔
アルベリヒ
アルベリヒ「第四師団、か」
アルトリウス「でも、エルネスト将軍は
いないようだな」
アルベリヒ「ありがたいことだ」
アルベリヒ「エルネスト率いる第四師団相手では
こちらも被害は免れないだろう
からな」
アルベリヒ「しかし、エルネスト将軍は
どこに……」
アルベリヒ「やつのことだ」
アルベリヒ「気のゆるんだところを奇襲か、
疲れたところを待ち伏せするつもり
だろう。気を抜くなよ」
アルトリウス「ああ、ここまできて
やられるわけにはいかない」
●ケイ⇔マーガス
マーガス「ここがアララテ山、
聖王アルトリウス
最後の決戦の地か」
マーガス「知っているのか、マーガス?」
マーガス「ああ、聞いたことがある。
聖王アルトリウスは聖剣を手に
アンラ教団と戦い」
マーガス「そして最後に教団が
立て籠もったのがこの場所だとか」
マーガス「だからかな。
ここは、俺でも分かるくらい
魔力が濃いな……」
ケイ「霊験あらたか、というわけか。
聖王がここに闇の力を封じるには
都合がよかったわけだ」
マーガス「そして闇の力を使うのにもな」
ケイ「急がなければいけないと
いうことか」
マーガス「それは今さら言うことでも
あるまい」
ケイ「まったくだな」
●アイギール⇔
アウル
アウル「アララテ山、か」
アイギール「おぬしはこの場所を
知っておるのか?」
アウル「昔、ここを根城にしようと
思ったことがあったんだよ」
アウル「何せ、聖王アルトリウス
最後の決戦の地だ」
アウル「巡礼に来る司教なんかを
獲物にできねえかと思ってよ」
アイギール「何じゃ、
義賊ではなかったのか」
アウル「どうせ司教なんて
がっぽりもうけてるんだから、
いいだろうよ」
アウル「……まあ、それも
上手くいかなかったんだが」
アイギール「どうしてじゃ?」
アウル「仲間に
いやに信心深いやつがいてよ」
アウル「ここでヴェローナの司祭相手に
戦うのなんて絶対だめだ!
とかぬかしやがった」
アイギール「ははは、確かにそれは
験が悪かろう」
アウル「あのとき思ったよ。
神さまには
勝てねえんだなあ、とよ……」
シナリオ終了時
アルトリウス「第四師団はいたが、
エルネストの姿は
見えなかったな……」
アイギール「この先で
待ち伏せしているのかも知れんな」
アイギール「なに、気をつけて進めば
あやつごとき、
今のお主の敵ではなかろう」
アルトリウス「だといいのだが」
アイギール「お主は一軍の将なのじゃぞ。
自信を持て」
アイギール「そうでなければ妾も困る」
アルトリウス「自信がないわけではないが……」
アイギール「ほほう。それなら、もっと
しっかりするがいい。
皆が見ておるのだからな」
最終更新:2007年09月03日 15:15