ナレーション
ガレ山を抜け無事に帝国軍の
追撃を振り切った王国軍は、
あらためてアルメリアを
目指した。
その途上に、ザンディと呼ばれる
アシエラー海に面する
小さな港町があった。
その町で休息を取ろうとしていた
王国軍は、ザンディが海賊に
襲われているのを
見ることになった。
編成前
ケイ「セルディックさま
町が海賊に襲われています!」
セルディック「なんだって!」
ケイ「見過ごしてはおけません、
助けましょう!」
マーガス「ま、待てケイ! って、あーあ。
行っちまった。まったく、ケイにも
困ったものですね」
マリー「でも、ケイらしいわ」
セルマ「どちらにせよ、この町で食料を
補給するはずだったんです」
「手早く海賊を退治しようじゃ
ありませんか」
セルディック「そうだな……
よし、そうと決まったら行くぞ!」
マリー「あらら、兄さまも」
マーガス「結構、似たところがあるみたい
ですねぇ」
or
セルディック「あれは……海賊!市民を襲っているのか!?」
シナリオ開始時
シナリオ中
セルディック⇔アンセム
アンセム「帝国軍から逃げ切ったと思えば、
今度は海賊か」
セルディック「運がないな、私たちも」
アンセム「いや、運が良かったと
言うべきだろう」
「この町の者を
助けられるのだから」
セルディック「……そうだな」
アンセム「とはいえ、
そろそろゆっくり休みたい」
「海賊を追い払って、
ぐっすりと眠ろうじゃないか」
ケイ⇔アウル
ケイ「山賊の次は、海賊か」
アウル「なんだ、文句あるのかい、
兄ちゃん」
ケイ「別にお前たちに
文句があるわけじゃない」
「だいたい、
気安く話しかけないでくれ」
「私はお前を信用したわけじゃない」
アウル「おうおう、冷たいねえ。
王女さまは信じてくれたぜ?
主人が信じた人間を疑うのかよ」
ケイ「そうだ。主の目の行き届かないところを
見るのが私の役目だ」
「怪しい真似をしたら、すぐにでも
その腕を叩き斬ってやるぞ」
アウル「おお、何なら今すぐにでも
やってみろよ」
ケイ「……ふん。私は何もしてない者を
斬るほど愚かではない」
「だが、今言ったことを忘れるなよ」
アウル「オーケーオーケー。
仲良くやろうぜ、兄ちゃん」
マーガス⇔サシャ
マーガス「海賊、か」
サシャ「どうしましたか、マーガス殿」
マーガス「ああ、サシャさん」
「もし海賊を追い返したら、
町の女の子が喜んで
くれるかな、と」
サシャ「マーガス殿はいつもそんなこと
ばかり考えているのですか……」
マーガス「いやいや、こうして自分を
奮い立たせているんですよ」
サシャ「まったく……。
でも、若に似ていますよね」
マーガス「似てる?俺はアンセムさまほど
色男じゃないですよ」
サシャ「そういうところもですよ」
「わざと不真面目な振りをして、
でも自分のやるべきことは
真面目にやる」
「若より徹底してますけどね」
マーガス「……見抜かれてますね」
サシャ「年季が違いますから」
マーガス「惚れたかな?アンセムさまに
飽きたらいつでも来てくれて
構わないですよ。はははは」
サシャ「……訂正します。
半分はマーガス殿の
趣味ですね……」
サシャ⇔マリー
サシャ「マリーさまは戦いに出なくても
よろしいのですよ」
マリー「いえ、私にもできることが
ありますから」
「それに、兄さまをひとりに
しておくのも心配ですし」
サシャ「マリーさまは、セルディックさまが
お大事なのですね」
マリー「い、いえ、そういうことでは!」
サシャ「どうかされましたか?」
「兄妹なのですから、
不思議なことではないでしょう?」
マリー「あ……そうですね、
兄妹ですものね」
サシャ「不思議なマリーさま」
シナリオ終了時
ケイ「海賊たちは全員倒せたようですね」
マーガス「セルディックさま、
どうやら町の人間が何人か
海賊に連れ去られたようです!」
セルディック「なんだって!」
「……よし、すこし寄り道になるが、
海賊のアジトに向かおう!」
最終更新:2007年09月08日 17:49