峠の戦い会話

ナレーション

ヴェローナ陥落の報を受けた
王国軍は、すぐさまヴェローナに
向けて進軍を開始した。

スウェイン峠さえ抜ければ
聖都セインはすぐそこに。
その思いが足並みを乱し、
王国軍の戦列は長く
伸びきっていた……。

編成前

セルディック(左)「はやく、セインに……」
マーガス(右)「お待ちください、
        セルディックさま」
       「行軍を急ぐあまり、戦列が
        伸びきっています。もしここを
        敵に襲撃されでもしたら……」
セルディック「しかし、一刻もはやくセインに
       たどりつき、聖都を解放しなければ
       私たちに未来はないんだ」
マーガス「それはその通りですが……」

帝国軍戦列歩兵(左)「くくく、エルネストさまの
           おっしゃった通りだ」
帝国軍戦列歩兵「王国軍め、
        戦列が伸びきっているな。
        よし、攻撃命令を出せ!」

マーガス(右)「あれは帝国軍!
        しまった、罠にかかったか……!」
セルディック「なんだと!?
       くそ……皆、帝国軍にかまうな!
       はやくこの峠を抜けるんだ!」

シナリオ開始時

なし

シナリオ中

セルディック⇔エルマ

エルマ(右)「ったく、てめえのせいで
       奇襲されるなんてな」
セルディック(左)「すまない、エルマ。
          こんなことになるとは……」
エルマ「謝られたって、
    もう状況は変わらねえよ」
エルマ「口開いてる暇があったら、とっとと
    皆をかきあつめて逃げろよ」
セルディック「きみも早く逃げるんだ。
       敵を食い止めるのは、
       大人の役目た」
エルマ「俺がガキだって言いたいのか?
    どっちがガキだよ」
エルマ「浮き足立って不意打ち喰らったかと
    思えば、それを何とかする前に
    沈みやがって」
エルマ「大人だって言うならもっと
    どっしり構えてろよ」
セルディック「……きみの言うとおりだ。
       一刻も早く、皆を離脱させよう。
       ありがとう、エルマ」
エルマ「……ちっ。
    救えねえな」

アルハンブラ⇔エルマ

エルマ(右)「奇襲されるとは、あの兄ちゃんも
       大したことねえなあ」
アルハンブラ(左)「セルディックだって
          失敗することくらいあるさ」
アルハンブラ「そういうときのためにあたしたちが
       いるんだろ?」
エルマ「は、俺を当てにされても困るけどな」
アルハンブラ「つまり、この程度の敵も倒すことが
       できないってことかい?」
エルマ「なんだと?
    誰に向かって言ってんだ?」
アルハンブラ「目の前の、世間知らずのガキにさ」
エルマ「……ちっ。見てろ、
    俺が帝国軍を
    倒してきてやらあ」
アルハンブラ「ははは、威勢がいいねえ。
       あたしも負けないよ!」

セルディック⇔シノ

シノ(右)「悪いけれど、あなたの命はここで終りよ。
      覚悟して」
セルディック(左)「何だ、見たこともない格好だな。
          いったい、どこの者だ」
シノ「私はただの傭兵。
   あなたたちを倒せと命令されたの」
セルディック「やってみろ。マリーには
       指一本ふれさせないぞ!」
シノ「……その子のことが大事なのね」
セルディック「当たり前だろ!」
      「……い、いや、
       そんなことはないぞ。
       あくまで妹としてだな、えん」
シノ「…………」
セルディック「な、なんだよその目は!」
シノ「面白い子ね。
   ちょっとあの子のことを
   思い出しちゃったわ」
セルディック「あの子?
       ああ、きみにも大事な人が
       いるんだね」
シノ「その子を帝国に
   人質にとられてるようなものね」
シノ「だからなんとしてもあなたたちを
   倒さなきゃいけないのだけれど……
   やる気をなくしたわ」
シノ「もうやめるわ。
   あの子は何とか助けてみせる」
セルディック「それなら、俺たちといっしょに
       行かないか?」
シノ「本気?」
セルディック「ひとりで行くよりも、
       皆で力をあわせた方が早いだろ?」
セルディック「俺も、仲間がひとりでも
       増えるのは心強い」
シノ「……疑うことを知らないのね。
   分かったわ。
   あなたに協力しましょう」

アウル⇔シノ(セルディック⇔シノ会話後)

アウル(左)「見慣れねえ格好だな。
       いったいどこから来たんだ?」
シノ(右)「東の方よ」
アウル「東?帝国か?
    帝国でもそんな格好
    見たことねえぞ」
シノ「もっと東よ」
シノ「帝国の名前なんて
   伝わらないくらい
   東から来たの」
アウル「そりゃまた遠いところから
    来たな」
アウル「時々、東の方から
    商人が来るって話は
    聞いたことはあるけどよ……」
シノ「アウルは帝国の生まれなの?」
アウル「ん、あー、
    まあ隠してもしかたねえか」
アウル「ああ、帝国生まれだよ。
    もうしばらく帰ってねえけどな」
シノ「帰りたいとも思わない?」
アウル「思わねえな。
    故郷に未練はねえよ」
シノ「そう。
   私は帰りたいと思うことが
   あるわよ」
  「故郷からはいくら離れたって
   忘れられないものよ」
アウル「……確かに
    そうかも知れねえな」

マーガス⇔シノ(セルディック⇔シノ会話後)

マーガス(左)「やあシノさん。
        このあたりでは珍しい服ですね。
        いったいどこから?」
シノ(右)「東の方だけど……
      服に興味があるの?」
マーガス「服よりも中身の方に」
シノ「…………」
マーガス「ベッドの中のきみは
     魅力的に違いない」
シノ「あなた、会話を三段くらい
   抜かしてない?」
マーガス「これは行けない。えー、今夜いっしよに
     食事でもどうかな?」
シノ「いまさら戻っても遅いわよ

シナリオ終了時

セルディック(左)「私のせいで全滅するところだった。
          すまない」
マーガス(右)「いえ、セルディックさまの
        お気持ちも分かります」
       「止められなかった俺たちも
        いけない」
       「さあ、このスウェイン峠の先、
        グラスゴー平原を抜ければ
        聖都セインは目と鼻の先ですよ」

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最終更新:2007年09月09日 15:47
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