バナ丸、旅をする
AAを多様し絵本風に仕上げられた作品。
ほのぼのした雰囲気でわりと真面目に仕上げられている。
お子様への情操教育にも適していないでもない気もする。
品種改良をされて偶然生まれたバナナのバナ丸は普通のバナナから疎まれていた。
自分と同じ境遇の仲間を見つけるためにバナ丸は旅をすることにした
だけど旅の途中で出会う奴らは少し違った考えで…?
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よいこのえほん
【バナ丸旅をする】
.┌┐ あるところにバナ丸という強いバナナがいました。
/ / 品種改良を繰り返されて偶然生まれたバナ丸は
./ / i 他のバナナに比べてとても甘くておいしいバナナだったのです
| ( ゚Д゚)
|(ノi |) だから他の野生のバナナからは疎まれていました。
| i i ある時、バナ丸は旅に出ることにしました。
\_ヽ_,ゝ 自分と同じ境遇の仲間を探すことにしたのです。
U" U
/V\ しばらく旅をして海に出たバナ丸はお魚さんに会いました。
/◎;;;,;,,,,ヽ お魚さんは人間たちが工場から変な薬品を垂れ流すので
_ ム::::(;;゚Д゚)::| 身が少し苦くなってしまったらしいです
ヽツ.(ノ::::::::::.:::::.:..|)でもお魚さんは仲間が優しく自分を助けてくれるから今までやってこれたそうです
ヾソ:::::::::::::::::.:ノ お魚さんはいいました。
` ー U'"U' 「君もいい仲間が見つけるといいね」
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) バナ丸はお魚さんが羨ましくなりました。
|(ノi |) そしてバナ丸は海を渡りました。
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
ノノノノ
( ゚∈゚ ) 海を渡ってるとウザい鳥さんに会いました。
l⌒l` ´l⌒l 人間たちが出す電磁波で陸がわからなくて困っているような鳥さんでした。
( 彡\ ノミ| バナ丸は陸の方向を教えてあげました。
\ ̄ ̄/丿 ノ 鳥さんはいいました。
/ ̄ ̄ ̄\ 「全く人間ってのは厄介だぜ、あんたは人間の手で作り出されたんだろ?
/ /⌒\ ,,) 大変だろうが、頑張れよ」
/ / //
\\ \)
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) バナ丸は人間がちょっと嫌いになりました。
|(ノi |) そしてバナ丸はどこかの砂浜に流れ着きました
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
_
|
,、‐'´ ̄ ̄``'-、,
/ \/ ::\ 陸に上がるとメロンがありました。
/ \/\/ ::::::ヽ 純粋メロンとかいうとても甘いメロンです。
/ \/\/\/ :::::::ヽ バナ丸は純粋メロンも人間に作られたのかと聞いてみました。
|ヽ/\・∀・ /\/ ::::::::| メロンはいいました。
|./\/\/\/\ :::::::::| 「うん、昔はもっと硬くてあんまり甘くもなかったんだけどね」
ヽ \/\/\ :::::::::/ そういうとメロンはコロコロとどこかに転がっていきました。
ヽ /\/\ ::::::::::/
\ /\ :::::::::::::::/
`-、、,,:::::::::::,,、、‐´
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) バナ丸は勝手に自分達を改造する人間にムカつきました。
|(ノi |) そして山に向かって歩き出しました
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
ヽ
γ⌒^ヽ しばらく歩くと変な奴がいました。
/:::::::::::::ヽ バナ丸はお前も品種改良されたのか聞いてみました。
/::::::::(,,゚Д゚) すると変な奴はいいました。
i:::::(ノ邪気|) 「された、でも前より甘みとか増してるし
゙、:::::::::::::ノ 全然問題無いよ、皆喜んで僕を食べるし」
U"U
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) バナ丸は今まであった奴とはちょっと違う変な奴が気になりました。
|(ノi |) でもとりあえずバナ丸は山を降りました。
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
♪
♪ /■\
(∀` ) しばらく歩くと今度は真っ白なおにぎりに会いました
⊂ ⊂ノ バナ丸はまた品種改良されたのか聞いてみました。
( ヽノ 「されたけど、おかげで害虫とかつかなくなったし
し(_) おいしくもなったから僕はうれしいよ?」
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) バナ丸は少し考えると先へ進みました。
|(ノi |)
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) 休憩がてらバナ丸は考えました。
|(ノi |) 人間は自分たちを勝手に改造したりお魚さんや鳥さんたちを困らせる。
| i i でもその一方で喜んでる奴らもいるということが不思議でたまりませんでした。
\_ヽ_,ゝ
U" U
.┌┐
/ /
./ / i バナ丸は自分の身体を少し食べてみました。
| ( ゚Д゚) とても甘くて凄くおいしいバナナの味がしました。
|(ノi |) そういえば最初に自分のいた場所では人間たちがおいしいおいしいと
| i i 自分を食べていたのを思い出しました。
\_ヽ_,ゝ その人たちの笑顔をバナ丸は思い出しました。
U" U バナ丸は最初に自分がいた場所へ帰ることにしました
ヽ
γ⌒^ヽ 山を登るとさっきの変な奴がまだいました。
/:::::::::::::ヽ 「僕達は確かに作られたのかもしれないけど、もう僕らは自然の一部なんだよ
/::::::::(,,゚Д゚) 勝手に作り変えられたことは確かにムカつくさ。
i:::::(ノ邪気|) でも人間だって無茶苦茶に作り変えたわけじゃない。
゙、:::::::::::::ノ 僕らは作り変えられることによっておいしさを増して、害虫にも強くなる。
U"U 最初は確かに違和感を覚えるかもしれない、でもいつかそれが自然になる」
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) バナ丸は納得しました。
|(ノi |) そして最初に自分がいた場所に帰ることを変な奴に言いました。
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
ヽ
γ⌒^ヽ
/:::::::::::::ヽ 「そうしなよ、さっき僕言ったよね、人間も自然の一部なんだって
/::::::::(,,゚Д゚) 帰ったら君もわかるよ、その意味がね
i:::::(ノ邪気|) それじゃ頑張って、ここから無事に戻れるように祈っておくよ」
゙、:::::::::::::ノ
U"U
.┌┐
/ /
./ / i 山を越えて、海を越えて。
| ( ゚Д゚) バナ丸はやっと自分の場所に戻ってきました。
|(ノi |) しかしやけに静かです。
| i i 辺りを見回すといつも自分を疎んじていた野生のバナナたちが見当たりません。
\_ヽ_,ゝ
U" U
iヽ、ノ{
,_}`'、ノl/フ バナ丸は近くにいたパイナップルに話を聞いてみました。
,γxxxxヽ 「この辺のバナナは病気で全滅しちゃったよ
.l xxxxx i バナナが食べれなくて栄養が足りなくなって
.ヽwwwノ 人間たちも数がだいぶ減っちゃった」
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) バナ丸はびっくりしました。
|(ノi |) だけど不思議なことに自分は平気です。
| i i そこで変な奴が言っていたことを思い出しました。
\_ヽ_,ゝ そうなのです、バナ丸は品種改良のおかげで
U" U 野生のバナナを全滅に追い込んだ病気に耐性があったのです。
.┌┐
/ / バナ丸は人の少なくなった村を見て考えていました。
./ / i 傲慢だと思った人間も自分がいなくなっただけでこんな悲惨な目に合ってる。
| ( ゚Д゚) また変な奴の言葉を思い出しました。
|(ノi |) 「人間も自然の一部なんだよ」と
| i i 人間は自然を歪めてしまった、だから元の位置からズレてはしまうが
\_ヽ_,ゝ 人間は歪んだ自然を元に戻そうと頑張ったのです。
U" U そしてその成果が自分だったのです。
.┌┐
/ / バナ丸は村の人たちに自分を配り歩きました。
./ / i バナ丸を食べた村人は皆おいしいおいしいと笑顔になりました。
| ( ゚Д゚) バナ丸はなんだか嬉しくなってどんどん自分を食べさせました。
|(ノi |) そして最後に日当たりのいい場所でコロンと転がるとそのまま目を瞑りました。
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
数年が過ぎ
そこには立派なバナナ畑がありました。
害虫や病気に強くてとてもおいしいバナナの畑です。
その真ん中でバナ丸は今日も光合成をしています。
.┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚)
|(ノi |)
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
最終更新:2009年10月31日 08:33