0393:後編・七龍珠
場所は大阪駅横喫茶店内。時は午前、9時前。天気は雨。
「お待ちしていましたよパピヨンさん。どうぞこちらに」
Lはパピヨンを、自分と
ポップが座っているテーブルへと招いた。
この蝶々仮面は、一見ただの(?)変態なのだが、
亡きムーンフェイスの話では人型のホムンクルス、それもかなりの曲者とのことだ。
情報交換をするにしても、こちらにデメリットを生じないような事柄、
――主催者や首輪、この世界についての情報に限定すべきだろう。
パピヨンが自分の向かい側の席に着く。
「さて、煩わしい前置きなどは不要だ。
貴様の言う話とはなんだ?」
「志々雄 真実 についてです」
そこで、紙とペンを、ポップとパピヨンに渡す。
「志々雄は強力なマーダーの可能性があります。彼についての対策を…」
口ではそう喋りながら、手元の紙には全く別のことを書きつける。
(まず私から、この世界と、主催者についての考察を述べます――)
当然の盗聴対策。
2人とも何も言わずとも自分の話に付いてきている。理解が早くて助かる。
と、パピヨンの眼前の空間に、黒い粉が舞い上がり、空中に文字を浮かび上がらせる。
(俺はこっちの方が楽なんでな。気にせず話を続けろ)
言われる通り、そのまま話を続けるが、
惜しげもなく自分の能力を誇示するとは、見た目に違わず露出癖があるようだな、と思った。
先ずは、この世界と主催者達の思考などについて、自分なりの推測を述べていった。
沖縄に主催者達がいる可能性については、2人の意見も聞くことが出来た。
(おい、主催者が同じ世界にいるのなら、沖縄でなくとも佐渡や小笠原諸島・国後や択捉などの可能性もあるだろう?)
(世界の縮尺を考えれば、佐渡や小笠原は面積の上では考えにくいと思いますが…)
(いや、俺がバーンなら、自分の居城の周辺を禁止地域にしたりしねぇと思うぜ。
来られるものなら来てみろ、相手をしてやろう!って感じの奴だからな)
(空中や地中、海中に隠れている可能性は?)
(空中は無いでしょう。参加者の能力によりますが、発見、狙撃される可能性があります。
地中や水中も、最初に我々が集められた部屋の大きさや雰囲気から、可能性は低いでしょう。
そもそも、そんな場所であのスキンヘッドの男が大暴れして、崩落、崩壊等が起これば台無しです。
私が主催者ならば、そんな不安定な場所に本拠地は作りませんよ)
あらかたLが情報を出し尽くすと、今度はパピヨンの黒粉が蠢き出す。
(フン、では特別に俺からも情報をサービスしてやろう)
パピヨンの情報は主に、首輪の性能と拘束
ルールについての考察だった。
これは、かなり重要で価値のある情報ではあったが、
オーバーテクノロジーや魔法の知識に欠ける自分には実効性に欠く情報だった。
(つまり、これらのことは大半が推測であり、実験などはまだ行っていないのですね?)
(ああ、そうだ。都合の良い場所や能力者、アイテムに恵まれなかったからな)
(アンタの支給品や仲間に、首輪解除に役立つような奴はいないのか?)
(残念ながら…)
彼らが首輪を持っていることには、今は敢えて触れなかった。
どうせパピヨンとの溝が深まるだけだ。
「さて、と。とりあえず話はこんなものか。」
あらかた情報交換が終わったところで、パピヨンが口頭で喋りだした。
「パピヨンさん、ポップさん、あなた方のこれからのご予定は?」
「とりあえず、パピヨンの実験に付き合いながら、10時に
ウソップを迎えに行く…ってところかな」
どうやら彼らは然程明確な目的地などは持っていないようだ。
ならば。
「その後のことなのですが……よろしければ私達もご一緒させていただけませんか?」
彼らと行動を共にすることには、様々なメリットがある。
まず、単純な戦力として。こちらは、この場にいないキン肉マンただ独りが戦力なので、仲間は多いほうが良い。
そしてもう1つは、彼らが九州から来たという事実から。
まだ『同行』のことは喋ってはいないが、時が来たときに別行動をとっているよりは速やかに行動に移せる。
「NON!」
しかし、パピヨンが即断した。
「おいパピヨン、別にいいじゃねえかよ、一緒に行くぐらい…」
「フン、戦闘能力も無い一般人3人など足手纏いにも程がある。デメリットはあってもメリットが皆無だな」
こちらの意図を読まれたようだ。
だがここで引き下がる訳にはいかない。
「パピヨンさんのご意見は尤もです。ですが、交換条件、というのはどうでしょうか?」
「交換?こちらの戦力に見合うモノをまだ貴様が持っているとでも?」
「ええ、まだ秘密にしている特別情報の数々を…」
「くだらん!どうせ貴様も、あのドラゴンボールとかいう戯事を吐くつもりだろう!」
パピヨンが声を荒げる。
そのとき。
「ドラゴンボールのことを知っているんですか!?」
喫茶店の入り口には、ずぶ濡れの
小早川瀬那が、
黒光りするショットガンを携えて、立っていた。
* * * * * * * * *
降りしきる雨の中、小早川瀬那は、Lが入っていった喫茶店の前に立っていた。
これから、自分は人を殺す。
冷たい汗が全身から溢れる。口の中がカラカラだ。目も乾いてじんわりと熱く感じる。
体中がガクガクと震える。雨の寒さで震えているのだろうか。
まるで借り物のような手足で喫茶店の扉をそっと開ける。
中の人たちに気付かれないように、そっと。
そして、永遠にも感じる長い時間をかけて喫茶店内に入ったとき、思いがけない言葉が聞こえてきた。
「くだらん!どうせ貴様も、あのドラゴンボールとかいう戯事を吐くつもりだろう!」
頭が真っ白になった。
そして、気が付いたときには叫んでいた。
「ドラゴンボールのことを知っているんですか!?」
店内にいた3人は、はっと僕の方を向いた。
緑の服の少年は、こちらに対して身構える素振りを見せたが、
Lと蝶々仮面の変態は、微動だにせずただこちらを見つめている。
静寂が、その場を包む。空気が皮膚に刺さり、痛い。
「その、ドラゴンボールというのはなんですか?」
沈黙を破ったのは、Lだった。
「…ドラゴンボールというのは、7つ集めれば何でも願いが叶うという魔法の玉のことだ。
俺としたことが、検討を違えたか」
パピヨンが応じる。
「セナ君、どこでドラゴンボールのことを?それと、その銃は?」
『銃』という単語にビクっと過剰に反応してしまう。
自分の考え、“殺意”は彼らにはもうバレてしまっているのかもしれない。
それでも、何とか平静を装って、声を絞り出す。
「さ、先ほど、ミサさんに教わりました。そのときにこの銃も…
ミサさんも、誰か別の方に聞いたそうです。銃もその方から」
チッ、と、蝶々仮面が舌打ちをする。
「あのブチマケ女め、余計なことを…」
「それで、ミサさんはどこに?」
「さ、さあ…まだ、駅のベンチじゃないでしょうか」
自分でもまともなことを喋っているのかどうか分からない。
だが、1つだけ、Lに聞かなければならない。大事なことを。命を懸けて。
「Lさん、あなたはドラゴンボールのことを、信じますか?」
「はい、信じます。」
「えっ?」
全く予想していなかった。ミサの言っていたことと正反対だ。
訳が分からない。どういうことだ!?
そこで、代わりに少年がLに尋ねた。
「おいおい、いくらなんでも突拍子なさすぎるぜ。
俺の世界にも、『何でも願いが叶うナントカ~』って御伽噺はいくつかあるけど、
それをそのまま信じるバカはいねぇぜ?」
まったくその通りだ。
え?御伽噺?いやそんなことはない。ドラゴンボールは…
「そうですねぇ…
では特別に、私のとっておきの仮説をここでみなさんにお披露目しましょう。
セナ君!あなたが元々居たのは、西暦何年ですか?」
「え、えっと…200X年です」
急に話を振られて、慌てて答える。
「あなたは『キラ』を知っていますか?」
「え…?キラ…?」
今度はセナにとって理解できない単語が飛び出す。
「ぼ、僕には何のことだか…」
全く見当がつかない。
すると、Lは向き直り、今度は蝶々仮面に話しかける。
「パピヨンさん。あなたにも同じ質問をしてもよろしいでしょうか?」
「フン…俺が居たのもそのチビと同じ200X年、『キラ』といえば赤穂義士の仇敵か?
それともアニメか漫画のキャラクターか何かか――」
話している最中のパピヨンの言葉を最後まで待たずに、Lが言い放った。
「『キラ』とは、全世界を震撼させた殺人者の名前です。
…私の居た世界で、ですが。
因みに私が来たのも200X年、お2人と同じ年です」
「フン…そういうことか…」
蝶の変態は、それだけで何かを察したようだが、少年は首を捻っているようだ。
自分も何のことかさっぱり分からない。
少年がLに質問した。
「L…それはどういうことなんだ?」
「いいですか、まず、我々は異なる様々な時代・場所からこの場所に連れてこられたことはもうご周知の通りです。
ですが、一見同じ時代、同じ場所から連れてこられたと思われる者同士でも、
その世界での出来事が、微妙に異なっている場合があるのです。
例えば、今私が言った『キラ』は、世界中の凶悪犯と、自らに歯向かう者たちを次々と殺した大量殺人犯の名前なのですが、
彼の名前を知らない人間は、おそらく世界中を見ても少数派と思われます」
「なんだ、悪人を殺すのなら良い奴じゃないか」
横から茶化す蝶々仮面をLは鋭く睨む。
「…キラの善悪の話はまた別の機会にしましょう。
問題なのは、世界規模での常識が通じない、同時代の者が複数存在する、ということです。
つまり、ここから考えられることは――」
「異なる世界、『平行世界(パラレルワールド)』が無数に存在し、我々は正に異なる次元から呼び寄せられた…か」
今度はパピヨンがLを遮る。
「その通りです。ですから、例えばあなた方ホムンクルスについても、
私が知らなかった、のではなく、私の世界には居なかった…というのが正解でしょう。
私は職業柄、世界中のあらゆる事象を把握していましたが、
私の世界では、ホムンクルスなどの人知を超えたモノが存在できる余地は、全くありませんでした。」
(ということは、主催者の誰かは時間と空間を自在に操作できる能力を持っているとでも?)
(そういうことになりますね)
(おいおい、それじゃいくらなんでも分が悪すぎるぜ!バーン独りだけでも骨が折れるってのに)
(意外と、彼らもただ連れてこられただけ、という可能性もありますよ?)
(黒幕の存在…か。気に喰わんな)
(あくまで『可能性』の話です)
3人は喋りながらも何かを凄いスピードで書いているようだ。
その内容は流石にわからないけれど。
「他にも、私は私の世界では考えられないような道具や技術、それこそ魔法そのものを目にしました。
それらは、正に『現実を超越した』世界から齎されたものだったのです。
ですから、ドラゴンボール等という夢のような話をされても、
『夢のような』異世界が無数に存在する事実を考慮すれば、
簡単に『あり得ない』と結論を出すことは出来ないのです。
むしろ、それを信じている人物が複数いるのならば、
それが実在する可能性のほうが高いとも言えます。」
Lが『夢のような』という部分を強調したことに、少し苛ついた。
でも一方で、Lに対する嫌悪感が薄れているのも事実だ。
Lがドラゴンボールを認めるなら、彼を殺す必要は無いんじゃないか?
Lに、もう一度聞いてみる。
「じゃあ、今すぐドラゴンボールを探しに行きましょうよ!」
「残念ですがそれは不可能です。」
Lは間髪入れずに即答した。
「どっ、どうして?」
「ドラゴンボールが存在する、ということに異論はありませんが、
このバトルロワイアル会場内には恐らく、というよりほぼ確実にドラゴンボールはありません。」
Lの答えに頭が混乱する。
「ど、どうしてそんなことが言えるんですか!?」
だんだん声に熱が籠もってくるのが、自分でも分かる。
そんな自分を宥めるように、Lは答える。
「いいですか、『どんな願いも叶える』というのは、あまりにも万能すぎます。
これを使えば、このバトルロワイアル自体を無効にすることが出来るかもしれません。
例えば、参加者全員を殺して首輪を外した後、全員を生き返らせたりしたら、それこそ始末に困るでしょう?
制限をかけるにしても、それがどんな制限であっても、なんらかの『抜け穴』が生じる可能性が高い。
そんなリスキーなものを、主催者が支給品に加える訳がありません。
それにもし、その万能アイテムの奪い合いを誘発したいなら、
万人が知っているような、もっと普遍的なものを用意すべきですしね。
例えば『魔法のランプ』とか」
「ああ、それなら俺も知ってるぜ。」
少年がなにか言っているようだが、耳に入らない。
Lは自分の考えのほぼ全てを言ってのけ、そしてそれを否定した。
それを認めるわけにはいかないのに、なんだかミサより説得力がある気がする。
でも……
「ですが」
Lの言葉が思考を遮る。
「このバトルロワイアルが終わった後、なら話は別です。
私達が都合よく元居た世界に戻れるとも限りませんし、
他の世界でドラゴンボールを探す、というのもいいかもしれません。
私には、死んで行ったムーンフェイスや緋村さんに対する『恩』と『義理』がありますからね。
彼らを生き返らせ、元の世界に返す。
ドラゴンボールはその上では重要なアイテムになりますね。
ですから、今は一刻も早くこのバトルロワイアルを中断させることに、
我々は心血を注ぐべきなのです」
緋村 剣心さん…
Lも、死んだ人のこともちゃんと考えていたのか。
Lの考えた方法は、ミサの話よりもっと具体的で、実現できそうな気がする。
ヒル魔や進と一緒に、元の世界へ――――
「フン、偽善者が」
黙ってLの話を聞いていた蝶々仮面が、口を開いた。
「流石は“人間界最高の頭脳”といったところか。少し見直したぞ。
だが、人の望み…いや、『欲望』が、そんなに容易く満たされると思うのか?」
この男の声色が嫌いだ。
黒くて、穢らわしくて、でも純粋で力強い。
自分の汚い部分を無理やり見せられているような気持ちになる。
「錬金術の基本原則に、『等価交換』というものがある。
簡単に言えば、『支払った対価分の物しか得られない』といったところか。
人の『欲望』というモノも同じく、何らかの対価を失って初めて満たされるモノなのさ。
努力、金、地位、名誉。そういった対価とな」
仮面の奥の目が暗く光る。
「そして、『命』に見合う対価など……この世には存在しないッ!!」
「――!!」
それは、自分でも目を背けていた、核心の部分だった。
そこにパピヨンの言葉が蛇のように絡みつく。もう逃れられない。
「俺も今まではある男を蘇生させる計画を練っていた。
だが、貴様らの馴れ合いを見て考えを改めた。
『命』というモノは、
俺が必死にしがみついたモノは、そんなにお手軽に手に入る物ではない。
玉を集めたり、死神に縋ったりする程度で手に入るものなら、とっくに俺が手にしている」
パピヨンの言葉が、ヒル魔達とクリスマスボウルに行くという、夢を砕いてゆく。
その言葉をなんとか否定しようと考えるが、上手くいかない。
自分が大切にしていた部分を、土足で踏み荒らされているような気分だ。
「それと、貴様たちが根本的に間違っている部分がある」
言わないで。もうあなたの声は聞きたくないんだ。
「 選択肢なんてのは他人に与えられるのでなく 」
(黙れ…)
もう分かったんだ。でも聞きたくないんだ。だからお願いだから。
「 自ら作り出していくものだ!! 」
「黙れぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
叫ぶと同時に飛び出した。
狙いは蝶々仮面。距離は約10ヤード。
やってやる。僕たちがクリスマスボウルに行くために。
立ち塞がるものは、全て、倒してやる!!
それが絶対不可能の壁であっても!!
「セナ君!」
「坊主!」
Lさんたちが何かを叫んでいるけど気にしない。蝶々仮面だけを見据える。
「フン。やはりあのブチマケ女に何か吹き込まれていたか。
この蝶!天才に挑む根性だけは褒めてやろう。
だが、身の程知らずにも程があるぞ!!」
蝶々仮面がこちらを睨む。だが、そんなものには怯まない。怯んでたまるか!
「ニアデス・ハピネス!!」
蝶々仮面が叫ぶと同時に、無数の黒い蝶々が撃ち出された。
おそらく、これがアイツの攻撃手段なんだ。
蝶々達はまっすぐに僕に向かって来て、
そして、
爆発する。
ドゴォォォン!!
「――何ッ!!」
でも僕は、迫り来る蝶々を、爆風を、紙一重で避ける。
背中から、通り過ぎた場所から爆音が聞こえる。
広がる爆風が、背中を押してくれるような気がする。
蝶々仮面は、予想外の僕のスピードに慌てているように見えた。
「うわあああぁぁぁぁぁっ!」
そして、雄叫びをあげ、踏み切った。
僕の体が宙を飛ぶ。
そのまま蝶々仮面の懐に飛び込み、
銃の引き金を、
引いた。
ズドォン!
次の瞬間には、
蝶々仮面の変態の胸に、
大きな穴が開いていた。
だけど。
「……図に乗るなよ、糞チビが。」
ドン。
鈍い衝撃が体を貫く。
胸元がじわりと熱くなる。
「あ……」
ゆっくりと、胸に目をやると、
僕の左胸に、蝶々仮面の右手が刺さっていた。
「フン!」
蝶々仮面が腕を振ると、僕の体はそのまま壁に叩きつけられた。
不思議と痛みはない。
「セナ君!」
「パピヨン!」
遠くで誰かの名前が聞こえる。僕を呼んでいるのだろうか?
「セナ君!しっかり!」
Lさんが僕の体を抱き起こす。
ごめんなさい。あなたのことを殺そうなんて考えて。
「おいパピヨン!お前――」
「おい、まさか殺すな、とか言うんじゃないだろうな。
見ての通りの正当防衛、殺らなければこっちが殺られていたぞ。」
「いや、そうなんだが…
それより、お前は大丈夫なのか!?腹にでっかい穴があいてるぞ!」
「フン。ホムンクルスはこの程度では死にはしない。
だが、他のホムンクルスと違って、俺は、少々、デリケート、だがな――」
ゴパァ!
言い終わらないうちに蝶々仮面は、大量の血を吐いて倒れた。
「おい!パピヨン――!!」
それを見終えて、僕は目を閉じた。
もう何も聞こえない。
ただただ寒くて、眠い。
思い起こすのは、瞼の裏に焼きついた、あの人たちの姿。
栗田さん、武蔵さん、みんな、クリスマスボウルに一緒に行けなくてごめんなさい。
ヒル魔さん、進さん、生き返らせてあげられなくてごめんなさい。
まもり姉ちゃん、守ってあげられなくてごめんなさい。
ごめんなさい、
ごめんなさい……
【大阪府・駅舎隣の喫茶店/二日目・午前】
【L@DEATHNOTE】
[状態]:右肩銃創(止血済み)
[道具]:ナッパの荷物一式の中身(地図など。食料無し、水ペットボトル一本)
デスノートの切れ端@DEATHNOTE、GIスペルカード『同行』@HUNTER×HUNTER
雪走@ONE PIECE、斬魄刀@BLEACH、核鉄XLIV(44)@武装練金、首輪の知識@パピヨン
[思考]1:パピヨン、ポップらと同行。パピヨンとセナの介抱(埋葬?)
2:10時に大阪駅にキン肉マンとウソップを迎えに行く。
3:現在の仲間たちと信頼関係を築く。
4:パピヨンを警戒。ポップを信用。
5:沖縄の存在の確認 。
6:ゲームの出来るだけ早い中断。
【ポップ@ダイの大冒険】
[状態]:健康(MP全快)
[装備]:魔封環@幽遊白書、アバンのしるし@ダイの大冒険
ウソップ作の仕込み杖、ボロいスカーフ(仲間の証として)
[道具]:荷物一式×3(食料・水、一日分消費) 、首輪@跡部、首輪@玉藻、死者への往復葉書@HUNTER×HUNTER
ゴールドフェザー 3本 シルバーフェザー 2本@ダイの大冒険
首輪の知識@パピヨン、世界の知識@L
[思考]1:Lと同行。パピヨンとセナの介抱(埋葬?)
2:10時に大阪駅にキン肉マンとウソップを迎えに行く。2人にもしものことがあれば…
3:脱出の鍵を探す。
4:ダイ・ウソップの仲間との合流
5:夜になったら死者への往復葉書を使ってマァムに手紙を書く。
6:フレイザードを早めに倒す
7:パピヨンはやはりあまり信用していない
【パピヨン@武装錬金】
[状態]:腹に大穴、体力消耗大、気絶
[装備]:核鉄LXX@武装錬金(火薬少量消費)、ボロいスカーフ(首輪から監視されていた場合への対策)
[道具]:荷物一式×4(食糧二食分消費)、ベアークロー(片方)@キン肉マン
首輪@中川、首輪@ヒソカ、首輪@一輝、世界の知識@L
[思考]:1:蘇生は不可能。だが武藤カズキとの再戦は必ず果たす。そのための情報を集める。
2:10時に大阪駅にウソップを迎えに行ってやる。Lは同行させてやってもいい。
3:首輪を調べる。爆破実験は迂闊に行うべきではないと思っている(少なくとももっと脱出の為の駒が集まってから)
4:首輪の解除に役立つ人間またはアイテムを探す。
5:志々雄を危険視。対策を立てる。自分達が有利な広いフィールド、又は拠点の捜索。
6:ツリ目の少年の情報を得る。ツリ目の少年は見つけ次第殺す。
7:ドラゴンボールは信用しない。
8:他の参加者と必要以上に馴れ合う気はない。
※ショットガン(残弾不明)、野営用具一式と、セナの持ち物は、喫茶店内に放置してあります。
※Lは志々雄とパピヨンの約束の内容を知りません。
※パピヨンは何らかの、未知の方法で武藤カズキとの再戦を実現させようと考えています。
※理解した知識をアイテム欄に加えました。時間をかけて説明することで受け渡し(増殖)が可能です。
<首輪の調査案 その①>
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1.死体の首輪で爆発力を調査(調査トリガー:情報不足のため、脱出の目処がつく/有力な仲間ができるまで保留)
1.1 死体の首輪が爆発しなかった場合 → 外部から首輪を破壊する(首輪が誘爆するかは不明)
2.項目1の結果を受けて列車の中で、起爆トリガーの調査
2.1 禁止エリアがトリガーだった場合 → 列車内の調査
2.2 主催者側の監視がトリガーだった場合 → 予備の首輪の爆破実験を行い、主催者側の視界の調査
3.項目1で破壊した、首輪の破片の分析(パピヨン・ウソップ)
4.「呪い」の調査、及び対処法の考案(ポップ) ⇒ シャナクを使ってみる
5.マホカトールを使用した首輪への外部干渉の断絶(調査トリガー:項目1、項目2を受けて本格解除を前提とした行動)
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【小早川瀬那@アイシールド21 死亡確認】
【残り38人】
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最終更新:2024年07月17日 03:00