「うっ・・・・!師匠、きょ、今日は刺身ですか・・・・。」
「えぇ、珊瑚は日本食が好き、と黒曜石から聞きましたから・・・。」
「えぇ、珊瑚は日本食が好き、と黒曜石から聞きましたから・・・。」
これはマズイ、魚は好きだがどうも刺身だけは受け付けない・・・。あの舌触りは思い出しただけでも身震いをしてしまいそうになる。が、夕飯を用意してくださったのはあろうことか師匠であるペリドット姉様。
そんなことをしてしまっては失礼である。だからぐっと堪える。
そんなことをしてしまっては失礼である。だからぐっと堪える。
黒曜石は周りを見ているようでたまに見切れていない。まあ、それは誰しも完璧ではないから当然と言えば当然だ。だが、食事中某が刺身を完全に避けていることに気付いてくれ・・・。
「どうしかましたか?珊瑚」
「いっいえ!滅相も御座いません!!」
「いっいえ!滅相も御座いません!!」
ぬあっ!変な言葉遣いになってしまった!
「珊瑚、なにか隠してますね?」
「いえ、何もかくs―――」
「なら当ててみましょうか?」
「いえ、何もかくs―――」
「なら当ててみましょうか?」
- 師匠は存外に意地悪だ。
まあ師匠に隠し事をバレずにやり仰せる事が出来るのは真珠姉様か爆弾岩姉様くらいであろう。
あの方々に比べれば某は下の下、やり仰せるなど夢のまた夢。
あの方々に比べれば某は下の下、やり仰せるなど夢のまた夢。
「分かりました・・・自分で言います。」
「いえ、私が当てます。」
「いえ、私が当てます。」
- は?
「んー・・・分かりました!生臭いのが駄目とか?」
「あ?え?あっと・・・違います。」
「んーそれじゃあ・・・生だから?」
わざとはずしているのだろうか・・・?
「いえ・・・それも違います。」
「あ?え?あっと・・・違います。」
「んーそれじゃあ・・・生だから?」
わざとはずしているのだろうか・・・?
「いえ・・・それも違います。」
こんな調子で約二十分、だがまだ当たらない。
「師匠。」
「んーと、えーと・・・・あ、はい。なんですか?珊瑚」
「そろそろ魚が傷んでしまうのでは・・・?」
「んーと、えーと・・・・あ、はい。なんですか?珊瑚」
「そろそろ魚が傷んでしまうのでは・・・?」
はっ、と思い出したように口に手を当てる。熱中していたのだろうか?
「それもそうですね・・・降参です。答えは何ですか?」
「え?えーと、お恥ずかしい話ですが、舌触りがどうも合わなくて・・・。」
「え?えーと、お恥ずかしい話ですが、舌触りがどうも合わなくて・・・。」
「あー、それで苦手だったんですか・・・。ですが、好き嫌いはめー、です。無理矢理でも食べていただきたいところですが傷んでしまったので違う料理にしないといけませんね・・・。」
「申し訳ありません。某の好き嫌いのせいで・・・。」
「いえいえ、楽しかったですよ。」
「楽しんでたんですか・・・。」
「申し訳ありません。某の好き嫌いのせいで・・・。」
「いえいえ、楽しかったですよ。」
「楽しんでたんですか・・・。」
それにしても当たらなかったのは予想外だった。思い付かなかったような口調でもあったし・・・・。
「取り敢えず作り直してくるので座っていてください。」
「では御言葉に甘えさせていただきます。」
「では御言葉に甘えさせていただきます。」
師匠が気付かなかった・・・・姉様達に少しは近づけたということだろうか?
一時間ほどたっただろうか、師匠の声がする。
「遅くなりましたー。タコのマリネとイカのカルパッチョを作ってみました。
勿論好き嫌いはめー、ですよ♪」
勿論好き嫌いはめー、ですよ♪」
師匠・・・・