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聖石戦士 グリコンダーZX『改』 ~日曜日の始まり~

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  金剛石曰く、自分達が前のマスターのところにいたときはテレビなんてなかったという。
  だからうちに来て相当テレビという存在に驚いたようだが……。
金「マスター! チャンネルは渡さ……渡しませんっ!!」
主「いやいや、そこまで興奮しなくたって勝手に変えたりしないよ」
  日曜の午前7時半ちょっと前。この時間にある子供向けの特撮ヒーローの番組に、金剛石は嵌っていた。
金「あの壮絶な戦いから2年の歳月が過ぎて、ついに復活するんですよ!!」
主「だから俺は見てないから分からないよ」
金「じゃあマスターも見て下さい……あっ、雲母ーっ! 一番いい席取るなぁー!!」
  いつの間にかちゃぶ台の中央、テレビが真正面に見えるところに鎮座する雲母。相変わらずチビ荒巻を抱っこしている。
  あぁ、ケンカが始まっちゃうよ……。
主「金剛石ぃー、雲母は小さいんだから並んで見なさい」
金「はぁ~い……あ、いけないっ。始まる始まる!」
  慌てて雲母の隣に座る金剛石。いつしか黒曜石や珊瑚までやってきた。
珊「朝から騒がしいと思えば……今日はアレの続編が始まるんだったな」
黒「雲母ちゃんも金剛石ちゃんも張り切ってますねぇ……でも、面白いですよね」
珊「うむ。勧善懲悪なところは某も好いている」
  なんかイメージに合わないが、この二人もどうやらこれから始まる番組のファンらしい、二人が雲母と金剛石を挟むようにして隣に座る。
金「もうすぐ始まる……こらっ、マスター! ちゃんと座り……座って下さい!」
主「はいはい……」
  みんなの後ろの方に座布団を敷いて座る。どうせ4人ともそれほど大きくないので、ここからでもよく見える。
  金剛石がテレビの電源を入れる。時間には少し早いらしく、CMをやっている。
金「えぇーいっ、ア○コのCMなんて毎日見てるんだから早く終われーっ!」
珊「うるさいぞ、金剛石。もっと上品にせぬか」
金「うっ……ごめんなさい」
  いや、金剛石の気持ちもよく分かるけどね。
  と、そうしている間にも番組が始まった。まずはプロローグから……。
『今から2年前の西暦2004年、悪の秘密結社【メイジ・ニュード】から地球を救った早瀬 星華ことグリコンダーZX。
彼女はその後聖石装甲の能力を失い、普通の学生として日々を過ごしていた』
  どうしてこの手の番組って地球のカットを入れるのが好きなんだろうか……。
  ちなみにメイジ・ニュードは確か魔法使いの集団だった気がする。
『だが現在、西暦2006年。地球は新たな危機を迎えようとしていた!』
  あー、良くあるパターンだ……。
  で、プロローグのナレーションが終わった後はいきなり日常シーンへ。先ほど名前が呼ばれていた主人公、早瀬 星華が出てくる。
  しかしアレだな、女の子が主人公の特撮ヒーローって珍しい気がする。
  ちなみにこの番組、大きなお兄さんにも人気があるという。何故なら……おっと、突然の地震。現れた衝撃で倒れる星華ちゃん。
  で、彼女いつも何故かスカートだからパンチラサービス。子供向けのくせに狙ってるとしか思えないよな。
  ……お、俺は別にパンチラ目的で見てる訳じゃないぞっ……と、そこで新しい敵が現れる。人間の倍ほどあるなんだか重そうな敵だ。
タコか何かをモチーフにしてるのか、うねうねと触腕を動かしている。
星『そんなっ、メイジ・ニュードはもう倒したはずなのに……きゃっ!』
  変身能力を失ってる星華ちゃんがタコ型の敵に捕まる。うわぁ、やっぱり子供向きじゃない気がする……いや、決してエッチな想像してる訳じゃないぞ!!
  だがそんなタコの脚が、突然何者かによって斬られる。地面に落ちる星華ちゃん。
  タコは脚を斬られてご立腹らしく、斬った相手を探そうと辺りを見渡す。
  だが、そんなタコが今度は背後から縦に真っ二つ、そして爆発。脇役は即死ですか。
  で、そのタコの爆発した後に現れたのは……なんてこった、前回のライバル役で、最後グリコンダーZXを助けて死んだはずの
サイボーグ悪魔剣士、メタリックニュードだ。
金「おぉー!!」
珊「うるさい」
メ『グリコンダー、地球はまだ救われた訳ではないぞ。どこからでも侵略者はやってくるのだからな』
星『あ、あなたは……一体どういう事!?』
  メタリックニュードは何も言わずに、そのやたらとでかい剣で空を指す。
  見上げるとソコには巨大な宇宙戦艦!
星『これはっ!』
金「うわぁー!?」
珊「黙れ」
メ『俺は貴様を手伝うつもりはない。だが自分の住処を荒らす奴らは敵だ……グリコンダー、貴様は、貴様が言う正義を……
奴らに突きつけるのか?』
星『それは……』
メ『出来るなら、やってみるんだな……さらばだ』
星『あ、ちょっと!』
  呼び止める声を無視し、その場から消え去るメタリックニュード。
  だが、空には宇宙戦艦が鎮座している。
星『……聖石装甲はもう出来ない……どうすればいいの?』
  ソコまで来てついにOPテーマと共にタイトルが出てくる。その名も【聖石戦士 グリコンダーZX『改』】。前回のタイトルに改が付いただけですか。
金「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!」
珊「黙れと言ったのが聞こえぬか!?」
  …………
  話は飛んで後半。星華ちゃんの家であり、グリコンダーZXなどを作った科学者であるおじいちゃんにより、敵は地球から30万光年離れた
ビルカー星からやってきたビルカー・チップス星人という奴ららしい。
  で、そのビルカー何とか星人に研究所を襲われ、おじいちゃんが死ぬシーン。ちなみに周りでは敵のザコ戦闘員と敵の送り込んだ二足歩行の狼型怪人が
暴れている……あ、金剛石が星華ちゃんに負けじと泣いてるよ。そんなにじいちゃん死ぬのが悲しいか。
じ『星華……これを…………』
星『おじいちゃん……これは、グリコンダークリスタル!? 全て無くなったんじゃ……』
じ『も、もしもの、為に……作った……これは、グリコンダークリスタル【改】だ』
星『グリコンダークリスタル改……?』
じ『星華……きっと、お前ならこれを……使い、こなせる…………』
星『お、おじいちゃん……おじいちゃん!?』
金「おじいちゃぁーん!!」
珊「黙れっ!!」
  金剛石興奮しすぎ……で、おじいちゃんを殺された星華ちゃん。でも私情には走らない、新しい力を手に入れた彼女は、自分の
怒りを押し殺して地球の平和を守らなければならない。じゃないと守護の力を秘めたグリコンダークリスタルが反応しないのだ。
星『おじいちゃん…………メタリックニュード、あなたの期待通り、彼らに突きつけてみせる! また、守るための正義を見せてあげる!!』
  グリコンダークリスタル改を構え、それを空に掲げる。
星『聖石・装甲!』
  かけ声と同時にグリコンダークリスタルが輝く。ちなみにこれの変身シーンって、なんか魔女っ娘系の変身っぽいんだよなぁ……途中で一瞬全裸になるところとか……い、いや、別にソコが見たい訳じゃないぞ!!
金「キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!」
珊「えぇい、やかましぃー!!」
  変身終了。そこには、新しい装甲を身に纏った新しい戦士がいた。
グ『……聖石戦士、グリコンダーZX……改! あなた達に、守護の正義を突きつける!!』
  んー、なんか呼びにくい名前だよね。
  …………
グ『シャイニングウィザードZX!!』
  それってプロレスの技だよなぁ……とにかく、彼女の必殺技が決まって敵の怪人を爆殺。おぉ、前回よりずっと強くなってる。
  で、戦いが終わり、街の残骸に佇むグリコンダーZX改。その様子を影から見つめるメタリックニュード……そして新たな敵。
  ……続く。EDテロップの後に次回予告。
金「あー……おじいちゃぁーん」
珊「はぁ……えぇいっ、金剛石! 貴様のせいで楽しめなかったではないか!!」
金「ぐえっ!」
  あー、また始まったよ……。
黒「ふぅー。じゃあ、今からご飯の準備しますね」
雲「……手伝う」
主「じゃあ俺も」
  この番組を見た後に、みんなでご飯を食べる。金剛石と珊瑚はケンカを始め、俺らは朝食の準備。
  何も変わらぬ日曜の始まりだが、平日よりずっと騒がしいのは何とかして欲しかった。
  ……ところで、何でみんなこの番組が好きなのだろうか。それだけは謎だ……。

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