ソ「ねぇねぇー、お見合いってなぁに?」
主「ブフォッ!!」
い、いきなりこの子は何を……。
殺「お見合いですか? 人目を忍ばない逢い引きみたいなものですよ」
主「殺生石っ、デタラメ教えないの!」
殺「ふふふ、たまにはわたくしも冗談の一つを言うのですよ。で、お見合いというのはですね、結婚したい男性と女性が出会うことですよ。そこでおつき合いをするかどうか決めるのです」
ソ「んぅー……えっとぉ、ラブラブするかどうか決めるのぉ?」
ら、ラブラブするって、意外とエッチな表現な気もするなぁ。
殺「そうですね。つまり、わたくしとだんな様みたく相思相愛の二人には関係のないことですよ」
主「え、ちょっ、いつから相思相愛って……ゴメンナサイ。だから睨まないで」
いきなりなんてこと言うんだよぉ、まったく。
でもお見合いかぁ。ホント、なんでソーダちゃんいきなりそんなこと聞いてきたんだろう?
主「ブフォッ!!」
い、いきなりこの子は何を……。
殺「お見合いですか? 人目を忍ばない逢い引きみたいなものですよ」
主「殺生石っ、デタラメ教えないの!」
殺「ふふふ、たまにはわたくしも冗談の一つを言うのですよ。で、お見合いというのはですね、結婚したい男性と女性が出会うことですよ。そこでおつき合いをするかどうか決めるのです」
ソ「んぅー……えっとぉ、ラブラブするかどうか決めるのぉ?」
ら、ラブラブするって、意外とエッチな表現な気もするなぁ。
殺「そうですね。つまり、わたくしとだんな様みたく相思相愛の二人には関係のないことですよ」
主「え、ちょっ、いつから相思相愛って……ゴメンナサイ。だから睨まないで」
いきなりなんてこと言うんだよぉ、まったく。
でもお見合いかぁ。ホント、なんでソーダちゃんいきなりそんなこと聞いてきたんだろう?
主「お、お見合いぃー? 何でそんな勝手に……えー、写真も送っちゃったのぉ?」
久々にかかってきた実家からの電話。それは、まるで先ほどの会話がその予兆だったかのように訪れた……僕に、見合いの話だそうだ。
主「でも結婚するつもりなんてないんだけど……会えば気が変わる? いや、例えそうだったらとしてもさぁ……あぁ、はいはい……後はそっち帰ったらだよ。もぉ切るよ? 忙しいから」
もうこれ以上話をするのがいやだった。とりあえず電話を切り、その場に横たわる。あー、なんか疲れたよ。
ソ「パパー、お見合いするのぉ?」
ソーダちゃんが早速やってくる。僕は体を起こし、彼女の体を抱っこする。
主「えー……あぁ、いや、僕はそういうつもりはないけど……大体結婚なんて考えたこともないよ。まだアルバイトしかしてないし」
ソ「??」
はは、ソーダちゃんにそんな話しても意味ないか。
主「それよりも殺生石は? さっきまで一緒に遊んでいた……ん、じゃ……」
……あぁ、背後からものすごい殺気。後ろ振り返ることができない、怖くて。こういうのって、修羅場っていうんだよね。
殺「どうもだんな様は優柔不断が過ぎるようですねぇ」
主「……いや、僕は嫌なんだよ?」
ソ「んー、ラブラブいや? でもママもほしいなぁ」
主「え、いやぁ……」
殺「ほら、その子も母親が欲しいと言ってますよ? 結論を出したらどうなのですか、優柔不断じゃないと言い切れるなら」
な、何でだ、普段と変わらぬ口調にものすごい重圧感が……。
殺「もうすぐお相手の写真も届くのでしょう、まずはそれを見てから決めてはどうですか? 気が変わるかも知れませんよ」
主「ま、まぁ……あははははは」
ソ「パパー、さっきから変だよぉ?」
ソーダちゃんの無邪気さが、今はとにかく羨ましい。この殺気を感じずにいられるんだから……。
主「せ、殺生石、とりあえずその……」
殺「なんでしょう? お見合いの相談ならいつでも受けつけますよ」
主「……あの、そのぉ……」
殺「だんな様はわたくしの認める殿方ですから、きっとよい夫となりますよ。お相手の方が羨ましいですわねぇ」
……ソーダちゃんを抱く手が小刻みに震えている。これは恐怖だ。紛れもない純粋な恐怖。
いや……殺生石の気持ちに気づいていないわけじゃない。彼女が今まで何を思って僕に接してきたのか、十二分に分かっている。で、でも……たかがお見合いだよ? どうなるか分かるモンでもないことに、こんな殺気を漂わせるの!?
殺「どうしました? わたくしはだんな様に全面協力しますよ?」
殺生石の気配がすぐ後ろ。そして僕の首に添えられる手。つ、冷たい……何でこんなに冷たいの?
殺「さぁ、これからについて……お話しましょうか?」
主「……」
結局、僕は振り返ることができなかった。殺生石の顔を見ることができなかった……怖すぎる。こんな恐怖を日常生活のなかで味わうことになろうとは……。
僕が縁談の話をきっぱりと断ったのは、ソーダちゃんが家に帰った後だった。
久々にかかってきた実家からの電話。それは、まるで先ほどの会話がその予兆だったかのように訪れた……僕に、見合いの話だそうだ。
主「でも結婚するつもりなんてないんだけど……会えば気が変わる? いや、例えそうだったらとしてもさぁ……あぁ、はいはい……後はそっち帰ったらだよ。もぉ切るよ? 忙しいから」
もうこれ以上話をするのがいやだった。とりあえず電話を切り、その場に横たわる。あー、なんか疲れたよ。
ソ「パパー、お見合いするのぉ?」
ソーダちゃんが早速やってくる。僕は体を起こし、彼女の体を抱っこする。
主「えー……あぁ、いや、僕はそういうつもりはないけど……大体結婚なんて考えたこともないよ。まだアルバイトしかしてないし」
ソ「??」
はは、ソーダちゃんにそんな話しても意味ないか。
主「それよりも殺生石は? さっきまで一緒に遊んでいた……ん、じゃ……」
……あぁ、背後からものすごい殺気。後ろ振り返ることができない、怖くて。こういうのって、修羅場っていうんだよね。
殺「どうもだんな様は優柔不断が過ぎるようですねぇ」
主「……いや、僕は嫌なんだよ?」
ソ「んー、ラブラブいや? でもママもほしいなぁ」
主「え、いやぁ……」
殺「ほら、その子も母親が欲しいと言ってますよ? 結論を出したらどうなのですか、優柔不断じゃないと言い切れるなら」
な、何でだ、普段と変わらぬ口調にものすごい重圧感が……。
殺「もうすぐお相手の写真も届くのでしょう、まずはそれを見てから決めてはどうですか? 気が変わるかも知れませんよ」
主「ま、まぁ……あははははは」
ソ「パパー、さっきから変だよぉ?」
ソーダちゃんの無邪気さが、今はとにかく羨ましい。この殺気を感じずにいられるんだから……。
主「せ、殺生石、とりあえずその……」
殺「なんでしょう? お見合いの相談ならいつでも受けつけますよ」
主「……あの、そのぉ……」
殺「だんな様はわたくしの認める殿方ですから、きっとよい夫となりますよ。お相手の方が羨ましいですわねぇ」
……ソーダちゃんを抱く手が小刻みに震えている。これは恐怖だ。紛れもない純粋な恐怖。
いや……殺生石の気持ちに気づいていないわけじゃない。彼女が今まで何を思って僕に接してきたのか、十二分に分かっている。で、でも……たかがお見合いだよ? どうなるか分かるモンでもないことに、こんな殺気を漂わせるの!?
殺「どうしました? わたくしはだんな様に全面協力しますよ?」
殺生石の気配がすぐ後ろ。そして僕の首に添えられる手。つ、冷たい……何でこんなに冷たいの?
殺「さぁ、これからについて……お話しましょうか?」
主「……」
結局、僕は振り返ることができなかった。殺生石の顔を見ることができなかった……怖すぎる。こんな恐怖を日常生活のなかで味わうことになろうとは……。
僕が縁談の話をきっぱりと断ったのは、ソーダちゃんが家に帰った後だった。
ア「お見合い、か」
瑪「な、なんで僕の方を見るのさっ……って、何そのロープっ! ちょっ、離してよぉ! 僕は関係ないでしょぉー!!」
瑪「な、なんで僕の方を見るのさっ……って、何そのロープっ! ちょっ、離してよぉ! 僕は関係ないでしょぉー!!」