しんしんと降る雪は、大地を白く染めてゆく。
12月25日。
喜びと愛に満ちた、聖なる夜。
喜びと愛に満ちた、聖なる夜。
「一年で一番、私に似合わない夜だね」
宝石箱に向かって語りかける。
銀色の、棺のような、大きな宝石箱。
銀色の、棺のような、大きな宝石箱。
「そんなことを言ったら、君に怒られるかな」
一輪、薔薇の花を宝石箱に添える。
君が眠りについてから……去年も、その前も――幾度繰り返したかわからないけれど。
君が目覚めた時に、世界が少しでも美しいものであるように。
君が眠りについてから……去年も、その前も――幾度繰り返したかわからないけれど。
君が目覚めた時に、世界が少しでも美しいものであるように。
「メリークリスマス。……ホープ」
罪人の上にも、白い雪は等しく舞い降りる。
願わくば、今宵だけは汚れなき白い夜を。
願わくば、今宵だけは汚れなき白い夜を。