今日は一週間ぶりの休日。
この一週間の疲れを癒すために、いつも以上に布団に包まり惰眠を貪る。
しかし、家にはこの時ばかりは居なくなって欲しいと切に願う居候が二人ほど。
この一週間の疲れを癒すために、いつも以上に布団に包まり惰眠を貪る。
しかし、家にはこの時ばかりは居なくなって欲しいと切に願う居候が二人ほど。
「ねぇマスタぁー」
ほら言わんこっちゃない……。偶の休みぐらい自由に寝かせて欲しいものだ。
「マスタぁー、起きてってばぁ」
「ああもう五月蝿い、頼むから寝かせてくれ……」
「マスタぁー、大変なんだよっ!」
「ああもう五月蝿い、頼むから寝かせてくれ……」
「マスタぁー、大変なんだよっ!」
一体何が大変だと言うのか。俺の安眠以上に大変なことなどあるのだろうか、いや無いに違いない。
というやり取りを脳内で瞬時に行い、再び安眠へと旅立つ俺であった……。
というやり取りを脳内で瞬時に行い、再び安眠へと旅立つ俺であった……。
「もう、マスタぁーの寝ぼすけさん!」
結局、あの後は天河石にたたき起こされたので渋々起床し、今に至る。
「で?一体何が大変だって言うんだ」
「あのねー、朝起きたらコレがあったのー」
「あのねー、朝起きたらコレがあったのー」
そういって差し出してくるのは……如雨露?しかも結構小さい。
これは一体何なのだろうか?
これは一体何なのだろうか?
「うんとね、私にも判らないの……」
どうやら思ったことが口に出ていたらしい。全く気にしないが。
しかし、宝石乙女である天河石が判らないことを俺が判るはずも無い。
ここは宝石乙女のトップに君臨する真珠さんに聞いてみるか。
しかし、宝石乙女である天河石が判らないことを俺が判るはずも無い。
ここは宝石乙女のトップに君臨する真珠さんに聞いてみるか。
「遂にこの時が来たのね。おめでとう天河石。貴女は宝石乙女の階段をまた一段登ったわ」
「うゆー?」
「真珠さん、あの、俺らにも判り易く説明してくれませんか?」
「そういえば貴方は何も聞いていなかったわね。この如雨露は――」
「うゆー?」
「真珠さん、あの、俺らにも判り易く説明してくれませんか?」
「そういえば貴方は何も聞いていなかったわね。この如雨露は――」
要約するとこういうことらしい。
天河石は宝石乙女のパートナーとも言えるアイテムをゲットした、と。
補足すると、珊瑚でいう斧、黒曜石ちゃんでいうスコップ、雲母ちゃんでいう荒巻、……これは違うか。
兎に角、そういうものが天河石の場合は如雨露だったという訳だ。
天河石は宝石乙女のパートナーとも言えるアイテムをゲットした、と。
補足すると、珊瑚でいう斧、黒曜石ちゃんでいうスコップ、雲母ちゃんでいう荒巻、……これは違うか。
兎に角、そういうものが天河石の場合は如雨露だったという訳だ。
「早くおおきくなぁれ……」
そして早速得体の知れない如雨露を使って花に水をやっている。
本当に暢気なもんだ。朝っぱらから喧しかった癖にな。
本当に暢気なもんだ。朝っぱらから喧しかった癖にな。
「暢気なものね。天河石にはあれぐらいが丁度いいのかしら」
どうやら真珠さんも同意見らしい。まあ天河石らしいっちゃらしいか。
「うわぁ……マスタぁー!」
「今度は何だ?」
「あらまぁ……凄いわね」
「あのね、お花にお水あげてたらね、急にお花が咲いたの」
「へぇ。天河石はやっぱり『促進能力』なのね」
「何ですかそれは?」
「簡単に言えば、植物の成長を手助けするのよ」
「今度は何だ?」
「あらまぁ……凄いわね」
「あのね、お花にお水あげてたらね、急にお花が咲いたの」
「へぇ。天河石はやっぱり『促進能力』なのね」
「何ですかそれは?」
「簡単に言えば、植物の成長を手助けするのよ」
なるほどな、だから如雨露という訳か。
「今は水道から水を汲んでるみたいだけれど、あの子が成長すれば自分の力で如雨露を満たすことができるわ」
「そんなこともできるんですか?」
「成長すれば、ね。そうなれば能力は段違いに上がるわ」
「あれれ~?お花さんが閉じちゃったよー?」
「ふふ、今はまだ安定していないみたいだけれどね」
「ははは……」
「それではそろそろお暇するわ。他の姉妹にも自慢してあげないとね」
「そんなこともできるんですか?」
「成長すれば、ね。そうなれば能力は段違いに上がるわ」
「あれれ~?お花さんが閉じちゃったよー?」
「ふふ、今はまだ安定していないみたいだけれどね」
「ははは……」
「それではそろそろお暇するわ。他の姉妹にも自慢してあげないとね」
そうして真珠さんは帰っていった。
結局、天河石の如雨露は異常ではないようなので、放っておいても大丈夫だろう。
俺があれこれ言っても仕方が無いしな。自分の問題は自分で解決すればいいさ。
アイツなら自力で成長する、俺はそう信じてるから。
結局、天河石の如雨露は異常ではないようなので、放っておいても大丈夫だろう。
俺があれこれ言っても仕方が無いしな。自分の問題は自分で解決すればいいさ。
アイツなら自力で成長する、俺はそう信じてるから。