久しぶりの休日、外は雨。今日はペリドットと二人で静かに過ごす。
最近はおはようとおやすみくらいの言葉くらいしか交わしていなかったから、時間をかけていろいろな話をする。
ソファーの半分を空けて、編み物の手を休めることなく彼女は話を続ける。時折、『隣が空いてますよ』的な視線を投げかけながら。
せっかくだから誘いに乗ってみようか。こうして彼女と過ごす時間も久しぶりだし。
最近はおはようとおやすみくらいの言葉くらいしか交わしていなかったから、時間をかけていろいろな話をする。
ソファーの半分を空けて、編み物の手を休めることなく彼女は話を続ける。時折、『隣が空いてますよ』的な視線を投げかけながら。
せっかくだから誘いに乗ってみようか。こうして彼女と過ごす時間も久しぶりだし。
普通に座っても、その後の姿勢や手の置き所や視線の向け方に一瞬だが戸惑う。さて……いっそのこと
「よいしょっと、ちょっとゴメンよ」
「マ、マスター?」
「たまにはいいでしょ? 二人きりで過ごすことも久しぶりなんだし。たまには、甘えたいこともあるんですよ」
そう言いつつ彼女の膝にもぐりこむ。やわらかな膝枕は我が家の特等席。下から見上げる彼女も綺麗だ。頬がほんのりと赤い。
「もう、仕方のないマスターですね。いつもはして欲しくてもしてくれないのに」
「ときどきね、たまらなく甘えたくなるときがある。貴女の体温と柔らかさと匂いが恋しくなるんですよ。自分でも抑えられないくらいにね。たまにはいいでしょ?」
「私は……いつもでもいいのですけどね」
「顔が赤いよ」
「あら、誰のせいですか?」
姉妹たちの近況を聞きながら膝の上でまどろむ。彼女も編み物をやめて、僕の髪を撫でたり、頬を撫でたり。
細い指先が触れるたびに僕は少しドキドキするものの、撫でられる心地好さで眠りに誘われる。邪まな下心がないわけではないが、彼女と一緒にいるだけで安らかな気分になれる。なにもしなくても満たされた気分。ああ……意識が遠のいていく……。
「よいしょっと、ちょっとゴメンよ」
「マ、マスター?」
「たまにはいいでしょ? 二人きりで過ごすことも久しぶりなんだし。たまには、甘えたいこともあるんですよ」
そう言いつつ彼女の膝にもぐりこむ。やわらかな膝枕は我が家の特等席。下から見上げる彼女も綺麗だ。頬がほんのりと赤い。
「もう、仕方のないマスターですね。いつもはして欲しくてもしてくれないのに」
「ときどきね、たまらなく甘えたくなるときがある。貴女の体温と柔らかさと匂いが恋しくなるんですよ。自分でも抑えられないくらいにね。たまにはいいでしょ?」
「私は……いつもでもいいのですけどね」
「顔が赤いよ」
「あら、誰のせいですか?」
姉妹たちの近況を聞きながら膝の上でまどろむ。彼女も編み物をやめて、僕の髪を撫でたり、頬を撫でたり。
細い指先が触れるたびに僕は少しドキドキするものの、撫でられる心地好さで眠りに誘われる。邪まな下心がないわけではないが、彼女と一緒にいるだけで安らかな気分になれる。なにもしなくても満たされた気分。ああ……意識が遠のいていく……。
◇ ◇ ◇ ◇
「あら? マスター? もう、マスターはいつでもそうしてはぐらかしてばかり。乙女心に気づいてくれるのはいつなんですか? あまり乙女を待たせてはいけませんよ? マスター? 聞いてますか? 聞いていませんか?」
眠ったのを確認した乙女がキョロキョロとあたりを見渡して、マスターの顔を見下ろす。真っ赤に染まった顔が――。
眠ったのを確認した乙女がキョロキョロとあたりを見渡して、マスターの顔を見下ろす。真っ赤に染まった顔が――。
「……ター、マスター。起きてください。もうお昼ですよ」
「ああ、寝てしまったようだね。あんまりにも気持ちがいいものだから、つい……」
「いいのですよ。甘えていただけるのも嬉しいですから。さ、お昼ご飯は何を食べたいですか?」
「任せるよ」
「はい、少し待ってて下さいね」
ペリドットを見送ったマスターの唇がほんのりとピンク色だったのは内緒の話。
「ああ、寝てしまったようだね。あんまりにも気持ちがいいものだから、つい……」
「いいのですよ。甘えていただけるのも嬉しいですから。さ、お昼ご飯は何を食べたいですか?」
「任せるよ」
「はい、少し待ってて下さいね」
ペリドットを見送ったマスターの唇がほんのりとピンク色だったのは内緒の話。